ディナモ・ザグレブについて
直近19シーズンで18回タイトル。クロアチアの一強チーム。国内リーグでは現在3位。
ディナモ・ザグレブと聞くと、昔、三浦知良が給料払ってもらえなかったみたいな逸話を思い出してしまう。あれ違うチームだっけ??
アルテタが会見で述べていた、彼らは1ヶ月間プレイしていなかったという件。実際、彼らは去年12月22日以来、フレンドリー以外の試合をしていないらしい。ウィンターブレイクかな。
ボスは、ご存知Fabio Cannavaro(51)。12月に就任したばかりで、この試合が彼の初試合ということ。カンナヴァーロといえば、選手時代は低身長(175cm)でもワールドクラスのCBになれることを証明したDFであり。日本人選手も彼の存在には随分励まされたことだろう。
コーチキャリアとしては、まだ中国とサウジ、イタリアでの短い時間しかなく、バロンドーラーでもトップレヴェルのマネジャーになれるかどうかはこれから。
チームのキープレイヤーは、Sandro Kulenovicで今シーズンはG12(CL3を含む)。去年のクロアチア最優秀選手。
それと、アルテタの会見でも個人名が出ているMartin Baturina(21)。クロアチアでもっとも期待されている若手選手らしい。現在のMVは€20mというので、なかなかである。注目しよう。
フォーム
リーグの直近6試合は、DDLDLW。なんと1勝しかしていない。なるほどこのフォームでマネジャー交代になったのか。
CLはここまでLDWWLD。初戦のバイエルン(A)は、9-2と大敗。
チームニュース
Bruno Petkovic、Josip Misic、Petar Sucicがアウト。
Head to head
UCLで2006/07、2015/16で過去4試合対戦。アーセナルはディナモ・ザグレブにW3 D0 L1。
アーセナルのホームではどちらも勝っている。
アーセナルが唯一敗けた試合は、オリビエ・ジルーが退場していた(笑)。
試合結果予想
BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) N/A
Sky Sports (Jones Knows) N/A
WhoScored.com 3-1
試合のみどころ
われわれは、この試合で勝ってもトップ8はまだ確保できない可能性があるものの、仮にポインツを落としたりすると、今度はトップ8落ちの可能性が出てくる。多くのアーセナルファンは今回の対戦相手にはあまり脅威は感じていないだろうが、この試合にそういう怖さがあるのはたしか。
アーセナルのリーグフェイズ最終戦は、このラウンドで敗退がほぼ決まっているジローナ(現在3ポインツで30位)だが、フットボールでは何が起きるかわからない。バルサだってベンフィカにあんな試合をされるとは思っていなかったはず。予想外のことが起きる。
今回はそういったプレッシャーを感じる前に試合を決めてしまいたいところだ。
だからひきつづき、この試合もゴールがテーマになる(ゴールがテーマにならない試合なんてないけども)。
先日の敗けたとしか思えないドロウのヴィラでさえも、攻撃は悪くなかった。あの勢いは維持したい。アーセナルはPLでもクロスからもっともゴールを決めているチームらしく、あの試合のG2もふたつのクロスから。クロスしか攻め手がないとなるとインテルの試合を思い出してしまい、そのスタットはあまりうれしくないが、それでもセットプレイ頼みと云われるなかで、オープンプレイからゴールできたならまだマシである。
アーセナルの攻撃では、ひきつづきメリーノに注目したいと思う。ヴィラでの彼は悪くなかったし、あれでなにかつかんだものがあったのだとしたら、それを継続できるかどうか。それと、トロサールも左ワイドでのあのシャープなプレイをつづけてくれれば、チャンスには困らないだろう。つねに右が混んでいるので、なんだかんだ、左からのクロスは効果的。
それとアーセナルは2週間ぶりにワニエリが復帰する。RWかあるいはR8か、彼がふたたびパフォーマンスを見せてくれたら、それはチームには大きなブーストになるはず。極薄だった攻撃オプションが、ひとつでも増えることになる。スターリングをもう観なくてもよくな(以下略
サリバの代替も、できるだけ早く解決策を見つけたい。ティンバーRCB/パーティRBではない、べつのやりかた。キヴィオールがRCBでうまくやれれば、スクワッド的にももっとも都合がよいように思われるが、残念ながらアルテタは利き足にはかなりこだわるコーチである。
今回ここをどういうセレクションにするかは見もの。
キックオフは、日本時間で1月23日(木)早朝5:00。
勝ちましょう。
COYG!