この件で何かを書こう書こうと思いながらもう10日もたってしまった。2月のジャカのインタヴュー。
去年10月のクリスタル・パレスでの事案から4ヶ月(もうそんなにか!)。マネージャー交替など大きな変化をへて、いつの間にかまたMFの中心にすっかり落ち着いているグラニト・ジャカ。キャプテンの剥奪が彼のアーセナルでのキャリアにおける最低のときだったとすると、いまは以前に戻ったというよりは、これまでのどんなときよりも充実した時間を過ごしているようにも感じる。
遅ればせながら、彼が『Evening Standard』にいまの心境を語ったインタヴューを紹介しよう。
Xhaka: I would have to think twice if offered Arsenal captaincy again
短いコメントだが、なかなか重要なことを語っている。
それと後半は今後のジャカについて少し考えたことを書いてみた。
グラニト・ジャカ インタヴュー「事態が変わり、いまは最高にハッピー」
ジャカ:(クリスタル・パレスがアーセナルでの最後の試合になる恐れはあった?)もちろん。ぼくはうそはつかない。そういうときはあった。ぼくと家族にとっては簡単ではなかったから。みんながそれを理解してくれることを望むよ。
しかし、ぼくはキャラクターを示したと思う。ぼくは逃げ出すような人間ではない。
クラブにはいつも云ってきた。「ぼくはここにいる限り、すべてを捧げる準備はできている」と。ぼくはいつだってそんな感じさ。とてもハードにトレインするし、事態が変わってきたのがカギだった。それが最高の幸せをもたらしてくれる。
アームバンドをしていようが、していまいが、ぼくはチームにもたらせるものがあるとわかっている。しかしあのとき(パレス戦)、ソクラティスとダヴィドが
アームバンドを渡せと云ってきたが、ぼくはそれを渡したくなかったアームバンドをしろと云ってきたが、ぼくはしたくなかった。※追記:誤訳だったみたいでごめんなさい。I don’t want to take the armband back, but Sokratis [Papastathopoulos] and David [Luiz] told me I have to take itもしいつかクラブがぼくにアームバンドについて尋ねたら、もう一度考えないといけない(I have to think twice)。
ぼくがジャーマニー(ボルシア・メンヘングラッドバック)にいたとき、最初の半年はプレイできなかったし、それほどいい時間ではなかった。でも、その経験は特別だったんだ。選手というよりも人間として。
しかし、ぼくは未来について考えたい。ミケルともクラブとも、大きな未来がありうると思うし、だからぼくはとてもハッピーなんだ。
ファンの考え方の一面は理解できる。彼らは選手にいつでも活躍してもらいたい。だが、同様にぼくらのことも理解してもらう必要がある。いつだって簡単ではないということを。
思うに、これはジャーマニーとイングランドの最大の違いだ。ここではファンとのつながりが絶たれている。たとえばジャーマニーでは、トレイニングセッションもオープンで、ファンと選手が話すこともできるし、質問だってできる。
ここではすべてがクローズドだ。だから、ぼくからすれば、こういう機会がみんなに、なにがうまく行き、なにがそうできなかったのか説明するいいチャンスになればいいと思うんだ。
いまとなってはそこはもう問題ではないけどね。これからは楽しまないと。それが一番大切なことさ。
以上。
ファンの攻撃から解放されるどころか、いまでは称賛すらされるようになり、事案の当時と比べてなにやら肩の荷が下りたような、そういう雰囲気のコメントだった。幸せそうでなにより。
苦しさと喜びはいつもセットだということを再認識させてくれるお話である。なにはともあれ、すべて終わってよかったね。
キャプテンの件については、このままいけば、来シーズンにアームバンドを巻くことはかなりあるんじゃないかと思える。
オバメヤンの去就が不確かだということもあるが、もし彼が残ったとしてもジャカがキャプテンに返り咲くというのはありそうに思う。オバメヤンはキャプテンに固執するタイプにも見えないし、彼は「サイレント・キャプテン」などと云われがちなように、一般的なキャプテンがやるようなやり方で選手を鼓舞するタイプでもない。
その点ジャカはチーム内で誰もが認めるリーダーで、ファイターで、アツいところも申し分ない。ファンの不満は彼の低パフォーマンスにあったが、それも改善されている状況では、それについて不平不満を云うものはほとんどいなくなっているということだ。いまなら彼のキャプテン復帰にはほとんどのファンも賛成するに違いない。
彼がキャプテンに任命された時から一貫して彼の誠実さに実直さ、情熱に闘志、カリスマを支持していますし、今でも彼がアームバンドを巻くのがチームにとって最善だと思います ただ、それはジャカにとってベストな選択なのでしょうか
CPの一件でも、結局ジャカは謝っていないという意見も多く見られましたが、現地/外を問わず燻る火種となりそうで怖い 「ベンゲルアウト」しかり、ファンの分裂はネガティブにしか働かないですからねぇ
当然私の印象に過ぎませんが、チームがジャカにキャプテン就任を要請するなら彼は受けるでしょうし、チームも受け入れるでしょう 過去の過ちからジャカも学んでいるでしょうし、監督がアルテタであれば彼を全力で守るでしょう ただ、次にジャカが一部ファンの極端な批判や誹謗中傷の的にされた時に、彼がどうなってしまうのか アームバンドを巻けば、そのリスクは跳ね上がります そのリスクから背を向けるキャラクターには思えないだけに、尚更心配です
インタヴュー訳についてですが、「アームバンドを渡せと云ってきた/渡したくなかった」だと、バンドの取り合いになっちゃうので、「付けろ/嫌だよ」位がいいんじゃないかとgoogle先生がw
私の記憶が確かなら、ジャカが二人にどやされて、渋々巻いてたはず。。。間違ってたらごめんなさい
ああ、そこ完全に誤訳っぽいですね。直します。ご指摘ありがとう。
興味深いレポートで同意する部分もありますけど、少し違うかなと思う部分もありますね。
具体的にはジャカ専用というところですかね。ジャカ専用というより、LB全滅の状況でサカが急造LBを張ってるからという要因もありますしね。そういう意味でティアニー戻ってきたときに、どうなるかですよね。
ジャカの機動力が足りないことは同意しますけど、それはシステム全体で補えばいいものだと思いますし、彼の長所を活かす為に短所を別のところで補うっていう考え方も全然有りだと思います。
後はアルテタが4-3-3にしたいんじゃないかってのも個人的には疑問ですね。今の時代、スタートのポジションなんてほとんど意味をなくしているように思うからです。攻撃時は2-3-5。守備時は4-4-2みたいになることもありますしね。まぁペップで考えるといつの時代もアンカーの位置に重要な選手がいる気はしますね。ブスケツとかラームとかフェルナンジーニョとか(ラームは偽SBだからちょっと違うかな)。自分で勝手に挙げただけですけど、ラーム以外はわりと機動力に欠けているような・・(ブスケツとフェルナンジーニョはサッカーIQが高い的なとこはあるか?)
最後に、個人的にはキャプテンにはあまりこだわり無い派です。みんながみんなロイ・キーンとかヴィエラみたいなモノ言うタイプじゃなくて良いと思うし、強いていえばキャプテンにはクラブを象徴するようなアカデミー上がりのイングランド人とかの方がアイコンっぽくていいかなと思いますね。
はじめまして。
初めてコメントさせてもらいます。
まずはいつも貴重な情報や翻訳をありがとうございます。
今まで観る専門でしたが、試合の詳しいデータや、色々なインタビューなど載せて頂いて、前以上に「アーセナル 」を楽しめています。
さて、ジャカについてですが、
キャプテンシーなどは置いといて、僕は単純に能力に疑問です。
中盤で上背あってパス散らせてロングパス、ロングシュートあるというのが彼のストロングポイントだと思いますが、そもそもパスはそこまで良いですかね?
サイドチェンジのロングパスは、人に合わないことが多いし、大抵ワントラップして溜めてからのパスなので詰められること多く(そのためのLCBへの配置と思いますが)、テンポよく中盤でパス交換しての崩しなど見たことがありません。
守備もちんたら走って戻るシーンが多いですし、なによりやらかしミスが多い印象です。
元々僕がロシツキーやカソルラなど、テクニックやドリブルで、中盤崩しながら、早いパス交換できて動ける中盤の選手が好きなので偏ったフィルターあるのは認めますが、アルテタが引き留めるほど良い選手かというのは疑問です。
冬に移籍かとなった時は正直、まあ別に良いかなと思いました。
個人的に今の陣容なら中盤はセバージョスとトレイラ(+α)の組み合わせが見たいです。
本人にやる気があるのは良いことだとは思いますが、chanさんの言う通り中盤は補強が必須なポジションだと思ってます。(本当に上を目指すなら)
ただ僕個人の印象なので実際ジャカはめっちゃ効いてるのかもしれません。分からん。
なので、ライバルチームとの中盤のスタッツの差など、なにか今の中盤メンバーの出来が分かるようなデータありましたら、載せて頂けると嬉しいです!
いつものデータも集めるの大変やと思いますが、良さげなのありましたら是非お願いします!
それでは、chanさん体調にはお気をつけて!
ジャカがアンカーじゃないのはもう論じる必要もないと思う。あれは怖すぎる(w)。
先日のマリのプレーを見てると、今ジャカが左サイドに落ちてきてやってる役割の半分くらいはやれてるように思う。個人的にはジャカの良さはもう少し前で(狭いコースの)グラウンダーを通すことにある思うので、ジャカが左に開く今の形よりも、マリが左に開いてジャカが前に出るほうが良いような気がする。
正直セバージョスがここまで良いと、何もそれはジャカでなくてもいいんじゃないか?という気がしないでもない(w)。ただその場合、来季以降セバージョスを買取った上で4-3-3の要をやれるスーパーなアンカーを獲得する必要がある。ちょっと高額すぎるかなと。DFも補強したいし。
キャプテンはベジェリンが良いなぁと思ってる派なんですけど、なんせジャカのタフガイさたるや。
あんな怪我しないヤツ居ます?
連戦でもお疲れ感出さないし(ポカがそれだったらすいません)。
個人的には一度でもシャツ脱ぐ事考えたキャプテンは嫌だなぁ。
勝てば官軍、負ければ賊軍、とはよくいったもので、ジャカがキャプテンのときは本当に苦しかったと思います。今のボスは責任を一手に引き受けるので、キャプテンの役割も以前よりはやや楽なのかな、と。長く在籍し、ボスの戦術を理解するIQと徳があって、チームの顔になる人ですね。うーん、だれだろう。確かにベジェリンかな。コメントのアーセナル愛が熱いし、ボスとスペイン語でツーカーだろうし。ただ代表経験x在籍年数とかでみると、やっぱりジャカになるんですよね。勝者のメンタリティーと経験でいえば、ダヴィドルイスがやっぱ一番だし・・・。この話題でご飯一杯たべれそう。
ジャカのアップデートになるようなアンカーのポジションで一流といわれる選手は移籍金が高くてとても来シーズン獲得出切ないので、しばらくはジャカに頼らないといけないんじゃないでしょうか
42だろうが43だろうが、いわゆるアンカーと呼ばれるポジションを作ったとしても、一人の選手で守り、そしてビルドアップを組み立てるわけではない。
アルテタが43に拘りがあるのかってのも分からないですし、そこのところはあまり気になりません。
現時点でゲンドゥージの能力は頼りないので、ボランチにはもう1枚欲しいです。
ジャカに関してはもう静かに見守ってあげたいですね。あの一連の事件で、私はグーナーでありながらグーナーに失望しました。
今でも彼の能力を低く見ている人もいますし。
どうせ何も見えてないんだから、もう黙ってればいいのにと思います…