試合について
試合結果
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
エゼ、ヨクレス、マドゥエケ
メリーノ、ズビメンディ、オーデガード
カラフィオーリ、ガブリエル、モスケラ、ティンバー
ラヤ
サブは、ワネーリ(18 オーデガード)、MLS(68 カラフィオーリ)、ライス(68 ヨクレス)、マルティネリ(78 マドゥエケ)、トロサール(79 エゼ)
スターティングのサプライズは、ライスのベンチ。これは予想しなかった。
その代わりはメリーノだった。そしてこのMFの3人は、かつてのソシエダトリオだったという。
1 – Mikel Merino, Martín Zubimendi and Martin Ødegaard are starting a match together for Arsenal for the first time, last doing so in 2019-20 for Real Sociedad (4 times). Reunion. pic.twitter.com/JjuBRaW5OC
— OptaJoe (@OptaJoe) September 13, 2025
メリーノはリヴァプールにつづいて、ポジションをキープしているかたち。
まあでもこれはアルテタの試合後コメントを聞いて納得できた。スペインNTの2試合で4ゴール決めてチームに戻ってきたメリーノの勢いを利用したかった。たしかに。終盤彼が9に入ったのはちょっと笑ってしまったが。試合前のアルテタは、彼をフロントの選手としては数えてないって云ってたのに。ウソついた。
あとはエゼのLW。予想どおりではあるが、ついにこの日が来てしまったという気がする。とくに、マルティネリにとっては。しかもあんなに活躍して。われわれは、ペッキングオーダーが入れ替わる瞬間を目撃している。
そしてモスケラ。OMG。サリバもびっくり。
この日の唯一といっていいネガティヴは、キャプテンのケガ。彼はもともと肩を痛めてしばらく離脱していたというのに、なんとまた肩をやっちまった。これはついてない。
この日はベンジャミンも復帰していたというのに、またケガ人。これが去年のスクワッドなら、マジでもう終わってた。
今回ダウマンの出番がなかったのはそのおかげもあるかもしれない。残念。
あとトロサールね。
こんな試合だったから、試合後には誰も彼のことを話題にもしてないみたいだけど、ファーストタッチでいきなりアシストというインスタントインパクト。あの映像をよく観ると、彼はボールを擦り上げるみたいに蹴っていて、意図的に急所に山なりのボールを入れたことがわかる。あんなふうにすぐに結果を出すのは、いかにも彼らしい。
彼は、たぶんアーセナルでずっとプレイ機会の少なさにフラストレイションがあるんだが、今回もあれだけ効果的(効率的)なところを証明して、その思いを新たにしたに違いない。自分はもっとプレイするにふさわしいと思ってる。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
アーセナルはホームで素晴らしいパフォーマンスだったと感じるが、ショッツ、SoT、チャンスといった決定的な部分以外では、基本スタッツはお互いそれほど離れていないように見える。ポゼッションやパス成功率などは、わりと近い。
まあ、フォレストはああいうチームの状態だったから、ふだんの彼らのスタンダードですらなかったんだろうが、それでも云うほどイージーではなかった。
後半に入ってすぐに2-0になったあと、フォレストがプッシュした時間帯ではバーをヒットするまぐれショットもあったり、「2-0は危険なスコア」というお約束が脳裏をよぎったものだ。
それとフォレストのあのいやらしいプレスのやりかたは、バックからプレイしたいチームはけっこう苦しまされるんじゃないか。アーセナルはそこは概ねうまくやっていた。
パスマップ。扇形。
A base two, one or both fullbacks overloading the midfield, and three spread-out forwards.
This is a strong unit!#ARSNFO pic.twitter.com/AQMbl6tT4G
— Between The Posts (@BetweenThePosts) September 13, 2025
Opta AnalystによるxGは、1.62 vs 0.22。実際、アーセナルはぎりぎりでシュートに至らなかったチャンスがもっとあっただろう。
The xG Philosophyによると(※彼らは0.18と評価)、今回のフォレストのチャンス量はNunoのどの試合よりも低かったとのこと。
気になるズビメンディのあのゴラッソのxGは、0.03から0.04。ふつうは入らないやつ。
彼はその直後となる4分後にもかなり似たショットを放っているが、それもチャンス量は同じ。しかし、こちらは決まらなかった。もしあれが決まってたらハットトリック。伝説だった。
試合序盤、7分のメリーノのビッグチャンス?は、0.13。GKの身体に当ててしまったものの、けっこう大きなチャンスに見えた。
そうして考えると、アーセナルはあと2-3ゴールは決まっていてもおかしくなかった。