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【マッチプレビュー】24/25 EPL アーセナル vs クリスタル・パレス(23/Apr/2025)ケガとリスクのバランス

こんにちは。

ミッドウィークのPL。週末はわれらの試合はないのだが、なぜにこのような変わったスケジュールになっているのかと思ったら、どうもパレスがFAカップのSFに残っている影響らしい。彼らは、このあと土曜にヴィラとの試合がある。

しかし、それも悪くない。われわれは、今シーズンをかけた超重要な来週の試合まで、時間をかけて準備できることになった。

さて、アーセナルは日曜にアウェイでイプスウィッチ・タウンに快勝し、PLでもいいかたちでふたたび勝ちに戻ったところ。そして迎えるMD34は、クリスタル・パレス@エミレーツ。

昨日は、マンシティが勝って3位に浮上し、2位のわれらとの差が5ポインツ。今回もまたポジション確保のため、3ポインツがほしい試合となる。このあとPLは、ボーンマス、リヴァプール、ニューカッスルとつづく。無駄にポインツを落とし、自分たちにいらぬプレッシャーをかける必要はない。

われわれにとっては、現時点で超プライオリティになっている来週火曜のCL PSG(H)に向けては、最後の試合でもあるため、今回もまた前回のイプスウィッチにつづきCL試合に向けたテストという位置づけもある。

PLで結果も出しつつ、CLの準備もしておく。テーマは明快。



アルテタの試合前コメント「(PSG前)ケガのリスクとバランス」

昨日行われたミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。

(サカのフィットネス……)

アルテタ:セッションのあとに彼の様子を見なければならないが、そこまでシリアスではない。

(彼は水曜もプレイできる?……)

もしわれわれがそう望むなら、彼にもいいチャンスがあると思う。

(カラフィオーリとジョルジーニョ……)

リッキーはアウトだ。ジョルジーニョも。ジョルジーニョは、残念ながら数週間かかりそうだ。

(つぎの試合まで6日間のオフはうれしいかうれしくないか?……)

まあ、そういうことだ。その機会を利用しようじゃないか。まず第一に、明日とてもいいチーム相手に試合に勝つ権利を得ること。彼らはアウェイ記録がとてもいいから。そのあと、つぎの試合の準備のための時間がある。

(この時間はチームセレクションに影響を与える?……)

そうだね。われわれには時間がある。いまのわれわれのオプションは多くはない。とくに何人かの選手はケガあけであり、プレイできる時間も限られる。

しかし、多少時間があるのはいいこと。人数がかなり足りていないから。

(パーティなしの実験……)

そうだね、トーマスがプレイしなかったのは、彼は試合でスタートできなかったから。最終的に、彼をプレイさせないことにしたのは、彼の気分が優れなかったから。われわれにはオプションもある。

われわれにはそれを実験する機会があるが、そういう理由もある。

(パーティの契約について……)

トーマスの? もしお望みなら、アンドレアと話せばたっぷり時間を無駄にできるよ。

(リヴァプールがお祝いの準備をしている……)

われわれのインセンティヴは試合に勝つこと。いま自分たちのいるラウンドでベストをつづけることだ。あとは、どうにもならない。

(相手を翻弄するのが好き?……)

相手が苦しんだらということ? そうだね、苦しめ方にもよる。

(トトナムがguard of honourをやるかも……)

考えすぎじゃないかと思う。わたしはこの試合にとても集中している。

(週末のオーデガードのスタッツについて……)

彼は素晴らしかった。あの試合での彼はとてもよかったと思う。彼が、チームがやりたいように試合に影響力をもたらした。彼の数字を見れば、彼は際立っていた。あれがわれわれがマーティンに求めるレヴェル。

(ジャック・ウィルシャーがノリッチで暫定コーチになった……)

彼のベストを祈っているよ。もちろん、残り試合でその役割を引き受けたのは彼だ。アーロン(ラムジー)と同じだね。

元チームメイトたちが、マネジメントの世界で重要な役割に就くのを見るのはとてもいいことだ。わたしたちも、ふたりのベストを願っている。

(マルティネリの貢献は見落とされがち?……)

間違いなく、われわれは違う。しかし、この数年にわたり示されてきた一貫性を見れば、まったく簡単なことではなかった。彼の年齢にしてあのゴールの量、アーセナルのようなビッグクラブでの貢献。彼は正しい道を歩んでいると思う。

彼はいっしょにワークするには素晴らしい選手。彼のワークエシック、理解、いつでもプレイしたがる彼の渇望。それこそが、われわれがチームに望むキャラクターであり、リーダー。わたしは、彼にはとてもとても満足している。

(Oliver Glasnerのここまでの仕事ぶり……)

信じられない仕事をしていると思う。彼が、チームとクラブがいまいるポジションまで連れてきた。彼らはそれに完全にふさわしいと思う。チームにはっきりしたアイデンティティを与えている。

スクワッドの能力を最大化し、とてもタフな相手だ。とてもよくコーチされていて、はっきりしたメンタリティもあると思う。彼がどう試合にアプローチしたいのか。

そして、彼らがいるポジションに到達するためにとても競争力があったし、FAカップでもそう。それはまったく偶然ではない。わたしは、彼らがそれにふさわしいと思う。

(12月にパレスに5-1で勝った試合について……)

PLであのような結果を得るには、多くの正しいことをやる必要がある。われわれは、それを再現しようとしなければならない。

しかし、先ほども云ったように、とても難しい相手だ。彼らがアウェイでやってきた試合を見れば、とくに特定の相手との試合を見れば、素晴らしかった。だから、明日は、われわれもとてもうまくやる必要がある。

(PSGを前にして全員休ませたくなる……)

そうしたことは考えられない。選手がフィットしていて、起用できるなら、彼らがプレイしたいなら、そうしなければならない。そして、彼らはプレイしているとき、パフォーマンスに一貫性があるときにベストになる。

肉体面、感情面でも彼らはベストであり、理解、リズム、判断力でもベスト。それこそ、われわれが選手を必要とする理由だ。

もし彼らが起用できないなら、そうした議論もない。彼らがパフォームするにはいいコンディションでないなら、彼らをプレイさせないだろう。いいコンディションなら、プレイさせるのだ。

(明日はどの選手のケガも許されない……)

つねにバランスがある。そして、もちろんリスクと賢明な判断のバランスがほしい。しかし、われわれの現状もある。

最高のスタッフがチームを導き、どうすべきか、それをやればどのようなリスクがあるかを伝える。しかし、残念ながらフットボールでは、なんでもが起きる。

試合が始まれば、その終わりまで、なにが起きるべきだったかストーリーを書く。それは簡単なこと。だから、それを事前にやるのだ。

(選手はマネジメントをやりたがるもの?……)

そうだといいと思う。つまり、それは彼らがゲイムへの情熱を失っていないということであり、違う役割になりたいということだから。マネジメントをやるなら、ほかの役割もやれる。それは、彼らのなかに燃えるものがあるということ。素晴らしい。

わたしは、ふたりがそれをやることがとてもうれしいし、うまくいくといいと思っている。

(ジョルジーニョはシーズン終了までに戻れる?……)

そう願う。だが、たしかではない。彼がこのあとどうなるかを観ないと。わたしは数週間と云っておこう。ドクターは、日数についてはとても慎重になっていた。だから様子を観てみよう。

いいニュースは彼が回復していることだ。気分はよくなっている。怖い状況だったが、いまの状態はいい。

(カラフィオーリのケガはなにが問題?……)

3つのケガのうち、インパクトのケガがある。ひとつは、とてもひどくひねったこと。もっと悪い可能性すらあった。

そしてわれわれは彼を選手としてマネジしている。われわれも選手について多くのことを学んでいるし、彼らのケガを予防しようとしている。

だが、ふたつメインのケガがある。とても不運だった。われわれができることはほとんどなかった。

(アーロン・ラムジーのマネジャーへの道には驚いた?……)

イエス。なぜなら、わたしはジャックほどには彼と頻繁に連絡は取り合っていなかったから。ジャックの意図はとてもよく知っていたが、アーロンはそうじゃなかった。

しかし、驚いていないこともあり、それは彼には経験があり、彼がずっとやってきたことがあるから。もし彼がそれをやりたいのなら、彼にはそれが可能だ。

われわれには、みな違うキャラクターがある。そして、彼はそれをやることにした。非常に勇敢な決断だ。

(彼らはアーセン・ヴェンゲルの弟子?……)

そうだといいね。アーセンは、彼の3人の選手についてとても誇りをもつべきだと思う。そして、彼が触発し、われわれにふたたび火をつけた。彼がかつてやったように、このゲイムをつづけていきたいと。

(ショートコーナーからのゴールについて……)

チームがなにかに適応するということ。弱点がどこかほかにあるとか。そして、それがわれわれの仕事だ。分析し、できるだけそれをうまく利用する。

(MLSのポジションは今後のキャリアでもレフトバックでありつづける?……)

そこまでとは思わない。とりあえずはそうなっていて、彼はチームにもたらすものがあり、チームのニーズがあり、彼のフルバックとしての役割がある。だから、おそらくはイエス。

だが、彼は先日もMFでプレイしているし、とてもとてもやりやすそうだった。彼は、ここまでのキャリア全部でそこでプレイしていたし、彼はうまい。

ほかの選手も違うポジションで最高レヴェルでプレイできる。それはとてもいいことだ。

(パーティの代替としてMLSはCMでプレイできる?……)

そうだね。彼は8でプレイできるし、6でもプレイできる。彼は以前に何度もそこでプレイしているし、それをやるクオリティもある。

(サカはケガのあと急速にスピードを取り戻している……)

それこそ望んでいたことだ。そして、彼の準備があった。彼はいい兆候を示していたし、それは彼がふだんやっているような試合へのインパクト。

しかし、当然、3ヶ月半の離脱のあとあのレヴェルでプレイすることは簡単ではない。だから、それは彼の功績だ。そして彼といっしょにいたすべてのスタッフの功績。

(ブカヨには夏に新契約にサインしてほしい……)

そうだね、そのときになれば、その話もすることになる。わたしは、クラブがとてもうまくやってくれると確信している。

ブカヨもまた自分がどうしたいかは、とてもはっきりしていると思う。だから、すべて順調だと思うよ。

会見のつづき。

サマリー。

  • Merino improvement in recent weeks and different positions? His experiences have been very positive and he now feels confident in midfield and in attack
  • you have many players who can play in many positions? we need them to be with the numbers we have
  • Saka now getting more protection from referees? was right decision v Ipswich
  • work on how Saka handles abuse? difficult to work on but he handled it really well that’s Bukayo’s calm nature
  • what do with players after Palace and pre PSG? A couple of days off first but not walking over hot coals like Tottenham
  • take advice pre PSG? will think about it
  • happy with rest before PSG and we will take it
  • UCL make up for PL season? it’s not about making up
  • don’t need Liverpool motivation to try and win a PL match

以上

 

来週のPSGやチームニュースの話題がありつつ。

前回のイプスウィッチでパーティがフィットネス的(病気?)にプレイできなかったというのは、意外な話。当然あのチームセレクションは、彼不在のテストを行ったと思われていたわけで。あの試合、彼は笑顔でベンチに座っており、とても調子が悪そうには見えなかった。ミケル流の三味線だろうか。

リヴァプールのguard of honor(※タイトルチームの入場を祝うセレモニー)の件は、今回の試合で仮にアーセナルが敗けると、このあと1位のリヴァプールに追いつく可能性がなくなるため彼らのタイトルが決定。週末のLIVTOTで、トトナムの皆さんが彼らの優勝を祝う役を仰せつかるという。

逆にいうと、アーセナルはここで敗ければ、現在16位と現在進行系で屈辱のシーズンを過ごすToTの皆さんに、さらに屈辱の機会を味合わせることができる千載一遇の好機。ウケる。

なーんて云っていると、リヴァプールの結果によっては、つぎのつぎの試合LIVARSでわれらがそれをやる羽目になるやもしれない。それはイヤですねえ。

それと、ジャック・ウィルシャー(33)とアーロン・ラムジー(34)の件。このニュースは、もうみんなご存知のとおり。

Ramsey vs Wilshere: Ex-Arsenal stars set for clash after shock twists

なんと、チャンピオンシップの最終日、ノリッチとカーディフで彼らが対戦するという。ヘッドコーチとして。あの、かつてのヤングガナーズを象徴したふたりが。あのCMでふたり並べちゃだめなコンビが。

それぞれのチーム事情もあって、ラムジーは残り3試合、ウィルシャーが残り2試合、ここ数日でファーストチームのヘッドコーチ(暫定マネジャー)に抜擢されたばかりで、なんという奇遇か。このニュースには、アーセナルファンも盛り上がっている。ついこないだまで少年だったふたりが、立派な大人になっちゃった。

ジャックはアーセナルでコーチをやっていたので、当然これはいずれありうるキャリアだと思っていたが、ラムジーがいきなりヘッドコーチになるとは思わなかった。だって、彼は今シーズンはカーディフで選手としてプレイしていたのだから。※と思って今シーズンの彼の記録をチェックしたら、ほぼ全シーズンケガしてた。相変わらずすぎる。選手としての最後の試合は、2月末のFAカップ?

ぜひ、彼らにはチャンスをつかんでもらいたいものだ。ヴェンゲル・チルドレン。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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