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【マッチプレビュー】24/25 EPL ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ vs アーセナル(25/Jan/2025)ひさしぶりのアウェイ

最近、twで見かけなくなったアカウントがけっこうあることにふと気付いたんだが、どうもBlueskyに移住していたひとが多いようだ。イーロン・マスクに我慢ならないというリベラルなひとの気持ちは超わかるな。日本でも、redditで少なくないサブがX(tw)をバンし始めているとニュースになっていたが、r/Gunnersもユーザー投票で結局追放することを決めたようだ。r/Soccerも同じ投票をやっていた。

わしも、なんだかモヤモヤしながらそれを使いつづけている昨今なので、どこかの時点で移住しそうである。

さて、アーセナル。

PLのMD23のアーセナルは、アウェイでウォルヴズと対戦する。ホーム試合がつづいたなかで、今回は3週間ぶりとなるひさしぶりのアウェイ。

ウォルヴズといえば、いま話題の姑娘(くーにゃん:中国語で若い未婚の女性)もといMatheus Cunhaのチーム。彼は中心選手として、当然この試合でプレイするだろうが、いったいどんなプレイを見せるのか非常に楽しみである。噂を信じるなら彼も移籍したいクラブとの対戦で、自分の価値を証明したいだろうし、やる気はみなぎっているはず。



アルテタの試合前コメント「わたしはFWの補強に消極的なわけではない」

昨日行われたミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。

(ケガから復帰する可能性ある選手について……)

アルテタ:マイルズは検査でも深刻なことはなにもなかった。今日医療スタッフと打ち合わせをする。今日トレイニングセッションがあるから、そこで早すぎるのか、そうじゃないのかを観ることになる。

ウィロも似た状況だ。彼は来週になるだろう。今週どうなるか。

(ベン・ホワイトについて……)

彼はまだ起用できない。

(今回のウィンドウでFWとサインするかどうは決定的? あなたはストライカーを必要とせず、ファンと気持ちを共有していないようだが……)

わたしがストライカーの獲得にノーを云ったことがあるって? どうしてそんなことを云うのか。質問の意味がわからない(怒)。あなたがわたしの意見を訊いているのだとすれば、わたしの意見ははっきりしている。

われわれはサカとジェズースというふたりの重要な選手を失って、ゴールが不足していて、フロントラインに選手が足りなくなっている。そこははっきりしている。

もしわれわれが正しい選手を獲得できるなら、それは当然積極的になる。だが、どんな選手でもいいわけではない。チームをよくしてくれて、インパクトを与える選手が必要だ。この選手を失っている期間に誰かの助けがあれば、それは理想的だ。すでに人数が足りていないところに、さらに減ったのだから。

しかしチームはそれでも対処している。われわれがやらねばならないのは、クラブにとって正しいことだ。

(ストライカーを取らずにウィンドウが閉じてしまったら?……)

それもオプション。それは自分たち次第ではないから。アーセナルでもミケルでもわれわれの意志でもない。それは市場次第であり、ほかに多くの要素がある。

(ターゲットの特定にはひきつづき取り組んでいる?……)

イエス。

(国内からのローンの道はもう検討していない?……)

そのことは考えていない。

(シーズン初戦のウォルヴズからチームはどう変わった?……)

シーズンがスタートしたときよりも、あらゆる意味でチームはもっとよくなったと思う。チームとして大いに進化しているから。

われわれは、いくつかのとても重要な経験を積んで、この6-7ヶ月のあいだに起きたことのなかで、いかに競ってきたか。そこは際立っていたと思う。

(ウォルヴズの新マネジャーとの対戦……)

彼はもう数週間はやっているので、われわれも彼のことはすでに知っている。わたしは、前のクラブにいたときからVictor(Pereira)のことや、考え方もよく知っている。彼がチームをどのようにセットアップするかも、とてもはっきりしている。

彼はチームにとてもよいインパクトを与えていて、明日はとてもタフな試合になるだろう。とてもよくコーチされたチームであり、とくにあの場所で彼らを倒すのは難しい。

(Pereiraの下でウォルヴズはどう変わった?……)

ストラクチャと組織が違う。彼らは非常に明快な原則があり、異なる時間帯で特定の選手にやらせることもある。いまや彼らは違うときを過ごしている。だからすべてが重要だ。

(ウォルヴズのスタイルについて……)

彼らは試合を通して、違うやりかたをしている。相手や結果に関わらず。それが雄弁に物語るのは、彼らの意図。だから、われわれは彼らの意図を素早く理解する必要がある。

(アーセナルともリンクされているMatheus Cunhaの脅威について……)

個人について話さないほうがよい。わたしが話すのは集団のクオリティについて。彼らにはそれがたくさんある。

(いいプレイをしていても結果が出ない……)

それが事実だ。だが、自分たちを憐れむことはできない。そこには、要素があり、なにかがあり、時間がある。われわれは、自分たちのスタンダードを上げなければならないし、そうしたわずかな差がとても大きくなっていく。ピッチで起きたことはそれの反映なのだ。

(ウィンターブレイクについての計画はある?……)

つめた計画はない。

(新しい選手に対する長期計画について……)

すべて。リソースがあり、選手をリクルートする能力があり、選手を育成し、アカデミーを通して選手を連れてくること。すべてだ。それを明るくやること。

今年はまだ準備できていないような選手を使わねばならないが、彼らにはたくさんのものがある。そしてここまででとても重要な選手でもあり、彼らにはビッグボーナスでもある。

(ケガの選手を代替するために選手を取ることの難しさ……)

われわれもそれがどれほどの長さになるか、何試合プレイするかもわからない。状況はとても変わるものだ。試合の量、インテンシティ、われわれが選手に課す要求。選手がそれを維持できるとはとても考えられない。

(マネジャーには大きなスクワッドがあったほうがいい?……)

イエス。しかし、状況は解決できないと思う。それを解決するには、PLとUEFAのルールの両方に合わせなければならないし、スケジュールにも合わせなければならないが、クラブにはより制限がある。

わたしたちが望むベストなフットボールを観るために、選手たちがキャリアを積めるようプレイできる選手を持つこと、彼らの可能性を最大化すること、そしてショウを続けていくこと。その方向性で継続していくのはあまり理にかなっていない。

(ウォルヴズ戦の実績的に複数のゴールが期待される……)

イエス。スタットのおかげでそう思える。だが、残念ながら明日の試合には役立たないだろう!

(新しく選手を取るために既存の選手を売ることができる?……)

すべてはバランス次第でもある。どの選手かにもよるし、もしその選手がそうなら、当然余地があるし、あるいはあるポジションでは制限になる。それ次第。

ルールがかなりトリッキーでもある。ただ連れてくればいい、売ればいいわけではなく、その後のリソースが問題になる。

(ホワイトのリハブについて……)

彼はまだチームとトレインしていない。しかし、彼はそこにかなり近づいている。この2-3日のあいだにも、まだいくつかチェックしなければならないことがある。仮にそれはうまくスムースに運ぶようなら、彼はもうすぐだと思う。

(あなたは休むために自分自身もロテイトできたらと思う?……)

わたし? わたしは大丈夫だよ! わたしは走る必要もないし。心理的な要求はさまざまで、叶えたいすべてのものがある。もちろん、われわれは自分たちのハードルを非常に高くしている。だが、それこそわたしが愛すもの。だから、わたしは大丈夫。

(あなたは自分の面倒はどう観ている?……)

ダイエットは、わたしは得意なんだ。睡眠は、もうちょっと取れたらと思うので、そういう時間をみつけるさ。

(噂になっているエイデン・ヘヴンのこれから?……)

わたしは個人のことは話せない。それはわたしのやるべきことじゃない。

(アーセナルはリヴァプールに追いつける?……)

差はとてもとても小さい。先週末にどうなる可能性があったかを観ただろう。ターニングポイントは最小で、ギャップもかなり違う。

われわれはそれをやらねばならないし、自分たちにできることをやらねばならない。これからまだまだ長い道のりだ。

(彼らはいま難しい期間にある?……)

彼らはふだんどおりやっている。だから、われわれもそこに行かねばならない。それは間違いない。

(スクワッドは高齢選手も受け入れられる?……)

イエス。それはできる。なぜなら、チームは正しいケミストリとバランスを見つける必要があるから。年齢、パーソナリティ、キャラクター、試合ではとても様々な要求に合わせる様々なスキルセットがある。だから、いまのスクワッドはいい場所にいると思う。

(最近のトロサールとマルティネリについて……)

わたしはとても満足している。彼らはさらなる一歩を踏んでいる。彼らはよりパワフルに試合にインパクトをもたらしているし、安定もある。

ふたりとも左でも右でも中央でもプレイしている。これはチームにはとてもいいアセット。彼らはとても重要な選手たちで、いまはふたりともとてもいい時期を過ごしている。彼らはチームにとてもいい脅威をもたらしていると思う。

(選手たちから新しい選手が必要だと云われる?……)

そういう感じではない。だが、みんながそうだと思う。彼らはお互いを観て、もうしばらくのあいだとても人数が足りていない。彼らも状況を認識しているし、全員がそうだ。だから、われわれはクラブやチーム、選手にとって正しいことをしようとしている。それが目的だ。

(あなたが補強について選手に相談することもある?……)

ときには、イエス。とくに彼らがその選手を知っているとき。コンピュータやデータが云っていることから離れたとき、それはリアルだから。「ぼくはずっと観ていたし、感じていたし、あの選手はたくさんのゴールを決めますよ」と。グレイト。

そして、6-7試合でゴールできなかったとき、その選手がいかに振る舞うか。そこがわたしには興味がある。6-7試合でゴールしていない選手のインタビューを観る。そのあとに、彼のゴールを観る。どんな種類のゴールで、相手はどんなチームで、どういう状況だったのか。前半か後半か。右足だけなのか、ヘッダーもあるのか。オープンスペイスのときだけか。このリーグのフィジカルコンタクトは好きか。

たくさんのことがある。そしてその選手と長い時間を過ごしたという選手がいるなら、それはとても価値ある情報を持っていることになる。そういうときはつねに話を聞くようにしている。

(1月の市場全般について……)

それはJason(Ayto)に訊く質問だろう。わたしじゃない。わたしはチームといて、それをマネジしているのはJasonだ。

会見後半。

サマリー。

  • Arsenal more durable now? very difficult to achieve in context of adversity this season
  • How assess a players mentality when signing? by asking questions about their history and assessing their success and when and how it has happened
  • UCL expanded format make January more difficult as so many teams still in it and don’t want to sell? there’s a lot of uncertainty so makes it a little harder
  • examples of players recommended signings? there’s a lot on this squad
  • Martinelli change? front players have moments and at moment contributing in a good way
  • did he need a break? can’t expect same impact every 3 days

以上

 

今回も興味深いやりとりがいくつかあるな。

まず、動画を貼った部分。記者から「あなたは外部からの要求にも関わらず、ストライカーの補強に関心がない……」のように云われて、あきらかに憮然とした表情で腹を立てた様子を見せた。

ここ数年のアーセナルが守備方面の選手ばかり補強してきたことへのファンの不満を記者は代弁したかたちだが、アルテタはそれが気に入らなかったようだ。おそらく彼が云いたかったことは「わたしだってストライカー(アタッカー)はずっとほしいに決まってる」ということなんだろう。いろいろな事情があって、望みは叶わなかった。我慢もしている。だから、そのことで自分が責められるいわれはない。

クラブはなんとかアルテタの望みをかなえられるよう、バックアップしなきゃあいけませんな。

しかし、そのやりとりの直後で、誰も取らないこともありえるとも認めてしまっている。やっぱりそうか。この冬は、それがもっともありそうで困る。

Matheus Cunhaの噂やクオリティについて問われたアルテタは、当然のように質問には答えなかった。ほんとに関心があって動いているならなおさらだろう。

それと、最近マンUが熱心に勧誘しているという、U-21のエイデン・ヘヴン。彼は、アーセナルのファーストチームでも何度かベンチに入っているし、アカデミー選手のなかでも順番としてはファーストチームにもっとも近い選手のひとりだが、いまのアーセナルのクオリティだと、若い選手がクラブでの将来に悲観的になってしまうのもたしか。かといって、マンUでなにか解決になるとも思えないが。いい契約条件というだけ。

アーセナルも彼に新契約をオファーしている最中で、今後どうなるか。JesusもHeavenもいなくなるとすれば、われらはますます運に見放されてしまう。

ターゲットについて選手に相談することがあるという話もおもしろかった。

既存の選手が、ほかの選手をクラブにおすすめする機会があるのかどうかは、けっこうこれまでも気になっていたこと。たとえば、トミヤスが日本人選手をアーセナルに紹介するとか。今回、アーセナルでも実際にそういうことがあるのだと知った。よく冗談で、既存選手がカギになったように見える移籍案件で「エイジェントXXX」みたいなことを云うが、あながち間違いでもないようだ。Nypanについては、オーデガードが積極的だったりして。

その実際の事例について問われたアルテタは、「たくさんある」とだけで、質問をはぐらかしていた。それはみんな知りたいはず。

あとは、後半のやりとりでCLの新フォーマットが冬ウィンドウに与える影響について話している。

これは云われるまで気づかなかった。たしかに、この時期すでにグループステージの結果が判明していれば、すでに敗退したチームとは交渉がしやすかったかもしれないが、今年はまだリーグフェイズの最中で敗退が決定しているクラブもまだ少ない。つぎのラウンドに進出する望みがあるクラブなら、キープレイヤーは失いたくない。そして1月はもう終わってしまう。これは今後どうにかしたほうがいいかもしれない。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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