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【マッチプレビュー】25/26 EPL アーセナル vs マンチェスター・シティ(21/Sep/2025)マストウィン試合?

マンシティについて

PLの4試合でW2 L2で8位。このままズルズルと敗けてほしいが、彼らの試合をざっと観ている感じだと、内容がすごく悪いというわけでもない。

去年の彼らは結局3位フィニッシュで、あれだけ劣悪なシーズンを送りながらも、最後には2位のアーセナルとはたった3ポインツしか離れていなかった。

ぼくの目には、いまの彼らはPLとCLのすべてを勝ち取って以降、目標ややる気を失って、ついでに115違反の罰で4部に降格してこのままクラブはフェイドアウトしていくと思っていたのだが、去年そこまで崩れなかったこともあり、今年ふんばりを見せるなら、またタイトル候補に舞い戻るんじゃないかという危惧がなきにしもあらず。

実際チームは、たんまり金を使って再構築を進めているだろう。今年に入ってからも、冬と夏の移籍市場で合わせて€400m以上の巨額を費やしている。

なかでもアーセナル的にも気になるのは、やはりGianluigi Donnarumma(€30m)。われわれが去年のCLでだいぶ煮え湯を飲まされたGK。彼とPSGとのあいだでのゴタゴタもあり、シティはうまいことやったと思う。彼は間違いなくトップGKで、あのショットストップはちょっと尋常じゃない。GKが違いになるといった試合にならぬよう、祈るよりない。

それと今回特筆すべきことは、CLからこの試合までの準備時間。アーセナルは火曜(アウェイ)に試合をして日曜まで中四日に対して、シティは木曜(ホーム)に試合をして日曜まで中二日。彼らは今度はマンチェスターからロンドンに遠征するアウェイ試合でもある。アーセナルは、このフィットネスの有利は利用しない手はない。

BBC Sport「ヨーロッパ試合のあとの休息日がその直後の試合結果に与える影響」

これシティのファンが文句を云っていたのだが、アーセナルも去年のPLシティ戦(A)の前にまったく同じことがあったという(CLアタランタ)。文句をいわれる筋合いはない。

ペップのチームがカウンターアタックを意識するように?

さて、今回もいろいろなメディアでこの試合にまつわる展望や予想記事を読んでいるのだが、そのなかのひとつで興味深い事実を知った。

シティは今シーズンからPep Guardiolaのアシスタントコーチとして、元リヴァプールのPep Lijndersというコーチを迎えているというのですな。彼は、リヴァプール後にRBライプツィグでヘッドコーチをやっていたのが12月に解任され、その後マンシティのアシスタントコーチとして英国に戻ってきたという。彼はもともとKloppのアシスタントだったのだから、宿敵のボスの下で仕事をすることになるというなんとも数奇な人生。

そして彼の影響は、先日のエティハドでのPLマンUでも、プレイスタイルにあらわれていたんじゃないかという。クイックトランジション。相手の攻撃を待ってからカウンターなど。

もしこの試合で、彼らがアーセナルのポゼッションをある程度許して後ろに引くようなら、それは意図的なときもあるかもしれない。とくにこの試合はエミレーツでの試合なので、こちらがボールを持つとき、そういった展開はありえる。

カウンターアタックといえば、今シーズンのアーセナルもヴィクター・ヨクレスが入ったことで、まさにそれを意識しているところ。この試合は、基本的にはポゼッションで主導権を握りたいチーム同士ながら、効率的なカウンターアタックに挑戦しているチーム同士という見方もできるかもしれない。

お互いのトランジション&カウンターはみどころのひとつ。

チームニュース

Omar Marmoush、Rayan Cherki、Mateo Kovacic、Rayan Aït-Nouriがアウト。

John Stones、Rodriがダウト。

今シーズンの彼らの大きなポジティヴは、Rodriの長期離脱からの復帰だろう。しかし、金曜時点でのボス会見では、「彼がこの試合にフィットしているかまだわからない」ということ。まあ、これは話半分に聞いておこうか。どうせ何の問題もなくプレイするんだろ?

しかし、こうみると彼らもけっこうキープレイヤーが離脱している。サカやオーデガードら、エースがいないアーセナルほどではないにせよ。

フォーム

PLはここまでの4試合でW2 D0 L2。

勝った試合はウォルヴズ(A)とマンU(H)。敗けた試合はToT(H)とブライトン(A)。

今週ミッドウィークのCLではホームでナポリに2-0と勝っている。もっとも21分という早い時間にナポリには退場者が出ていた。

Head to head

アーセナルは、マンシティとのPL直近6試合で、W2 D2 L2。

ただし、この2シーズンに限ると、アーセナルはシティにW2 D2と敗けていない。23/24にはコミュニティ・シールドでもアーセナルが勝利(※1-1のPS)。

エミレーツではアーセナルが2連勝中。

ちなみにシティは、ミッドウィークのヨーロッパ試合の直後のPLでは直近7試合のうち5試合で敗けているという(W2 D0 L5)。

Pep Guardiolaの試合前コメント「金を使うのはアーセナルもリヴァプールもみんな同じ」

試合前会見でのコメント。

PGミケルはとんでもないマネジャーだ。彼らは4-5の移籍ウィンドウでスクワッドを強化しつづけている。信じられないスクワッドであり、チーム。いまのヨーロッパでももっともタフな相手のひとつだ。

わが友ミケル・アルテタに云いたいね。もし彼がタイトルを勝つなら、それはつまり金を使ったからだよ。彼のハードワークのたまものでもなければ、彼の選手のおかげでもない。

リヴァプールみたいにね。もしArneがまた勝つなら、それは彼がたっぷり金を使ったからだ。

でしょ? マンシティだけで起きたわけじゃない。違う? だから、それは全員にいえることなんだよ。

聞いてほしい。もう何年も何年も、どのクラブもやりたいことをやってきた。そしてその扱われ方が全然違う。しかし、彼が金を使いたかったのは彼がそれを望んだからだ。でもそれでいいんだよ。

だからわたしが云えるのは、彼らが賢くやっているということさ。彼らが信じるものに金を使い、それでPLとヨーロッパのベストチームと競えるようになり、あのレベルまで達した。

だから、彼はチームをそうやってゆっくりとみつけていった。ウィンドウごとに。アーセナルは強くなっている。昨シーズンのヨーロッパでも、かなり前進したし、わたしにしてみれば彼らがもっともソリッドなチームだった。

彼らはバックでミスを犯さない。アプフロントにはペイスがあり、もちろんセットピースにはニコ・ジョヴァーがいる。そういうのがすべての場所にある。

「もし今年アーセナルがタイトルを取ったら、それは金をつかったおかげとペップ・グアルディオラ」。いかにも、こういう切り取りができそうなコメント。

こういう主張をみるに、このひとは自分たちだけが金満だと批判されると被害者意識を持っているようだな。

Rodriの試合前コメント「去年のエミレーツでの結果は全然気にしない」

アーセナルファンのあいだでもわりと注目されていたので。マレーシアのStadium Astroより。

Rodri:そうだね。(エミレーツには)勝つつもりで行くよ。昨シーズンに起きたことなんて関係ない。気にしない。ぼくらはあそこで自分たちが示すレベルがあるし、ベストシェイプがある。

ぼくも彼らが信じられないようなチームだとは知っている。彼らは毎年すごいサインをしてチームをリフォームしているし、日に日によくなっている。でもそれはほかのどのチームも同じ。

まだシーズンが始まったばかりだから(タイトルは)わからないが、彼らがホームで勝つならいいメッセージになるんじゃないか。だから、この試合はぼくらのメンタリティを示す試合だと思う。

彼らは間違いなく強い。タイトル候補のひとつ。まだシーズン序盤の3ポインツだが、これが重要なのは自分たちが3ポインツ勝ち取るだけでなく、PLタイトルのライバルに3ポインツ取らせないことができるからだ。

マンシティの戦術について by エイドリアン・クラーク

AFC公式サイトより。

AC:(ここはあとから追記するつもりでごわす)

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