CLリーグフェイズのMD6。アーセナルはホームにASモナコを迎える。お互いにトップ8を狙う直接のライバル同士の対戦となった。
アーセナルは厳しいシーズン序盤を過ごしたあとリーグタイトルを得るには完璧が求められるなか、先日のPLフラムで引き分けるという失態でムードはあまりよろしくない最中。オープンプレイ問題もある。そして、今回はなんとさらなるDF危機だという。
いっぽうのモナコも前回のCL(ベンフィカ)に敗けたあと、リーグアンでも敗けて連敗。まだリーグでは3位をキープしているとはいえ、最高のフォームではない。
どんな試合になるか。
アルテタの試合前コメント「(KT)彼はチャンスを得るだろう」
昨日行われたアルテタの試合前記者会見。今回の会見には、選手からはオーデガードが同席した。AFC公式サイトより。
(今日のトレイニングにいなかった選手たちについて……)
アルテタ:われわれはたくさんの選手たちをマネジせねばならない。そして、明日彼らはフィットしないかもしれない。疑いがある。決定するまでにはまだ24時間あるので、よい決断ができるとよいのだが。
(複数のケガ人に対処する……)
そういうものだ。最後には、挑戦を受け入れねばならないのだし、それがほかの選手たちの機会になる。理想的なシナリオでは、われわれがそうした決断を下すが、実際は理由があってそれを強いられている。だが、同時にわれわれは現実を受け入れる必要がある。前へ進まねば。
(安定したバックラインなしにやりたいプレイをする難しさ……)
わたしは、自分たちのプレイにとても満足している。そしてよいことは、こんなに違うチームになっても悪い状態になっていないこと。だから、わたしはそのことにはとても満足しているし、チームの適応にも満足している。選手たちが違うポジションでプレイする努力をしている。できれば、この状況はすぐに戻り、やりたいことができるようになればいいのだが。
(オープンプレイからもっとチャンスをつくる必要がある?……)
われわれは、どのアングルからでもセットピースからでも、もっとチャンスをつくりたい。実際よりもっとチャンスをつくれたかもしれないし、もっとゴールできていたかもしれない。だから、進化するためにつねにトライしている。
(フラムはこれまでのセットバックとは違うという感覚がある?……)
そうだね。わたしも見返してそう思う。われわれのやられかた、なぜにあのような試合を引き分けたか。理解するのは難しい。だが、それがフットボールの美しさでもある。
われわれは適応し、顔を上げる。あれはがっかりだったし、感情的にもなった。なぜなら、2点めが認められなかったから。タフだった。
しかし、われわれは前進する必要がある。どの試合もさらなる機会であり、われわれはつづけていかねばならない。
(昨シーズンのCLから学んでいること……)
そうだね。PLでやっているたくさんのことをCLでもやる必要がある。つねにCLというものを特別に見てしまう傾向があるが、PLはどれくらい重要で、CLはどれくらい重要なのか?
PLとかCLとかサイズではないのだ。われわれは毎週信じがたい強さの相手と対戦し、それはよいことなのだ。そして、われわれの相手はモナコというとても良いチームだ。彼らは素晴らしくうまくやっていて、とても慣れている。
われわれは3日ごとにこういう相手とプレイしているので、これはあることやシナリオの学習だ。CLには独自のやりかたがある。だが、リーグで毎回やっていることとの類似性はある。
(オーデガードが父親になってからの変化はある?……)
それは彼に訊くこと。でも、わたしは彼らがクラブのなかで成長しているのを見て誇らしくなる。みんながそれでハッピーになり、それは彼らにとり人間として、フットボーラーとして成長する正しい環境だ。この場合は父親として。わたしもチームのなかのそういうニュースがとてもうれしい。
(ジョッシュ・ニコルズはモナコでプレイできる?……)
彼もいくらか問題を抱えている。彼がプレイできるかどうかは定かでない。
(いまのガブリエル・ジェズースのメンタリティ……)
ほかのすべてのストライカーと同様、彼らにはフェイズと時間があり、そのギャップは大きくなっていく。ケガやプレイできなかった試合、スタートしなかった試合など、彼にもたくさんのことが起きている。しかし、彼の姿勢はずっとたいへんによい。つねにそうだ。
われわれは、彼がこの状況をできるだけ早く乗り越えられるよう支援する。
(1月に彼をブラジルクラブに手放すつもり?……)
ノー。ナンセンス。
(これほど選手を欠くとは悪夢……)
わたしはそれが改善されることを望んでいたし、よくなっていた。だが、そのあと突然に問題が出始めた。想像以上の問題。
しかし、いいニュースはチームがそれでも反応していること。自分たちのやりたいプレイをしているし、とても支配的になれる。
われわれは、誰がプレイしようともそれがしたいし、そういう信念がチームのなかにある。だから、とてもポジティヴ。
(ティアニーがチームにカムバックするチャンスはある?……)
そうだね、彼は準備ができているし、トレイニングもよくやっている。チームの現状からしても彼は間違いなく機会を得るだろう。
そういう理由ではあるが、彼が自分で得た権利でもある。彼の振る舞いがあり、チームともいっしょにいた。それは彼の意志でもあり、そういうタイプの選手はチャンスを得なければならない。
(連携という意味でチームセレクションにどう影響を与える?……)
イエス。彼らが十分な時間いっしょにプレイしていなければ。とくにアウトサイドの選手。2人か3人か、あるいはゼロか、左足の選手がいなくなり、それがわれわれのダイナミクスに影響を与える。とくに攻撃で。
だが、繰り返すように、われわれは適応しなければならない。それを乗り越える道を見つけ、自分たちのやりたいプレイでとても効率的でいる必要がある。これはよい挑戦だ。
(なぜケガ人が続出している?……)
ノックオンエフェクト。このたくさんのケガ人は、とても予想できないことだった。たとえば、何度もタックルを受けることは、予想するのはかなり難しい。
ほかの側面としてはおそらく過負荷がある。プレイする時間の量。
ひとりふたり使えない選手がいるノックオンエフェクトでは、つまりほかの誰かの時間になる。それはよい変更ではない。なぜなら、すべての選手の負荷が高くなり始めるからだ。望んでいるよりも高くなる。だが、それがいまのわれわれの現実だ。
(オープンプレイからのゴールの数のことを心配している?……)
心配していない。なぜなら、試合を観ていてもオープンプレイの状況はあるし、相手がオープンプレイでつくる量もある。チームがそれ以上のことができるのかどうか、わたしにはわからない。とくにフラムの前の試合を観て、相手がどうプレイしていたか。
セットピースは、われわれがオープンプレイでやっていることやどう守っているかの結果。その一部分というフェイズ。
みなさんがセットピースだとかオープンプレイだとか分けて観ていることは知っているが、わたしは両方をいっしょに観ている。そういうのも尊重するがね。同意はしない。でも尊重はするよ!
(モナコについて……)
非常に素晴らしい。とてもよいチーム。CLとリーグでのラン。とくにトップチームに対して、マジな脅威になる。チームは超オーガナイズされていて、とてもインテンスで、トランジションでもクオリティがあり素晴らしい。だから、明日はわれわれにはとてもよいテストになる。
(あなたがPSG時代にモナコと対戦した記憶……)
そうだね。いい思い出がある。
われわれにはアーセンともティエリともつながりがあるね。大きな歴史があるよ。特別なクラブだ。特別な場所にある。だから、われわれは彼らをここに歓迎するし、できれば彼らより上回りたい。
以上
マーティン・オーデガードの試合前コメント「(昨シーズンのバイエルン)教訓にする」
パパになったマーティン。キャプテンの試合前会見。尺がミケルの倍くらいあるんだが。
サマリー。
- having baby most beautiful gift in life and important to switch off when go home- my wife is amazing
- one of most experienced UCL players and confident we can go a long way with lessons from last season
- how helping Ethan? in many different ways to be himself and be natural and keep improving and he is doing amazing for his age
- don’t want to put too much pressure on him but he is an unbelievable player
- partnership with Bukayo and relationship with him? we are all getting older and learning more about everything. Great connection on and off the pitch and helps us understand each other
- What Saka like as captain? natural for him and well deserved
- how cope with injury? i tried to stay involved and in meetings and dressing room and around as much as possible
- how come back at top level? I surprised myself!
- need trophy to go down in history? if do that everyone will remember you and we want to do something really special and win trophies – shared mindset
- pressure? no – it’s more inspiration for me as a captain and i dreams of this as a kid
- lessons from dad and childhood? trained with dad and he talked about hard work, stay humble and never be satisfied
- experience at Real Madrid aged 16 when i was a baby! i know what like to be a young player in a senior squad
- what like being a captain of Arsenal? it’s a lot but i enjoy it and feel proud
- how week been with baby? a beautiful week even tho can’t prepare for it
- wife amazing and important
- how feel about compliments? nice but i don’t follow too much what people say
- is your role in team an older brother? we have a young squad and i feel like one of the older guys and o enjoy that
- main lesson from UCL last season? did not do well enough in away games and showed last match we are capable
- I am sleeping well and my wife is doing amazingly well – we planned it in a good way
- friendship with Kai? we have a good connection – he is a funny guy and a good player
- shared bond with similar careers?
- create enough from open play? last few games been really good apart from Fulham which we nearly won. I tho o we are doing well
- FIFA and Norway protest? one for them and not me
このなかでCLに関するやりとりだけ訳そう。
オーデガード:(昨シーズンQFバイエルンに敗退した教訓は? CLタイトルを取れる?)それがスクワッドのなかにあるフィーリング。みんな自分たちがやっていることをとても信じている。チームとしてやっているすべてのことに自信がある。
去年はいいレッスンだった。ぼくらはCLも勝ち進みたかったのに、それができなかった。だから、それはもっとよくなるための教訓として受け入れねばならない。
スポルティングとの試合を観てもらえば、アウェイのとてもタフな試合だったけど、ぼくらは素晴らしかった。
あれは進歩のきざしだ。ぼくらは自分たちを信じているし、今年こそそれを達成したい。
今回は、アルテタにもキャプテンにも、オープンプレイからのチャンスクリエイションに関する質問が多い。さすがに旬な話題すな。この件に関して、ふたつの記事をシェアしたい。
Arsenal’s left-sided problem that Gabriel Martinelli and Leandro Trossard are not fixing
どちらも非常に興味深かった。
おれたちのKTが大活躍することを祈る!メリーノもいるし(キャプテンも含めた)ソシエダユニオンでがんばってくれい