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アーセナル移籍が近づくウォルヴズのMatheus Cunha?

こんにちは。

ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズのNo.10、Matheus Cunha。セレソンの25才。アタッカー不足に苦しんでいるこの冬のアーセナル界隈でも、補強候補としてかなり頻繁に名前が取りざたされている選手のひとりだが、ここ数日は、今月中に彼のアーセナル移籍が実現するんじゃないかと、とくにざわざわし始めた。

彼は、ウォルヴズにとっては間違いなくキープレイヤーのひとりであり、クラブは現在降格争いの真っ最中。そのような状況で、シーズン中のチームに大きな影響を与えるような移籍を認めるとは思えなかったわけだが、どうもウォルヴズにとってもこの案件をまったく無視できない事情もあるようで。

彼は以前、ウォルヴズと契約延長に合意したとも報じられていたが、それもいまだ正式なサインには至っていないということも、憶測に拍車をかけている。



Matheus Cunhaはこの冬に移籍する?

昨日のロマっさん。

ロマーノ:Cunhaの状況は、ここから1月末までひきつづき注目だ。

2日前に伝えられたような新契約へのサインはまだしていないし、アーセナルのようにいまも彼に興味を持ちつづけているクラブはある。

それと、昨日のVitor Pereiraの試合後コメントも、強いものだった。

ウォルヴズのボスの試合後コメントというのは、チェルシーに3-1で敗けた試合後のもの。

Vitor Pereira:彼はキャプテンだ…… 勝ちたかったのだから、彼がフラストレイションをためるのもわかる。しかし、ドレッシングルームの全員が勝ちたいのだ。わたしは、彼のボディラングエッジがまったく好きではない。

ぼくは、その試合を観ていないし彼がどんな態度だったのか知らないが、少なくともボスは彼の振る舞いがお気に召さなかったわけだ。

このエピソードから察せられるのは、各所で伝えられているように、彼がこの冬のウォルヴズからの移籍を望んでいること。トップチームからの引き合いがあれば、なおさらだろう。

ウォルヴズ方面からのリポートも興味深い。

わたしの理解では、Cunhaは今回のウィンドウでクラブに残るよりは移籍する可能性が高そうだ。

いくつものPLクラブが興味を示しているし、本人もどうやら移籍を望んでいるようだ。

これが間違えていたらうれしいし、新契約もしてほしい。だが、それが起きるかどうかはわらかない。

最近見かけなかったアーセナルインサイダー?のTNATは、「Cunhaはすでにアーセナルと個人条件で合意している(クラブ間はまだ)」と指摘しているということ。

ウォルヴズの判断は?

本人がアーセナルのようなビッグクラブへの移籍を望んでいるという噂については、けっこう信憑性があるように感じている。25才ともなれば、キャリアのピークが始まったところで、当然CLなどのより大きな舞台で勝負したい。そして、そのためにはビッグクラブへの移籍が必要だから。

ただ、本人が望んでもクラブが望まねば移籍は成立しない。現行の彼らの契約は2027年まであり、いまはどうしても売らねばならないタイミングでもない。ましてやチームの中心選手を。

それに、もちろんシーズン後半のクラブには降格争いがある。現時点ではかなり危ない位置にいる。

※トトナムを含めたことに他意はありません

このような危機的な状況にあるクラブが、キープレイヤーを売りたがるはずもなく。

だから、ぼくはこの件はニュースを観てもどうせガセだと思って横目で観ていたのだが、どうもウォルヴズにも彼を売る動機がなくもないらしい。

というのは、Cunhaの契約には「降格クロウズ」が入っているという説があるのですな。クラブが降格したあかつきには、移籍を認めるというやつ。移籍を認めるということはそれなりに安価な移籍金も設定されていると考えられる。

つまり、ウォルヴズはここで将来のたたき売りリスクをかけてCunhaをキープすることと、いまここでCunhaを適正価格で売却して得られる利益とを比較して、そろばんを弾く必要があるということだ。

チェルシー戦でのCunhaの態度を観たら、ウォルヴズの関係者は不安が増してしまったんじゃないだろうか。どんなフットボールクラブにも経験があることだろうが、ハッピーじゃない選手を引き止めておくことは、いつだってリスクなのだから。

したがって、Cunhaのアーセナル移籍はありえるなと。ぼくも初めて思ったのだった。

また横槍

昨日、オーンステインがフォレストのWissaへのオファーについて報じていたが、さらにCunhaにも並々ならぬ興味を抱いているとモクベル。またフォレストか。アーセナルと噂になっている選手にことごとく興味。フォレスト is new チェルシー。

とはいえ、少なくないPLクラブが彼に興味を持っているというのだから、アーセナルが必ず彼を獲得するかはわからない。CLを考えれば、かなり有力候補ではあるはず。

アーセナルにMatheus Cunhaは必要か? おいくら?

彼のポジションは、今年のウォルヴズでは基本的に9で、AMや左右のウィングでもプレイできて、フロントラインならどこでもプレイできるというアタッカー。いまのアーセナル的には、非常にありがたいタイプではある。

今シーズンのPLでは21試合プレイしてG10 A4。FWとしての数字も悪くない。

ぼくは彼のことをほとんど名前くらいしか知らないので、YTでハイライトリールなどを観たりしていたら、ちょっと心配になったのは彼のプレイ動画だと、そのほとんどがトランジション状況なのだよね。ボールを持って走っているような。見栄えのするクリップを選んだらそうなったのだとは思うが。

アーセナルの大きな問題は、少なくない対戦相手がディープブロックをやること。走り込むスペイスがない。その攻略がつねに問われていて、アーセナルのアタッカーたちにはその点での攻撃センスが求められる。そうしたときに、彼のスピードやすばしっこさみたいなものは果たして活きるのか。若干不安はある。

それと、いまのアーセナルのスクワッドだと彼ともっとも近いのはトロサールで、彼との比較。

<FWテンプレイト>
<AM/WGテンプレイト>

ちょっと似すぎ? しかも、両者のアウトプッツには大きな差がない。比較的違いが目立つのは、Take-Ons(ドリブル)くらいか。

そして、今後のスクワッドビルディングを考慮して大きな問題になるのが、今回彼にかかるコスト。

現在の彼のMVは€50m。1年半前にアトレチコから€50mで買った彼を、ウォルヴズがその金額で売却するとは思えない。彼らとしても、彼をここで売るなら当然それなりのクオリティの代替が必要で、商売相手がアーセナルともなれば足元を見た交渉をするに決まっている。彼らを説得するには、通常よりも割高な要求に応えなければならなくなることは必至に思える。

ついこの前の記者会見で、記者から「市場でアーセナルがアタッカーを欲しがっていると知れ渡っている状況は難しいか」と問われていたのを思い出す。

実際彼をいま買うとしていくらになるのか。70m? 80m? その金額レンジだと、ファンの見る目も厳しくなるだろうし、彼のフィットぶりによっては、あとからパニックバイだったなどと云われかねない。そういう難しさがある。

この冬のアーセナルが半年ローンを模索しているというのは、とても理解できる。シーズン後半、サカやジェズースがいないその場しのぎをできればいいという考え方。そして夏には、温存した予算でトップターゲットに向かう計画。

だが、いま現在アーセナルが危機的状況にあるなかで、もしローンでその場しのぎ可能な選手が見つからなかったら。ここで大金を使うかどうかは、大きな判断になる。それがCunhaで正解なのかどうかも。

冬ウィンドウは残り10日を切った。まだ時間はあるし、なにが起きるかはわからない。これからどうなるか観てみよう。

 

おわり



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