最近のアーセナルニュースをまとめてお届け。今晩試合だからヘンなタイミングになってしまった。
プレヴューエントリのなかに入れるかどうか迷ったんだけど、ひとつの記事があんまり長くなるのもどうかと思って。
ではTime for Torreira!ということで、マテ茶のおいしい淹れ方を教えてくれたトレイラの話題から。
トレイラ「スアレスに移籍を後押しされた」
ルーカス・トレイラのイングランド行きを勧めたのは、あの人だった。。
The role Luis Suarez played in Torreira’s move
マッチデイプログラムのためのインタヴューに応えた。
トレイラ:ルイス・スアレスにはだいぶお世話になったんだ。彼がラウル(サンレヒ)に話してくれてね。彼はたくさんの選手をバルセロナに連れて行ったキーマンだよ。ルイスにはほんとうに感謝していて、ついさっきもありがとうってメッセージを送ったところ。
彼はいかにプレミアリーグが素晴らしいかを教えてくれた。ベストだってね。あとリヴァプールで素晴らしいときを過ごしたことも。NTで一緒だったときもPLのことについてはよく話してくれたなあ。
ぼくはガストン・ラミレスとも仲がいいんだけど、彼もまたPLについて語っていたっけ。ステディアムとかコーチングとか。彼がいうには、すべてが素晴らしくて、ぼくにとってもいい移籍になるだろうって。そしていまぼくは実際に自分の目で彼が話していたことを見ているってわけ。
ここにいることはめちゃくちゃ誇らしいね。なんて特権なんだろう。ぼくの人生の夢だったPLでプレイすることの素晴らしさについて実感してる。そしていまではアーセナルのチームの一員で、この象徴的なシャツを来て歴史とともにいる。
このチャンスをほんとに価値があると思うんだ。だってぼくはずっとハードワークしてきたし、そのことで何年ものあいだたくさんの犠牲も払った。ぼくが今日ここにいるという事実。それがもう大きすぎるくらいのご褒美なんだ。
大きすぎないぞ。これからももっとご褒美をもらうんだ! Go Lucas!!!
アーセナルがモロッコ代表のLB、Hamza Mendyl(ハンザ・メンディル)を獲得寸前だった
Arsenal transfer news: ‘Gunners almost signed Hamza Mendyl before Schalke move’ | Goal.com
この夏、リールからシャルケに移籍したハンザ・メンディルという20才のLBが、じつはアーセナルに移籍寸前のところまでいっていたと、シャルケのスポーティング・ディレクターが明かした。
破談の理由は、英国のワークパーミット(労働許可証)の問題があったようだ。
このニュース思ったほど大きな話題になっていないのだけど、アーセナルが若いレフトバックを取るつもりだったというのは、わりと興味深くないだろうか。
ナチョ・モンレアルはスペイン復帰の噂もあったし、エメリのプランに入ってない選手のうちのひとりともいわれていた。
したがって、このメンディルを取っていたら。やはりモンレアルはこの夏に放出されていたのではないだろうか。
結局、LB危機で経験豊富なモンレアルがいてくれたことでチームはだいぶ助かったところがあるので結果オーライながら、軽んじている選手に助けられるというのも皮肉なものだ。
ぼくは個人的にはLBはナチョでいい(ナチョがいい)と思ってる派なので、彼がプレイするいまの状況は悪くないと思っているけれど。
メンディルはモロッコ人だから、もし彼が入団していたとしたらゲンドゥージ(モロカン・フレンチ)とヤング・モロッコ・コネクションが出来ていたかもしれない。
しかし、こういう無名な20才に目をつけるところは、さすが一本筋が通っているなあと感心する。
オバメヤンがチームのスピードテスト結果をぶっちゃける
タイムじゃないみたいだから単位というかなんの計測かわからないんだけど。上位はまあ予想できたランクで、ベレリンより速いオバメヤンて。。
この表で気になるのはボトムにいるひとたち。下から、トレイラ、エルネニー、ゲンドゥージ、ジャカって、全員CMじゃねえか。
カウンター食らったときにはCMが追いかけるシーンは少なくないので、ここらの選手たちが鈍足というのはちょっと。やだなあ。
てかこれ公表していい資料なのか?(笑)
ちなみに、この前スタッフのバーゲスがどこかで話していたことによると、アーセナルのトレイニンググラウンドやトレイニングルームにはモバイル持ち込み禁止令が出ているとのこと。SNS大好きっ子がこんだけいりゃあそうなるわな。
アーセナル・ユース・ニュース
3人のヤングガナーズがプロコントラクトにサイン
MFからDFにコンバートされたというハリー・クラーク(Harry Clarke)、AMFのジョーダン・マクネフ(Jordan McEneff)、MFからCBにコンバートされたトビ・オモール(Tobi Omole)の3人。
3人ともアカデミーの卒業生でU18でプレイしているとのこと。名前をよくおぼえておこう。
3人があらたにスカラシップで入団
こちらは以前にもこのブログで何度か言及していたヤングタレントたち。ようやく正式に発表となっている。それぞれ1年間のスカラシップ契約にサインしたとのこと。
ジョエル・ロペス(Joel Lopez)、サム・グリンウッド(Sam Greenwood)、カール・ヘイン(Karl Hein)。
ジョエル・ロペスは、バルセロナのラ・マシア・アカデミーから性懲りもなくぶっこ抜いた16才。レフトバック。
サム・グリンウッドは、サンダランドからやってきた16才のストライカー。サンダランドU18ではG6 A6と実績も残している。
カール・ヘインは、FC Nomme Unitedというクラブからやってきたエストニア人の17才GK。
この3人もU18でプレイするはずだ。名前をおぼえておいて数年後にお友だちに自慢しよう。
ネルソンがU23コーチ、リュングベリを語る
ユースといえば、もちろんすでにPL2(U23)も始動している。
今季はファーストチームとともにトレイニングすることも多く、先日のブライトン戦では得点も上げたリース・ネルソンが今季からU23を率いるフレディ・リュングベリについて語っている。
(リュングベリのスコッドへの要求って厳しいんすかね……)
ネルソン:いやあ厳しいの厳しくないのって。でもグレイトなコーチでもあるから。彼はこの若いグループに対してとても高い基準を求めていると思う。もしぼくらが上手にプレイしてハードに練習するなら、今季もトロフィを取れるんじゃないかなと思ってるよ。
厳しいの厳しくないのって。どっちなんだ。
エンケティアのコンヴァージョンレイトがヤヴァい
U23といえば、もちろんエディ・エンケティアははずせない。ケティアといえば、彼のここまでの実績がヤヴァいとちょっとした話題に。
Eddie Nketiah’s output for a nineteen year old is absolutely incredible: For Arsenal (U18/19/21/first team) 3,773 minutes, 42 goals, 8 assists, 76 minutes per G/A. For England (U18/19/21) 1,091 minutes, 15 goals, 3 assists, 61 minutes per G/A. Baller!
byu/Tinashepink inGunners
19才、エンケティアの残した成績がまじパねえ。
アーセナル(U18、U19、U21、ファーストチーム)出場3,773分 42ゴール 8アシスト、ゴールとアシストは76分ごと。
イングランドNT(U18、U19、U21)出場1,091分 15ゴール 3アシスト ゴールとアシストは61分ごと。
カップ戦が待ち遠しいよ。リーグカップっていつからだろ。
ジョージ・ウェアがヴェンゲルさんに賛辞を送る
先日もこのブログで伝えたように、元アーセナルのマネージャーであるアーセン・ヴェンゲル氏が、ジョージ・ウェア大統領のリベリアから勲章を与えられるという件。
ウェア大統領が、大きなリスペクトを持ってヴェンゲルさんを語っている。
George Weah: “When racism was at its peak, Arsène Wenger took care of me like his son. He taught me that black & white guys can live together. He’s a father figure. Every time I was on the football pitch, I was ready to break my head, my face, my neck to win games for him.” pic.twitter.com/WdIcsTobbi
— Arsènic™ (@MrArsenicTM) 2018年8月24日
ウェア:レイシズム(人種差別)がピークだったときでも、アーセン・ヴェンゲルはまるで自分の子どものようにわたしを気遣ってくれた。
彼はわたしに、黒人だって白人だって一緒に生きていけるんだと教えてくれた。彼は父親のようだった。
わたしがフットボールピッチにいたときは、いつだって彼のために試合に勝とうと、頭でも、顔でも、首でも投げ出す覚悟はできていたよ。
ティエリ・アンリがボルドーのマネージャーに
アンリがヴェンゲルさんに事前に相談していたということでベンさんつながり。
木曜日にアンリの代理人とボルドーで交渉を行うと伝えられており、ボルドーのマネージャー就任は近づいていると見られている。まだ公式発表はないものの、とくに覆すような報道もないのでおそらく決まりだろう。
アンリのボルドー行きについて、同じくフランスリーグのニースで今季から指揮を執る、盟友パトリック・ヴィエラがコメントしている。
Henry would be ‘very good’ for Bordeaux – Vieira
ヴィエラ:ボルドーにとってはとてもいい話しだろうね。彼にもいいことだよ。リーグ1にとってもだ。彼が来れば評判が高まる。
彼がとてもコーチをやりたかったことを知っていた。彼は成功する方法を知っている。経験も豊富だ。フットボール界にとっても素晴らしいことだよ。なぜなら彼はたくさん貢献するだろうし、たくさん与えるものがある。
楽しみが増えていくなあ。
アンリのボルドー行きに関しては気になる話題がもうひとつ。
Breaking | Arsenal scout Gilles Grimandi is likely to be part of Thierry Henry’s coaching staff at Bordeaux, with the new American owners still needing to sign-off on the appointment. (RMC)
— Get French Football News (@GFFN) 2018年8月22日
RMCが伝えたところによると、アンリがボルドーのマネージャーに就任するなら、現在AFCでフランス方面のスカウトを務めているジル・グリマンディを引っこ抜くという。
これはアンリがどうこうというより、グリマンディと新たにAFCを牛耳るIRSとのリレイションシップを疑ったほうがいいのかもしれない。
エメリがラムジーに助言「プレイに集中しろ」。いまだ迷走するラムジー問題
さいごに。
Aaron Ramsey: Arsenal manager Unai Emery tells Wales midfielder to focus on football
エメリが去就が決まらないラムジーにことばをかけた模様。
エメリ「(契約のことは忘れて)トレイニングと試合、自分のパフォーマンスに集中するように伝えただけだよ」
チェルシー戦ではベンチスタートとなったラムジー。エメリには彼が集中を欠いているように見えたのか問われるとつぎのように答えた。
エメリ「さあ。でも前(の試合?)のことは考えている。先週には彼と話したよ。でもいまはわたしが集中しているのは試合だけで、選手たちにも土曜のことだけに集中してもらいたい」
BBCによるとラムジーはすでに最低でも一度はアーセナルからの契約更新オファーを断っている。
また別の報道では彼が要求している報酬は現状の2倍(週給220k)になるものだという。
要するにここまでこじれているということは、アーセナルはその要求をそのまま飲むことは拒んでいるわけだ。いんじゃないだろうか。エジルのときのようにクラブが主導権争いに敗れて選手側のいいなりになるような悪しき習慣はここで絶ち切るべきだ。断固たる姿勢で臨んでほしい。
ヨーロッパのデッドラインデイまであと一週間を切った。
ラムジーだけじゃなくウェルベックその他の選手たちの契約はどうするつもりなのか。
来週までに何か大きな動きがあるのだろうか。気になる。
以上