まいど。
おれたちの未来ことフォラリン・バロガンが退団に近づいているというニュースが昨日報じられた。
その件について少し。
フォラリン・バロガンが海外クラブとの契約に近づいていると『The Athletic』
gunnerblogことジェイムズ・マクニコラスと、デイヴィッド・オーンステインのAFC特選情報コンビ(ネーミングが安い笑)が昨日エクスクルーシヴで報じたこれ。
Exclusive: @TheAthleticUK understands Folarin Balogun is close to signing a pre-contract agreement to join a foreign club.
With @David_Ornstein for @TheAthleticUK. #AFChttps://t.co/i88nFgkiVP
— gunnerblog (@gunnerblog) January 7, 2021
最近もバロガンのキャンプとAFCの交渉はいい感じに進んでいないとは、オーンステインやロマーノも伝えていたところだが、ついに。
「海外クラブ」については具体的な名前は挙げられていないものの、先日VfBシュツットガルトとの交渉が報じられていたため、彼らが有力候補と見ていいのかもしれない。
このニュースが出てきたのは、明日のFAカップNUFC戦前のプレス会見の内容が報じられたすぐ後だった。その会見でアルテタはバロガンの新契約の交渉についてこのように話していた。
アルテタ:(バロガンと)クラブは取引を望んでいる。マネジャーも取引を望んでいる。選手は残りたがっている。エイジェントについては定かではない。
暗にバロガンとの交渉が難航しているのは、エイジェント理由だと云っているのである。アルテタにしてはこういうふうに批判的に名指しするのは珍しいような。
もっとも、彼のエイジェントは、英国人のヤングタレントを多数顧客に持つ「ELITE PROJECT GROUP LIMITED」で、アーセナルではサカ、エンケティア、ネルソンもお世話になっているビッグカンパニーであり、いまAFCととくに関係に問題があるということはなさそうに思える。そうじゃなければこれほどたくさんの顧客がクラブにいないわけで。
このEPGLの顧客には、元ガナーのアクポンやイウォビ、ToTに移籍したトビ・オモレといった選手もいるので、クラブとの関係は浅いどころかかなり深い。また、BVBのサンチョやノリッチのカントウェルといった旬の選手を顧客に持っていたりする。(TMリンク)
『The Athletic』の記事では、バロガンの決断はやはりプレイタイムがカギになったのではないかと指摘している。
Why Balogun is on verge of Arsenal exit: Arteta’s dilemma and the Nketiah effect
この記事中にOptaのデータが引用されているように、例えば同じ19才で2ヶ月ほど若いサカのプレイタイムが4428分、一方のバロガンは全体で74分という短さ。つい最近ファーストチームデビューしたばかりでその後も大した機会もないのだから当然だろう。
だが、これはバロガンのプレイタイムの短さをどうこういうよりも(ビッグクラブで19才ならさほど不自然でもない)、むしろサカの立派すぎるプレイタイムのほうを驚くべきデータかもしれない。2年前、19才だったエディ・エンケティアのPLでのプレイタイムはシーズンを通してたった62分である。
Folarin Balogun has played a grand total of 74 minutes for the club. He’s already 19. Saka has played 4,428 minutes and is a couple of months younger.
— Orbinho (@Orbinho) January 7, 2021
ロマーノもバロガンのプレイタイムについて指摘。もしアーセナルがプレイタイムを約束できれば……という。また、夏にフリーになる彼には15ものクラブがアプローチしているというのだから、とんでもない人気物件である。それだけ彼は投資のしがいがある「金の卵」だと思われているわけだ。
Balogun always been open to stay at Arsenal… but he needs to play. This is the priority for Folarin and his agents.
If he plays more, he’ll be consider a new contract. If not, Balogun will decide among 15 clubs that approached him as free agent. Nothing done/signed yet 🔴 #AFC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 7, 2021
ちなみに彼が移籍するのが、イングランド国内ではなく海外クラブであることもアーセナルにとっては打撃となるようである。
もし契約終了後にフリーで国内クラブに移籍するのならば、海外移籍で発生する補償(FIFA)よりもだいぶ多くのものが得られたらしい。
去年の冬にブレントフォードが出したという£5Mのオファーを受けて入れていれば、バイバックやセルオンといった契約も入れられる可能性があったがそれもいまは無理になった。
逃した魚が大きいのかどうかは今後の彼の活躍次第だが…… アーセナルにとってあらたなグナブリになってしまうのか。
オーラがありますよね、彼には。人の上に立つとゆう覇王色のヤツ。
オバ、ラカ、エディ、ガビといるなかで、それでもやっぱ残ってほしいッスね。来年くらいにはスタメンとってるかもですし。
有望な若手を何名か抱えている中で誰を起用していくのか決断しないとですね。
個人的にはラカゼットの控えはンケティアよりも彼にしてほしいですが。