試合について
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
マルティネリ、ジェズース、サカ
メリーノ、ライス、オーデガード
MLS、キヴィオール、サリバ、パーティ
ラヤ
サブは、ティンバー(64 MLS)、ジョルジーニョ(64 ライス)、トロサール(64 マルティネリ)、ハヴァーツ(73 ジェズース)、ワニエリ(79 オーデガード)
パーティがスターティング11に含まれたおかげで、だいぶノーマルなセレクションになった。
ティンバーもベンチに入ったことで、未曾有のDF危機みたいにはならずに済んだ。
個人的にはMLSの抜擢は意外に感じた。アルテタは試合前会見で「ああいう振る舞いの選手にはチャンスを与える必要がある」と述べてKTの起用を示唆していたから。結局18才を優先した。逆にあの発言からKTを起用しないとは。
まあ、KTはブランクが長いし選手が足りているなら使わなくても驚きはないのだが。いや、MLSでもちろんなんの不満もないし、むしろうれしいのだが、KTの気持ちを考えるとやりきれないというか。MLSがああなったこともあって、試合後は誰もKTのことを思い出していないみたいだったのがまた。
それと、ハヴァーツがベンチで、ジェズースが9でスタートした。最近アルテタは選手の過負荷について何度か言及していて、その一環かもしれない。たしかにハヴァーツはもう出ずっぱりだった。それを云ったら、サカはどうするんだという話だが。彼は特別な選手なので、行くところまで行くのだろう。
サブは、64分に3人交代。後半は、ずっとモナコにプッシュされていたので、3人同時に変えたくなる気持ちは理解できる。
この日もっとも効いたサブはハヴァーツだろうか。つねに精力的なハイプレスで、2点めの相手のエラーを誘ったのは彼とサカのふたりのプレッシングだった。ハードワークが報われたやつ。
まあ、3点めとなったゴールはサカに譲ってほしかったけどな。彼がいなければ、初ハットトリックだった可能性。というかアレは相手のOGにも観えたが。記録はハヴァっさんのゴール。
ワニエリは残り10分で登場。うーん、もうちょっと時間がほしい。
サブといえば、この試合も相変わらずスターリングが空気で、ファン界隈ではアルテタは何のために彼を取ったのか疑問の声がますます増えている感がある。まあFWはDFほどには苦労していないということもあるし、しょうがないかね。買ったのならともかく、彼はローンだから大きな無駄遣いをしているわけでもない。チェルシーのほうが不満かも。
あとは、ここでしか触れるところがないので書くと、キヴィオールはどんどん良くなっていくな。彼も最近プレイ時間を得て充実していそうだし、試合後のピッチ上でのアルテタとのやりとりが印象的だった。笑顔すら見せて、ベンチでしかめっ面をしているときの彼とはだいぶ違う。
ガブリエルが戻れば彼もまたベンチに元通りかもしれないし、プレイ機会がほしいのであれば今年かぎりの可能性が高いように思えるが、こういうパフォーマンスを繰り返していけば、来年夏にはよい値札がつけられそうである。優秀な選手をバックアップでキープしておくことの難しさはつねにある。
Jakub Kiwior’s game by numbers vs. Monaco:
7 duels won
6 final third entries
4x possession won
3/3 aerial duels won
3 tackles
1 clearance
1 chance createdHe played an incredible ball for Gabriel Jesus. 😍#UCL pic.twitter.com/jWLYYy89z6
— Squawka Live (@Squawka_Live) December 11, 2024
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
アーセナルはクリアカットチャンスが4(SofaScoreのBCは6)。とくに前半は、ジェズースやオーデガードがかなりはっきりしたチャンスを複数逃している。試合後、アルテタはよく「あと3-4点は取れた」のように云うが、今回ばかりはまったく同意。前半4-0くらいが妥当だった。
後半はじまってからの展開も4-0だったらありそうだった。スコアで圧倒的優勢なほうがギアを緩めたとき、ああいう勢いのシフトはある。ところが、あのときまだ1-0だった。アレはいけません。
64分のBreel Emboloのボックス内での振り向きざまショット(0.22xG)が決まって1-1にでもなっていたら、違う試合になっていたかもしれない。危なかった。
The xG PhilosophyによるxG。
Arsenal (2.20) 3-0 (0.44) Monaco
— The xG Philosophy (@xGPhilosophy) December 11, 2024