試合結果予想
BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) 3-0
Sky Sports (Jones Knows) 3-2
WhoScored.com 3-0
3者ともに3ゴール予想。
Chris Sutton:Sean Dycheは戦士であり、彼のチームは力強いシーズン終わりを楽しんでいる。彼は何よりもポジティヴな結果を望んでいるだろうが、アーセナルの勝利を止めることができるようには観えない。
アーセナルは直近PL17試合で、15勝ち、引き分けひとつ、敗けがたったひとつしかない。彼らは2位フィニッシュに値しないが、それが起きそうなことである。コミュニティ・シールド以外、彼らはトロフィなしでシーズンを終えようとしている。
アーセナルは、この試合に彼らのインヴィンシブルチームから選手たちを招待している。2004年に無敗でチャンピオンになったものたち。したがって、彼らにも見せたいはずだ。
彼らは笑顔になるべきだ。たとえ祝うためのタイトルがないのだとしても。
Jones Knows:アーセナルファンのみんな、まだ望みを持っているかい? じゃあ、いくつか望みを与えようか。シティとWHUの試合でウェストハムに賭ける価値はありそうだ、両チームともゴールするは4/5もオッズがある。これは無視できない。
ウェストハムはMohammed KudusとJarrod Bowenがトランジションで際立っていて、カウンターアタックが素晴らしいチーム。シティはそうしたプレイには脆弱だ。今シーズンの彼らはクリンシーツが少ないし、PLとCLの46試合のうち33試合で失点している。
その数字は、もしかしたらもっと多くあるべきかもしれない。スパーズやフォレストはゴールこそできなかったが、それぞれ1.66、1.93のxGがあった。
ウェストハムは、今シーズンはアウェイのリヴァプール、アーセナル、トットナム、ヴィラでゴールしている。だから、見た目よりもシティには危険な試合になるはず。KudusとBowenのふたりは応援する価値がある。
わたしはアーセナルがPLを勝つとまでは云わないが、シティも試合に勝つには2点か、あるいは3点必要になるかもしれない。そうなれば、ノースロンドンの心拍数を高めてしまう展開もありうる。
もはやエヴァトン戦の予想ですらない。。でもアーセナルにポジティヴな予想はありがたい。
試合のみどころ
この試合のことは、あんまり心配していない。多少苦しんでも、必ずトロサールが決めてくれるし、1点リードしたらあとはゴールがどしどし入りそうな気がする。そうなれば、あとはリラックスしたお祭り騒ぎの雰囲気。招待されたインヴィンシブルな皆さんの見守るなか。
そもそもアーセナルは、PL最終日の試合の勝率は71%もあるそうで、これはリーグベストとのこと。22勝で、現在12連続勝利中。たしかに最終日にがっかりした記憶はあんまりない。
たぶん、この日はスタンドを含めて、全アーセナルファンはやはり#MCIWHUのほうに集中してしまいそうである。エミレーツで試合中に、目の前で起きていることと関係なく、スタンドがどよめくみたいなシーンが何度も観られそうだ。選手たちはスタンドの雰囲気に惑わされずこの試合に集中するのは、けっこう難しいかもしれない。
PL最終日は、全10試合が同時キックオフなので、TV中継も逐一その試合の様子を伝えるだろう。ふだん、ぼくはほかの試合結果が速報で流れる中継は嫌いなんだが、この試合は許さざるを得ない。なんなら両方の試合を同時に見る。
もし、WHUがゴールを決めようものなら、エミレーツは試合そっちのけでめちゃくちゃ盛り上がってしまうだろう。
WHUはデクラン・ライスの心のクラブであり、ボスのMoyesはミケルの敬愛する師匠。元キャプテンのために勝つかと問われたMoyesは笑いながらNoと答えたが、いまのアーセナルとのゆかりはある。KudusとBowenに仕事をしてもらおうじゃないか。
これはredditでシェアされていた情報。94-95シーズンのPLはブラックバーンがタイトルを取った珍しいシーズンだったが、じつはそれも最終日にマンUの勝利をWHUが阻止したことで実現したらしい。
歴史は繰り返されるか。
だから、今回の試合は試合そのものというよりも、向こうの試合との駆け引き。そこがみどころ。
もし、向こうが1-1であっても、こっちが1-1ならどんな雰囲気になってしまうか。シティがポインツを落としても、アーセナルは勝たなきゃ意味がない。千載一遇のチャンスを逃しかねない恐怖。ファンもどっちの試合に集中すればいいのわからない(笑い)。ふたつのスタジアムの試合状況によって、雰囲気がころころ変わりかねない。場合によっては、異様な状態になりそう。
そんな試合はなかなか観られない。それもまた貴重な体験。ミケルとアーセナルのみんながつくってくれた。
昨日、ジャーナリストのSam Deanが書いたこんな記事が公開された。
The story of Arsenal’s season. California BBQs, Dubai resets, Oxfordshire getaways, hype videos, Wenger’s lunch, Rice’s moisturiser, posters in Porto, Tom Cruise, set pieces, unit training and becoming an exceptionally good football team. Long read #AFC https://t.co/O3nUZydd9j
— Sam Dean (@SamJDean) May 17, 2024
アーセナルファンにはぜひ一読いただきたい、今シーズンのまとめのような記事で、舞台裏で起きていたことも含め今年のアーセナルがどのように成長してきたか、さまざまなエピソードを交えてまとめられている。
これを読んであらためて思うのは、このアーセナルのチームは誰がなんといおうと、成長をつづけているということだ。正しい方向に向かって進んでいる。それで今年結果が出ないとしたら、それはとても残念なことだが、仮にそうだったとしてもこのアーセナルが進歩している事実は揺るがない。
そして、それは輝く未来につながっているのだ。明日はもっといい明日だと信じられる。こんなふうに希望を抱かせてくれるチームをつくったアーセナルFCに感謝。そんな思いが去来するシーズンの最終日だ。
この試合はタイトル争いの喧騒のなかで終わるだろうが、きっとどんな結果でも充実した気持ちでいられるに違いない。
そういえば、PLのチーフエグゼクティヴであるRichard Mastersが、MCIWHUでなく、こちらの試合に訪れるという。
従来は、PLのえらいひとはPLタイトルのトロフィを渡す役割のために、タイトルを取るチームの試合に訪れるものらしいが、なぜかシティではなく現時点で2位であるアーセナルの試合が選ばれる不思議。タイトルの本命とも思われていない。
これは、ちまたでは115のFFP違反の疑いのままタイトルを取るかもしれないマンシティにトロフィを渡す気まずさをごまかす意図があるのではないかと云われている。なんて、馬鹿げた話なんだろう。
115FCはここで止めないと。
キックオフは、日本時間で5月20日(月)0:00。日曜夜ですな。
名残惜しいが今年のアーセナルはこれにて終了だ。最後の試合をともに満喫しましょうぜ。
COYG!
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