エジルとアーセナルの終わりなきバトル
しばらくすると終わるんだけどね。
ここ数日で、エジルがらみのニュースがわりとあった。どれもネガティヴなものばかり。
まず、ELの登録スクワッドからソクラティスとともに漏れたという件。
今年のPLの登録スクワッドはまだ発表されていないが、ぼくは彼がそこから漏れてカップ戦要員になるのかと思いきや。ELですらプレイしないとは。
PLのリストからもきっと漏れるだろう。非HGでここから2名を登録外にしなければならないが、ELスクワッドと同じふたりが外れる可能性が高そうに思える。てかそうしない理由がない。
つまりアーセナルは退団まで、完全に彼を干すつもりのようだ。
また、彼のエイジェントはこの噂を否定したそうだが、いまアーセナルが彼にサラリーの減額をお願いしているというニュースもあった。そのような交渉があってもおかしくはない。むしろやるべきだろう。彼は多くの選手たちが応じたペイカットにも応じていないのだし。
一方で最近の彼は。
I was so sad that Jerry Quy aka our famous & loyal mascot @Gunnersaurus and integral part of our club was being made redundant after 27 years. As such, I’m offering to reimburse @Arsenal with the full salary of our big green guy as long as I will be an Arsenal player… pic.twitter.com/IfWN38x62z
— Mesut Özil (@MesutOzil1088) October 6, 2020
自分がアーセナルの選手である限り財政難で解雇されたガナザウルスに入ってたJerry Quyのフルサラリーを払いますよと。
ぼくは本当にばかばかしいと思う。
だいたいガナザウルスの給料っていくらかね。エジルの週給って日本円で5000万くらいなんだよ(手取りはしらんけど)。ガナザウルスのサラリー1年分て彼の日給にも満たないのでは?
ほんとにクラブにロイヤルな人たちを助けたい気持ちがあると云うのなら、なぜ55人解雇のときに黙ってたんですかね。なぜペイカットをいまだに拒否してんですかね。クラブにちゃんと使いみちを説明してもらえばいいじゃないの。
ガナザウルスの件は、要するに自分のPRだけじゃなく、クラブのバッドPRをやりたかったわけだ。これのどこにクラブ愛があるのか、ぼくはさっぱり理解できない。
彼のプレイを愛するファンこそ怒っていいと思う。移籍していればいまごろ彼のプレイが観られただろうし、ガナザウルスも解雇されてなかったかもしれない。
Mesut Ozil & Mikel Arteta share a little fist bump during training for Arsenal pic.twitter.com/rJeb6HaAri
— Football Daily (@footballdaily) October 7, 2020
深読みすると? どゆこと。
ウィリアム・サリバのさらなるローン
クラブは彼をもう1年ローンしようとしているようである。ELスクワッドにも含まれなかったとのこと。
この件については、ファンのあいだでも紛糾してる感がある。19才とCBとしてもまだとても若いのだからすぐにプレイできなくても当然という見方と、せっかく大金を払ったのに2年連続でローンとはクラブは何を考えているのかという見方と。
30Mを払って、5年契約のうち2年がローン。賛否はともかく、このことをクラブが想定していたとはさすがに思いにくい。まあフランスリーグのキャンセルとかケガとか想定外のことはあったけれど。
アルテタが彼はファーストチームでプレイする準備ができていないと見ているという話があり、それはまあ仕方がないかもしれない。彼にはとても期待していたが、アルテタがそう云うのならそうなんだろう。ぼくも彼のプレイをちゃんと観たことはほとんどないし(MK Donsの45分だけ)、能力的な部分については何も云えない。
個人的にひとつ心配なのは、チームやロンドンライフへの彼の適応だ。
彼はフランス人だが、アーセナルが公表しているトレイニング中の写真などでも、あまり同郷の選手たちと絡んでいる様子が見られないように思える(ぼくが見逃しているだけかも)。FAカップファイナルでもドレッシングルームにいたが、なんだかひとりぽつねんとしていた。ガブリエルがルイスやウィリアンとキャッキャウフフしてるのとは対照的である。
それと、最近彼の母親が亡くなったという話があって(情報の出どころがわからずほんとかどうかわからない)、それもまた彼のメンタルに影響を及ぼしているかもしれない。
この夏には古巣のASSEが彼のさらなるローンを希望したものの、結局手続きが時間切れで、アーセナルに残留したことに対して彼らがアーセナルを非難していたが、彼はやはりフランスに戻りたいのだろうか。
最近だとトレイラもそうだったが、土地に慣れないという選手は一定数いる。ぼくがいつも思い出すのはレイエスで、彼も当時ホームシックだったと云われていたはず。
アーセナルは彼をチャンピオンシップクラブにローンに出したいようで、ブレントフォードが候補に入っているようだ。
ブレントフォードと云えばもちろんGKのあいつ。David Raya。サリバが行くなら、進展があるかもしれない。アーセナルはまだセカンドGKを取っていない。
この2年連続ローンが本人に悪いインパクトを与えないとよいのだが。彼のこれまでの勝ち気なコメントを思い返すに(すぐにファーストチームでプレイしたいとか)少なくともがっかりはしているだろう。
セバーヨス「アーセナルに戻りたかった」
スペインNTにコールアップされているダニ・セバイヨス。試合前のプレス会見でアーセナルについて語っていた。RMの広報誌『MARCA』より。
セバイヨス:レアル・マドリッドに一ヶ月待ってくれと云われたが、ぼくはアーセナルに戻りたかった。アーセナルで居場所を見つけたし、クラブに戻りたかった。EUROのことも考えなきゃならなかったので、チームのなかで重要な役でプレイしてないといけなかった。
ミケルの下で選手としても人としてもハピネスを感じている。フットボーラーにはそれが大事。
それが大事。
アダマ・トラオレについても語っていた。
ぼくも守備ではかなり進歩したね。PLでは限界を試されるよ。アダマの何がぼくを驚かせたかって、彼がPLでどれだけワンオンワンをイージーにやるかさ。PLではフィジカリティがすごく重要なんだぜ。彼は止めるのが難しいよ。
最近アダマの身体のゴツさがよくネタ的にtwitterなんかに流れているが、あれはフットボーラーではない何かだな。アダマ。あのとき取っておきたかった。。
Adama Traore makes his Spain debut 💪 🇪🇸 pic.twitter.com/fBW1I0CG3v
— ESPN FC (@ESPNFC) October 7, 2020
更新お疲れ様です。
今シーズンに獲得した選手には概ね満足がいくし、主力を失わなかったのも良かったと思います。
ただ、チーム側からは構想外を示しているのに、相変わらずエジルと代理人側のスタンスがよく分からないですね。
選手として試合に出れないことに不満がないのか、アーセナルの力になれると思っているのか
サラリーや住み心地に満足しているからいいのか
才能は十分にある選手ですし、このまま使われない可能性がある中で、
新天地を探さずに契約終了まで待つようにも見える。
アーセナル側としてもローンで何割かは出すなどの方法もあるかと思いますが、
しばらく何も変化がないのが疑問に感じました。
僕の中でホームシックの選手と言えばヘスス・ナバスです。
世代別代表の遠征も難しいって初めて聞いた時とても驚きました。
何年か経って克服してシティで普通にプレイした後に母国に帰ったら
今はなぜかスペイン代表の右サイドバックのレギュラーなのはさらに驚きです。
適正ポジションがあるように人それぞれ向き不向きがあって適正時期もあるんですね。
ヴィラとリバプールの試合見たけど、あの強烈なマンマークの応酬の中でエジルがプレーする余地があるとは思えなかった。サッカーが急激に進歩してエジルを追い越してしまった感じがする。
ものすごくテクニック特化だったために、ものすごく急激に。
マスコットの恐竜を救済する話が「特化しすぎて絶滅寸前の者同士」という自虐なんだとしたら、出来すぎてて笑えない。
自覚があるのかないのか、いろいろと気に障る言動だけども。
もはやどうしようもないんだし、放っておいてやりたい気もする。
ガナザウルスの件は同意ですね。私はさらに踏み込んで彼が悪意があってやってるようにしかみえません。エジルはピッチ外での行動に疑問な所が多いです。自身の出自に関連してるとはいえエルドアンに関わったあたりから本格的におかしくなってきたと感じます。
ガナザウルスの中の人とはチャリティーなどで縁があるので、という理由らしいですが、なんであのタイミングなのかわかりませんね。
まあシーズン前のケンカ売ってるみたいなステートメントで、アルテタも使う選択肢がなくなった気はします。あれもなんであのタイミングなのか。
好きな選手なだけにこの状況はとても悲しいですが、せめてプレーする意欲を見せて欲しいです。
アーセナルでは無理でも。
エジルのガナサウルス救済は喜捨、というプロトコールな気がします。1-1で後半35分、両者削り続けて疲弊しているなか、ミラクルなビックチャンスを2~3クリエートする存在として颯爽と登場・・・というのは無いですかね。確かに来年以降見据えたら、そういう無理くりよりも、若手に機会を与えるほうが全うな所作な気がします。わたしは代表戦でプレスにやられたジャカが気になります。あれ、うちではやってほしくないな~。ゾマーとはバーゼル、メンヒェングラートバッハ、スイス代表通じて気心しれている仲だと思うんだけど、通じ合ってなかったなあ。うちで唯一の、欧州強豪国の主要メンバーなんですけれども。ネイションカップを見るモチベーションがさがりました・・・。