アーセナルのが楽しいって? そうだろう、そうだろう。
Henrik Mkhitaryan believes he’s enjoying life more at Arsenal
ミキタリアンはこれまでにも似たような発言は何度かしているが、マルシャルやポグバ(あとサンチェスとか?)みたいな選手からもあまり歓迎されていないということで、改めてモウリーニョのプレイスタイルってクリエイティブな選手に人気ねえなあと思うよね。
「アーセナルとマンUではすべてが違う」
1月にアーセナルに移籍してきたヘンリク・ミキタリアンが、マンUでのつらい時期を過ごしたこと、アーセナルでの生活に満足していることについて語った。
ミキタリアン:(マンUから移籍したことについて)これも人生だね。何事もこころの準備をしておかないと。
もちろん、(マンUで出場機会を減らしていたこと)ぼくにはつらい時期だったよ。でもそれを乗り越えようとがんばった。何が悪かったかなんてわからないね。とにかくどこかで何かが間違ってしまった。でもそれも人生で、人生とはそんなものだ。
アーセナルはいつもオフェンシブなフットボールをするチームだ。ジョゼのチームではちょっと違ってた。誰も批判するつもりはないよ。ちょっと違ったフィロソフィだったってことだけ。
とにかくマンチェスターにいたころよりはずっと自分自身楽しんでいるとはいえるね。
フィロソフィが違うし、プレイスタイルも違う、クラブも違っている。比較するようなことじゃないけど。
どんなことも違うし比較はできない。それがぼくのいっていることだよ。ここにいることは(以前とは)もうまったく異なるんだ。まるで人生の新しい1ページみたいなものだよ。
(アーセナルが)なぜマネージャーを変えようとしていたのかはよくわからないんだ。フットボールの世界ではなんでも急激に変わるだろう? 明日には何が起こるかもわからないくらい。
でもぼくがこのクラブに来たとき、チームの暖かさを感じて、それはもう全然違ってた。家族みたいでみんなが誰かを気にしているという感じ。アーセン・ヴェンゲルがクラブを去ったことは悲しいけど、これもフットボールだし前を向くしかない。
ユナイテッドではいつもギスギスしていたんですね。わかります。
新しいシーズンに期待するミキタリアン
オバメヤン、ソクラティス、かつてのチームメイトたちとふたたびプレイすること、新しいシーズンへの期待についても語った。
ミキタリアン:ぼくは以前のチームメイトたちとはいつも連絡を取り合ってるよ。もちろんアーセナルに来たときも、彼らがここに来るチャンスがあると聞けば、このクラブに絶対うまくフィットするって彼らを説得したよ。
彼らに直接連絡したかって? そうだよ。でもぼくが彼らを買って給料を払うわけじゃないからね!
アーセナルはウナイ・エメリがどんな選手がほしいか知っている。彼らはオフェンシブなフットボールをするわけで、だから彼らとサインしたんだ。
いろいろなことがもっとイージーになるはずだ。なぜって、ぼくは今シーズンは最初からチームとともに始められるし、新しいマネージャーから、彼がアーセナルに持ち込みたいと考えているプレイスタイルのなかで、ぼくにどんなことを望まれているかも理解できている。ぼくにもクラブにもいいシーズンになるはずだよ。
エイジェント・ミッキー。その調子でウスマン・デンベレも説得してくんないかな。あれ? BVBで重なってないのか。
ミキタリアンの今シーズンの出場機会
ぼくは何度か18/19シーズンの展望エントリのなかで、やむを得ずミキタリアンをファーストイレヴンから外していたが実際はどうなるだろう。
もちろん選手として嫌いなわけでもないし(どちらかといえば好き)、テクニックもあり攻守にハードワークするミッキーにはもちろんとても期待している。だが、現状の選手ラインナップを見ればほかの選手を落として彼をそこに組み入れるかどうかは判断が分かれそうだ。
彼がスタートから出場するということはオバメヤン・エジル・ミッキーのFWで、ラカゼットが控えになるか(4-3-3)、あるいはラカゼットもミッキーも一緒に使うということは前の2列がLMAO(4-2-3-1)+中盤のラムジーで、超攻撃的な布陣になるということ。そしてこの場合ジャカが犠牲になるはず。
それはそれで実現するならもちろん楽しみだけど、たとえばラムジーとCMでコンビを組むであろうトレイラの負担がかなり重くなってしまうし、バランスを重視するというエメリがそういった思い切ったラインナップを採用するような気がしない。
このうえ、攻撃の選手ではまだウインガーを獲得する噂もあるので、ミキタリアンがファーストチームのレギュラーで使われるかどうかはますます微妙なところではないだろうか。
もっともエメリがアーセナルでどれくらいレギュラーを固定するかわからないので、いまから気に病むこともないのかもしれない。
エジルを使ったり使わなかったりする
ぼくがエメリに期待しているのは、エジルを絶対のレギュラーとして固定しないことだ。
ヴェンゲル監督はフィットしている状態のエジルをベンチに置くということは、ほとんどしなかった。サンチェスも然り。
しかし、エジルのような選手よりもっとハードワークする選手のほうが合っている試合というのは明らかにある。
戦闘力でいえば、ミキタリアンはエジルよりクリエイティブ度が若干下がるとはいえ、ボールを奪いたい守備局面では明らかに分がある。
だからミッキーの18/19シーズンは、エメリがエジルをどの程度使っていくかにかかっている。そんな気がする。