こんちは。
これはひさしぶりのPLでの気持ちの良い勝利だったんじゃないか。前半2-0リードした状況で相手に退場者が出た時点で、早々に勝負は終わってしまい、その分試合の魅力は半減してしまったが。
ぼくはこの試合のアーセナルの自信満々なプレイっぷりを観ていて、なんだかCLのビッグマッチで積んだ経験値が反映されているように感じたものだ。勇者はレベルが上がった。
この週はニューカッスルが敗けたおかげで、PLでポジション維持でも一息つくことができた。
試合を振り返ろう。
アルテタの試合後コメント「シーズンベストの35分だった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:パフォーマンスと勝利にはとても満足している。とくに、何人かの選手がまだ苦しんでいるときになんとかやれたという事実。チャンスを得たほかの選手もこの試合の勝利に完全にふさわしかった。
今シーズンのアウェイでは、最初の35分はベストのひとつだったと思う。マドリッドでも2試合やったあとだけに、わたしはとても感心した。
われわれは、いろいろな選手、すべてのエリアからの貢献が必要だ。できるだけ数字を稼ぐこと。今日は、それもとてもやったと思う。マドリッドでのように、いくつかの素晴らしいゴールがあり、この野心をもって今後も継続していかねばならない。
今日のフロントの選手たちはほんとうにシャープで、素晴らしいポジションに入っていた。彼らはリスクをかけ、本物の脅威があった。スーパーブだったと思うし、とても満足している。
これはわれわれが示している一貫性だ。残念ながら、勝てたはずの3-4試合で引き分けてしまっているが。そうした試合もあきらかに勝っているべきだったし、小さなディーテイルだった。それで罰せられた。
しかし、いまのわれわれの数字は、自分たちのいる場所、適応力や応用力を示している。3-4人がスタートできない状態でもまだあのレヴェルでプレイできる。ほんとうに喜ばしい。
一貫性について話すなら、それは彼らにとり大きな褒め言葉だ。マドリッドへ行って経験をつむことに比べれば簡単だったが、今日はチームがどのアクションでも完全にまとまっていて、それにファンからの信じられないようなサポートもあった。たいへんにありがたい。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(パフォーマンスについて……)
アルテタ:とても満足している。最初の35分間は、今シーズンのベストのひとつだったと思う。今回はマドリッドの試合のあと、最初2ゴール決めたときも、フェアに云えばわれわれは、3-4ゴールは決めることができた。われわれはじつに支配的にプレイした。とても高いインテンシティで、今日勝つためになにをすべきかの理解があった。
彼らにレッドカードが出てからは試合の状況は変わって、われわれが完全にコントロールし、さらに2ゴールを決め、いくつかのローテイションをすることができた。全体的にとてもポジティヴな午後だった。
(トロサールはPSGでスタートする?……)
間違いなく彼はどのポジションでもプレイする準備はできている。われわれが調整をしなければならないのは、PSGのためというわけではなく、いまのトーマスの状況もあるし、ほかの選手のこともあるから。
しかし、今日よかったのは、チームが適応力と応用力を示したこと。異なるポジションでプレイした選手もいる。それは非常に必要だった。とくにいまの選手の人数からすれば。
(前半のサカへのチャレンジ……)
レフリーの判断。そこははっきりしている。彼は少し痛みはあったようだが、シリアスなものではない。それはよかった。
(サカとオーデガードのパフォーマンス……)
ふたりともとてもよかったと思う。ブカヨはゴールはしなかったが、いくつかのゴールに貢献したし、マーティンも同じ。だから、全体的にチームとしてとてもとてもよかったと思う。とても力強かった。
(サカがシリアスなケガをしたんじゃないかと心配になった?……)
まさに。とくにいまの選手の人数からしても。背後からのタックルで、ふつうは足が地面について、体重がかかるときだ。それに反応することはできない。だが、彼は大丈夫。
(水曜夜のクリスタル・パレスでもチームをロテイトする?……)
われわれは、どうにかして11人をピッチに出さねばならず、4-5人を変更した。彼らがこの数日のうちにどうなるか観てみよう。いいことは、彼らがとてもプレイしたがっていること。なぜなら、彼らもリズムを好むから。
われわれは3日ごとにプレイするリズムにかなり慣れている。選手たちはとても要求しているし、そしてつぎの週末には試合がない。われわれにはギャップがあり、水曜にどうなっているか。
(ベン・ホワイトの復帰により右サイドで流動性あるプレイができるようになっている……)
ベンの復帰はとてもうれしい。彼は長いあいだ離脱していたから。彼はこの数シーズンはずっと安定していてレギュラーだったが、今シーズンはいろいろな理由で、多くの時間プレイすることはできなかった。今日の彼は、とてもいいプレイをしていたと思うし、わたしもとてもうれしい。彼にはたくさんのクオリティがある。
彼はユニットに違うものをもたらせるし、ようやく彼らを観ることができたのはよかった。
(トロサールが右でプレイしていた……)
われわれは適応する必要がある。選手をあるポジションに置き、とてもコントロールが難しい状況にし、われわれの側から脅威をつくる。
(アーセナルのインテンシティについて……)
それこそが試合前に話していたこと。あれが彼らの語り方なのだ。相手よりインテンスになること。
とてもインテンスでなければならない。インテンスに自分たちに集中し、注意力のレヴェル、行動により何が起きるのか1-2-3秒前の理解。それをチームは試合開始からかなりやっていたと思う。
(メリーノのMFでのパフォーマンス……)
あれが彼がキャリアを通してやってるポジションだよ! しかし、当然のことながら、チームでは9であり、われわれにはその短い記憶しかない。だから、彼はMFでプレイするのは奇妙な感じもする。彼はとてもよくやっていた。
(タックルを受けたサカはもっと悪くなったかもしれない……)
わたしはそれをスロウではなくふつうの速度でしか観ていないが、彼は後ろから蹴られた。あれが故意だとはまったく思わないが、当然危険だ。だって彼は後ろは見えずまったく反応できないのだから。
(マルティネリがチームで50ゴール達成……)
素晴らしい。彼はいまとてもいいフォームだと思う。自信にあふれ、シャープにも観える。彼がとてもいいタイミングで危険な場所に入っていくのを観るのはとてもいい。
以上
レオ・トロサールの試合後コメント「とても自信がある」
ゴール2。彼が試合でふたつ決めるのはアーセナルで初という。ネリが好調なおかげで現時点ではバックアップのようになってしまっているが、プレイすればこうしてきっちりゴールに貢献する漢。試合後インタビュー。AFC公式サイトより。
LT:(自身のフォームについて)とても自信がある。全員が集中してプレイする準備が出来ている必要があると思う。これからいくつか大きな試合もあるので、みんながそうした試合のために自信を持ちたいと思っている。ぼくもそのことがうれしく思う。
FWとしては、これがなりたい自分だ。そしてチームにもいいこと。スコアシートに名前が載ってチームを助けられるのはいつでもナイス。
(どちらのゴールが好き?)ふたつめ。あの前は何度もコーナーがあって、ショートコーナーを試していた。あれをつづけていたら、最後には報われた。
今日はいい勝利だった。4つのゴールとクリンシート。これ以上は望めないね。
ぼくらはPLでも毎試合で勝ちたいが、浮き沈みはある。だが、この勢いを維持したい。今日ぼくらのやったことで、つぎの試合も期待できるようになったと思う。
Kieran McKennaの試合後コメント「アーセナルは強すぎ」
勝ったので。
KM:タフな午後になった。前半の30分はじつに難しかった。アーセナルがかなりいいプレイをしていた。われわれも全力をつくして競おうとしたが、いくつかいいときがあっただけで、彼らのクオリティと実行はわれわれを上回っていた。
レッドカードのあとHTに入り、後半の選手たちはよくやっていたと思う。試合はほぼ終わっていたので、そこで正しい価値を示さねばならない。ショートコーナーから2失点は失望した。彼らのオープンプレイからの攻撃はかなり限定していたから。
今日は相手が強すぎた。11 v 11でもそうなのに、10人になればほとんど無理だ。
彼らはトップ、トップ選手がいる世界ベストのチームのひとつ。右サイドのホワイト、サカ、オーデガードはもう何年もいっしょにプレイしている。それとくらべればわれわれは違うカテゴリーにいる。とてもタフだった。クオリティを見せつけられた。
(レッドカード)悪質だったとは思わない。彼を3シーズン知っている。相手を傷つけるつもりはなかった。だがレフリーの判断は受け入れないと。
「正直なところ、アーセナルは今年われわれが対戦したチームのなかでも最高スタンダード」。正直なひとは嫌いじゃない。
Ipswich boss Kieran McKenna:
“Arsenal the highest standard we have faced all year.” 🔥 pic.twitter.com/m6H86tcfxm
— Hayters TV (@HaytersTV) April 20, 2025