冬の移籍市場デッドラインデイを迎える今日1/31。
かねてよりアーセナルがローン獲得を希望していたと云われるバルセロナのデニス・スアレスについて、一時は破談を噂されるなど紆余曲折ありながらも昨日から当確印が各所から出ていて、日本時間深夜にはBBC Sportsでもニュースで報じられた。
Denis Suarez: Arsenal sign Barcelona midfielder on loan
デニス・スアレスのアーセナル移籍は、バルセロナも公式サイトや公式Twitterでニュースとして公表したが、その後そのニュースは削除された模様。しかし情報筋によれば、単に書類の不備が見つかったということでスアレスのアーセナル加入は間違いないとのこと。
スアレスの契約内容
スアレスはバルサの希望どおり1年契約を延長し、アーセナルとの契約は半年のローンに買取オプション(£18M)がつくというもの。アーセナルの希望どおり買取義務はないので、三者が満足するようなうまいところに着地したことになる。
予定では今日メディカルでロンドンに来るはずということで、移籍市場クローズ後にオフィシャル発表と思われる。ようこそデニス。
さて、スアレスのアーセナル入りが決まってつぎのアーセナルファンの注目は、彼がどのようなプレイをする選手でどこで使われるのかということ。
先ほどとあるインフルエンサーが興味深いツイートをRTしていたので、これを紹介したい。スアレスがどんな選手でどのようにクラブに扱われてきたかが短くまとめられている。
スアレスのこれまで by ESPN UKジャーナリスト
連続ツイートはDavid Cartlidge氏によるもの。彼はESPN UKのエディターで、スペイン方面情報のスペシャリスト。TalkSportやFourFourTwoなどでも。
スアレスのこれまでの足跡をざっくりと紹介している。
Some thoughts on Denis Suárez to Arsenal. First of all, a loan without the obligatory purchase option isn’t a bad deal by any means, as he’s only really produced one good half a season in his career to date. It’s low risk.
— David Cartlidge (@davidjaca) January 30, 2019
デニス・スアレスのアーセナル移籍についていくつか思うところを。
まず、買い取りの義務がないローンはまったく悪くない契約だ。彼はキャリアのなかでほんとうに生産的に過ごしたシーズンは一度それも半年しかないのだから。ロウリスクだと云えるだろう。
以下、最初のツイートに紐付いたツイート。埋め込まない。
彼のセヴィーリャ時代は過大評価されている。
彼は複数のポジションで使われる脇役といった感じで、ウナイ・エメリは彼のベストポジションをついに見つけ出すことはなかった。
たいていローン選手というものは安定しないものだ(※訳注:バルサからのローン)。デニスはエメリについて好意的なことを云っているけどね。
ヴィリャレアルではマルセリーノがマネージャーで、そのときの彼は現在の評価にいたるまでのレヴェルのベストパフォーマンスを発揮した。
それもたった半シーズンのみだったが(その期間では彼がチームのベストプレイヤーだった)。
彼のポジションは4-4-2の右インサイドMF。
デニスは前からプレスに行った。攻撃トランジションではボールを持っても持ってなくても中に切れ込んで行く。チームがすばやく押し上げることを助けることができた。
マルセリーノは彼自身と彼の能力を完璧に理解していたよ。
デニスにとってのバルセロナはがっかりだった。
彼はとてもハードワークするし、危険を察知してすぐに戻ったりもしていたからおかしなことだったが。
しかし彼が出場したいい試合でも、彼はみんなを納得させるに足るような継続性や能力を見せることは少なかった。
それに関して云えば、(バルサでは)フィールドにおける彼のパーソナリティや自信の欠如が彼を停滞させたんだ。
安全にプレイすること。。リスクを取りたがらないあるいは試合に影響を与えるように見えないこと。
単純に彼はそういったタイプの選手ではないんだよ。彼はボールを要求しないし、ピッチで権威を示そうというタイプじゃない。
以上。
うーん。あんまりポジティヴなことは書いてないなあ。少なくとも、彼自身がこれからアーセナルでかなり自信レヴェルを上げていかないとインプルーヴィンしないということか。選手に自信をつけさせるって云うほど簡単じゃないんだよねえ。
雑感
まずエメリが彼の最大の理解者だと考えるのは誤りということだな。彼を使っていたときでさえベストポジションを見つけられていないというのだから、選手のキャラクターを誤解している可能性すらある。
そして活躍したのがキャリアのなかでたったの半年。もう25才だからなあ。アーセナルで輝けば遅咲きと云えるかもしれないけども。
キャリアで一番輝いたのが4-4-2のインサイドMFということも興味深い。
エメリのフォーメイションなら3-4-2-1の2、4-2-3-1なら3に入りそうだが、果たしてこれらのポジションとエメリに課される役割は彼にマッチするだろうか。
ピッチで見せるパーソナリティについては、どうもおとなしいタイプの選手であると。
やはりどうも「NEWイウォビ」な匂いがぷんぷんしてきたな。
悪いほうのイウォビに似てませんように。。なむなむ。。
記事とは関係ないのですが、スミスロウ君ライプツィヒにレンタル移籍するんですかね…?
ほんとに記事と関係ないねw
そうらしいですね。いずれにせよ明日の朝までには判明しますよ。