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フランスで急速に成長するフォラリン・バロガン「もうフランス語のジョークも理解できる」

これからのフロ・バロガンについて

今後のバロガンについて、いくつかトピックにわけて触れておこう。

ジェズース危機でバロガンをローンから連れ戻す?

いまもっともアツい?話題。

彼は、ジェズースがケガで離脱してしまったため、アーセナルが彼をシーズン途中にローンから連れ戻すんじゃないかという憶測がある。だがしかし、ロマーノらのリポートによれば現時点ではその考えはないようだ。

まあ、彼がフランスで大した活躍をしていなければ、その可能性もあったのかもしれないが(ローンを途中でキャンセルできるオプションは確かにあるらしい)、いま波に乗っているところに水を差すのはさすがに悪い判断だろう。

第一、ジェズースがいなくてもエンケティアがいるので、クラブに戻ってきたところで基本はベンチになるはず。いまフランスのトップリーグで毎週絶好調でプレイしているのに、PLでタイトルを争っているとはいえ、わざわざベンチウォーマーになりに戻るのは、本人もうれしくないに違いない。

結局、アーセナルにとって理想のローンというのは、直近のウィリアム・サリバのケイスなんだろうと思う。奇しくも同じフランスリーグ。

彼の場合いろいろあったし、クラブからのおかしな取り扱いもあったりで、彼自身ローン中は疑問を感じただろうことは事実だが、結果的に18才から21才までの超重要な期間、彼はフランスで毎週プレイすることで選手として大きく成長し、そのうえでいまのアーセナルでの彼がある。

現在CBとして、21才という若すぎる年齢でPLのトップチームのレギュラーであり、優勝候補のクオリティがあるワールドカップスクワッドにも選ばれているのは、この成功したローン期間抜きには語れない。

なので、バロガンのプロジェクトやあるいはほかの若い選手たちのそれは、クラブのなかではサリバのローンがある種のひな形のようになっていると考えられる。

いまはアーセナルのチームを助けるみたいな目先の利益よりも、バロガンの成長を優先しなければならないフェイズであり、それが将来的にアーセナルのチームの利益になる。

彼のローンを切り上げるのはもったいない。

来シーズン以降は?

バロガンがこのままフランスですばらしいシーズンを過ごしたとして、23-24シーズンからの彼はどうなるのだろうということをよく考える。

現状のアーセナルのセットアップでは、CFはジェズースがエースで、エンケティアがそのバックアップ。もちろんふたりともまだ若いので、来年もそのままだったとして、バロガンが戻ればサードのポジション(セカンド争い)が自然。だが彼がそれを積極的に受け入れたいかといえば、さすがにちょっと難しい気がする。アルテタも、あまりレギュラーチームを変えないコーチということがわかってきた。だいたい、このままフランスで活躍すればほかのクラブも黙っていないだろう。

昨日のロマーノによれば、ジェズースの症状は思ったよりも悪かったようで、クラブが1月に新ストライカーに動く可能性だってある。そうなれば、バロガンのチャンスはますますなくなってしまう。

アーセナルとバロガンの契約は2025年まで。来年夏は残り2年となるので、契約更新をすべきタイミングでもある。

いまの状況だと、クラブとしては22才の来年に契約延長してもう一年べつのクラブでローンというのが理想かもしれない。それこそプレイタイム(成長)のためにサリバを3回めのローンに行かせたように。

アーセナルのチーム自体調子がいいために、逆になかなか難しい状況にみえる。

USMNTかスリーライオンズか。ナショナルチームはどちらを選ぶ?

ワールドカップ期間中ということで、このトピックも。

彼は、ニューヨーク生まれ&ロンドン育ちということで、今後イングランドとUSのどちらの代表チームも選べる立場(※イングランドとUSのダブルパスポート)。それと、親の国籍からナイジェリアも選べるそうで、ナイジェリアNTでプレイすることに興味を示したこともあるとウキペに書いてある。

以下は、バロガンのここまでのNT(ユース)キャリア。

彼はイングランドユースだけでなく、USA U-18でもプレイした経験がある。

今年の3月には、クリス・ウィートリーが『football.london』で、バロガンはイングランドNTではなくUSMNTを選ぶと伝えていた。

この記事によれば、バロガンは、同じくイングランドNTからUSMNTに乗り換えたユーナス・ムサ(Yunus Musah)の足跡をたどるだろうという。

ムサは、ニューヨーク生まれのロンドン育ち、アーセナルアカデミー出身というバロガンとかなり似たプロファイルで(彼の親はガーナ系)、ほぼ同年代(バロガンがひとつ年長)。身近なフットボーラーのキャリア事例として、彼が参考にする可能性はありそう。

ヴァレンシアでブレイク。アメリカ代表ユーナス・ムサ「いつかアーセナルに戻ることもやぶさかでない」 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

もちろん、イングランド、US、ナイジェリアとそれぞれNTのレヴェルも違うし、引き合いの強さもそれぞれのはず。

今後彼がどの国のナショナルチームでプレイするのか。それも楽しみにしておこう。

 

おわり



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2 Comments on “フランスで急速に成長するフォラリン・バロガン「もうフランス語のジョークも理解できる」

  1. ぺぺから「ポジティブでいろ」とアドバイスがあったのが、色々と考えさせられますね
    バロガン頑張ろがん

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