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【マッチプレビュー】23/24 EPL アーセナル vs エヴァトン(19/May/2024)奇跡を信じて

追記:エドゥの試合前コメント「彼らにわたしたちがどれだけ誇らしく思っている知ってほしい」

「The Class of 23-24へのメッセージ」という、タイトルがかかった最終日を目前にしたエイミー・ロウレンスによるインタビュー記事より。『The Athletic』より。※小見出しや訳者による

エドゥ:わたしは選手たちに、わたしが、わたしたちが、いかに誇らしく思っているかを知ってほしい。

彼らは泡の内側の深くでなんとか勝とうと取り組み、外側からどう思われているかが観えないこともある。彼らが毎週末アーセナルFCをレペゼンしていることがいかに誇らしく思われているか。それをわかってほしい。

わたしはミケルともそのことについてよく話す。彼らはほんとうに称賛に値する。クラブをトップに戻すために、彼らがどれだけ努力しエナジーを捧げたか。わたしにはそれがカギなのだ。

このグループでわたしがもっとも関心していることのひとつ、それは友情だ。お互いをどれほど気にしているか。彼らはほんとうにすべてを気をかけている。ピッチ上だけではない。わたしも彼らといくらか私的なことを話すこともあるが、彼らが自分のことじゃなく仲間がなにをしているかについて話すときが、わたしは大好きだ。

わたしが選手時代に関わった4つのスクワッド、コリンチャンス、アーセナル、ヴァレンシア、ブラジル。そこでは親友である必要はなく、必要なのはキャラクターだった。

しかし、お互いを思いやる友情があれば、そこには特別なものが加わる。それはつねに成功が約束されるということではなく、自分たちのなりたいクラブになる取り組みがあり、クラブで誰一人欠かさず、100%じゃないものの居場所はないということ。

いまのこのグループには、グループのメンタリティとして、わたしが選手として経験してきたものとかなり似たものがある。毎日をどう過ごすか、どう振る舞うか、トレイニングでどう競うか、どう競いあうか、どれほどプッシュするか、トレイニンググラウンドでどれだけの時間を過ごすか、コーチングスタッフからどれほど細かいことを受け取る準備ができているか。そういう努力は外からは観えない。ここには、特別な選手たちがいるのだ。

(スクワッド計画)去年の夏に戻れば、われわれのゴールはいま観ているものだった。クラブはあらためて大きなもののために戦っている、そしてスクワッドは現在だけのものでなく、未来のためのものでもある。

選手たちと契約したあと、わたしはリーグのために戦うことを期待した。シーズン前にも信じられないような素晴らしいパフォーマンスをしていたが、われわれは足りていないピースのいくつかを特定した。われわれがもたらしたのは、キャラクターと進歩のクオリティ。かなり興奮したよ。

(ミッドシーズンキャンプ)人生でも休息が必要なときというのはあると思う。あのときのグループにはいろんな意味でちょっとした休憩が必要だと感じたのだ。肉体的、精神的、すべて。

あれは、反芻、再考するには完璧なときだった。リラックスしてカムバックするには。ミケルはすべてをとてもうまくやった。ドゥバイには家族も招待し、全員をリグループさせた。すべてをレビューするよう全員にけしかけた。そして、われわれは力強くカムバックしたのだ。

(まだシティに足りない)これは悔しい。いまのわれわれの数字、パフォーマンスを観てもらえば。それでもまだ足りないのかもしれない。だが、われわれが忘れないのは、われわれがどれだけのことをやってきて、進歩してきたか。

わたしも選手だったので、ビッグシーズンを過ごす感覚はわかる。全力を出し、すべてにトライする。とてもいい感覚でシーズンを終えたい。選手なら後悔することもあるし、自分を責めることもある。どうしてもうちょっとうまくやれなかったのか。

みんな全力を出した。自分たちに奉げた。フットボールに生きた。それがわたしはとても誇らしい。

クラブを以前いた場所に戻すために、われわれがやらねばならないことはわかっている。わたしは思い出す。5年計画におけるスクワッドビルディングのアイディアが出た、最初の日、最初の週、最初の月のことを。いろいろな議論があり、変化のために、決断するために多くの考えも必要だった。

そしてありがたいことに、われわれが予想したすべてのことが起きていて、それは誇れるものになっている。

どのシーズン、どのウィンドウでもわれわれは努力している。つねに、足りていないクオリティを足したり、要素を進歩させたりしようとしている。われわれが、良好な基礎を築くために、たくさんのさまざまなキャラクターたちと契約し始めたときだ。特別なインパクトをもたらそうと、ガブリエル・ジェイズース、アレックス・ジンチェンコのような選手たちを連れてきた。

そしてさらなるプッシュ。去年の夏に必要だった新しい補強。自分たちのニーズをを理解し、クラブからのサポートを得たらすぐに、チームのパフォーマンスが増していくことを実感することになる。

それにわれわれは、われわれの更新したいと考える選手たちを100%更新した。もう選手たちはどこにも行きたがらない。そうなれば、わたしの仕事はやりやすくなる。われわれはダイナミックを変えたのだ。選手たちは、大きなことにチャレンジできるこの場所にいたがっている。どうしてもそれをやりたがっている。

スポーティングダイレクターとしては、わたしは自分の仕事が大好きだし、もっとやりたいと思う。わたしはもっとよくなりたい。もうつぎのシーズンのことを考えねばならないし、さらによくなるにはどうすればいいのか。今回タイトルを取ってすら、もっと求めようじゃないか。

わたしは、ここでの日々を愛している。進歩のために努力し、スタッフの面倒をみて、ひとと話をする。エナジーがみなぎるし、燃料になる。このチームはチャレンジしている。クラブは健全で、家族が戻ってきた感覚がある。

追記:ジョッシュ・クロンキのメッセージ「これからもつねに前進していく」

オーナーシップから。最終戦のマッチデイプログラムより。AFC公式サイト。

ここから最後のホイッスルまで何が起きようと、このシーズンがわたしたちの記憶に残るのは間違いない

わたしたちのチームがプレイしているフットボールは、観ていて楽しいものです。わたしたちは、この進歩やクラブとしての方向性を当然誇れます。

シーズンの最終日にPLタイトルを競っていること。それは、ハードワークの証であり、クラブの全員の決意の証です。

それと、もちろん、われわれがCLのクウォーターファイナルまでたどり着いた事実。これは14年ぶりのできごとで、CLへの連続出場もこの7年間で初めてのこと。

そんなこともありつつ、なにがわたしたちの多くに間違いなく最高の喜びをもたらしているかといえば、それはわたしたち全員がともに感じているつながりでしょう。今シーズンもまた、わたしたちの選手には騒がしい応援をしてもらいましたが、それはわたしたちが達成してきたことの大きな部分を担っています。ミケルもヨナスも、選手たちも、そこに関わってくれたすべての人たちに大いに感謝をしています。

このように、わたしたちが自分たちの進歩を誇っているあいだ、クラブには誰ひとりとて立ち止まっているものはいなかった、ということをわたしははっきりさせておきたいと思います。今日、どんなフィニッシュになろうとも、チームとクラブを前進させようと舞台裏から働きかけていた全員が、これからもつねに前進するのです。

ホームとヨーロッパ両方で、わたしたちが成し遂げたいことはたくさんあります。そして、いまは新しいワクワクするようなストーリーを書くことに集中しているところです。アーセナルフットボールクラブの歴史のうえに築く、新しいチャプターを。

今年はシーズンを通して、多くの選手たちによって型どられた、たくさんのストーリーやマイルストーンがありました。夏に新しく契約した選手たちが、アーセナルの選手として花開くところを見るのは喜びしかありませんでした。そして、このスクワッドを維持するために、すべてのトロフィにファイトするために、多くの選手がクラブに新契約でコミットしてくれたこともうれしかった。

このクラブのとても深くに根ざすウィニングメンタリティ、わたしたちはそれを鍛えつづけたい。

もちろん、今シーズン大いに飛躍したのは男子チームだけではありません。連続でContinental Cupを勝ち、ヨーロピアンの権利を確保した女子チーム。彼女たちは、このゲイムにおけるパイオニアでありつづけています。

3度入場者数記録を更新し、エミレーツステディアムを2度売り切れにしたことは、素晴らしい実績でした。来シーズンにはもっとあるでしょう。エミレーツステディアムでは、11の女子試合が予定され、あらためてメジャートロフィに挑戦するシーズンになる。

わたしたちのSDであるエドゥ、彼が男子、女子、アカデミーフットボールを今後も開発し、発展させていくはずです。

わたしは、今日、愛するアーセナルの駆動力となった、クラブのすべてのスタッフを抜きにしては何も語れません。これらの多くは、彼らのハードワークや覚悟なしにはなし得なかった。今週、それを労おうとわたしたちはしばらくともに過ごしました。

皆さまもご存知ように、われわれのチーフエグゼクティヴであるヴィナイ・ヴェンカテシャンが夏にクラブを去ります。ヴィナイとの取り組みはなんという喜びであったか。わたしたちは、14年間ものクラブに対する彼の貢献とコミットメントに感謝し、今後の活躍を祈念します。ヴィナイはこれからもずっとわたしとクラブの友人でありつづけるでしょう。

わたしは、クラブのdirector of football operationsであるリチャード・ガーリックが、マネイジングダイレクターとしてその後任を務めることも喜ばしく思います。リッチは2021年にクラブにやってきて以来、非常に大きなインパクトをもたらしています。彼はこのゲイムにおける経験で、フットボール世界ではとても尊敬された人物であり、彼の新しい役割でクラブの未来をかたちづくっていくことに興奮しています。

今日、チームは全力を尽くすでしょう。わたしたちもこのともに過ごしたシーズンを誇ります。しかし、何が起きようとも、わたしたちの未来にはワクワクすることが待っています。

最後に、わたしの父にかわり、わたしからみなさんに多大なる支援へのお礼を申し述べます。わたしたちが8月に戻ってくるまで、どうか素晴らしい夏をお過ごしください。

 

Josh Kroenke
Co-chair, Arsenal Football Club

なんだか、このひとが、ファンから集中砲火浴びてたときのことを思い出してしまったな。そんな昔のことじゃない。

父親のスタン・クロンキがいつの間にか身を引き、矢面にたったジョッシュが慣れないファンとの直接のやりとりの場で、「おまえたちオーナーは、このいと尊きクラブをこの先どうするつもりなんだ!?」と厳しく詰め寄られ、タジタジになっていたあの日。それがいまや、KSEに文句を云うファンは、ほとんどいなくなってしまったみたいである。

それもこれも、チームが成功しはじめたから。ミケルとエドゥ。だが、われわれファンはオーナーシップの支援も忘れてはいけないだろう。アーセナルが、ほかのビッグクラブにも負けない金のかかるトップタレントたちを連れてこられたのは、オーナー投資があったから。彼らがずっと問われていた野心を見せるようになった。

いろいろ感慨深い。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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