バーンリーについて
今年の昇格チームのひとつ。ここ数年はずっと昇格チームがそのまま順当に降格していたのが、今年は昇格した3チームともが降格圏を免れているという。現在4位のサンダランドはたしかにすごい。
バーンリーは、PL9試合で10ポインツの16位。あまり褒められた結果ではないものの、降格圏からは5ポインツほど離れている。
彼らはここまで12ゴールと攻撃は悪くないが(※アーセナルは16ゴール)。じつはxGがリーグワースト(6.8)で、実際のゴールはそれを5.2ポインツも上回っている。これはリーグ2位のオーヴァパフォーミング状態。そのうち化けの皮がはがれるやつ。P90のショッツもリーグワースト。
それと、失点が悪い。17。これは降格圏の3チームを除くとリーグワースト。
今シーズンのPLでは平均ポゼッションが36.0%でこれもダントツのリーグワースト。
FBRefでざっとチームを確認していたら、主要なスタッツでことごとく悪い。それもバーンリーっぽいというか(笑)。
ちなみに、アーセナルは昇格チームにめっぽう強く、昇格チームとの直近24試合でW23ということ。
フォーム
PLの直近6試合で、LDLLWW。いちおう2連勝中。相手はリーズ(H)、ウォルヴズ(A)。
カラバオカップは、ラウンド3でホームでカーディフに敗けてすでに敗退している。
チームニュース
Connor Roberts、Jordan Beyer、Zeki Amdouniがアウト。
Head to head
バーンリーは、アーセナルとのPL直近6試合で、W1 D2 L3。
20/21シーズンにエミレーツで、アーセナルは彼らに1-0で敗けている。
このときの試合だ。

PLで4連敗しちゃった試合。ミケルのどん底期。自分で書いたマッチレビュー読み返したらあの時代を思い出して感慨深かった。あのとき彼を解任しないでほんとによかったね。
Scott Parkerの試合前コメント「ステディアムは要塞」
SP:われわれはホームで、ステディアムは要塞となっている。アーセナルというトップチームとの対戦で、われわれは彼らに困難を強いる必要がある。彼らがやりたいことと正反対のことをしなければ。
われわれのファンにはステディアムで巨大なエナジーをもたらしてもらいたい。そして選手たちには信じられないようなスピリットを。彼らのベストヴァージョンを示さねばならない。
われわれは自分たちのアプローチに恐れはない。自信、渇望、情熱を示し、できるかぎり相手を不快にさせねばならない。彼らに挑んでポジティヴな結果を得よう。
彼らの今年のホーム記録を観ても云うほどじゃないけども。全コンペティション6試合でW3 D1 L2。そこは去年チャンピオンシップを勝ったときのかも。
バーンリーの戦術について by エイドリアン・クラーク
AFC公式サイトより。
AC:わたしは、Scott Parkerがプラグマティックな5-4-1で来ると確信している。これは今シーズン彼らがすでに5試合で使っているシェイプであり、安全第一なアプローチとして理にかなっている。
バーンリーが自分たちのボックス際ですべての時間を過ごそうとしていると云うわけではない。彼らはミドルサードのインサイドにいるボール保持者には、かなりのプレッシャーをかけるから。規律ある選手たちはボールを持っている選手の集中を乱そうとしてくる。
アーセナルは多くのボールを持つはず。クラレッツは平均35%ポゼッションしかない。リヴァプールとマンシティにはそれぞれそれが19%と31%まで落ちた。
バーンリーはホームで倒すのが難しいチームで、4試合で2失点しかしておらず、オープンプレイからは1失点しかしていない。だから、アーセナルはクイックなパス、シャープな動きにかなり集中する必要があり、選手がポジションを入れ替え、意図をもってボールを運ぶことだ。それで彼らをアンロックできる。
バーンリーにはつぎのような考え方もある。彼らの失点はもっと悪くなくて幸運だという。彼らは18.56xGAで12失点。165のリーグワーストの被ショッツがある。これはつぎのワーストチームであるウェストハムよりも32も多い。
前に出ていくことについては、彼らは思っているよりもパンチがある。すべてのコンペティション10試合で9回ゴールを決めている。それは、かなりクリニカルなフィニッシングに頼ったもので、6.82xGから12ゴールも決めている。この16.9%というコンヴァージョン率はリーグ2位。
もし彼らがアーセナルに問題を起こすなら、それは左サイドからになりそうだ。トップスコアラーのJaiden Anthonyは、左ウィングからの攻撃に自信を持っている。元フェイエノールトのLBだったQuilindschy Hartmanは、ここまで4アシストを記録。先週のウォルヴズでもふたつ記録した。















