やあ。
2024年のホーム最終戦は、もっと華々しいパフォーマンスと結果を期待していたんだがなあ。大きな点差をつけて、ボールをパスするたびにスタンドが「うぇ~い」と盛り上がるような。
アーセナルは前半に1点リードしただけでギアを下げてしまったみたいで、試合を通して敗けそうな雰囲気こそなかったものの、最後のホイッスルの瞬間までなんだかモヤモヤしながら観ることになった。あれはなんだったんだろう。お疲れだったのかな? せっかくサンティも来ていたというのに。
Qué alegría verte amigo, gracias por todo @m8arteta crack @Arsenal pic.twitter.com/5ir6YfiG28
— Santi Cazorla (@19SCazorla) December 28, 2024
とはいえ、ボトムチーム相手にお仕事は完了した。これでリーグテーブルでも2位に浮上し、ほかのひどいチームとくらべれば、試合に勝っただけまだマシかもしれない。
試合を振り返ろう。
Arsenal 1-0 Ipswich: Kai Havertz scores only goal as Gunners move above Chelsea into second place
アルテタの試合後コメント「ブカヨは復帰まで2ヶ月以上はかかる」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
- (エミレーツで17試合無敗)ビッグプラットフォームがつづいている。いくつかポインツを落としたが、それでも。シーズン最初の6ヶ月のことを考えても、チームはいいポジションにいる
- 試合に勝てて非常にうれしい。クリンシートが重要。フェスティヴ期間は試合がたくさんあり、気が散ることもあるので勝つのは難しいから
- 前半のスタッツを観てもスペイスがかなりタイトだったことがわかるはず。それでもチームは全力を尽くしたし、ショッツゼロなど相手には何もやらせなかった。こちらが勝つにふさわしい
- そして、このリーグのレヴェルではひとつかふたつセットピースがあるだけで、全員が攻め上がってくる
- 試合を終わらせることには苦しんだ
- (MLS)彼は際立っていた。彼はフルマッチをプレイするのは初めてだと思う。攻守でとても安定していて、とても集中していたし、イニシアティヴもあった。素晴らしいパーソナリティ。彼には大きなステップ
- (つぎのブレントフォード)とてもタフな試合になる。とくにホームでの彼らの今シーズンの数字を観てもわかる。いい準備をしよう
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(パフォーマンス全体について……)
アルテタ:勝利にとても満足している。クリンシートも重要。とても難しい相手だった。
われわれはたくさんの試合をプレイしていて、多くのチームがとても僅差で勝っている。今日はもっと大差で勝つことができたかもしれない。そうはならなかったが。最後の数分では、ひやひやすることになった。だが、守るべきエリアをきっちり守った。だから、わたしはとてもうれしい。
(もっとゴールすべきだった?……)
もっともっとだ。今日の後半開始では、われわれがやや間延びして、彼らがややアグレッシヴになった。ガビのビッグヘッダーもあった。だから、われわれはもっとゴールしているべきだったよ。
しかし、一貫性はあった。チームは今回もまったくやられなかった。相手の守備のふるまいが、今回も素晴らしかった。だから、それがつねにわれわれに試合に勝つチャンスを与えてくれるものなのだ。
(ブカヨ・サカについて……)
それはドクターに任せたい。だが、彼は手術を行った。すべてうまくいった。彼は残念ながら、何週も何週も離脱することになるだろう。
(ラヒーム・スターリングのフィットネス……)
ラズについては、よくなっていると思う。今週様子を観る必要がある。だが、ヒザのケガはここ数日で良くなっていはいても、それより長く時間がかかることは予想している。チームに彼は必要だからよくなることを願う。
(マルティネリが右でプレイしている件……)
わたしが云ったように、Bの代替はチームの問題になるのだ。とくにユニットでどれだけいっしょにプレイしているか。違うことも要求される。
とてもいいフロウのあった時間もあったし、まだ改善の余地がある時間もあった。個人のクオリティに適応させねばならない。間違いなくわれわれはそこをやっていくつもりだ。
(今日の結果はパレスの結果よりも満足?……)
ポジションのコントロールに関しては。10回。パレスでは14-15回はやられたから。そして、それはわれわれがふだんやることではない。
だから、全体的に今回はよくなったと思う。しかし、みんなを喜ばせるゴールがあったほうがよかった。
(サカ復帰までのタイムライン……)
わたしはmany weeksと云ったが、おそらくは2ヶ月以上はかかると思う。正確にどれだけの期間かはわからない。状況によるから。術後の傷が治りはじめる一週間とか。どうなるか観てみよう。
(選手を欠いていることでチームの守備シェイプはどのように変化した?……)
それが重要なのは、ブカヨがいれば毎試合で3-4ゴール決まるというわけではないから。だから、われわれはチームに頼らねばならない。そこがわれわれの最大の強みだ。
われわれは、25-30ゴール取る個人を頼ることはない。それでも、チームがとても競争力が持てること。それをどうにかしてやるのである。
(マルティネリが右で成功するために必要なことは?……)
ガビーには周囲に選手が必要だ。彼はコンスタントな脅威になる必要があるし、彼のサイドのボールがあるときは、つねにラストラインにいなければならない。そこには、彼を含めた関係性があり、近くに選手がいる。彼は非常に直感的だから。
彼はつねに脅威だ。もしそこであまり孤立しすぎるようだと、苦しむことになると思う。とくに右で利き足でプレイしているとき。それこそが、われわれが進歩し進化できることだ。
以上。ネリについて興味深い発言があるね。それはあとで。
サカはハムストリングの手術を受け復帰まで2ヶ月以上
試合後は、試合そのものよりも、このニュースのほうが大きかったくらい。
ハムストリングをやって長期離脱が判明しているサカ。彼は手術を免れるという説もあったが、結局手術を受けて、アルテタいわく復帰まで2ヶ月以上かかるという。
ということはやっぱり3月が復帰の目処になるのか。ただ、「2ヶ月以上」ということは当然それ以上かかる可能性もある。
この前もこのブログで引用したPhysio Scoutというアカウントによると、ハムストリングの手術は施術部位にもよるが(上とか下とか)、通常は復帰までに「3-5ヶ月」はかかるらしい。そして、このひとの見解としてはサカは3.5-4ヶ月のアウト。5ヶ月といったら下手するとシーズン絶望である。ガビーン。
サカは、この調子でいけばPLのアシスト記録をつくるかもしれなかった。さすがにそれは絶望だろう。なんという不運なのか。
デクラン・ライスの試合後コメント「(MLS)ラボでつくったみたい」
ひきつづきNo.6で躍動。試合後インタビュー。AFC公式サイトより。
DR:(MLSについて)彼はトップに行ける。あいつは特別だよ。とても特別。18才であんなに優秀で、落ち着いているし、強い。まるで研究所でつくったみたいさ!
このまえ、彼にも云ったんだ。ヤバいくらいうまいなと。でも、彼はまだまだこれからだけど。
彼はとても冷静で、素晴らしい家族もいる。彼の面倒をよくみてるお母さんのことはぼくも知ってるし、トレイニンググラウンドの選手たちはみんな知ってるよ。
ぼくらは、これから出てくる若い選手たちをとてもよく見つけている。彼も彼がなりたい選手になれる可能性がある。あと必要なことは集中していることだ。もっと貪欲になること。彼ならきっとできる。
(トロサールの活躍)彼は今回もまたやってくれた。彼は左にも右にも行けるし、チャンスをつくり、ゴールもする。たしか彼は今日あまり具合がよくなかったはずで、だから90分間プレイしたのはすごいことだ。彼は、ぼくの友人のひとりだし、特別な選手だ。
大きな勝利だ。クリスマスのあとでとてもポジティヴ。イプスウィッチにはたくさんの脅威があり、クオリティがあった。だから勝てたことはポジティヴ。
5-4-1のロウブロックを崩すのは、ほんとうにタフだ。ここに来るチームはみんなそれをやる。だから、エッジを見つけられるかどうかは自分たち次第。今日はそれができた。大きな3ポインツ。つぎは元日のブレントフォード。それもビッグゲイム。
(エミレーツで17試合無敗)ここに来るチームはぼくらを止めようとして、バック5、あるいはバック4に5MFでプレイしてくる。だから、勝つためにはべつのやりかたも見つけなきゃならない。
前半全体でぼくらは相手ハーフでプレイして、後半になるとちょっとスロッピーになったので、あれは改善する必要がある。試合が間延びして、オープンになり、試合を殺す2-3のチャンスもあったのにできなかった。だから、自分たち次第なんだ。
レオさまさまである…