またまたセットピースが違いに
この試合のアーセナルの勝因は、守備はもちろん、もうひとつの超重要なそれはやはりセットピースだろう。
セットピースの強みは、流れや勢いとはあまり関係ないところ(いや実際は勢いはけっこう相関してそうだが)。
With seconds remaining of the north London derby, Mikel Arteta produced his final touchline act: slapping Nicolas Jover on the backside.
This was a day for Jover and set-piece coaches across the land. Ange Postecoglou doesn’t want one. Maybe he should.https://t.co/JO0xgmsgdX
— Sam Dean (@SamJDean) April 28, 2024
注目されるのは、もちろんニコ・ヨヴァー。King of Set-Piece。
この役割の存在は、去年から今年アーセナルのそれがセットピースコーチの下でかなり進歩していることで、世界中の多くのクラブにその重要性をあらためて知らしめているのではなかろうか。それほどのインパクトはある。
下のグラフィックはまたまた『The Telegraph』。アーセナルは、セットピースからのゴールが最多、失点はベスト2位。超優秀。セットピースが攻守で際立っているのが、タイトルを競っている2チームというのが、その重要性を物語っている。
いっぽうのToTは、リーグの平均かやや悪いくらい。1試合でセットピースから2失点もしていたら、いくら強いチームでも試合には勝てない。
それに関して興味深いのが、ToTのボスが試合後にセットピースコーチの重要性を問われて、自分たちには必要ないと語ったこと。
彼は以前にもそれは必要ないと述べたことがあるようで、今回あらためて問われるとこう話したという。
Ange:もしわたしが守備のセットピースを改善することが、ギャップをうめる回答だと考えるのなら、わたしも全力でそこに注力するだろう。しかし、それはわれわれがいるところではない。
自分たちが、いま取り組むべき最優先の事項ではないと云いたいのですな。
それは朗報。
アーセナルは、今後も粛々とセットプレイを進歩させていこう。そうすれば、差はもっと開く。
カイ・ハヴァーツのビッグレデンプション
アーセナルファンが選ぶMOTMはハヴァーツ。※PLのMOTMはビッグガビ
今回のKHの活躍は、試合を観ていたひとには説明不要か。G1 A1。空中戦の勝率は8/10。自分の仕事をきっちりこなした。
個人的にもっともしびれたのは、サカのゴールアシスト。オーデガードみたいに正確なロングレンジのパスだった。彼のユース時代の逸話として「とにかくフットボールがうますぎる」というのがあったが、まさにそれを裏付けるパスだった。
Kai Havertz is the first @Arsenal player since Alexis Sanchez in 2016/17 to score and assist in four matches in a single season ✨ pic.twitter.com/EmyWm7p2B4
— Premier League (@premierleague) April 30, 2024
Kai Havertz has been directly involved in more Premier League goals for Arsenal in 2024 (13) than he ever was in a whole season for Chelsea:
◎ 15 games
◉ 8 goals
◉ 5 assists“60 million down the drain” 🤥#TOTARS | @bet365 | #Ad pic.twitter.com/NFCa7abPqg
— Squawka (@Squawka) April 28, 2024
ちなみに、ゴールはペナルティを除くとCole Parmerとハヴァーツは同じ(11)らしい。
PLの直近11試合で、G8 A5。ナンバー9としてプレイした試合に限定すると、彼のゴール貢献(G+A)は55分ごとだとか……。
彼の能力への疑念が広がっていたシーズン開始当初から、いったい誰が現在のこのような姿を想像しただろうか。
このレデンプションについて誰かが云っていた。ジャカが数年かかってやったことをハヴァーツは数ヶ月でやってしまっている。
このtwの反応は、シティがタイトルを取ったときより多いらしい。ファンに愛されてる自覚がないと、ポストできないコンテンツに思える。
Mood pic.twitter.com/EFeWk2u8wq
— Kai Havertz (@kaihavertz29) April 28, 2024
まったく、なんて漢だ。
議論な審判
今回もっとも議論な審判として注目されていたのは、サカのゴール直前で、26分トロサールがアーセナルのボックス内でKulusevskiの足をひっかけてしまった部分だろうか。
あれは、試合後にシェアされていたわかりやすい角度からのリプレイ映像を観たかぎりでは、たしかにトロサールの足が相手の足に触れていたように観えた。
しかし、マイケル・オリヴァーはおとがめなしと判断。
もしあれがファウル&ペナルティであれば、サカのゴールもなかったし、ToTはペンでイコライザーを決めていた可能性が高いので、結果を左右する判定だったかもしれない。
もうひとつ、その直後にライスが足を出してボールを持ったMaddisonが倒れたのもペナルティだとスタンドはわいたが、そちらも問題なし。まあ、こちらはふつうに問題なしだろう。あんなのでペナルティなんて許されない。
トロサールのペナルティ疑惑。逆の立場なら、あれがおとがめなしなら間違いなく陰謀だと叫んでいるかもだが、まあまったく問題ないのだから、問題ない。
NLDピープル
今回はいつもの試合に増して、試合後には観客の様子が話題になっていた。
アーセナルのゴールになるサカやライスのコーナーキックでは、ToTサポーターのあおりからの意気消沈ぶりが笑えたし、ToTの席にまぎれた勇者のグーナーアピールも少くなかった。
敵地でこっそりアーセナルファンをアピールするのは、最近バズるコンテンツになっているからやりたくなる気持ちもわかるが、さすがにあれは、トラブルの元だから自重したほうがよいと思うけども。
そんななかで、おれが“NLDピープル・オブ・ザ・デイ”に選んだのがキミである。
後ろ姿でアジア人ぽいから、やっぱり韓国のひとかな?
当然ToTサポにはたいそう不評のようだが、まあ、スタジアムを訪れる誰しもがクラブのハードコアなファンではない。
多様性があっていいじゃないか。
NLDピープルじゃないけど、Anne Hathawayもいまのアーセナルを支える女神になりつつある。トロサールも彼女にお礼メッセージ。公式サポーターみたいになってる。アディダスはモデルに起用したほうがいいかも。
Anne Hathaway and Nicholas Galitzine get a sweet surprise from @Arsenal’s Leandro Trossard @LTrossard! 🤩 pic.twitter.com/oqJslG86X9
— TODAY (@TODAYshow) April 29, 2024
この試合については以上である! 今回も無駄にだらだら長くなってごめんね!