また勝ってしまった。最強チームに。
これで彼らと昨シーズン末からPL(H)、コミュニティシールド、PL(A)、カラバオカップ(A)と4回戦って、3回勝っていることに。
3勝のうちふたつはペナルティ戦での勝利で公式にはドロウなのだろうが、それでも相手の強さを考えれば、4回戦ってたった一度しか敗けていないのは、実際驚くべきことではないか。彼らだってサラーやVVDがスタートからいたりと、わりと本気度は高かった。誰だよEFLカップをMickey Mouse Cupとか云ったやつは!
それにしてもわれらは月曜の敗戦から立ち直りとても立派に戦った。そしてここ数年を思い返してみたりする。思えば遠くへ来たもんだ(©海援隊)。試合を観ながらしみじみ思ったものである。
試合をざっと振り返ろう。
Arsenal beat Liverpool on penalties
アルテタの試合後コメント「心臓発作を起こさせるつもりか!」
Sky Sportsのインタヴューによる試合直後のコメント。『BBC Sports』などより。
アルテタ:パフォーマンスにとても満足している。ボーイズたちはすごかったと思う。月曜からいくつかのことを修正し、それはスーパーブだった。
よりよく戦ったし、われわれのアグレッションのレヴェル、とても高くからのプレスはすごかった。
ベルント・レノはとてもよかったね。必要なときに彼がいた。アンフィールドで勝つためにはトップの個人パフォーマンスがいる。それが今夜あったものだ。わたしはほんとうに彼を信頼している。彼をよく知っているし、彼がチームに何をもたらしてくれるかも知っている。エミリアーノ・マルティネスには去ってほしくなかったが、おそらくはお互いのパーティにとり正しいことだったのだろう。
ここに来てあの決意と勇気でプレイしたことは、チームにとり大きな前進になる。彼らは正しい道のりにいるよ。
リヴァプールとのギャップはまだ大きい。彼らのレヴェルに到達できるよう、つづけて進歩してゆく。
(カラバオカップのつぎの相手はシティ)待ち焦がれた勝利を楽しんでいたら、つぎはマンシティを戦わねばならないと。しょうがない、たくさんのタフなチームが残っている。準備をするよ。
(サリバがスクワッドにいなかった理由)彼は去年セントエチエンヌで過ごし、過渡期になっていた。いろいろな理由があるが、彼にとっては必要な過渡期ではなかった。たくさんのケガがあり、Covidがあり、フレンチリーグがキャンセルになったり。まともな年ではなかった。
彼には過渡期の年が必要で、われわれは彼にとり正しい決断をしようとしている。彼にベストな過渡期を与えられるよう。そしてわれわれの未来にほしい選手になってもらうために。
ウィリアム・サリバはどうもファーストチームでプレイするには、まだ不足していると思われているようで、もう1年ローンに出るのではないかと云われている。残念だなあ。
彼のローンについては、フランスやイングランドクラブからも興味を持たれているようだが、いまリーグアンのレンズがハードワークしているようである。
つづいてArsenal Playerのインタヴューでのコメント。オフィシャルサイトより。
このステディアムで彼らを倒すのはグレイトなフィーリングだ。選手のことがめっちゃ誇らしい。個人のパフォーマンスもどれだけ競ったかも。そしてチームとしても。何人かはたくさんプレイしていたわけではなかったが…… ピッチ上での対処法やお互いのサポート。
すごい。わたしにとりリヴァプールはヨーロッパのベストチームであり、現時点では彼らとのギャップは大きいとまだ思っている。しかしそのギャップを小さくしようとしているし、試合のときはいつだって競ってベストチャンスをつかもうとしている。
今日は、月曜よりもよりよく状況を読むことができた。思うに今日のわれわれのプレイのアグレッションのレヴェルはとんでもなかった。チャンスがほしいときには競わねばならないし、そして彼らを相手にしたときの勇気は正しかった。超ハッピー。
超ハッピー。
試合後のプレス会見でのコメント。オフィシャルサイトより。
(ペナルティーの練習はどれだけした……)
練習はしたが、結局選手次第であり、どれだけ落ち着いていられるかだ。正しい決断ができるかどうかにかかっている。もちろんキーパーもそこに関係するけれど。
(ベルント・レノについて……)
ふたりのファンタスチックなGKがいた。ケガをする前はレノ。そしてエミが入ってきた。だが決断せねばならなかった。思うにエミはあのときネクストステップが必要で、われわれにとって財政的にもとても興味深い提案があった。チームを強化するために持っているリソースでやりくりしなければならない。わたしはベルントにとても満足だ。彼のパフォーマンス、今夜見せたキャラクター。それがチームをつぎのラウンドに通過させてくれた。
(ベルントは今シーズン、よりプレッシャーがある?……)
最大のプレッシャーは選手が個人的に持つものだと思う。他人がなんと云うかについてはさほど気にしないだろう。彼はとても安定している。ワークし、ルーティーンをこなしている。外野のことにはあまり煩わされていないと思う。
(アーセナルがプレイしているフォーメイション……)
相手がやってくることに対してとても影響される。それと選手のポジション交換。それが難しい。試合中でも異なるストラクチャをやりくりできるような進歩をつづけていくようトライする。
(AMNのペナルティ……)
ドレッシングルームで彼に云ったんだ。心臓麻痺を起こさせるつもりかってね。だってあのボディランゲッジ…… ジーザス・クライスト! 彼はネットに入れたが、それが彼がサブのひとりに選ばれた理由さ。
(ベルントを毎試合プレイさせるつもりで?……)
エミが去ってからわれわれはセカンドGKを探している。マーケットで探しているし、思ったより時間もかかっている。だからアレックス(ルナルソン)が来たが、彼はまだわれわれと一週間しかおらず、小さな問題もある。繰り返すが、ときが来ればアレックスがここでより定着して、プレイすることもできるだろう。
(サカについて……)
彼にはとても満足している。彼はチャンスを得るに完璧に値した。彼は毎日学ぼうとしているとても謙虚な少年だ。
とてもハードにワークしているし、すごいタレントもある。成功するために必要なすべてが組み合わさり、彼が(イングランドNTに)コールアップされたことは、彼の自信をより高めるだろう。わたしもうれしいよ。
彼がチームにもたらす。能力、ヴァーサティリティ、予測不可能さは特別だ。また彼のさまざまな状況を読むやり方。
彼はアンフィールドでもすべてのボールをほしがり、どのチャレンジでもワークし、今日はとてもいいパフォーマンスだったと思う。
(つぎのマンシティ……)
わたしはドレッシングルームでつかのま勝利を楽しんでいたんだ。そしたらそのニュースさ。われわれにはさらならマッシヴチャンレジだ。ドロウではラッキーというわけではないね。だが試合には準備をする。そしてもちろん勝つためにトライする。
AMNのペナルティは試合後の話題をかっさらっていた感ある。あのスーパークールは、いかにも彼らしい感じだったけども。。
それと昨日ブカヨ・サカは初めてイングランドのシニアチームに呼ばれた。ここしばらくはいつ呼ばれてもおかしくないような雲行きではあったようだがついに。
Honoured and grateful to get my first @england call up ! #Blessings 💫 pic.twitter.com/YD3kx68y5L
— Bukayo Saka (@BukayoSaka87) October 1, 2020
ベルント・レノのコメント「これまでも、いまも、これからも自分がNo.1だという気分にしてくれた」
セイヴが7。圧倒的MOTM。勝利の立役者。Sky Sportsのインタヴュー via Arseblog
(パフォーマンスについて)
レノ:とてもタフな試合だった。何人か変更したが、ぼくらのフィロソフィはわかっただろう。この試合に勝つつもりだったことも。もちろんカラバオカップでしかないけど、クウォーターファイナルには進みたかった。だってまたトロフィが取れるチャンスだから。それがぼくらのターゲット。今日は幸運にもペナルティシュートアウトで勝てた。
(セイヴについて……)
べつに。試合に勝ったのだし。GKにとっていくつかペナルティーを止めることができたのはとてもいいことだし、試合後の笑顔が見られることも。それよりつぎはペナルティシュートアウトなしで勝つほうがいい。
(ジョー・ウィロックの危なかったペナルティ……)
最高じゃなかったけど、結局ボールは入った。それが大事。
(月曜に敗け、木曜に勝った……)
もちろん簡単じゃない。云ったように、チームにフレッシュな血を入れようと何人か変えた。大きな失望のあとに同じ場所でやるのは簡単じゃないよ。月曜にはもう少し期待していたから。ぼくらは試合を分析し、マネージャーがぼくらが下を向かずに済むよう正しいことばをかけた。そのことは今夜見られただろう。
(クラブのファーストチョイスGKになれないと恐れたこともある?……)
ノーだ。恐れたことは一度もない。クラブはぼくにいつでも、これまでもNo1だったし、いまもNo1であり、これからもNo1であるという気持ちにしてくれた。クラブからいつも受けたいいことだ。ぼくの仕事は毎週それを証明すること。今日はまたよくやれたと思う。
“The club always gave me the feeling that I was the number one, I am the number one and I would be the number one.”
名言だな。
Man of the Match: @Bernd_Leno 🧤
𝗦𝗮𝘃𝗲. 𝗔𝗳𝘁𝗲𝗿. 𝗦𝗮𝘃𝗲.
🌟 The best of Bernd in last night’s #CarabaoCup clash 👇 pic.twitter.com/9cj0zbXX74
— Arsenal (@Arsenal) October 2, 2020
1 – Bernd Leno is the first Arsenal goalkeeper to keep a clean sheet at Anfield since Vito Mannone in September 2012 (2-0). Flying. #CarabaoCup pic.twitter.com/0D3ecN7EPi
— OptaJoe (@OptaJoe) October 1, 2020
ではここで一曲お聴きいただきましょう。Gregory Isaacsで『My number one』。
イフユーウォーナビーマイナンバワン♪
おっと失礼。思わず口ずさんでしまった。
ロブ・ホールディングのコメント「明日のニュースの見出しのことを考えた」
アーセナル最大のチャンスは彼のヘッダーだったか。惜しくもGK正面。オフィシャルサイトより。
ロブホ:ボールがぼくのほうにきそうになってそれが頭に当たって、明日のニュースの見出しのことがよぎったよ。ロブがウィナーをぶっこんだ!ってね。よく当たったんだけどキーパーに行ってしまった。つぎは得点したいね。
ここで勝つのはいつもナイスだ。なかなか起きないことだから。だって彼らはあんなにいいチームで、月曜の夜みたいにここで結果を得るのはすごく難しい。クリンシートもうれしかった。あのヘッダーが入っていたら勝てたんだけど。でも結局はペナルティーズで仕事をした。
ぼくが6番目だったと思うのだけど、そうしたらジョーがなんかいい感じだと云うので、ぼくは「じゃあ蹴れよ」って云ったんだ。若者にやらせないと!
(レノについて)彼は必要なとき二度ほどぼくらを救っているね。彼のようなグレイトなGKが後ろにいるのはナイスなことだ。もちろんシュートアウトでもいくつか止めてくれた。彼にとってもすごくいい日になったろう。
ユルゲン・クロップのコメント「レノにはうれしくないと伝えた」
勝ちましたし。リヴァプールのオフィシャルサイトより。
(レノのパフォーマンスについて……)
クロップ:試合のあと彼にはうれしくないと伝えたよ! 両ハーヴズでよかったけど、セカンドハーフは彼にペナルティシュートアウトのウォームアップをさせてしまった。
マネージャーとしてはわたしは得点してもらいたかったが、それよりクリエイトするところが見たかった。試合のなかにはたくさんの局面があり、それは個人クオリティになる。われわれにはクオリティがあるし、それも見せた。だが今夜はただそれができなかった。まあまったく問題ないよ。またやるだけだ。約束しよう。
このひと試合前には、いまのアルテタのチームが大好きだと話していたり、アーセナルのサポーター以上にサポーターなんじゃないかなんて少し話題になっていた。
カラバオカップ敗退しても余裕しゃくしゃく。そりゃそうか。本命はCLでありPLだもんな。
「Rockers」のアイザックはカッコ良かったなあ。僕も好きです。
試合は、リバプールが若手を混ぜたんで月曜よりもプレスがかなり弱いと思った。
割と時間とスペースがあるためにジャカがある程度機能してたし、昨シーズンあたりから使ってる右足のパスもなかなか良かったと思う。
しかしそれでも、やっぱり最後のところまでつなげるにはミスや精度不足が多すぎた。ジャカに限らずではあるけど。
キャプテンを任されたのは下向かずに頑張れって事だと思うし、こんなもんで満足してもらっては困る。
このチームはもっと先まで行くんだから!
この試合はンケチアが割と良かった印象。相手の強度もあるかもですけど。
少し改善の傾向というか意図が見れた、という程度なんですがちと嬉しかったです。最初のチャンスは何とかして欲しかったですが(笑)