いやあ、ひどかったな。全シーズンでも数えるほどしかないワーストパフォーマンス?
初戦は難しいし、アウェイも難しい。ましてやOT。思い通りならないことはわかってる。でも、アーセナルのあんなパフォーマンスは想像してなかった。
それでも最大の救いは試合に勝ったこと。まさにWin ugly. あれだけの劣勢でも3ポインツ持ち帰ったのはでかい。♪1-0 to the Arsenal.
われらのシーズン初戦を振り返ってみよう。
アルテタの試合後コメント「自分たちのスタンダードに達していなかった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:OTでシーズンの初戦、大きな勝利だ。
彼らも勢いづけたいのはよくわかる。新しいサインで新しいエナジー。だからここでそれを退けて勝ったことは、とても大きな結果。
われわれは試合のなかでたくさんのいいこともしたと思う。いくつかのことはスタンダードには達していなかったが、チームの反応のしかたにはとても満足している。自分たちのしたミスに反応した。だが、それでもわれわれには試合に勝つチャンスがあった。
われわれは謙虚になる必要があると思う。しかし、タフだった。ここでどれだけのチームが試合に勝てるのか。
初日でアウェイで勝ったことに満足しているし、多くのエリアで進歩が必要なことも理解している。
ミケルは、NBC Sportsのポストマッチショウにも登場。
“Title winners, they always win—even when it’s a bit ugly.”
Mikel Arteta reacts to a hard-fought Arsenal victory on opening weekend. pic.twitter.com/KNSUiJSYwm
— NBC Sports Soccer (@NBCSportsSoccer) August 17, 2025
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(結果の重要性……)
- 初戦、OTで大きな結果
- 相手もシーズンをいいかたちで入ろうとしていたのだから、そこで勝てたことはチームが誇らしい
(チームの決意……)
- イエス。今日はそれを違うかたちで見せたから。今日のわれわれはふたつのことでうまくやっていたと思う
- ひとつはセットピース。もうひとつはミスのあとのリアクション。必要なものもあったが、普段ならないものもあった
- しかし選手全員が試合に勝つ機会をもたらす反応を示した。それがなければ不可能だった
- チームとして競い、いかに勝ちたかったか
(ベストでなくとも勝つこと……)
- それが勢いと自信になる。ふたつのとても重要なこと
- 今日のわれわれはある側面ではスタンダードに達しておらず、それで試合に勝つ道を見つけた
- そして、チームは10ヶ月に渡り、様々なコンテクストでそれができるレジリエンスを見つける必要がある
- 当然進歩させねばならないことも多いし、それはすぐに起きる
- しかし、この結果をなんとか得たことについては、非常によかった
(ファイナルサードでの意思決定……)
- ボールが完全にオープンだった状況が7-8回あったと思う
- そしてそのボールをすぐに相手に渡してしまい、そうなればあとはバスケの試合
- そしてバスケの試合だとすれば、相手はクオリティある選手がおり極めてフィニッシュが優れたチーム。そこが難しかった
- だからわたしはリアクションを評価するのだ。ミスに対する反応がなければ、速さがなければ、シャープでなければ、大きな問題になる
(ヴィクター・ヨクレスのデビュー……)
- 彼はたくさんのことでとてもよかった
- おわかりのように、われわれのハイプレッシングと要求するリズムでは、とくに前半、やや時間を与えすぎた。そこは取り組む必要のあるところ
- フィニッシングに関しては、彼にはそれをやるチャンスはあまりなかった。なぜなら、そこにいたるまでのアクションがなかったから
- しかし概ね、マンUとのアウェイ試合という彼の初戦で勝った。それはいいスタート
(カラフィオーリのパフォーマンス……)
- 彼にはエナジーを変えるキャパシティがある
- 彼が部屋に入ってくると部屋のエナジーが変わり、チームのエナジーが変わる
- 彼にはオーラと存在感がある。それは特別なもの
- そして、彼は相手にとりとても予測不可能。彼はいろんなエリアを占領でき、ボックスの周辺、ミドル、相手ボックスでプレイできる。それはとても予測が難しい
- 彼にはとても満足
(アーセナルの“ビッグ6”戦での強さ……)
- 18年か22年かOTでは勝っていなかったので、これまでメンタルブロックがあったかもしれない
- そしていまはここで初戦を勝ち、それでもチームは満足していない。これはいいきざし
(ノーガードの不在……)
- 彼には少し問題があった。メディカルスタッフが診ている
- 今日はプレイできなかった
以上
ダヴィド・ラヤの試合後コメント「チームには意志と闘志とスピリットがある」
セイヴ7を記録。納得のMOTM。チームを救ったGKの試合後インタビュー。AFC公式サイトより。
ラヤ:ポインツに関しては素晴らしいスタートになった。OTという難しい場所で、3ポインツとクリンシート。
でも、ぼくらもこれが十分でないことはわかっている。ボールを持ったときにかなりミスをやった。だから改善の余地はかなりある。
ここに来るということはアラートになる。ぼくは自分の仕事をしてチームを助ける。今日はそれをやったと思う。そして3ポインツとクリンシート。それがメインのことだった。
それがぼくら全員にある意志であり、闘志であり、スピリット。ミスをしたり自分たちの思い通りにならなくても、全員がスプリントで戻り、ミスをしたチームメイトを助けようとする。
ぼくらはそれをやり、とてもトライした。とくに最後の10-15分間、相手はすべてをなげうって来て、ぼくらはそれをよく守った。チームのおかげだ。
ラヤの活躍はうれしいけど、GKが活躍しすぎるのも複雑な気分。
リカルド・カラフィオーリの試合後コメント「自分がプレイしないときはチームメイトがプレイできる」
予想外のスタートから攻守で活躍。G1。Sky Sportsのカメラによる試合後のインタビュー。
カラフィオーリ:(セットピースのゴール)いつものように、ぼくらはセットピースにはたくさん取り組んでいる。今日はそれを見せたね。
ぼくらはこれからも進歩して、取り組みをつづけていかねばならない。
もしぼくらが高いレベルで競いたいなら、どのポジションでも優秀でなければならないし、ほかのチームメイトたちもプレイする準備ができている。毎試合でプレイするのは難しいから。
ぼくらのなかにある自信がレベルを上げてくれる。ぼくもたくさんプレイしたいが、そうじゃないときはほかのチームメイトがプレイできる。
MLSとのポジション争いを意識した発言か。興味深い。
Ruben Amorimの試合後コメント「われわれは退屈ではなかった」
マンUボスコメ。
Amorim:わたしは選手たちのことをとても誇らしく思う。彼らは非常に勇敢だった。
パフォーマンスは称賛できる。しかし結果は。ホームで試合に敗けたのだ。明らかにわれわれには違う結果がふさわしかったし、つぎの試合に向けて前を向く必要がある。
われわれは去年よりもアグレッシヴになった。もっとスプリントするようになり、勇敢になった。1 v 1に挑み、試合全体を通して高くプレスした。
ボールを持ったときにクオリティがあり、ステディアムが違う反応をしたときでも、われわれは自分たちのプレイをつづけた。去年よりもビルドアップでボールを失うことは減った。そこはとても苦しんでいたところだった。
CunhaとBryanは一瞬でステディアムを盛り上げることができる。もっとも重要なこと。それはわれわれは退屈でなかったこと。
試合には勝つ必要があった。だが、昨シーズンとは完全に違う試合だった。
“we weren’t boring” おもいしろいことを云う。