こんにちは。
IBに入ってからここ数日は大きなニュースもなく、珍しくとても静かなアーセナル界隈になっている。
こんなブログをやっていると、四六時中アーセナルのことであたまがいっぱいになるが、こういうときはマンガ読んだり映画観たりがはかどって。それはそれで。
夏の移籍市場が終わったと思ったら、国内の取引に限っては10/16までできるそうで、まだこれからの動きもありそう。夏の移籍に関しては完全に終わってからまとめるとして、今回は最近のアーセナルニュースを振り返っておきたい。
ニュースがないと云っても、いろいろあるっちゃある。
まずは移籍ウィンドウの舞台裏の話題から。
トーマス・パーティ獲得の資金はオーナー投資とエイミー・ロウレンス
デッドラインデイのAFCのパーティ獲得はまさに寝耳に水状態で、ファンやメディアだけじゃなく当事者のアトレチコ・マドリッドの皆さんすらびっくりしたというのだから、アーセナルが要求されていた金額を払えないほどには資金難にあったというのは、それだけ強く信じられていた。
それに、AFCはそもそも「自律経営」を標榜しているクラブで、オーナー投資に頼らないクラブ運営をしていることは周知でもあったので、本来ならこの取引は成立しないはずだった。だが残り数時間というドタバタのなかで成立した。
エイミー・ロウレンスによれば、やはりKSEが資金援助をしたらしい。つまり今回はオーナー投資が行われた。
Kroenkes provided money for Arsenal to meet Partey’s release clause
£72Mのぺぺのときに実際にオーナー投資が行われたかどうかはこの記事には書いていないが、あれは分割払いで支払いを先送りしているので、もし負担があったにせよ今回ほどの大きなものではなかった。
KSEがこれまでと考えかたを変えたのはなぜか?
ひとつは、Covid-19による未曾有の財政難があること。どのクラブも状況は同じだが、入場料収入に大きく頼っているアーセナルが無観客試合で受けるダメージは大きい。競争力を維持するには、自律経営にも限界があると考えるのは当然だろう。
またロウレンスは、これまで行われなかったオーナー投資が行われたのは、KSEのアルテタへの信頼の証だと指摘している。つまり彼らはオーナーとしてマネージャーをたいそう買っている。アルテタの下でチームはかならずCLに戻れると確信している。
この指摘がほんとうならば、クラブの将来にとって非常に大きな意味がある。だって、われわれはいつも補強資金がなくチーム強化でライヴァルに遅れを取っていたのだから。オーナーが資金援助に積極的になるなら、やっとライヴァルたちと同じ土俵に上がれることになる。
今後どうなるか見てみよう。
フーセム・アワーがアーセナルに移籍できなかったのはエイジェント(兄)のせい?
メディアやオラス発言などもろもろの情報を総合すると、アーセナルはホッセム・アワに€38Mでオファーしたあと、さらなるオファーが用意されていると云われたが、結局デッドラインデイになってもそのオファーはされなかったという。あきらめたのだ。
ぼくはパーティのバイアウトを土壇場で払えるなら、なぜファーストプライオリティだというアワに払わなかったのか疑問だったが(OLは€50Mを要求していると云われており、オファーした額からあと少しだった)、結局AFCがクラブとして彼を評価する額がOLの要求額に見合わなかったのだと思っていた。
しかしどうも事情があったらしい。いろんなところで引用されているが元ネタの『ESPN.co.uk』の記事が見つからない。。おとといのニュース。
Aouar to Arsenal collapsed due to agent but he’s not ‘disappointed’ over failed move
その記事によれば、アーセナルがアワを獲得できなかった一因として、彼のエイジェントでもある兄弟のBrahim Aouarから、多額の手数料の要求があったとフランスで伝えられているということ。その額、£10M。おうふ。彼はこの件についてコメントを拒否しているそうで、確認されたわけではないらしいが。ありそうな話ではある。
そして、OL残留が決まったあとアワ本人は「失望なんかあるはずない」とコメントしているが、実際にはアーセナル行きを望んでいたということ。ほんまかいな。
まあ本人の希望はどっちでもいいとして。兄ジェントなあ。。
トレイラのローン契約に買取オプションはついていないとエイジェント
トレイラのアトレチコ行き(ローン)には、ローン終了後の買取オプション(€21M)がついていると云われていたが、彼のエイジェントがそれはないとコメントしたようである。
El representante de Torreira ha confirmado que finalmente y por presión del Arsenal, cesión SIN opción de compra
Traducción: el Arsenal le quita a Thomas y le cede a un jugador que si hace una gran temporada vuelve a Londres
El Arsenal, humillando a la directiva del Atlético
— David Vinuesa Malbac (@Dvinuesa) October 7, 2020
つまり来年アトレチコがトレイラの買取を望んでも、決められた条件で自動的に取引が行われるということはない。
パーティの取引の件で、アトレチコとアーセナルの関係が悪くなったという憶測もあるが、ここは完全にアトレチコの自業自得なところがおもしろい。パーティの件でわれらを恨むなんてまったくのお門違いである。
彼らは夏のあいだじゅうずっとアーセナルに「トーマスがほしいならRCを払え」しか云ってこなかった。懇願するわれらを袖にし、あらゆる交渉を拒否したのは彼らのほうなのだ。そしてアーセナルはデッドラインデイに最高のかたちでこれに答えた。RCをまるまる支払うという、彼らに云われたとおりにしたというだけである。
そしてパーティと入れ替わりにスペインへ行ったトレイラだが、彼はきっとアトレチコで活躍し、彼らの悩みをより深くしてくれるだろう。
アトレチコは1年彼を使い、活躍させ、選手の名声を高めてくれる。それが彼らの利益でもある。パーティを失ったのがデッドラインデイだったということは、リプレイスメントを取る時間もなく(※彼らも国内の取引はまだ可能)それだけトレイラにチャンスが与えられるはずである。しらんけど。
そして買取OPがないということは、来年に彼がほしくても、パーティを奪った憎きアーセナルとの交渉があらためて必要になるという。もちろん来年夏にアーセナルはふさわしいフィーを払う別のクラブに彼を売ることもできる。
トレイラが活躍すればするほど買い取りの実現が遠のくというジレンマ。これはいまのセバーヨスと同じ状況でもある。だがわれわれとRMはとくに関係は悪くない。
アーセナルは彼らにならって交渉を拒否することだってできるわけだ。彼らにぐぬぬと云わせることができる。形勢逆転とはこのことだね。
トレイラはアトレチコ移籍のために、サラリーの減額を受け入れたという話もあるし、なんだかこんなふうにクラブ同士のやりとりに(結果的に)使われたようになってしまい気の毒ではある。
It was an absolute privilege playing for Arsenal these last two seasons!
Thanks a lot!
We catch up soon!
Once a Gunner…always a Gunner!!🔴⚪️ #LT11🇺🇾🧉 pic.twitter.com/k7iNGtxgLn— Lucas Torreira #LT14 (@LTorreira34) October 10, 2020
愛すべき漢の将来に幸あれ。
KTの隔離の件
スコットランドNTでチームメイトが陽性で、彼と濃厚接触していたとしてティアニーにも隔離の期間が設けられるという。※この件、ぼくのtwitterで彼が陽性だとあまり読まずにRTしちゃってごめんね。
AFCからもオフィシャリーに声明が発表されている。
Club statement: Kieran Tierney
これの一番の問題は、10/8から14日間の隔離ということで、これがこのまま実施されるとPLのシティで彼がアウトになってしまうこと。彼は左サイドで攻守のキーマンなので、彼の不在はかなり痛手である。
で、最新情報はわからないが、アーセナルは彼の隔離期間を短くするよう働きかけているとかなんとか。KT自身もプレステはやってたけどちゃんとディスタンスしてたと主張。。
この件で思うのは、各クラブやリーグ、ちょうどいまIBだから各国のFAで、どうも隔離の基準があいまいなのではないかということ。
たとえば、アーセナルがPLでリヴァプールと戦ったあとチアゴ・アルカンタラがCovid陽性だと伝えられたが、彼らの選手は誰か隔離になっているだろうか。そんな例はほかにもたくさんあるだろう。これだけの数の選手が感染しているのだし。濃厚接触の基準があったとしても、彼らを24時間見張ってでもいなければ自己申告ではほんとかどうかわからない。
一緒の部屋でTVゲームやってたからいけないの?とか。アスリートだから特例っておかしくね?とか。東京オリンピックいまだにやるとかあたまおかし……おっと誰か来たみたい。
KTの隔離は8日から一週間とかならシティに間に合う。なんとかうまいこと解決してくれぬものか。
Kieran Tierney fought off Covid-19 two months before being forced to self-isolate again
KTは二ヶ月前にも陽性で自己隔離してたとか。そんな話あったっけ?
更新お疲れ様です。
今シーズンに獲得した選手には概ね満足がいくし、主力を失わなかったのも良かったと思います。
ただ、チーム側からは構想外を示しているのに、相変わらずエジルと代理人側のスタンスがよく分からないですね。
選手として試合に出れないことに不満がないのか、アーセナルの力になれると思っているのか
サラリーや住み心地に満足しているからいいのか
才能は十分にある選手ですし、このまま使われない可能性がある中で、
新天地を探さずに契約終了まで待つようにも見える。
アーセナル側としてもローンで何割かは出すなどの方法もあるかと思いますが、
しばらく何も変化がないのが疑問に感じました。
僕の中でホームシックの選手と言えばヘスス・ナバスです。
世代別代表の遠征も難しいって初めて聞いた時とても驚きました。
何年か経って克服してシティで普通にプレイした後に母国に帰ったら
今はなぜかスペイン代表の右サイドバックのレギュラーなのはさらに驚きです。
適正ポジションがあるように人それぞれ向き不向きがあって適正時期もあるんですね。
ヴィラとリバプールの試合見たけど、あの強烈なマンマークの応酬の中でエジルがプレーする余地があるとは思えなかった。サッカーが急激に進歩してエジルを追い越してしまった感じがする。
ものすごくテクニック特化だったために、ものすごく急激に。
マスコットの恐竜を救済する話が「特化しすぎて絶滅寸前の者同士」という自虐なんだとしたら、出来すぎてて笑えない。
自覚があるのかないのか、いろいろと気に障る言動だけども。
もはやどうしようもないんだし、放っておいてやりたい気もする。
ガナザウルスの件は同意ですね。私はさらに踏み込んで彼が悪意があってやってるようにしかみえません。エジルはピッチ外での行動に疑問な所が多いです。自身の出自に関連してるとはいえエルドアンに関わったあたりから本格的におかしくなってきたと感じます。
ガナザウルスの中の人とはチャリティーなどで縁があるので、という理由らしいですが、なんであのタイミングなのかわかりませんね。
まあシーズン前のケンカ売ってるみたいなステートメントで、アルテタも使う選択肢がなくなった気はします。あれもなんであのタイミングなのか。
好きな選手なだけにこの状況はとても悲しいですが、せめてプレーする意欲を見せて欲しいです。
アーセナルでは無理でも。
エジルのガナサウルス救済は喜捨、というプロトコールな気がします。1-1で後半35分、両者削り続けて疲弊しているなか、ミラクルなビックチャンスを2~3クリエートする存在として颯爽と登場・・・というのは無いですかね。確かに来年以降見据えたら、そういう無理くりよりも、若手に機会を与えるほうが全うな所作な気がします。わたしは代表戦でプレスにやられたジャカが気になります。あれ、うちではやってほしくないな~。ゾマーとはバーゼル、メンヒェングラートバッハ、スイス代表通じて気心しれている仲だと思うんだけど、通じ合ってなかったなあ。うちで唯一の、欧州強豪国の主要メンバーなんですけれども。ネイションカップを見るモチベーションがさがりました・・・。