こんにちは。
水曜のNLDの勝利で一息ついたものの、アタッカー補強の必要性は変わらず。そして1月が半分終わっても、いまだアーセナルの冬ウィンドウは渋い感じ。ニュースはあっても、出どころもわからないようなゴシップばかり。
そんななかで、アーセナルファンにはおなじみのジャーナリスト、デイヴィッド・オーンステインが“Highbury Squad”のYT番組にゲスト出演。今冬の移籍ウィンドウについて、現在の状況を語っていた。
↓番組のオープニングには、オーンステインがホストの大げさな紹介にタジタジになるちょっと珍しい姿も観られる。
Highbury Squadといえば、以前このブログでも取り上げたことがある女性グーナーのポッドキャストであり、今回はアーセナルファンなら誰もが知る大物ゲストが初登場ということで、界隈も盛り上がっていたようだ。
女性グーナーであるということ | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
今回は、最近の移籍の噂とこのオーンステインの語ったことについてお伝えする。
オーンステインが語るアーセナルの2025冬ウィンドウ進捗
動画は、アルテタの評価やアーセナルファンをどう思うかなど、移籍に関するやりとりだけではないのだが、ここは移籍の話だけ。要約。
- (Benjamin Seskoの噂?)この業界のすべての同業者をリスペクトしているし、これから何が起きるかもわからないが、わたしが知る限りはアーセナルとLeipzigのあいだで彼に関する交渉はない
- Seskoがこの冬に移籍するとは思えない。Leipzigにとり彼は重要な選手で、クラブは財政的にも困っていない。断れないような条件のオファーでもあれば別だが、ここまで動きはない。ノーチャンス
- そもそも彼がLeipzigと新契約を結んだのはそこで成長するため。選手側としてもシーズン中に移籍する理由はない
- (Vlahovic?)ユヴェントスは今月彼を売ることには前向きだが、ローンには後ろ向きと認識している
- この件が進展している情報はないし、いろいろな意味でいまVlahovicとアーセナルがお互いを望んでいるかどうかもわからない
- いまアーセナルは海外からのローンの道を探ってはいる
- (Isak?)アーセナルもファンも彼を望んでいるが、それは夢の世界での話。ニューカッスルもまったく売却するつもりはない。RCもない。彼らの新契約の交渉の進展については知らない。彼はニューカッスルのプロジェクトの中心にいるので、彼を買うにはとてつもないオファーが必要になる。アーセナルがどこかの時点でそれをやるかもしれないが、1月はありえない
- (そのほかPLから?)ブレントフォードのBrian Mbeumoが夏の前にクラブを去ることはない。夏にもまだ契約が2年あり、この冬に売却が検討されることはない
- こうした選手たちにはすべて巨額の移籍金と給与があり、それも考慮されなければならない
- もしアーセナルが夏にZubimendiと契約するなら、まず€60-65mが必要で、そこから何ができるか。アーセナルには多少余裕はあるようだが、その余裕がどれくらいあるか
- PSRのおかげで、散財できるといっても限度がある。したがって、夏に散財するなら大きな売却も必要でそれが誰になるか。ひとくちに選手を買うといっても、たくさんの要素がある。買取義務付きローンもPSRではパーマネント契約と大して変わらない
- (Nico Williams?)アルテタのお気に入りだが、彼の€60mのRCは一括払いが必要で、移籍するなら給与の要求がかなり高い。チェルシーやバルセロナが交渉に入ってくるならなおさら。彼も冬より夏の移籍のほうを選ぶだろう
- わたしの予想では、アーセナルがこの冬になにか動くのは間違いない。だがいまはそれが誰かはわからない。みんながっかりさせてごめんね(ニヤリ)
- 1月はアーセナルでなくとももともと受け身のウィンドウ。ジェズースやサカのケガがなければ、アーセナルは夏のためにもまったく動かなかったかもしれない。エドゥが去って、いまは暫定SDのAytoということもある
- ハヴァーツがアーセナルのファーストチョイスCFだ。£65mも使ったし、ここまでの彼はとてもよい。スクワッドやスタッフのなかでも人気者。実際、財政的にも彼を取り替えるようなストライカーを連れてくるのは難しい
- かつてアーセナルとも噂になっていたEvan Fergusonは、あれから彼はケガをしたりプレイ時間を減らしていて価値は落ちているし市場機会もあるので、ローンで取るチャンスかもしれない。だが、ハヴァーツとプロファイルがかぶっている選手を取るか(クラブはハヴァーツと異なるプロファイルのストライカーを探している)
以上
「海外からのローン」。これがヒントだよなあ。
PSRについては、じつはEPLのPSRよりも、UEFAのなんとかコストコントロールのほうがキツいみたいな話をどこかで観たな。UCLクラブの。
まあ、全体的に渋い話である。
昨日からSeskoの噂が盛り上がっていた震源地はこの「アーセナルとLeipzigがSeskoの件で交渉中」というtwだが、ファンにオーンステインとこれとどちらを信じるかは訊くまでもないというか。
🚨 EXCLUSIVE: Arsenal are in talks with RB Leipzig for Benjamin Sesko.
Told Arsenal want a loan with buy option, Leipzig want money upfront or an obligation.
Understand Arteta has spoken with Sesko on more than one occasion. pic.twitter.com/p2wD86xODO
— Sam C (@SamC_reports) January 16, 2025
このあと彼の代理人も彼のこの冬の残留を認めているし、Sky Sports DEのひとなど、このニュースの否定派は多い。ガセ認定して大丈夫そうだ。
まあ、夏にどうなるかである。彼がその気になっても、さすがに夏には選択肢があるため、アーセナルが彼を選ぶかどうかもわからない。
アルテタはSeskoが誰かも知らない。ただLeipzigのRBに反応しただけ
ウケる🤣🤣🤣 pic.twitter.com/PF3QL7QRmJ
— The AFC-Chan 🇺🇦 (@NewArsenalShirt) January 17, 2025
ああ、ミケルは移籍市場で“LB”とか“RB”と聞くとつい反応しちゃうから。これはしょうがないね。
オーンステインの話のなかにも出ているBrian Mbeumoだけでなく、ブレントフォードのもうひとりのアタッカー、Yoane Wissaもアーセナルとの噂がある。元日のアーセナル戦で実際に観て、いい選手だった。
そして、今朝みたこのニュース。
Nottingham Forest ready to rival Arsenal in race for Yoane Wissa
いまPLの台風の目みたいになっているノッティンガム・フォレストが、アーセナルもほしがっているWissaを狙っているという。このニュースのなにが腹立つかって、フォレストはエドゥの転職先だから。厳密には、その親会社ということになるのか。転職先で、転職元と競合しちゃいかんでしょう。ここは、いい大人としてビジネスマナーをわきまえていただきたかったですなあ。
それは冗談としても、あまりうれしいニュースではない。
あと、同じく今朝知ったニュースで、ノルウェイのRosenborg BKでプレイしているSverre Nypanという18才の選手の移籍が話題になっているらしい。ナイパン? なんて読むのかわからない。
Opplysninger til TV 2: Dette krever RBK for Nypan
わしは名前も初めて聞いて、ハイライト動画を観たら、けっこうよさそうですな。ドリブルが上手なNo.10タイプ。アザールとかああいう感じ?
記事によれば、彼はすでに多くのトップクラブと交渉していて、そのなかにはオーデガードがいるアーセナル、Haalandがいるマンシティが含まれるという。クラブの求める移籍金は£10mほど。このあと数週間のうちに決断されるとかなんとか。
最近のフィニッシュ問題を解決するタイプの案件ではないが、若いクリエイターはいつでも歓迎したい。ノルウェイの少年なら、オーデガードにあこがれてというルートもありそうな。それは悪くない。
おわり