エベレ・エゼがアーセナルで初ゴール。
それくらいしか見出しの浮かばん試合だなあと思って、英国の各メディアをみたらどこも同じだった。ですよね。
Port Vale 0-2 Arsenal: Eberechi Eze scores first Gunners goal in EFL Cup win
もっと楽に勝てた相手のようにも思えるが、3部チームとはいえ、やる気もエナジーも満タンなら、そう簡単にはいかないのはいつものことか。終わってみればスコアは順当ながら、クリンシートをキープできたのはよかったと思うくらいには、失点もありえたかもしれない。
アルテタの試合後コメント「全体的によかった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:素晴らしい勝利。クリンシートも。ケパもデビューしたし、わたしは彼にはとても満足している。
試合の始めかたもとてもよく、ゴールを決め、大きなチャンスをつくり、前半は相手にまったくなにもさせなかった。
後半はダイレクトプレイの時間などもあり、われわれはコントロールや支配を失った部分はある。もっとうまくできた。しかし、最後には変更と選手のインパクトがあり、また支配的になることができた。必要だったゴール脅威もあった。
今日は9人も選手を変更したが、それでもチームは素晴らしくパフォームした。そしてまたベンチからの選手がインパクトをもたらした。全体的にとてもハッピー。
(トロサールのサブからのゴール・アシストは今シーズン3度め)あれが彼のすることだ。ウィリアムからのボールがすごくよかったし、ランのタイミングや実行のクオリティも。トップ選手だ。
(3000人のアウェイファン)われわれのサポーターたちも今夜はとてもラウドだった。彼らはチームとともにどこにでも来てくれる。すごい情熱。だからこの勝利は彼らにふさわしい。彼らに感謝して、いまやっていることをこれからもつづけていく。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(今日のパフォーマンスについて……)
- 試合前に話していたのは、この試合にかけるもの。クラブの評判として、チームとして、個人として
- そしてこの手の試合は非常にトリッキーになることは十分わかっていた
- われわれはとてもよく試合を始め、ゴールを決め、3-4つのチャンスをつくった。しかしその後はゴールはできず
- 後半はやや試合のグリップを失った。とくにダイレクトプレイやスロウイン
- それを多少調整してわれわれは元に戻った
- そしてあの美しい2点め
- 全体的に満足している。クリンシートにケパのデビュー。エブズのクラブでの初ゴール。9人変更してもとてもよくパフォームした
(サカは1時間限定でプレイさせようとしていた?……)
- あれは計画どおり。最大で60分
- われわれは、すでに様々な理由で4-5人を失っていて、とくに負荷や長期離脱からの復帰のこともあり、それは計画していた
- よかったことは誰もケガしなかったこと。彼も筋肉の問題はなかった
(たくさんの変更ができたということ……)
- イエス。それが必要だった
- そのほかには、あまりいっしょにプレイしていない選手たちにほしいパフォーマンスがあった。これまで一度もプレイしたことがないMFやフロントラインだった
- マックスも入り、彼もまたすぐにチームとつながった
- 試合からはたくさんのポジティヴを得た
(英国フットボールピラミッドのクオリティ……)
- 信じられないほどタフ
- ゆうべのリヴァプールやチェルシーを観ても、相手がいかに強く見えたか
- だから、これらの試合に勝つための権利を得なければならない
(今週末のニューカッスルを控えてチームでの競争……)
- それこそがわれわれの望んだこと。彼らがわたしを悩ませる
- 彼らはチームととてもよくつながっていたし、とてもチームを助けたがっている。プレイするにふさわしい
- 今後は全員が多くの時間プレイするだろう
(エゼのパフォーマンスについて……)
- はっきりした5-4-1で内側をコンパクトに守る相手に、彼はかなり中央でプレイした
- そこでスペイスを見つけるのは簡単ではないが、彼はそれができる
- 彼が完全に抜け出したプレイを3-4回は観たことだろう
- 周囲の選手たちのタイミングをつかむには、彼もまた多少時間は必要だろう
- そうなれば、ああいうアクションももっと安定してくる
- 全体的にとてもよかった。そしてまだまだこれからだと思う
(エゼはもっともヴァーサタイルなアタッカーのひとり?……)
- イエス。われわれがあのポジションとスペイスで彼にやってほしいのは、マジックモウメンツをつくり、チームに違いをもたらすこと
- それをワイドエリアでやることもあるし、そこは相手による
(つぎのラウンドはブライトン……)
- タフな相手
- ホームだったのはいいことだが
- しかし、彼らはトップチームであり、難しい試合になるはず
以上
エベレ・エゼの試合後コメント「今日は特別な日」
おれたちのNo.10がアーセナルで初ゴール。あの極小スペイスでの落ち着き。彼らしいショット&ゴールだった。試合後のインタビュー。AFC公式サイトより。
エゼ:ファーストゴールと勝利で今日は特別な日になった。つぎのラウンドに進出できたことが重要だが、ぼくには特別な日だ。
(ゴール?)なんとかボックスのなかでスペイスを見つけたんだ。あまりタッチしている時間もないことはわかっていた。だから、すぐにシュートするつもりだった。たくさんのハードワークが報われたね。いい日だ。
アウェイのこういう場所で難しかったけど、なんとか勝つことができた。それが重要。つぎだ。
(3000人のアウェイファン)素晴らしい。彼らも自分たちがチームにとってどんな存在かわかっている。ああいう応援があるかぎり、ぼくらはつづけていける。ぼくらも彼らをプッシュしていく。
クリスティアン・ノーガードの試合後コメント「試合でスタートできるのをずっと待っていた」
AFCで初スタート。フルデビューとなったNo.6の試合後インタビュー。
ノーガード:難しかった。こういうカップ戦の勝負はいつも難しい。彼らはよく守った。だが、これでお仕事完了で、つぎのラウンドへいける。
ぼくもすごく楽しんだよ。いくらかリズムも取り戻せてナイスだった。コンペティティヴな試合でのスタートはずっと待っていたから。
今日のぼくらのスターティング11を観れば、タレントが盛り沢山だ。変更があってもそうなのだから、全面的に競争があり、それが必要。その一員になれてうれしい。