3. Invincible(インヴィンシブル=無敵)
2003/04に無敗でPLタイトルを取ったメンズチームと、2006/07にWCLタイトルを取ったウィミンズチーム。アーセナルFCのもっとも偉大なふたつの成功。
03/04の男子のPL無敗優勝はいまだに破られていない記録であり、インヴィンシブルといえば、ファンなら誰もが知っている。
いっぽう06/07の女子チームは、CLを取った唯一の英国チームで、国内カップと国内リーグ無敗優勝(4年連続優勝の3年め)という、こちらもまさにインヴィンシブルなチームだった。
男子インヴィンシブルズのほうに姿のない、カヌーやレイエス(レジェス)はトロフィのほうには名前が刻まれている。
4. Come To See The Arsenal(おいでよアーセナルの)
ロンドン駅へと南に向かう列車が、エミレーツを通過するときに乗客から観える場所に設置される。
前述したサポーターとのワークショップで、「ノースロンドンの誇り」を体現するためのメッセージとなっている。
シンプルなデザインに観えて、フォントを新作するなどデザイナーのこだわりが感じられる。
この書体は、ハイバリーのイーストスタンドのレタリングからインスピレーションを得た新しいNorthbankフォントを改良したものです。
5. 1886
クラブが創設された1886年。そして、“Always Forward”。アーセナルの進歩を追求する姿勢を象徴したデザイン。
こちらも要素のすくないシンプルなデザインだからこそ、ディテールへのこだわりが。
また、アートワークの中のレトロな要素は、アーセナルの歴史的なクレスト「Victoria Concordia Crescit」に使われているアーミンモチーフなど、アーセナルのアイコンにインスパイアされたものです。
6. We All Follow The Arsenal(わたしたちみんなアーセナルサポーター)
世界中の150以上のオフィシャルサポーターズグループが参加。合計187のバナーとフラッグで構成されているタペストリー。
バナーは手作りで、一枚一枚写真撮影を行ったというシーンは、メイキング映像にも映っていた。
ところで、日本のサポーターズグループのバナーを探したのだけど、どうしても見つけられず。中国、香港、韓国、インドネシア、フィリピンなど東アジアのものもわりと簡単に見つかったのだけども。ないわけないよね。
この発表のあと、redditでは、世界中のサポーターが地元・自国のフラッグに盛り上がっていて、ちょっとさびしかった。。
韓国サポーターのフラッグのインパクトを観ると、日本も思い切って「アーセナル☆ジャパン」みたいにカタカナのデザインにすると、サイバーパンク世界観に慣れたわれわれにはいいかもと思ったり。日本のオフィシャルサポーターのひとたちに届け。
7. Future Brilliance(輝かしい未来)
“Future Brilliance”は、アーセン・ヴェンゲルの名言にインスパイヤされている。
AW:Here you have the opportunity to get out the greatness that is in each of you.
(ここには、キミたち一人ひとりの中にある偉大さを引き出すチャンスがある)
つまり、若い選手たちに成長の機会を与えるというコミットメントの反映。左には機会に向かう若者たち、右には一人前となって出てくるものたち。そのなかには、Charlie George、Jack Wilshere、David O’Leary、Liam Brady、Lianne Sanderson、Kelly Smithらが描かれている。
またこれは地域社会へのオマージュでもあり、アーセナルFCがコミュニティプロジェクトを通して、若者たちへ送るメッセージでもある。
現在U-18コーチを務めるジャック・ウィルシャーは「この作品に参加できたことは、個人的にもすごく光栄」と述べている。「この作品は、若手選手の育成に対するわれわれのコミットメントを示すものであり、若手選手がここでチャンスをつかむためのシグナルとなるもの。若い選手たちだけでなく、地域の若者たちにとっても、とても大切なメッセージだと思う」
8. Found a Place Where We Belong(自分の居場所)
(※制作中)
これかな。スタンドにいるサポーターたちのコラージュ。
I’m on there somewhere 😉 pic.twitter.com/BRr32mfjEA
— Tim Stillman (@Stillmanator) January 11, 2023
完成すれば、721人のアーセナルサポーターが一堂に会するデザインになる予定とのこと。
この作品名“Found a Place Where We Belong”は、デニス・ベルカンプの有名なことばから。
デニス・ベルカンプ:When you start supporting a football club, you don’t support it because of the trophies, or a player, or history, you support it because you found yourself somewhere there; found a place where you belong.
(誰かがフットボールクラブのサポートを始めるとき、それはトロフィや選手、歴史のためにサポートするのではない。自分自身をそこに見出したから、自分の居場所を見出したからサポートするのだ)
個人的に興味深いのは、このデザインには実在のサポーターが多数登場するようだが、アーセナル世界ではいろいろ物議のあるAFTVの面々は選ばれるのか、あるいは、アーセナルの試合ではカメラに抜かれがちなあのひと、Mr. スコアガイがいるのか。そこが問題。
ARSENAL JAPAN
左下4つ目に赤富士に太陽の柄でありますよ。(^.^)
見つけました! TYです
富士と太陽で大砲を表してる。
日本らしいデザインですね。