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アーセナルがレヴァークーゼンのDF Piero Hincapiéへ動く。トトナムのターゲットふたたび

どうもっす。

昨日のThe Athletic(オーンステイン)の独占スクープによると、アーセナルがバイヤー・レヴァークーゼンの23才、Piero Hincapié(ピエロ・ヒンカピー?)に動いているという。LBとCBでプレイできるDF。

アーセナルのこの夏の補強は、エゼで終わりの可能性さえあると思っていたのに、なんとまたDF。ミケルはDF補強が好きすぎる。ちまたでは「Ezeを連れてきたご褒美をアルテタにやれ」という声も。ウケる。

そして、これが示すことは、キヴィオールの退団可能性。各ポジションにふたりほしいアルテタだから、キヴィオールがいなくなればLCBのバックアップが必要になる。



アーセナルがバイヤー・レヴァークーゼンのPiero Hincapié(23)へ。本人もアーセナル移籍を希望

オーンステインだけでなく、いつものジャーナリストたちも同様のニュースを伝えている。

ちなみに、今回実際の具体的なアーセナルの動きを伝えた点では、オーンステインのブレイキングだったが、その前にはロマーノがキヴィオールとポルトとのリンクとセットでアーセナルの左サイドDFへのニーズを伝えていたし、ドイツのBildも、4年間プレイしたレヴァークーゼン退団を決心し、週末の試合で涙を見せていたというHincapiéについて、アーセナル(とチェルシー)とのリンクを示唆していたという。

The Athleticの記事から引用しよう。

アーセナルが、夏ウィンドウが閉じる前に獲得しようと、バイヤー・レヴァークーゼンのPiero Hincapieに動いている。

Hincapieは、レヴァークーゼンと2029年までの契約があるが、移籍を志願しており、クラブにもそれを伝えている。

アーセナルは、市場価値が反映されたより現実的な金額での取り引きを求めているが、レヴァークーゼンは€60m(£52m)のRCが発動されるまでは、選手をキープしたいと考えている。

Hincapieの希望はアーセナル移籍で、アーセナルもこの移籍実現に向けて取り引きをプッシュしている。

選手は、土曜のホッフェンハイム戦のあとピッチの上で涙ぐんでいたようだ。

アーセナルでは、ヤコブ・キヴィオールがFCポルトのターゲットになっており、LCBとLBでプレイできるこのエクアドル人DFは、アーセナルの補強リストにもうしばらく載っていた。

レヴァークーゼンはブンデスリーガを席巻したチームから選手を売りまくっていて、若く優秀な選手が移籍したくなる気持ちもわかる。ボスはとっくにRMへ。これはかつてのモナコみたいに、突然ブレイクした非ビッグクラブの宿命か。

なお、Hincapieへのアーセナルの関心については、アルテタと元レヴァークーゼンボスのXabi Alonsoの関係を指摘する声も少なくない。ミケルとチャビは幼馴染のBFFだから、選手についてより詳しいことを教えてくれたのかもしれない。なんなら推薦も?

Sky Sports DEのひと。アーセナルはすでにレヴァークーゼンに接触しており、Hincapiéへの興味は公式に相手に伝わっている。

HOA。Hincapiéはレヴァークーゼンに対し、アーセナルともっと安価な移籍金で交渉するよう求めている。

ちなみに彼の現時点でのMVは€50m(£43m)。そんなに優秀なのか。

アーセナルはHincapiéにローン+買取義務の条件を希望か

一部報道によると、今回のアーセナルのHincapiéへのオファーは、一年ローンに来年夏の買取義務ということ。後払い。これはToTのオファーと同じ条件らしい。

これが理にかなっていると思えるのは、この夏のアーセナルはすでに€300m近く選手補強に費やしているから(TMによると€293.45m)。ここからさらに、€50mレベルの上乗せがあるとは思えない。

もちろんこれはアーセナルでも単一ウィンドウでは最高記録となる金額で、おそらくはエゼのことなどもあって、想定外に散財しているかもしれない。

このあと売却すべき選手たちを売却できれば、Netではもうすこしまともな支出金額になると思われるが、それでもアーセナルとしてはかなり思い切った投資になっている。さすがフェイズ5。ぶっこむならいま。

Piero Hincapiéはトテナムのターゲットだった。エゼ案件ふたたび?

ぼくはアーセナル専なので、彼のことは名前すら知らなかったのだが、もともと彼はToTの重要なターゲットだったそうで。

それが、アーセナルが突然に現れて横槍を出し、選手をかっさらいそうな雲行きに。本人もアーセナル行きを希望しているというのだから、これはもうエゼ案件の再来か。ToTには悪夢だろう。

HOAによれば、彼らはHincapiéにアプローチするも、すぐに選手がアーセナルを選んだと理解したという。

この夏はノーガードにつづいてエゼまでアーセナルに奪われたThomas Frankが、「クラブに来たい選手以外は必要ない」と豪語していて、そこからさらに起きる事案となりそうで、これは正直気の毒になる。

Piero Hincapiéとアーセナルのリンクはキヴィオール移籍可能性とリンク

当然そうなりますわな。

キウイはこの夏残ることもあるかと思っていたが、こうして具体的な代替案が表に出てきてしまっている以上アーセナルの意図は明白であり、彼の退団は不可避に思える。9人ベンチに入るのもギリギリになってしまっている現実もあり。

キヴィオールは現在ポルトがプッシュしているようで、以前€20mのオファーがアーセナルに断られたとも伝えられ、それ以降もより金額を上乗せしたオファーを検討しているようだ。

しかし、キヴィオールがその程度の金額でしか売れないのなら、アーセナルとしてはやはりいいビジネスとは云えないだろう。

彼は昨シーズンの後半は、ガブリエルの離脱でLCBでレギュラーとしてプレイし、PLレベルでもCLレベルでもトップでプレイできることを証明した。しかも、けして短くない期間だ。まだ25才で、CBとしてはこれからピークが来る年齢でもある。

現在の彼のMVは€28mながら、当然もっと上を期待すべきアセット。

正直、ポルトガルクラブとのビジネスではいつだって足元を観られるのだから、売却するときこそ、もっといじめてやってほしいと思わないでいられない。

そういえば、エゼの件では、パレス(Parish)とアーセナル(ティム・ルイス)の良好な関係についてのリポートがあった。

この夏にMarc Guehiをリヴァプールに売却することを強いられそうなパレスもCBの代替を探しているという。パレスがキヴィオールをもっといい金額で買うのなら、わりとWin-Winではないだろうか。たとえば、£30-35mみたいな適正価格で?

エゼの移籍では、アーセナルはほとんど彼らの希望どおりの金額を受け入れたのだから、つぎの取り引きで先方にも多少気前よくしてもらってもバチは当たるまい。

キヴィオール本人は、アーセナルを去るなら海外を希望しているという。

彼がそこまでアーセナルというクラブに思い入れがあるようには思えないので、なんでだろうとちょっと不思議に思う。英国メシがまずいから?(笑い) それとも天気か。

いずれにせよ、彼にもいい移籍先が見つかるといいのだが。

 

なんだかんだで、9月1日にPLの夏ウィンドウが閉じるまで残り一週間を切った。Hincapiéの案件もうまくいってほしいが、とにかく遅々としてあまり進んでいるように見えない売却のほうをなんとかしたい。

戦力外で売却対象なのに、それでもチームにいつづけるのは無駄なコストがかかるだけでなく、やはりチームの空気的にもあまりいいことではないだろう。

ジンチェンコ、ヴィエラ、サンビ・ロコンガ、ネルソン。解決すべき選手がまだこれだけいる。

 

おわり



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