おはよう!
昨日はほんとに楽しかったなあ。
いまのわれらのフォームなら間違いないと信じてはいたものの、前回のサンダランドみたいな事故っぽい結果もあったし、ましてや、毎度そのときのポジションなど関係なく、なにが起きるかわからないのがNLD。試合前は、ちょっとしたドキドキはあった。
それがあんなことに。
ほとんどアーセナルが圧倒的に試合を支配し、ローカルライバルを蹂躙。超いらない失点みたいな事故はやっぱりあったけども、それとその後のしばらくの時間帯以外は、ほぼ完璧な、NLDの歴史に残るようなワンサイドゲイムだった。ToTの皆さんには申し訳ないほどの。あんな試合を観させられた彼らのファンの気持ちは、正直わかる。
そして完璧といえば、エゼのハットトリック。NLDダービーのような超大舞台で、デビューで、お互いのチームのサポーターからの愛と憎しみを一身に背負った漢が、子どものころからの一生の夢を叶えた。なんというドラマでシネマか。おれたちの“humble star”(©Peter drury)がやってくれた。
試合を振り返ろう!
Arsenal vs Tottenham LIVE: Premier League score, stats & updates from North London Derby
アルテタの試合後コメント「(エゼ)ボックス周辺でプレイさせる必要がある」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:(エゼのハットトリック)信じられない。わたしもスタッツを観たが、最後にNLDでハットトリックをやったのはいつなんだっけ?(※訳注:1978年) もうはるか昔のことだ。それが物語るのはその難しさだ。だが、これは偶然ではない。
IBのあと彼には2日間のオフがあったんだが、彼が云うんだ。「いや、ぼくは次の日からすぐにトレインしたい。練習したいんです」と。
彼はわたしに、自分のポジショニングなどのあれやこれやについて訊いてきた。あのような才能ある選手で、頭脳があり、そしてさらに彼にはもっとうまくなりたいという意志がある。それがチームにインパクトをもたらし、ことを起こす。
(新しいTifoのお披露目と雰囲気)すぐに鳥肌がたった。わたしはそこに出て思った。「今日は違う。今日の雰囲気は大きい」。そしていっしょに準備してきた選手たちにも、これは違うぞと云ったんだ。かつてここになかったもの、非常に深い意味のあるもの。
つまり、われわれには大きな責任があり、また多くの人たちを幸せにできるプライドもある。このクラブを誇りに思ってもらえるような。今日のわれわれは間違いなくそれをやった。
(NLD、バイエルン、チェルシーの3連戦への集中)IB後、わたしは戻ってきた選手たちとの準備をとても楽しんでいる。わたしには彼らのやる気が感じられるし、このビッグウィークに向けて、また一致団結して勢いを得ていこうとしている。
そして、最初の1秒からわれわれが観客とともにつくった雰囲気、エナジーがあり、せして選手たちのパフォーマンスがあった。これは素晴らしい日だ。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(N5で記憶に残る日になった……)
- 素晴らしい日
- わたしは一分一秒を楽しんだ。準備も、選手たちがIBから戻ってきたそのときから
- 彼らはまたともにいっしょにやっていきたいという意志も感じ、ファイトに準備もできていた。このビッグウィークにも。準備はトップだった
- そのあとはもたらすこと。あのステディアムのエナジーとともに。それがとても大きな違いになった
- 個人も最初からすごかったと思う。彼らはプレイのどのフェイズでも超支配的だった
- だから、記憶に残る日だろう。毎回ダービーで4-1で勝てるわけではない
- われわれがアーセナルサポーターをとても誇らしくハッピーにできたのなら幸い
(エゼがチャンスを活かした……)
- それが起きたのは理由がある
- IB後に彼には2日の休みがあったが、彼は初日からトレインしたがった。彼はもっとうまくなりたい、もっと練習したがった
- そして、彼はわたしにあれやこれやと質問してくる
- あのように才能ある選手で、あのレベルで渇望がある。そうなれば、ことは起きる。彼はまったくそれにふさわしい
- わたしは彼のことがとてもうれしい。なぜなら、彼が来た日から、彼はチームになにか違うものをもたらしているから
- これは喜びだ。このチームに必要だったオーラ
- このことが彼とチームに大いに自信を与えてくれることを願う。いつでも彼がチームを試合に勝たせてくれるような
- それは彼にある能力で、彼は間違いなくその才能を開花させる必要がある
(トロサールのパフォーマンスについて。彼には移籍の噂もあった……)
- そうだね、でもノーだ。わたしにとっては彼は移籍厳禁だった。ノーチャンス
- わたしは彼という選手を知っている。周囲の選手たちのことも
- 彼はチームに違うをもたらす選手。完全にそれに同意する
- これは彼のベストゲイムのひとつだった。とてもアグレッシヴで、ボールがあってもなくてもとても効果的
- 彼はあと1-2ゴールを決められたかもしれない。かなりたくさんのポジティヴアクションがあったから
- それこそがわれわれに必要なものだ。今日は個人としても選手たちはとても素晴らしかった
(エゼがチャンスをつかんだ……)
- それは完璧じゃなくてもいいんだ。右でも左でもいいし、ボールが地面にあっても、高くバウンスしていてもいい。彼はそれをとらえる
- 彼にはいろいろなやりかたでフィニッシュできるクオリティとキャパシティがあるため、われわれは彼をボックスのすぐ近くでプレイさせる必要がある
- たとえば、2分にデクランに出したボールは、彼を経由し、ビッグチャンスをつくった。あれはすごい
- われわれは彼にああいうクオリティでプレイしてもらう必要がある。あそこでプレイすればするほど、チームによいことが起きる
(エゼがキャリアのなかでより多くを求めている……)
- それが彼が最初から示していること
- たしか去年夏だったが、彼と電話で話したとき、彼はわれわれのためにプレイしたいと云い、このチームの一員になりたがっていた。そのことがよく感じられる
- 今日彼が楽しんでくれたらよいと思う。明日はバイエルンへの準備になるから
(大きな結果を得たメンタリティの重要性……)
- そうだね。とくにサンダランドのあと。最後の最後に2ポインツ失い、苦い気持ちのままIBに入った
- なにしろ、10連勝中で失点もしていなかったのだから
- だから、われわれはまた勢いをつけたかったので、NLDでこのパフォーマンスはいいスタートになる
(テーブルにおけるアーセナルのリード……)
- リーグではそれほどでもない。われわれはとてもうまくやっていて、とても安定しているというだけ
- つまり、結果を観ればどちらが勝ったか敗けたかで、スコアラインや試合で実際に起きたことの差はとても小さい。それをわかっている
- われわれは今日ただちに選手たちに戻ってきてもらう必要がある
- 今日はノニが戻ったのは素晴らしいが、まだ多くの重要な選手を失っている。これから彼らが必要になる
- いいニュースは、われわれはガビを失って大きな打撃になっているとき、ピエロが入ってきたこと。彼も最初から素晴らしかったと思う
(あなたがこのスクワッドでもっとも満足しているものは?……)
- わからない
- われわれのチームを観れば、そこには毎日自分たちのベストヴァージョンになろうというアプリケイション、エナジー、渇望がある。わたしにはそれがわかる
- いいときもあれば、それほどでもないときもある。だが、勝利への意志と渇望はそこにある。それは疑いがない。それがこのチームの最大の能力
(メリーノのパフォーマンス……)
- 彼もまた素晴らしかったと思う
- われわれは彼に9だと思ってプレイするよう求めていて、彼は9ではない。そして9にはやるべきことがたくさんある
- だが、彼は素晴らしく賢い選手。そしてワークエシックと貢献への渇望があり、まわりにいるほかの選手をよくしようとしている。それが大きい
- そうしたパフォーマンスが、彼を信頼しつづける理由になる
(メリーノのポジションはなんと云われているか?……)
- 知らないね。ディフェンシブ9とか
以上
エベレチ・エゼの試合後コメント「ハットトリックできるよう祈ってきた」
G3のNo.10。NLDデビューでハットトリックの圧倒的主役。試合後のインタビュー。AFC公式サイトより。
EE:クレイジー。ぼくと家族にとっては特別な日になった。チームの勝利を助けることができたのもうれしいよ。
とても特別だ。神さまに感謝するしかできない。この機会、毎日努力と精進できることを。自分の人生のなかでの特別な一日。
ぼくらは相手がどんなセットアップでもいいように準備をしてきた。だからこれはみんなの大きな功績だ。チーム全体からのいいパフォーマンスだった。
(2点め)そうだね、あそこでゴールできたのも完璧だった。ぼくらももう1ゴール取らなきゃいけないのはわかっていた。なぜなら、彼らもスウィッチを入れてくるだろうし、もっとアグレッシヴにプレイしてくるかもしれなかったから。
ゴールは素晴らしいタイミングだった。でも、彼らの脅威を止めつづけるためにはたくさんのワークと努力が必要だった。素晴らしい3ポインツだよ。
(4ゴールめはGKに防がれた)正直、あれは決めなきゃだめなやつだったかも。
ぼくはいつもゴールは決めようとしているし、チャンスをつかもうとしている。もっと容赦なくやろうと。だから、あれを決められなかったのは残念。でもそれも試合の一部。
ぼくらは自分たちのことに集中して、毎日ワークするだけ。なぜなら、試合に出てパフォームできるのは偶然じゃないのだから。だから、これからもワークをつづけて、プッシュして信じていく。そしてどうなるか観てみよう。
Sky Sportsのインタビューでは。
いい試合だった。楽しい日。チームを助けられて勝てたのがうれしい。
特別だ。これこそぼくが祈ってきたこと。ハットトリックをお祈りしてきて、それがかなった。
今日は家族みんながここにいたこともより特別になった。
(今日のゴールをひとつ選ぶなら?)全部よかったけど、ふたつめかな。あれはよかった。でも全部よかったよ。なぜなら、あのポジションに入っていくのはずっと取り組んできたことだったから。だから、あれはよかった。
(いまの気分は?)ことばじゃ説明できない。
(ToTの選手になっていたらいまごろ……)そのことは話さないでおこう。
レオ・トロサールの試合後コメント「最初のゴールが重要だった」
G1 A1。10月からのCL含めた直近6試合でゴール関与6(G3 A3)と隠れ絶好調。彼がゴールした試合では32試合敗けなし記録も続行中。試合後のインタビュー。AFC公式サイトより。
LT:すごく楽しかった!
あのゴールは重要だったと思う。あのあとチームにはエッジがもたらされたし、もっとゴールを奪うようチャンスもつくるようになった。その前もぼくらが支配していたとは思うが、あれがチームに前へ行く自信を与えた。ぼくらには完璧な夜だった。
守備から攻撃まで、どの側面でもとてもいい試合だった。決めたすべてのゴールがとてもうれしい。
(サポーター)ぼくらにはあれが必要だった。とくに今日は。ぼくもNLDの歴史は知っているけど、毎試合で彼らがプッシュしてくれることがとても重要になる。とくに難しいときは。選手としてもかなり助かるし、素晴らしいよ。
(試合後の気分とドレッシングルーム)ただうれしい! みんなが喜んでいる。それ以外に云うことはない。それこそがぼくらが求めていたもので、それをファンにお返しできたこともナイス。雰囲気はほんとうに素晴らしかった。とてもいい夜になった。
「あのゴールが重要だった」。決めた本人が云うのは自画自賛みたいだけど、これは完全同意。まったく彼の云うとおりで、あのゴールによって試合スタートからの緊張感がほぐれた感じはすごくある。それによって、チームプレイがより滑らかになり、アーセナルの攻撃脅威が増した。
ジュリアン・ティンバーの試合後コメント
エゼのお気に入りという2ゴールめをアシスト。今回も素晴らしい活躍のRB。beIN Sportsのインタビュー。
🗣️ “It was amazing today… Enjoy tonight, recover from here and then Wednesday again a big game.”@JurrienTimber reacts to the Gunners’ 4-1 North London derby triumph!
🎤 @CarrieBrownTV #beINPL #Arsenal #ARSTOT pic.twitter.com/4vzmEac5k9
— beIN SPORTS (@beINSPORTS_EN) November 23, 2025
Thomas Frankの試合後コメント「シーズンでもっとも痛い敗け」
勝ったので。ToTボスの試合後インタビュー。
TF:非常に難しい午後になった。悪いパフォーマンスだ。試合後にここに来なきゃいけないのは極めて苦痛。
いいパフォーミングができなかたことについては、ファンには謝罪するよりない。
わたしは、今日は競争力を持てると自信があったんだ。それがなかった。冷静に落ち着いた頭で振り返る必要がある。どこを変える必要があるのかを。
われわれは十分アグレッシヴにもなれなかったし、デュエルにも勝てなかった。
ひとつ云えることはすべてがイージーだったこと。わたしがパフォーマンスの全責任を負う。そこはわたしも振り返る必要がある。
われわれはHTには変更をして後半には多少はよくなったが、そのとき試合はすでに3-0だった。デュエルで勝たなければ、プレイするシステムもなにもない。
これがどんなに苦痛でも、ここから得るものがある。もちろん、これはシーズンでもっとも痛い敗けだ。
Guglielmo Vicarioの試合後コメント「(エゼのゴールVAR)そのせいで試合に敗けたわけじゃない」
リスタートではことごとくロングボールを蹴らされていたToTのGK氏のコメント。最近のリヴァプールなどのVAR事案で注目されてる件(GKの前にいるオフサイド選手がプレイに関与したか否か)がエゼの最初のゴールでも疑われて、それについて彼がコメントしている。
GV:とても悪い夜になった。まずはサポーターに謝りたい。ぼくたちのファイトを期待していただろうが、それをやらなかった。このレベルのフットボールでは断じて許されないものだ。
ぼくらは試合に入っていくまであまりにも待ちすぎたと思う。あまりに受け身だった。用意していたゲイムプランとも違っていた。今日のぼくらにはファイトがなかったんだ。
(アーセナルのセカンドゴール)試合の流れからしても、それで何かが変わったとも思えない。ぼくの前には3人アーセナルの選手がいて、もちろん影響は受けた。でも、ぼくらはそのせいで試合に敗けたわけじゃない。
敗けた腹いせに文句を云うようなことをしないとは、なかなかみどころのある選手じゃないか。よし名前をおぼえてやろう(※直後に忘れる)。
ちなみに、この件のVARレビューの公式見解が以下。「アーセナルの選手たちはGKの視野を妨げてはいなかったし、ゴールに関与する動きもなかった」として無罪。妥当。
#ARSTOT – 41’
The referee’s call of goal was checked and confirmed by VAR – with it deemed that there were no Arsenal players in the line of vision of the goalkeeper, and they made no movement to impact an opponent while in an offside position.
— Premier League Match Centre (@PLMatchCentre) November 23, 2025
このケイスは、基準がはっきりしているからわりとシンプルな判断になりそうなんだが、あのリヴァプールとシティで起きたのはなんだったんだろうね。視野は妨げていなかったような。まあどうでもいいか。











