試合について
試合結果
カラフィオーリの幻ゴールが16分。サカがボックス内で倒されたVAR事案が65分。アーセナルの強固な守備を考えると、どの時点でも2-0になっていれば、試合は終わっていただろう。
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
トロサール、ヨクレス、サカ
ライス、ズビメンディ、エゼ
カラフィオーリ、ガブリエル、サリバ、ティンバー
ラヤ
サブは、メリーノ(62 エゼ)、マルティネリ(81 トロサール)、ノーガード(90 ヨクレス)
試合中のライスのポジションを観るに、フォーメイションは4-3-3というよりは、4-2-3-1だった。エゼの10。
この試合は、スタートしたほとんどの選手(全員か?)がIBでNTに招集されていたこともあってか、フィットネス状態はあまりよくなかったように見えた。少なくともフラムの選手たちよりは。前半はそこがかなり違いになったように思う。
だから、アルテタが後半になってもサブでフレッシュな選手を入れようとしなかったのが意外だった。
サカはこの試合でかなりの活躍ではあったものの、歩いてしまっている時間もあり。またライスも、終盤のトランジションでは相手に並走するのもやっとの様子で、体力にはかなり苦労しているように見えた。
ワネーリもMLSもベンチでうずうずしてたはずなのだが。
ノーガードはこれがアーセナルの選手としてはPLデビュー。彼ももっと早く入れてもよかったと感じた。
ベンジャミンがベンチ入りしたものの、ヒンカピエはスクワッド外だった。
そのせいもあってかマックス・ダウマンがベンチに入るも、出番なし。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
アーセナルは前回のウェストハムにつづいて、相手にSoTをひとつとして許さず。2試合連続での相手のSoTなしは、インヴィンシブルシーズン以来という。
0 – Arsenal haven’t faced a shot on target in consecutive Premier League games for the first time since November in their last title winning season of 2003-04, with the second game in that run also coming against Fulham. Bouncers. #FULARS pic.twitter.com/4r7wQeslnR
— OptaJoe (@OptaJoe) October 18, 2025
あのころは、PLのなかでもトップチームとそれ以外ではクオリティ格差がかなりあったから、いまこの記録をつくるほうがよほど難しいはず。価値が高い。
今回またしてもアーセナルがコーナーからウィナーを奪ったことで、またほかのクラブのファンがやれセットピースFCだとか退屈だなんだと騒いでいるわけだが、試合を観たならとてもセットプレイ頼みみたいな内容ではなかったことはわかるはず。
ちなみにこの試合のアーセナルのボックス内タッチ46は、フラムのそれ(16)の3倍近い。レノのセイヴは4で、彼が防いだxGは0.42。むしろGKを褒めるべき試合でもあった。
つまり、アーセナルはセットピースがなければ勝てないみたいなご指摘にはあたらないのである。
こういう分析もある。攻撃的じゃない退屈なチームが最多のボックス内エントリーであるはずがないだろ。このバカちんが。
👉% of Possession Sequences with a Box Entry for the teams in English Premier League 2025-2026. UPDATED after Gameweek 7.
🔴ARSENAL : UNTOUCHABLES🔥 pic.twitter.com/Rq8m01ce0X
— EPL – Analytics (@DataAnalyticEPL) October 18, 2025
Opta AnalystによるxGは、0.44 vs 1.88。
アーセナルの終盤の大きなチャンスは、ヨクレスとネリのショッツをレノがダブルセイヴしたときのもの。ヨクレスのリバウンドを押し込もうとしたネリのショットxGが0.438というビッグチャンス。地味にあれは決めてほしいやつだった。