アーセナルがEberechi Ezeの獲得に本気
先週くらいからアーセナルのターゲットとして盛り上がっているパレスのEberechi Eze。その後各所で報道が加熱し、ますます期待が高まってきた。
この夏注目のインサイダーHandOfArsenal。おととい。
My understanding is the meeting took place with the Eze camp on Saturday. Arteta was a part of these exploratory talks.
I am yet to be told personal terms are agreed or we have approached Crystal Palace. Until we do, I advise caution until a serious move is made for now.
— HandöfArsenal (@HandofArsenal) June 30, 2025
HandOfArsenal:わたしの理解では、アーセナルは土曜にEzeの側と面会があった。この様子見の面会の一部にはアルテタも含まれていた。
わたしもまだ個人条件の合意や、パレスへのアプローチがあったとは聞いていない。マジな動きがあるまでは、ひとまず注意しておくといいでしょう。
ロマーノやアーセナル系ジャーナリストたちも同じような内容で、アーセナルとEzeのリンクを報じている。
なかでも、昨日のオーンステインのリポートが興味深かった。PLにおけるこの夏ウィンドウの注目案件のひとつとしてEzeについて。
オーンステイン:ひとつ注目の案件はアーセナルとEzeだ。アルテタのチームがヴァーサタイルなアタッカーを探すなかで、数あるオプションのなかではこの27才の優先度が高い。
クリスタル・パレスとの接触はまだないものの、彼をエミレーツに連れていくシリアスな検討がある。ほかのクラブでアーセナルと同じレヴェルの関心を持つところはないし、彼はこれまでトトナムが狙っていた選手でもない。
彼の契約には£60m程度のRCが含まれているものの、アーセナルはその金額よりも低い金額で取り引きしようとしている。
このような動きをするためにはまず選手の売却が必要かどうかはさだかではないが、この案件はアーセナルのストライカー、レフトウィンガーの補強とはわけられている。
ここで注目は、「この件がSTやLWとわけられている」という部分。つまり、Ezeを取ったからといって、9やLWの補強には影響を与えないだろうという。なんというありがたいコメント。これでおれたちもEzeかRodrygoかで悩まずに済む!
この件の最新情報としては、日本時間の今朝だから昨日の夜、ロマーノが自身のYTチャンネルで「アーセナルのEzeへの関心はコンクリート。パレスとも接触を開始した」と述べたそうである。
これはマジで成立するのか? 本人もアーセナル行きに乗り気というし。この際、あまり期待できない値引き交渉で時間を浪費するよりRC満額を払っていいんじゃないの。分割払いもOKだ。
いまのスクワッドを総合的に考えて、Ezeの獲得はかなり理にかなっているだろう。LWでもLCMでも左サイドでクリエイトできるアタッカーとして大歓迎だし、なんならもうずっとアンタッチャブルだったオーデガードとポジションを争うことになる可能性すらある。これまでのアーセナルになかったもの。まさに最強チームになるための欠けたピース。
Eberechi Eze – a creative spark and a…duel monster?!
In the Premier League last season, Eze won more ground duels than anyone in the Arsenal squad.
His blend of substance and style makes him an ideal signing for Arsenal.
Piece here:https://t.co/th42Ckf00U
— Simon Collings (@sr_collings) July 1, 2025
彼はクリエイターであるだけでなく、アルテタが大好きなデュエルも大変に優秀らしい。ますますキミがほしい。
— The AFC-Chan 🇺🇦 (@NewArsenalShirt) July 1, 2025
少年時代のアーセナル放出のおもいでを語る。涙。これでアーセナルに戻って来るのはドラマだなあ。
— The AFC-Chan 🇺🇦 (@NewArsenalShirt) July 1, 2025
ブカちゃんとはリスペクトし合う仲。
名前が短くて呼びやすいのもいいやね。ラヤ! ケパ! サカ! エゼ!
期待して今後の動きに注目しよう!
Noni Maduekeをサカのバックアップに?
ノニ!
またまたHandOfArsenal。昨日、各パーティの現在のスタンスを説明していた。
Noni Madueke –
– Arsenal
The club have been speaking to his reps the past few weeks. The club hold genuine interest in Noni but talks are not advanced on personal terms. No proposal made to the player either as of today.
– Chelsea
Club officials have denied any bid being…
— HandöfArsenal (@HandofArsenal) July 1, 2025
Noni Maduekeについて
<アーセナル>
クラブはすでに選手の代理人と数週間前から交渉している。クラブは選手に本気の関心がある。しかし、個人条件の交渉に進展はない。今日までにまだ選手へのオファーはない。
<チェルシー>
クラブはこれまでに来たオファーをすべて拒否している。
<選手側>
選手はアーセナルのプロジェクトに関心を示しているが、サカとの競争については抵抗を感じている。また、選手はLWではプレイしたがっていない。
実際この興味は本物ではあるが、現時点ではそれに進展はない。
しばらく前に、ジェイムズ・マクニコラスだったか、アーセナルはLWと同時にサカのバックアップとしてRWも探しているという話があったが、そのRWの具体的なターゲットとして彼の名前が取りざたされるようになってきているという。
ぼくは、彼はチェルシーにとっては重要なアタッカーのひとりで非売品だと思い込んでいたのだが、アーセナルが関心を持つということは移籍に現実味があるということなのか。
ちなみに、The Telegraphがチェルシーのアタッカー事情について伝えていたのが興味深かった。
この記事によると、チェルシーには先日買ったDelapを含めて現時点でシニアアタッカーが9人もいて、CWCスクワッドにも入っている新シーズンのプランにも含まれる期待のなんとかというアカデミー選手もいる。計10人。彼らはつねに人数が多すぎる。
そして、この夏にはKudus、Garnacho、Ekitikeといった選手たちにも興味があり。しかし、財政的にも彼らを買うには既存のアタッカーを売却する必要がある。というような彼らのスクワッド事情があって、Maduekeについても交渉可能らしい。
ぼくは、彼はけっこういい選手だとチェルシーに行く前から思っていたけど(PSVのときにアーセナルともプレイしたし)このニュースについてのアーセナルファンの反応をみるに、賛否両論という感じだった。おもにクオリティ理由で。
この案件の難しさは、やはりサカとのポジション争いとなれば彼のアーセナルでの立ち位置からしてプレイ機会は絶望的に少ないことが予想されること。Maduekeのような若く野心ある選手なら、移籍するにしてもレギュラーの待遇は当然期待するだろう。どう見てもサカはアーセナルのエースであることは明白。本人がそれを心配していてもまったく不思議じゃない。
またもちろんチェルシーも安価で譲る気はないはず(※22/23に€35mで獲得。現在のMVは€40m)。アーセナルはEzeにそれなりの金をかけるのなら、RWのバックアップにかけられる予算はそう多くないはずだ。それこそトロサールかマルティネリを売るでもしないかぎりは。
🚨 Arsenal are discussing Noni Madueke internally in a separate deal from Eberechi Eze, as reported here last week.
No proposal has been sent yet to Chelsea or Noni as Arsenal keep assessing multiple options.
🎥 https://t.co/CLTLdq3lvb pic.twitter.com/O9j8aL31Bm
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) July 1, 2025
もちろんこの案件が進むかどうかは今後の交渉次第だろうが、ロマーノもMaduekeはアーセナルの「オプションのひとつ」という伝え方で、現時点ではそこまで本気のようには感じない。
どうなるか。
個人的には、サカのバックアップとしてRWを取るとなると、ワネーリの機会がさらに減るように思う。彼が毎試合ベンチで、ローンに出たほうがマシみたいな状況になるのもイヤだし、RWのバックアップは最悪取れなくてもまあいいかなという気がする。しばらくすれば、ジェズースも戻って来ることだし。
アーセナルがモナコのMaghnes Aklioucheに興味? Gyokeresと同じ代理人
Mercato : Maghnes Akliouche (Monaco) ciblé par Arsenal
記事は観ていないんだけど。初めて聞いた名前。
モナコのAM、Maghnes Akliouche(23)にアーセナルが関心を持っていると昨日のL’equipe。お値段€70mなり。モナコということは、ミナミーノやバロガンのチームメイト。
TMでこれまでのキャリアを見ると、ユース時代からモナコという生え抜き。フランスNTの招集歴もあるようだ。
Maghnes Akliouche – Monaco 2024-2025 Attacking Midfielder radar and distribution Ligue 1
You would have my attention based on just the radar here https://t.co/rKARmL1MF2 pic.twitter.com/7x25RCpJ1m
— Scott Willis (@scottjwillis) July 1, 2025
かなり安いならともかく、このレヴェルの選手だと少なくともこの夏はないかねえ。ましてやEzeに行くなら。
それと彼は、Gyokeresと同じ代理人(Çetinkaya)だそうで、Gyokeresの件で話がしやすいというのはあるのかもしれない。あるいは、その代理人がせっせと情報をリークしているか。。
いつかまたリンクされることもあるかもしれないので、名前をおぼえておこう。
Zubimendi、Norgaard、Mosquera、Rodrygo進捗
Zubiは、もう発表まで時間の問題だろう。すでにロンドンにいる姿をとらえられているし、メディカルも済んだという。今日明日あたり発表になってもおかしくない。
Norgaardについては、現在休暇中ということ。今週中にメディカルが予定されているという説も。彼も来週あたりには発表がありそう。
それと、ヴァレンシアのCristhian Mosqueraは、昨日ヴァレンシアが選手に対し契約延長のオファーを行ったというリポートがあった。まだ残留をあきらめていないようだ。しかし、これまでの報道を信じるなら選手も移籍に乗り気でヴァレンシアのオファーに簡単に応じることもなさげ。こちらも気長に待とう。
Rodrygoについては、昨日のCWCユヴェントス戦をなんとベンチで過ごしたという。彼の代理人もその冷遇ぶりに怒ってるとかなんとか。なんだか彼について伝えられることがアーセナルに都合のいいことばかりで、逆にあやしく感じてしまう。
24/25シーズン、マックス・ダウマンがU-21登録へ
AFCユースエキスパートBird氏によると、新シーズンのダウマンは「ナンバー56」を与えられるそうで、正式にアーセナルU-21スクワッドに昇格となるようだ。U-18だと70番台以降になるとか。
The fact that Dowman has been given number 56 suggests that he has officially been promoted to Arsenal’s U21 squad.
Numbers for U18 players are from 70 onwards.
— Jeorge Bird (@jeorgebird) July 1, 2025
15才でU-21ということは、6才分の飛び級。小学生が大学進学するみたいな話。まさに天才。もちろん、ファーストチームへの関与も期待される。24/25はワネーリもMLSも最後までU-21登録でありながら、ファーストチームスクワッドに入っていた。
新シーズンのマックスボーイの活躍に期待。
ファビオ・ヴィエラがアーセナルに戻るとFCポルト。アーセナルでの今後は……
一年ローン終了でお別れのときが来た。
FC Porto – Notícias – Fábio Vieira regressa ao Arsenal
とはいえ、サンビ・ロコンガらと同じように、ヴィエラもこの夏の売却対象のひとりだろう。彼には€35mのようなけっこうな移籍金を使ったにも関わらず、最後までアーセナルでブレイクすることはなかった。新シーズンにバックアップとしてチームに残るかといわれれば、まあ難しいように思う。現金化できるならなおさら。
彼はアティチュード問題が指摘されるような選手で、アルテタのような厳格なコーチとはとくに相性が悪かったのもあるし、誰かが云っていたのは、彼が来た年以降でアーセナルのチームビルディングの方針はかなり変わってしまったのだよね。
ヴィエラが来た22/23シーズンは、ジェズースとジンチェンコが来たシーズンでもあり。思えば、この3人とも軽量級で、なかでもヴィエラはPLの肉弾戦のスタンダードにも達していないのは明白だった。フィジカルコンタクトで毎回簡単に倒れてレフリーにファウルをアピールするさまは、あまり観ていて気持ちのよいものではなかった。
その後のアーセナルの補強はもちろんフィジカリティ重視に傾いていき、ライスやハヴァーツ、メリーノといったでかくて強い系の選手ばかりが好まれるようになっていった。それこそデュエルで勝てることが最重要くらいの。Ezeがじつはデュエルモンスターというのも納得である。
ヴィエラはリーグが違えば、もっと活躍できそうに思える。ポルトガルでもそれなりに活躍していたようだし、スペインとかがいいんだろうか。
アーセナルとの契約は2027年までなので、もう一年ローンもあるかもしれない。
Jason AytoがニューカッスルのSDに?
アーセナルでエドゥの右腕だったJason Ayto。エドゥが去ったあとはしばらく暫定SDとして仕事をしていた彼はアンドレア・ベルタが新SDに就任したことで、アーセナルを去ったのだが、ニューカッスルが彼に関心を持っているという。これが事実なら、彼にとっては大出世じゃなかろうか。
Newcastle’s transfer supremo search intensifies with ex-Arsenal chief a contender
彼の業界での評判は非常に高いという話はうそじゃなかった。
成功を祈りたい。いや、ニューカッスルだったらあまり成功しないでほしいか。
「アサヒスーパードライ」がAFC公式ビールに
アサヒ。スーパードルァイ。極度乾燥だから英国人にも馴染み深いのか? エミレーツで飲む味は違うか、ぜひおれに教えてください。
Serving supporters, made for matchdays 🤩
We’re thrilled to announce Asahi Super Dry as our official beer partner 🤝
Drink Responsibly.
— Arsenal (@Arsenal) June 30, 2025
わたしは日本酒先生が身近にいたおかげで、長らくスーパードライ的な淡麗辛口系は敵視していたんだけども(雑味はうまみとか云っちゃう酒呑みあるあるだろう?)、なぜか最近はたまに手に取る機会もあったので、第六感が働いたのかもしれない。
スーパードライとかバドワイザーとかコロナとか、真夏はああいう飲み口がさっぱりしていて軽いのもまあ悪くないですね。これからは試合の日はスーパードライも買っておくか。
とかなんとか云って、昨日行ったスーパーマーケットでスーパードライを買おうと思ったら、となりのアサヒビタリストのほうが10円やすかったからそっち買っちゃったよ。あれはまじうま。税別180円で買える幸福。
さて、つぎはZubiの発表かな。きっともうすぐだろう。
おわり