ウェスト・ハムについて
ハマーズ。PLで18試合を消化して30ポインツの7位。BHAやニューカッスルの上で、悪くないポジション。
先週末はマンUに2-0で勝っていることもあって、いま世間的には、Bowen、Paqueta、Kudusのフロント3がだいぶ注目されているらしい。
彼らのチームの特徴をつかもうとちょっと調べていたら、彼らは現在のxPTSがリーグ13位と実際のポジションとかなり乖離があることに気づいた。要するに、チャンス以上の結果を出しているオーヴァパフォーミング状態。それだけ、小さなチャンスでゴールを決めているということでもある。
Goal/SoTはリーグトップ(0.39)。ゴール前では要注意ということだ。
フォーム
PLの直近6試合は、WDWLWW。現在2連勝中、ともにホーム。
アウェイでは前回フラムに5-0で敗けている。今シーズンはアウェイではクリンシーツがひとつもなく、大量失点している試合も少なくない。リヴァプールとブレントフォードに3失点、ヴィラには4失点している。
トップチームとの対戦は、チェルシー(A)、ToT(A)、マンU(H)で勝ち。ニューカッスル(H)でドロウ。シティ(H)、リヴァプール(A)、ヴィラ(A)に敗け。
チームニュース
Michail Antonioがアウト。
Nayef AguerdとMaxwel Cornetがダウト。
最近のPLクラブのなかでは問題が少ない方。
キープレイヤーズ
Bowen、Paqueta、Kudusのフロント3。
Paquetaは、スルーボールが現在リーグトップ(19)。※ちなみにオーデガードが14で3位
Kudusは、テイクオン(ドリブル)成功がリーグ3位(39)。
Bowenはここまで11ゴールでリーグ4位タイ。
セットプレイを担当するWard-Prowseも要注意。
CBでディノス・マヴロパノスがスタート予想されている。
Head to head
リーグカップ含む直近6試合で、アーセナルはWHUにW3 D2 L1。
この敗けは、11月のリーグカップのもの。
【マッチレビュー】23/24 カラバオカップR4 ウェスト・ハム・ユナイテッド vs アーセナル(1/Nov/2023)敗けるべくして敗け | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
基本的には、アーセナルがWHUに苦手意識を持っているという感じはないように思う。アーセナルがPLで彼らに最後に敗けたのは2019年1月。その前の敗けは2015年。さらにその前は2007年。16年のあいだに、アーセナルは彼らにリーグで敗けた試合は3回しかない。
ウェスト・ハムの戦術について by エイドリアン・クラーク
AFCオフィシャルサイトより。
AC:モイーズは優先的に4-2-3-1を使うが、ボールがないとき、彼らのフォーメイションはソリッドな4-5-1に変化しがち。彼らはたった41%の平均ポゼッションしかないが、それでもかなり組織だった守備を築いている。カウンターアタックがある。
ハマーズは注意深い性分だが、必要とあらばより攻撃なアプローチにスウィッチすることもできる。ミドル/ディフェンシヴサードでアグレッシヴにボールを奪うと、トランジションをつくる。それが彼らが戦術であり、BowenやKudasのペイスを利用することを好む。素早く守備から攻撃にうつる。
ウェスト・ハムよりファストブレイクでゴールを決めているPLチームはない(6)。アウェイ8試合で5回それで決めており、彼らは危険な相手だ。オープンプレイでは16.35xGあり、ペナルティボックスの外から、またセットピースから22点を決めている。
いっぽうで、すでに30失点していて(22がオープンプレイ)、クリンシーツもたったふたつしかない。これはモイーズのチームにしては珍しいこと。ウェスト・ハムより多くショッツを打たれているのは、シェフUとルートンしかおらず、xGAでワースト4位である。