ズビメンディ驚きの2ゴール。GOTS候補の美麗ダイレクトボレー
いくら優秀とはいえ、さすがにズビやんにゴールまでは期待してなかった。
Martin Zubimendi, from all angles 🤌 pic.twitter.com/3aH0txpBuy
— Premier League (@premierleague) September 13, 2025
OMG。これは思わず頭を抱えるやつ。二週間前、リヴァプールのなにがしが決めたダイレクトフリーキックが“worldie”なら、こっちはもっとworldie。ひとまずPLのGoal of the Season候補でいんじゃないか。この軌道の美しさよ。
そして、試合終盤のヘッダーによるゴール。フリーキックの流れで、トロサールの華麗なアシスト。これもセットピースゴールとカウントされるようだ。あのゴールには、本人も意外だったのか笑ってしまっていた。ああいうことが起きるんだねえ。
ズビメンディは、キャリア240試合で初めての2ゴール(brace)だそうで、ボックス外から決めるのも初めてらしい。奇跡的。それにしては、シュートがお上手である。
これからもどしどしゴールを狙ってほしい。
またゴール。ビッグストライカーの片鱗を見せ始めるヨクレス
あのゴールは、相手のフルバックが、ロングボールの目測を誤るというDFにあるまじきやらかしがあったとはいえ、ゴールはゴール。9が、ああいうチャンスをちゃんと決めてくれることが重要。
チームの2点めとなるゴールで、Angeいわく「あれで試合が決まった」という重要なゴールだった。
ヨクレスはこれで4試合で3ゴール(※1ペン含む)と現時点でPLのリーディングスコアラーのひとりとなっているが、彼にはまだまだ進歩の余地があるように思える。この日もあれだけの内容で彼のショッツは4に過ぎず、もっともっとシュートを打つ機会を増やして、相手にとってゴール前で脅威な存在になってもらいたい。
そして、今後たとえ1試合か2試合くらいゴールできなくても揺るがない自信を身につけてもらう必要があるが、そこにはまだ遠い。
しかし、それでも今回は彼が手応えをつかみつつあると感じさせるようなプレイもあった。
ゴールにはならなかったが、彼の59分のシーン。ボックスの前をボールを持って横切るとき「ダメかなダメかな~」と思わせながら、なんとかボールをつなげ、そのまま外側を回り込むと最後にズドン。
Multiple good actions in this sequence:
– Gyokeres inward carry + pass
– Eze decoy run down the middle
– Overlap around Madueke
– Great setup from Noni
– Thunderous strikeBut the most important bit is very very subtle. What do you think that is?pic.twitter.com/Ohx1YHOIyM
— Wasi (@Wanalyst007) September 13, 2025
ショットは残念ながらポストに弾かれた。これは彼がスポルティングにいたときのCLアーセナル戦で、やはりポストにヒットさせた彼の強引なショットを彷彿とさせた。あんな至近距離からそんなにちからを入れて蹴る必要はないように思えるが、あれが彼のスタイルなんだね。決まれば最高に気持ちいいやつ。
こういう彼らしいショットが今後もつづくことを期待したいし、チームとしてそれをサポートする必要がある。だから、今回のフロント3がからんだこの一連のプレイは、とてもいい兆しだったと思える。
ちなみに4試合で3ゴールは、年間38試合なら28.5ゴールする計算。タイトルを勝ち取るチームのメインストライカーなら、それくらいは決めてもらわねば。
モスケラ£13mは特大バーゲン
試合が終わったあと、すぐにTMで彼の移籍金をあらためて調べてしまったよね。
€15m(£13m)。
今日の市場で、その程度の金額で買える選手などたかが知れている。それがどうだい。
彼はもう€70mのCBみたいにプレイしていると誰かが云っていた。ほんとにそんな感じ。この夏のアーセナルの補強で間違いなく最大のサプライズはモスケラだろう。まさに秘宝を見つけてしまった。
この試合、ビッグガビがボールを持ったとき、ボールの出しどころに苦労して、なにやら危なっかしいシーンなんかもあったのに、モスケラはボールを持ったときに、全然危なっかしいところがないのだよね。無理をするときとしないときの判断がつねに的確。
彼のアンフィールドでの落ち着きもふつうじゃなかったが、今度こそそれがまぐれじゃないと証明されたように思える。アルテタが彼をスタートさせる気になったのも納得。この試合のパフォーマンスで、さらに確信したに違いない。
彼の最大のクオリティは、あの冷静さ。やっぱりちょっと尋常じゃない。ボールを持ったときつねに前方へのオプションを探しているし、探しているだけじゃなく、ちゃんとそれを見つけてパスを出せる。正しい意思決定がある。
以前サリバがラインブレイキングパスでかなりいい数字を出しているという話があったが、それに関してはモスケラのラインブレイカーっぷりはかなりのものなんじゃないか。あっと驚くような縦へのパスを出す。それもしばしば。視野が広い。
ヒンカピエの実力はまだ見せてもらっていないが、彼らがサリバとガブリエルをプッシュするというのは、この調子だと現実味があるかもしれない。キヴィオールなどこれまでのバックアップには感じなかったことだ。

ラヤのアーセナル100試合。さらなるクリンシート達成
めでたい。GKコーチも祝福。
TEAM @Arsenal 🔴⚪️ Important win at Home, + 3 and Clean sheet, 100 matches for @daviidraya1 ✅🧤 Thanks to the fans for the great support today 👏🏻👏🏻 let’s go for more 👊🏻 #arsenal #Gunners #PremierLeague #COYG #gkunion pic.twitter.com/z5ZoSxnBzo
— Iñaki Caña (@inakicana) September 13, 2025
オーデガードがまたケガ……
これは残念すぎる。またまたアクシデンタルなやつ。よりよって、同じ肩をやるとはほんとについてない。
しかし、アルテタもそこまで悪いとは思っていないようだし、映像を観た感じでもそこまでひどくぶつけているようには見えない。ただ、前回と同じ場所だったからよけいに痛いということか。かわいそうに。
しかし、不幸中の幸いにして、いまやわれらには彼のポジションにプランBもCもある。なんということでしょう。
ワネーリが直接のバックアップで、すでにPLの本気試合でも問題ないところを見せているし、エゼの抜擢だってありうる。なんならマックス・ダウマンももともとそこでプレイする選手。
彼のバックアップがひとりもいなかったときからすれば、状況はまるで違っている。
スクワッドが整うとはこういうことか。あらためてその恩恵を実感する。
この試合については以上!