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【マッチプレビュー】24/25 EPL クリスタル・パレス vs アーセナル(21/Dec/2024)ジェズースの勢いを維持させる

水曜日にリーグカップで対戦したパレスと中二日で対戦。今度はPLでアウェイ。ロンドンダービー。

英国には星の数ほどのフットボールクラブがあるのに、こういう偶然がけっこうある気がする。

リーグカップでの試合は、終盤にエディ・エンケティアのゴールで息を吹き返したパレスながら、ジェズースのハットトリックもあって概ねアーセナルの快勝といえる試合だった。今回はアウェイで、より本気度の高いPLとなり、どのような試合となるか。

パレスはリーグでは15位と低迷していて、アーセナルとしては今回も当然勝ちが期待される試合であり、まだタイトルをあきらめていないのなら絶対に勝たねばならない試合。フラム、エヴァトンに2連続ドロウのような試合は、つづけていられない。



アルテタの試合前コメント「ベストはまだこれからやってくる」

昨日行われたミケル・アルテタの試合前記者会見。 AFC公式サイトより。

(ライスとカラフィオーリについて……)

アルテタ:彼らはふたりともスクワッドに入る。

(そのほかのチームニュースは?……)

ジンチェンコも可能性はある。トミヤスはない。

(ジェズースはよい週を過ごしている……)

彼もとてもうれしかったろう。チームのみんながとても喜んだ。なぜなら、彼は試合に勝つためにチームを助けていたし、セミファイナルにも進んだ。それが望みだった。

彼の直後のリアクションを観ただろう。笑顔でエナジーにあふれていた。ああいう最高レヴェルのパフォーマンスを全員が持てることがわれわれには必要だ。水曜のガビーは、間違いなくそのひとりだった。

(彼はこれからも活躍できる?……)

イエス。彼はプリシーズンにセットバックから復帰してきて以来ずっとよかった。これまでも、ゴールなしでもいいパフォーマンスもあったし。もちろん、先日彼のやったことは、まったくわれわれが9に求めるものだった。

(ティアニーは1月に移籍する?……)

現時点では彼はチームとともにいる。わたしは、退団することを考えていたりチームにコミットしていない選手はプレイさせない。彼は完璧にコミットしているし、長期のタフなケガから復帰して楽しんでいる。だから、いまを生きよだ。

彼はいまはスクワッドの大きな一員になった。スクワッドに入る資格があるし、長期の離脱のあとでとてもよいプレイをした。だから、わたしが云えるのはひとつのことだけだ。

(彼は1月の移籍を望んでいる?……)

彼はわたしのところへ来て「移籍したい」なんて云っていないよ。かつて、もしわたしたちが彼に疑いを持ったのなら、「自分は移籍するときだと思う」と彼は云ったかもしれないが、いまはそうはなっていない。

(あなたはマネジャーとして5周年……)

とても楽しんできた。時間の経過がとても早かったし、いまのこのポジションにいられることをとても感謝している。たくさん学ぶことがあり、進歩することがある。ベストはまだまだこれからだ。

(大きなトロフィを狙う……)

それがわれわれの望みだ。大きなトロフィをもたらし、自分たちが築いたものを失わない。そこもとても重要。

(同じチームと一週間にニ度プレイする……)

準備が変わってくる。もちろん、プレイしたばかりだから彼らのことは分析した。だから、そこはやりすぎなくていい。どちらもチームも多少調整をするだけだと思う。何人か選手を変更したり。

それ以外では、試合の難しさは同じだ。Selhurst Parkでプレイする難しさを知っているし、それに備える。

(ジェズースとハヴァーツはアップトップでいっしょにプレイできる?……)

そうだね。それも可能だ。われわれの選手たちには、つながりや生み出せるものがある。そういう種類の状況はかなり可能性があると思う。

それに、さっきも云ったように、わたしはガビーのパフォーマンスとチームのパフォーマンスに非常に満足している。もっとも重要な事実は、われわれがセミファイナルにいるということだ。

(あなたの5年でクラブのどこが変わった?……)

わからないが、わたしからすると、団結、つながり、大きなものに向かって競っているという事実はある。それは、かつての数年ではわれわれがマネジできなかったことだ。そこはポジティヴ。だがやることはまだたくさんある。

(カラバオカップのSFでニューカッスルを引いた……)

やってやろうじゃないの! タフな2試合になるだろう。セミファイナルに残った4チームは最高レヴェルのチームだとわかっている。だから、誰を引こうが難しいのはわかっていた。

(ロンドンダービーとほかの試合との違い……)

移動が楽だね! 対戦相手のレンジがまったく全然違っていて、PLにチームがたくさんあるとてもユニークな街だ。

われわれは、ここまではいい成績を残せているので明日も勝ちたいし、またいいポジションにいきたい。

(2024年で11回めのダービー。ダービーの試合が多いのはたいへん?……)

わたしはそういう見方はしない。PLのカレンダーを見れば、すぐにどの相手だって難しいことがわかるはず。毎回のアウェイも難しい。

ダービーは特別なもので、サポーターにとっては(観戦が)楽だろうこともナイスだと思う。だから、ポジティヴ。

(サポーターとクラブの団結について……)

それはもちろん重要なことであるし、わたしは毎日仲間たちととも働くことを楽しんでいるということもある。

われわれはともに築いているものがあり、たくさんの人たちがそれに貢献している。みんながハングリーで野心的。しかし、それでもこれからはさらなるレヴェルに行かねばならない。

(5年たってもあなたはまだ若い。白髪の増えるひとも多いのにあなたは以前とまったく同じに見える……)

(笑い)わたしも変わってると思うよ。ものごとが変わっている。とても早く変わるし、振り返ってもすごく早い。わたしは、その一分一秒を楽しんできて、平坦な道のりではなかったし、いいときも悪いときもあった。

わたしがここにいるのは、自分のやっていることに情熱があるからで、クラブを愛しているし、フットボールでベストになりたいと思っているから。だから、毎日わたしは自分のベストヴァージョンになれるよう努力している。それがアーセナルFCや選手たちにとってのベストだと思うから。そういうマネジャーになろうとしている。

(あなたとクラブの絆はどれほど深まった?……)

そういうことには時間がかかる。もちろん、それまでもつながりはあった。わたしは元選手でここにいて、キャプテンでもあったから。クラブのたくさんの人を知っている。それがとても役立った。

わたしが思うに、いろいろな状況をともに過ごしてきたことが関係性を深めている。わたしの側からも、彼らがクラブにもたらしてきたことについて、尊重し、尊敬し、感謝している。それがお互いの気持ちだと思う。

(あなたはほかのPLクラブを率いると想像できる?……)

いまは不可能。わたしはこのクラブに全力を注いでいるから、それ以外にもうエナジーが残っていないし。クラブ、選手、スタッフに全力を尽くしている。それがわたしは唯一の野心であり、このクラブをもっと成功させる。

(この5年でもっとも重要だった決断がひとつだけあるとすれば?……)

(しばし沈黙)Pfff…. いい質問だね。まず、わたしひとりで決断することはない。多くの時間で、わたしはクラブとそれを共有している。そして、コーチとも同じで、決断の必要があればそのようにする。

だから、そのうちのひとつを挙げるのは非常に難しい。わたしが云えるのは、これまでに後悔した決断はないということ。われわれは、たくさんの分析をもって決断するし、たくさんの人間が関与した思慮深いプロセスがある。それが正しく、あまり間違ってないことを望む!

(Marcus Rashfordの状況について……)

ほかのクラブの選手のことは話さない。

(もう5年ここでやると想像できる?……)

ノー。この仕事においては、つねに目の前のことをやる必要があると思うから。そしてもちろん、計画は中期・長期でしなければならない。そのときにエナジーがなければならないし、どのディーテイルにも注意を払う。ものごとがどう動くか仕組みを理解し、よりよい決断のためにもっとプロセスを置く。

つねに全員が地に足をつけてベストを引き出すという目標を持ち、彼らもわれわれがやっていることの一部であると感じられるようにする。

(あなたがコーチとしてよりよくなりたい領域は?……)

すべて。わたしがここに来てからは、おそらく、かなり試合の戦術的側面について執着してきた。そしてそのあとすぐ、2-3ヶ月たったあと、わたしはそれをやる戦術なんてなかったんだと気づいた。

われわれは、Covidで自宅待機を余儀なくされ、クラブと選手を違うやりかたで世話する必要がった。感情面、身体面はとても重要なものだった。

そういう進化があり、その他の面にも優先順位をつけ、ほかのことに集中し時間を過ごす。わたしはそれをやろうとした。

わたしは、チームにはつねに特定の要求があると考えている。しかし、それも変わりうるし、時間の関係で変わっていく。個人のプレイや、集団の勢いにもよる。そして、コーチはそれに適応し、できるかぎり彼らを助けられることを優先する必要がある。

(ティンバーのいろいろな役割への適応について……)

彼がそれをやれているのは、まず彼に素質があるからだ。彼にはそれをできる能力がある。そういうことをやるにも彼はとても快適にやる。われわれも彼の強みを活かして、周囲の選手たちのクオリティを活かそうとコーチしていることもある。

わたしは非常に満足している。彼はとてもよいパフォーミングをしているから。

会見後半。

サマリー。

  • my first press conference I was probably terrified as i had never coached anyone and such a big job and i wanted to show people who trusted me i was capable
  • a mess when you started- a difficult time for the club and was it a bigger job than expected? yes as so many surprise situations
  • changed cultures and how difficult was it to terminate contracts of players? i knew it had to be changed
  • roots of the club were damaged so nothing to build had to make they were clean again
  • who helped advise you? it was a very good friend of mine and helped bring a lot of clarity and deal in facts and not feelings
  • you’re not going to get the name!
  • only 37 and how cope with pressure? i had a lot of good people around me and with a lot of experience and listened to them
  • calmer and mellow now? i think it was necessary and hopefully better for players
  • Amazon doc and light bulbs? i haven’t seen it but it’s the way i like to inspire players and this generation of players b different to when i was a player even tho i am still young. i was worried about cameras at first
  • keep mementos? i have a lot – the first day was a dream come true and i thought ‘is this really happening?!’
  • i know i have a lot to improve
  • celebrations with players? already did the tunnel – everybody hit me hard – no more needed
  • beautiful that can always get better in this job and as people

5周年に関するやりとりが半分くらいあるので全体も長い。

5年たっても最初のころと見た目がまったく変わってないというやりとりは、ミケルもちょっとウケてた。日本だと、荒木飛呂彦?あまりにも見た目が変わらないひととしてたびたびインターネットのネタになっているが、ミケル・アルテタはその領域にあるかもしれない。彼もびっくりするほど変化なし。

彼は見た目だけじゃなくて、中身もあんまり変わってないような。もちろん進歩がないという意味じゃなくて、最初から完成されてたみたいなところがあるから。ずっと真面目。この一貫性はすごいよ。

Marcus Rashfordの件。マンUが彼の放出を決めたとかで、今週はわりと大きなニュースになっていた。マンUのスクワッドを観ると、いまだにそんな選手がいるのかと驚くことがある。新しいボスが半分以上とっかえたいと思っても理解できる。

アーセナルは、これまでにも何度かRashfordとリンクされてきたこともあるし、今回うわさがあるのも驚きはない。実際に動くとは当然思えないわけだが。スターリングの単年ローンとはわけが違う。

多くのマンUファンからも批判を受ける彼については、意外なところから援護射撃があった。イアン・ライト。以前にも、彼がレイシズムのことで主張していたときのこともあるから意外でもないか。こんなことを述べていたそうで。

イアン・ライト:わたしがアーセナルに行ったのは28のときだが、そんなわたしに、マーカスが27で才能が枯渇したと云ってほしいのか!!!!

あまりにも多くのものが自分の意見を正当化したいがために、こうした若者がなんとか失敗しないかと期待している! マーカスのキャリアの1%だってないのに!

27才。高給取り。実力より名前のほうが売れてる系。実際に買い手あるんだろうか。

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