このニュースに今朝気づいたので、いささか出遅れてしまった。
日本時間で昨日の夜、デイヴィッド・オーンステインらが「エディ・エンケティアが、アーセナル退団の意向を変えた」「新契約にサイン間近」とブレイキング。
エンケティアは、今年の夏にアーセナルとの契約が切れる選手のひとりで、もろもろの報道によれば、彼はアーセナルの契約延長オファーをずっと断りつづけてきた。そのため、クラブの熱心な慰留にも関わらず、この夏にはフリーエイジェントで退団する可能性が高いと、これまでは観られていた。
しかし、ここ最近の報道では、彼はクラブに残るかもしれないという雰囲気がすくなからずあったことも事実。
まだ決まった話ではないので、あまり騒ぎすぎるのもよくないが、これがほんとうに実現すれば、アーセナルのプロジェクトにとってはいろんな意味でポジティヴなインパクトになりそうだ。
エディ・エンケティアがアーセナルとの新契約にサイン間近と伝えられる
昨日、『Daily Mail』のサミ・モクベルが独占スクープ。
EXC: Arsenal have made Eddie Nketiah their final contract offer amid growing belief he is ready to stay at the Emirates. https://t.co/fSJr6k0MJg
— Sami Mokbel (@SamiMokbel81_DM) May 25, 2022
モクベル:エンケティアがアーセナルに残りそうだとますます思われているなか、アーセナルは彼に最後の契約オファーを行った。
アーセナルにとって最後のオファーということは、エンケティアも受け入れる最後のチャンスだったという。
そして。デイヴィッド・オーンステイン。
🚨 Eddie Nketiah understood to have changed mind on leaving Arsenal. 22yo striker was set to go as free agent but now expected to sign new contract. Deal not finalised but duration likely to be up to 5 years @TheAthleticUK after @SamiMokbel81_DM scoop #AFC https://t.co/8kltB6bRc0
— David Ornstein (@David_Ornstein) May 25, 2022
オーンステイン:エディ・エンケティアは、アーセナルを去る考えを変えたと思われる。22才のストライカーは、このあとフリーエイジェントになるが、いま新契約にサインが見込まれている。取引は、まだ完了していない。しかし、期間は5年になるようだ。サミ・モクベルのスクープ。
ワッツも。
Nothing concluded yet with Nketiah in terms of his new contract, but there is now a growing belief he will sign a deal and resist the interest from elsewhere. Arsenal hopeful he will commit.
— Charles Watts (@charles_watts) May 25, 2022
ワッツ:エンケティアの新契約の件はまだなんの結論も出ていないが、彼はほかのクラブからの勧誘にあらがって、アーセナルとの新契約にサインしそうだと、ますます信じられるようになっている。アーセナルは彼のコミットに希望を持っている。
モクベルはその後、サラリーなど契約の詳細についても報じていた。
Updated story including details of Arsenal’s offer to Nketiah. Five-years, £100k-a-week circa, up to £5m bonus over course of the deal. Deal not done but on course.https://t.co/9ceTg66ThN https://t.co/neJBQywQPQ
— Sami Mokbel (@SamiMokbel81_DM) May 25, 2022
モクベル:アーセナルがしたエンケティアへのオファー詳細。5年契約、£100kpwあたりのサラリー、上限£5Mまでのボーナス。取引はまだ完了していないが、進行している。
ブレイキングニュースをまとめるかたちでロマーノも。
Eddie Nketiah will stay at Arsenal, as reported by @SamiMokbel81_DM and @David_Ornstein. The decision has been made – nothing signed yet. ⚪️🔴 #AFC
Nketiah will pen a new long term deal – Eddie has decided to turn down Bundesliga and PL club proposals to stay at Arsenal. pic.twitter.com/VbrylxDRW7
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) May 25, 2022
ロマーノ:エディ・エンケティアはアーセナルに残ると、サミ・モクベルとデイヴィッド・オーンステインがリポートしている。もう決断はされている。サインはしていないが。
エンケティアは、新しい長期契約にサインする。エディは、アーセナルに残るために、ブンデスリーガとPLクラブのオファーを断ることにした。
エンケティア慰留に成功。アーセナルの勝利
でしょう。
おそらく彼のようなストライカーをあらたに補強せねばならないとしたら、やはりそれなりの金額と労力がかかるだろうし、あたらしい選手があたらしい環境でうまくいく保証もない。
その点、エンケティアはもちろんチームへの適応の心配もなく、仮に£100kpwのような選手にかなり譲歩した契約だったとしても、クラブにとってはビジネス的にもリスクが低い。
彼はまだ22才で、今後5年も契約期間があるということは、リセイルヴァリュもたっぷりある。なんなら、来年アーセナルがCLを決めたとき、より野心的なストライカー補強のために彼を売れば、そのときの売却益で十分ペイするはず。今シーズン終盤の彼の注目具合からしても、来シーズンによほどひどいパフォーマンスでもしないかぎりは引き合いもあるだろう。HGだし。
彼がこの夏にフリーで退団していた可能性を考えると、この慰留に成功したことはクラブにとっては大きな成果と云えそうである。
もちろん、アルテタにとっても勝利。
彼は、公の場でも、ずっとエンケティアを称賛してきたし、ほんとうに好きな選手なのだと思う。ぺぺと違って。
アルテタは来シーズンも、これまでのようなモダンフォルス9(ハイプレス&MF化)をやるつもりなら、彼にはひきつづき安心して任せられる。
なんだかんだ、この土壇場まで移籍するつもりだった彼を改心させたのは、アルテタの説得も大きかったんじゃないか。選手をぞくぞくと説得する手腕はすごい。Mr.ネゴシエイション。
エンケティア残留はアーセナルの補強プランにも影響
アーセナルはこの夏にふたりのストライカー(FW)を取るつもりと云われていたのは、ラカゼットとエンケティアが退団するはずだったからだろう。そして、エンケティアが残るとなれば、おそらくアーセナルがこの夏に取るストライカーはひとりだけになるかもしれない。
レギュラーでプレイしたがっているエンケティアが、サードチョイスになるとわかっていたら契約にサインしたかどうかは疑わしいので、最低でもセカンド、あるいは一定以上のプレイタイムといった約束はあるんじゃないだろうか。
また、ファンのなかには、(クオリティ的に)エンケティアがふたりのメインストライカーのうちのひとりでいいのかという議論もあるが、アルテタ的にはそれで問題ないと考えていると思われる。
そもそも、£100kpwのような高額サラリーは、期待していない選手に支払う金額ではなく、クラブ(アルテタ)は、当然レギュラー候補になるだろう新ストライカーに、エディがチャレンジできる能力があると考えているのだろう。だから、チームに残ってほしかった。
アーセナルはエンケティア残留で、夏の補強予算に余裕ができるのが大きいし、また、エドゥにしてみると、ターゲットがひとつ減れば、それだけリソースをほかのターゲッツに集中させることができるというメリットもある。この夏も大きな金額が動くだろうアーセナルの移籍市場で、エドゥやリチャード・ガーリックは、ただでさえ大忙しのはず。タスクが減るのは、いいことだ。
それにしても、クラブからの契約延長が発表されたモー・エルネニー(1年+延長OPという)とエディ・エンケティア。
ふたりともシーズン終盤まで、アーセナルのファンにはそこまで期待はされていなかっただろうが、観方によっては、彼らはアーセナルの契約オファーを自分のパフォーマンスで勝ち取ったのだよね。もし、彼らのあの終盤のパフォーマンスがなければ、こういう結果になっていたかはわからない。
これは、すばらしいことだ。
彼らの今後の活躍を願ってやまない。
おわり
自信をもってプレーするようになってから見違えるように良くなりましたね
まだまだ成長してくれるはず
個人的には元チェルシーのエイブラハムより明らかに上って言われる選手になってほしい
延長してくれたら本当にありがたい
主さんとは違って、あんまりいい仕事では無いと思いました。
今のエンケティアにその金額は高いよ。。
エンケティアがフラム(のようなチャンピオンシップのクラブ)でも、
クリスタル・パレス(のようなPLボトムハーフのクラブたち)でも、
来年すぐにレギュラーを取れて、さらに今回のような高給を取れるようになる確率は低いと思う。
アーセナルはもっとクラブに自信をもって、低いベース金額+成果を出したらボーナス、で十分だったと思う。。。
アーセナルは世界TOP20のクラブに入っていると思うので、今の彼はそれ以上のクラブに行けるタレントじゃないでしょ。。どうせ売るのも上手くないのだから。
今彼が移籍しても、ナポリでオシムヘンに勝ってエンケティアがレギュラー取れそうもないし、ローマでエイブラハムに負けそうだし、ミラン、ユーベ、インテルでも強力なライバルがいてムリだし、プレミアTOP6でもムリ。TOP20クラブってそういうレベルだと思う。なんなら20~40番目のELクラブ格(セルティックやボルシアMGやスポルディングやPSV)とかでもムリば場合多いかも、もちろんレギュラー取れても給与面はもっともっと低い。
だから、もっと上から目線での交渉で良かったように思うんだよなー。
PLクラブの他チームのFWとくらべてすんごく良いわけじゃないし。マテタ、バンフォード、ザハ、イヘアナチョ、etc..
でも、せっかく高いお金で残したならば、俺を含めた懐疑派をギャフンと言わせる結果を見たいです。
週給10万ポンドはクラブでもトップ5くらいじゃないかね
プレミアで1シーズンも結果のない選手に10万とは
売却したくても高額サラリーが枷で売れないだろうし
主力級のサラリー払ってベンチではなあ
来季はそんなに出場機会あるの
それとも今後のアーセナルは給料はいくらでも払うつもりなのかね
goodNews.だと思いますね。
最後の活躍は、他に選手がいなかったのもあるけどやっぱり印象的でした。
これでジーザスが来てくれたらここのポジションはいいのかな。
なんかモラなんとかとゆうのを狙ってるとかありますが、ホントなんでしょうか。あれはかなり印象よくないですけど。
ただ、こうなるとなんか今シーズンとあまり顔ぶれ変わらない印象になりますね。
あたしとしては、5番と3番は半分しか出れないんだから、このポジションにはレギュラー級の選手を連れてきてほしいですね。ククレジャとかライスとか。ケガしないのがいい。冨安の控えもいりますね。
バイエルンの人のうわさもありますが、どうなんですかね。彼がきたらスタメン?なら誰を下げる?マルティネリに11番あげたばかりだし。
この季節はいろいろ楽しいですね。