試合結果予想
BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) 1-1
Sky Sports (Jones Knows) 0-1
WhoScored.com 2-1
珍しく結果予想は割れたが、僅差の勝負は意見が一致。そして、ここでアーセナルの敗け予想はひさしぶりにみた。このなかではもっともデータを重視しているであろう、フースコの予想。
Chiris Sutton (BBC Sport):土曜のホーム、ウェストハムでの敗けはアーセナルのタイトルの望みに大打撃となった。
彼らにはバウンスバックが必要で、ノッティンガム・フォレストを倒す道を見つけねばならない。しかし、これはあの結果のあとではかなりタフな遠征になる。アーセナルがここでポインツを得られるか、わたしにもわからない。
フォレストも現在はグレイトなフォームにはない。ニューカッスルでの敗けもすこし痛かった。Nuno Espirito Santoはチームにあきらかに不満げだった。
しかし、アーセナルはどうやってゴールする? いまはそれがわからない。
もしアルテタがLBを必要としているなら、ベンチにいくつかの代わりがいる。だが、残念ことに彼に必要なのはCFで、ベンチにはそれがひとりもいない。
Jones Knows (Sky Sports):ノッティンガム・フォレストはPLで結果を出すために、完璧な守備と模範的な組織力を発揮する必要がある。それは、彼らがシーズンのほとんどでやってきたこと。
しかし、最近そのレヴェルは落ちてきており、結果も出なくなってきた。彼らは、CLの夢を現実のものにできるかどうかの瀬戸際にいる。
ミケル・アルテタは、数字的に不可能になるまではPLタイトルをあきらめないと述べた。彼のチームがリヴァプールに11ポインツ差つけられているに関わらずだ。
フォレストの6試合で13失点は、サウサンプトンやExeter(※FAカップ)のようなチームが含まれていることが、よけいに気がかりだ。アーセナルの攻撃が弱々しくても、それを止められるかどうか。フォレストは1ゴールで試合に勝つには十分だろうが。
試合のみどころ
この試合でアーセナルのチームに必要なことは、とにもかくにもバウンスバック。そのためには当然ゴールも必要だ。まずは、WHUの敗けをリセットしなきゃ話にならない。
この試合のあとアーセナルには週末に試合がなく、そして来週火曜にはCLのPSVが控えている。アウェイでPSVとファーストレグを戦うときのマインドとして、ここでの結果はかなり大きな影響になりうる。
もしこの試合にいいかたちで勝つことができれば、自信をもってオランダへ行けるだろうし、逆にここでポインツを落とすようだと、不安が残ったままになる。
PSVのクラスの相手にラスト16でCLを敗退するようなら、ファンの失望はウェストハム戦の比ではない。
だが、ゴールすることに関しては、アーセナルは今回もかなり苦しめられるんじゃないかと想像される。
予想できる展開はアーセナルのミッドテーブルチームとの試合同様、多くの時間でアーセナルがボールを持ち、フォレストがカウンターで応酬すること。
ちなみに、フォレストの平均ポゼッションはリーグのワースト2位(40.3%)。失点はリーグ4位タイの少なさ(33)。以前にもシェアしたかもしれない下のグラフィックは、The Athleticの記事から拝借したもので、カウンターアタック率(ボールを奪ってから10秒以内でショットに至った率)がフォレストはリーグ3位。アーセナルは18位。
ここにはアーセナルが苦手な要素が詰まっている。ボールを持つことにこだわらず、ボックスを守って、奪ったらカウンター。そのいかにもミッドテーブルなスタイルで3位にいるのだから、彼らがそれをいかに効率的に行っているかということ。
したがって、この試合をアーセナルにとっては典型的なミッドテーブルチームとの対戦と想定すると、アタッカー不足の状況でいまさらに苦手になっているタイプのチームに勝たねばならないということになる。しかもアウェイで。Nunoは必ずアーセナルが嫌がることをやろうとするだろう。
これは、アーセナルにとり間違いなくビッグチャレンジでビッグテスト。
そうした困難が予想されるなか、アーセナルのキープレイヤーはやはりメリーノ。彼がワークしないと、残りシーズンでチームはかなり困る。もし今回も9でプレイして2試合連続でゼロゴールなら、やっぱり彼はFWではないとみんなが気づいてしまう。それは悪い流れだ。でもそれも、かなりありそうではある。
正直、いまはもう誰でもいいのでゴールを決めてほしいと思う。どんなかたちでも。こういうピンチを救うヒーローになるにふさわしいのはイーサンだが……
キックオフは、日本時間で2月27日(木)早朝4:30。
まじ頼む。
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