Hey!
昨日の試合はよかったな! エミレーツでフォレストに3-0快勝。これは、スコアライン以上のお客様満足度。ゴールやアシストの結果だけでなく、いいトライといいチームプレイがそこかしこにあって、観ていて楽しくなるナイスフットボール。自由と躍動。これだよこれ。これが観たかったアーセナルだった。
そして、この日の最大のトーキングポイントは、今回のチームが夏の新加入を大勢含めた新生アーセナルだったこと。彼らがチームの勢いを牽引した。このチームのスタンダードが超上がってる。
試合前は、Ange Postecoglouの初戦として注目されていた試合も、試合後はアーセナルファンのお祭り騒ぎで、誰も元ToTのボスのことなど話題にもしていない。
翌日(日曜)のリヴァプールの試合がまだ行われていないため、この結果でアーセナルはGD+8で暫定ながらテーブルで単独トップに。
アンフィールドでの悔しい敗戦からバウンスバックし、これから始まるCLを含めた忙しい期間に向けて勢いをつける。これは、いま必要な勝利で、理想的な内容と結果だった。
試合を振り返ろう。
Arsenal 3-0 Nottingham Forest: Martin Zubimendi scores twice
アルテタの試合後コメント「チームに新しい関係性が築かれている」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:(ズビメンディ)彼は信じられない、あのふたつのゴールは決めるのはそうとう難しかった。マーティンのあの存在感、落ち着き、ゲイムの理解がもたらされることで、このチームがフロウし、プレイがよくなる。
そしてそのうえ、彼はそれにゴールもアシストも加えられる。彼とその軌道を維持しないと。
このリーグへの適応は簡単ではないんだ。新しいプレイにも。だが、モスケラは素晴らしい事例だね。彼がリヴァプールでやったこと。アンフィールドで3分後にいきなりPL初出場をすることになり。それは簡単じゃない。
彼は今日もスーパーブだったし、そのほかの新しい選手たちも。だから、それを使おうじゃないか。彼らから学ぶんだ。彼らがいまチームにたくさんの情報をもたらしてくれる。そしてそれを正しく使うこと。
今日がとてもよい午後だったのは、選手たちがNTで忙しくしていたからでもある。彼らはこの10日間で世界中を旅し、違うチーム、コーチ、習慣でプレイしてきた。
そして、われわれのプレイにもつねにどうプレイするかわからない部分もある。どうつながるか。タイミング。とくに試合の準備に一日しかかけられなかったから。
だが概ね、われわれは試合を通して支配的だったと思う。いくつかのビッグチャンスもつくったし、3ゴール決めた。さらなるクリンシートも。それはいつだってとてもよいものだ。
そして、もうひとつポジティヴなことは、われわれが築いている新しい関係性。いかにつながるか。今日それが観られたことにわたしはとても満足している。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(ズビメンディのゴールは練習していた?……)
- あの実行にはまったくの驚き。タイミング、ボールの触りかた、あんな軌道でボールが飛ぶとは
- 間違いなく彼はチームに多くのポジティヴをもたらしている
- ピッチでの存在感とオーソリティ、選手たちとのつながりかた、冷静さ
- 彼があのようにアシストやゴールを加えていけば、それは選手のさらなる次元
(今日のエゼのパフォーマンス……)
- 今日スタートした新人5人には非常に感心した
- 彼らの新しい関係性が開花して、チームに違うものをもたらすところが観られただろう
- チームがより予測不可能になれた
- ノニも際立っていたと思う
- 今日のフロント3は、これまでチームで一度もいっしょにプレイしていなかったので、彼らにはいい機会だった。タイミングもよかった
- 彼らが多くの時間プレイしたことは、まさに彼らに必要だったこと
(スクワッドデプスについて……)
- もしわれわれにそれがなければ、ケガ人が出たことで、いまごろとても困難に陥っていただろう
- われわれは、このリーグとヨーロッパのほかのチームのスタンダードを知っている
- わたしはオプションがあることがとてもうれしい。それが試合を変えるキャパシティをもたらす
- ここからは、全員がつながり、自分が重要だと感じる。それが重要
(オーデガードのケガは肩?……)
- イエス。とても前回と似ている。まったく同じ場所かどうかはわからないが、とても似たケガ
- 彼はプレイをつづけられなかった
- 彼はノルウェイで2試合プレイしていたが、今日はつづけられなかった
- 彼はドクターに見せなければならない。彼もまた火曜にフィットできるよう努力するに違いない
(手術が必要?……)
- ノー。そうは思わない
- わたしは専門家ではないが、そのレベルの心配はまったくない
- 前回彼が痛みをなんとか乗り切れたのは、ケガがそこまでひどくなかったから
- まだケガの程度はわからないが、悪くないことを祈る
(ライスに休みを与えた……)
- ミケルが2試合で4ゴール決めて帰ってきて、気持ちが上がっていたので、わたしもそれを使いたかった
- 彼を使いたかったのは、彼が違うクオリティをもたらせるからでもある
- そしてデクランがピッチに入れば、ただちにインパクトを出すし、つぎの試合もプレイするだろう
- これこそが、われわれがやろうとしている最良のやりかた
(ワネーリのパフォーマンス……)
- 彼はとてもよかった
- 彼にも違うクオリティがあり、それは観ていてわかるはず
- とくに前半、彼が特定のエリアでボールを持ったとき。彼がいかに快適にボールを運んだか
- ボックスに近づいたときも、彼が考えるのはゴールのことだけ。ほかにない
- 同じポジションで違うクオリティがチームにあることは素晴らしい。それはリーズでも同じだった
- 20分でマーティンを下げねばならず、そこから彼はとてもよくやっていた
(サリバのフィットネス……)
- 彼は昨日もトレインして、セッション全体もこなしたので問題なかったが、そのあと彼と話して、あと数日は必要だと思った
- ケガの程度はすぐに変わってしまうものだ。選手が自分でそう云うなら、無理をさせてはいけない
- モスケラはとてもとてもよかったと思う
(モスケラはサリバとガブリエルをプッシュする?……)
- 今日観たものとアンフィールドで観たもの。彼はとてもとてもハードに彼らをプッシュしている
- あの少年は多くを求めている。学びにも貪欲だ
- 彼がもついくつかのクオリティは、チームの要求するポジションにとてもよくフィットする
- ほかの選手とのつながり、クオリティ
(いまいる選手たちで守備のバランスをとる……)
- われわれは各ポジションにふたり必要
- それがフットボール。ほかのクオリティあるチームと変わらない。新しいことでもない
- ただパフォームし、できるだけ起用できること。なぜなら、相手によって、自分たちがクリエイトしたいものによって、いずれ彼らも必要になるから。そのときに特定の選手、特定のクオリティを使う
(新しい選手たちが活躍……)
- とてもポジティヴ
- 今日使うことに決めた選手たちは、すでにサポーターたちから歓迎され、つながりを築いている
- それこそが、まさにわれわれに必要だったもの。それが選手を助け、自信を与え、もっとうまくなろうという野心をもたらすのだから
- 彼らはみんないい場所にいる
(このデプスを築いた理由はCLの新フォーマットへの対応だった?……)
- イエス。試合の量への要求がある。選手たちは、シーズンを通して70-74試合プレイせねばならない。かつてなかったことだ
- さらにインテンシティが高くなっていけば、選手たちもつづけていくことができない
- だから、選手の数が必要で、優秀な選手が必要。スタンダードを上げること。なんの秘訣もない
(今日はリヴァプールのときとは違うアプローチをした?……)
- ノー。同じ。試合の準備をしているときやMTGにいてくれたらわかるよ
(マドゥエケがスクワッドにもたらすもの……)
- たくさんの勇気。わたしならそう云う。彼にはたくさんのクオリティもあるが、勇気だ
- われわれが彼と契約する前には、いろんな反応があった
- わたしが彼と話したとき「(ブーとおならの音を出す)やってやりますよ。あのシャツを着てみんなとプレイするのが待ち切れない」と、彼はこんなふうに云っていたよ
- わたしはWowと云って、彼をぜひ連れてこようと
- その前から納得していたとしても、彼ならきっとやるだろうと、わたしはさらに納得した
- 彼はすごくパワーがあり、努力を繰り返すキャパシティがある。それをフィジカリーにやるためには、いろいろな標本が必要であり、わたしは彼が間違いなくそれだと思う
- 彼はとてもスキルフルで、とても予測不能で、学びに前向きで、喜びをもたらす
- わたしが彼を観るとき、彼はいつもスマイル。つねになにかにトライしようとしている
- ひとつ間違えたとしても、彼はもう一度それをやろうとする。それこそわたしがクリエイティヴな選手で好きな部分。成功するにはそれが必要だから
(今シーズンのチームはレベルが上がっている?……)
- それが望んでいること。しかし試合ごとにやっていく
- 何を話すかが重要なんじゃない。なにをやるか。それこそわれわれがやるべきこと
- それは自分たちが望むことではない。いまそれをやらねばならず、繰り返し、振り返る
- われわれがもっと強くなるためにやるべきことは、まだたくさんある。もっともっとゴールして、試合のあるフェイズでもっと支配する
- ここからはビルバオで勝つための準備をしていく。そうできればすごいこと
- わたしは皆さんにもご一緒してほしい。スペイン北部は訪れるには素晴らしい場所。わたしの出身地でもある
- フットボールをプレイするには素晴らしい雰囲気のステディアム
(新加入選手たちのインパクト……)
- わたしは自分たちの望みにはなんの疑いもない。ドレッシングルームにも、その一部になる気分も。彼らが受けるサポートも
- しかし、それでもチームは最初からクリックせねばならない
- クオリティはそこにあるのだから、われわれは彼らにとり正しい環境をつくろうとしている
- わたしがとてもうれしいのは、こんなに早くからすでにもうそれがあるから
- 彼らがチームにたくさんの価値をもたらすとわかるはず
以上
ノニ・マドゥエケの試合後コメント「チームはこれからもっとよくなる」
わしのMOTM。Nico WilliamsもRodrygoもいらなかったんや! 試合後インタビュー。AFC公式サイトより。
NM:(フロント3がとても効果的だった)それは本能的なものだと思う。エブズはぼくとけっこう似ていて、あんまり考えないんだ。観ているもの観て、ただプレイするだけ。
集団ユニットとしては、ぼくらはダイナミックでポジティヴになれるよう、ミケルからボールをもらうために自由に動いていいと云われている。今日はそういうふうにやったと思う。
今日はたぶんもっとゴールできたが、これもプロセス。まだシーズンが始まって4試合め。火曜にはCLの試合もあり、シーズンが進んでいけばもっとクリニカルなアーセナルのチームが観られるはず。
(サポーターの応援)それこそがぼくが試合をプレイしている意味。チームの勝利を助けるために努力する。でも、試合を観に来てくれたみんなには喜びをもたらしたいとも思ってる。
初めてで誰が見に来てるかなんてわからないから、ぼくの頭のなかではただトライして、ちょっと観客を触発しようと。
エミレーツの観客からの愛情は、プリシーズンのヴィヤレアルでここで初めてプレイしたときから示してもらっていた。すごかった。だから、今日もとてもうれしい。神の意志でこれからもつづけていくだけさ。
前半だけでマドゥエケのクロスが10。アーセナルでは2009年のサミール・ナスリ以来の記録らしい。
マーティン・ズビメンディの試合後コメント「カウンターに注意していたらボールが来たらから打ったら入った」
まさかのゴラッソ。まさかの2ゴール。あわやハットトリックも。試合後のインタビュー。
Almost as impressive as Martin Zubimendi’s brace!
Alex Aljoe translates her own questions and Zubimendi’s answers, following Arsenal’s 3-0 win over Nottingham Forest 👏 pic.twitter.com/YP5WLEZ5kz
— Premier League (@premierleague) September 13, 2025
ひとつの試合で2ゴールするのを英国では、“brace”と云うそうで。ドイツのドッペルゲンガーみたいなやつ?
ヴィクター・ヨクレスの試合後コメント「(エゼとマドゥエケ)ふたりはつねに何か仕掛けようとしている」
試合を決める2点め。決めるべきチャンスを確実に決めた。TNT Sportsによる試合後のインタビュー。
(3ゴールで3勝め。また勝ちに戻れた。試合を楽しんだ?……)
VG:そうだね。もちろん。ここでは前回の試合よりもっとうまくやりたかったし、実際それができたと思う。いい日だね。
(これでホーム2試合で3ゴール……)
ヤバい。最高。ここでゴールを決めて試合に勝てるのは素晴らしい。
(もうチームに慣れた?……)
いい感じだよ。チームのみんなもすごくいいし、グループに慣れるのも簡単。もちろん全部に慣れるのはまだ時間もかかるけど、問題ないね。
(エゼとマドゥエケと初めてプレイしてどうだった? エゼの美しいアシストも……)
そのふたりはそれぞれのポジションで素晴らしい。つねに何かしかけようとしている。
(ズビメンディのあのゴールはどう思った?……)
あんなの彼のトレイニングでも観たことない。だから、今日彼があれを決めたのはとてもよかった。ヘッダーのゴールもちょっと驚いた。
(今週からのCL……)
ぼくらはこの試合に集中してたから、準備はこれからだね。CLはみんなプレイしたいコンペティションだから、勝つために全力を尽くすよ。
Ange Postecoglouの試合後コメント「アーセナルはかなり強いチーム」
勝ったので。フォレストのボスコメント。
AP:残念な結果だ。試合に敗ければ、いつだってがっかりする。
フェアに云って、彼らはかなり強いチーム。とくにこのホームでは。仮にすべてがうまく行ったとしても、それでもここに来るのは難しいタスク。
だが、残念な結果は置いておいても、この状況ではただでさえ選手たちにとってはとてもキツい週だった。たった7日前に、彼らの世界はまったく変わってしまったのだから。そこは理解してもらう必要はある。わたしはそうしているよ。
わたしは、選手の努力は責められない。われわれもなんとか耐えようとしたが、実質、どの場面でもこちらが試合をコントロールすることはなかった。