クリスタル・パレスについて
PLでは17試合で26ポインツの8位。4位のチェルシーまで3ポインツ差と、わりと好調。
エースのJean-Philippe Matetaは、PLでここまで7ゴール。
No.10の鎌田大地は今シーズンは好調そうだったが、先週大きなケガをしてしまったようだ。ハムストリングをやって8-10週間のアウト。
ところで、彼のケガはr/Gunnersでも注目を集めていた。ウナイ・エメリに引導を渡したものであり、いまのアーセナルに間接的でも多大な貢献がある選手として。アーセナルファンは彼の功績(笑)を忘れていない。エミレーツではスタンドのファンから温かい歓迎を受けただろうに、彼がこの試合でプレイできないのは残念である。
そして、パレスといえば最近の過密日程。彼らもこの試合はかなりのローテイションを余儀なくされるんじゃないだろうか。このあと週末のPL試合は、ホームでToTとロンドンダービー。
パレスのヤバいほどの過密日程
これはたしかにひどい。12日間で5試合。中一日の連戦もある。結果も出てない。
- 12月11日 UECL
- 12月14日 EPL
- 12月18日 UECL
- 12月20日 EPL
- 12月23日 EFLCUP ←今回の試合
ちなみにこの間のアーセナルのフィクスチャは以下。パレスより、まるごと1試合すくない。
- 12月10日 UCL
- 12月13日 EPL
- 12月20日 EPL
- 12月23日 EFLCUP ←今回の試合
どうにかできなかったのかと思うが、どうにもならなかったんでしょうなあ。
これ、もしアーセナルがこの状況ならアルテタはかなり文句を云っていたと思う。
そういえば、すこし前にアーセナルも水曜の夜にCLをプレイし、土曜の昼にPLの試合があったとき、一部のファンから「ルール違反(試合間が短すぎ)」という指摘があったのだが、それは間違いでルール違反になるのは「PLの試合の場合」らしい。CLとPLだから間隔が短くても問題なし。だから、パレスもコンファレンスリーグのあと中一日でPLだろうが無問題。ひどい話である。
フォーム
パレスのPL直近6試合は、WLWWLL。
すべてのコンペティションでは、彼らは直近3試合で勝てていない(LDL)。その前に3連勝をやっていたので、この過密フィクスチャの影響をもろに受けてしまっているように見える。このPLの2連敗では、シティ(3)とリーズ(4)で7失点している。アウェイとはいえ、リーズに4ゴール奪われてはいけない。
カラバオカップのここまでは、ミルウォール(H)、リヴァプール(A)で勝ち抜けている。
ところで、今シーズンの彼らはホームよりアウェイのほうが結果を出しており、PLのアウェイ9試合でなんと5勝(W5 D0 L4)。先日われわれが敗けたVilla Parkでは、アウェイの彼らが3-0で勝っている。
チームニュース
Daichi Kamada、Daniel Munoz Mejia、Rio Cardines、Cheick Doucoure、Chadi Riad Dnanou、Caleb Kporhaがアウト。
Ismaila SarrがAfconでアウト。これは痛い。
Jean-Philippe Matetaがダウト。
さすがに彼らもキープレイヤーは温存するかもなあ。カラバオカップで選手を無駄に消耗させるリスクはおかせない。
前回の対戦について
9月にはPLで対戦し、エゼのゴールで勝利。@エミレーツ。
【マッチレビュー】25/26 EPL アーセナル vs クリスタル・パレス(26/Oct/2025)エゼのゴールでタフな試合に勝利 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
Oliver Glasnerの試合前コメント「なぜまた3日で試合をせねばならないのか」
このひとはマネジャーとしてかなり評価が高いようですな。直近のMatetaといい、エゼやOliseなど優秀な選手をたくさん育てている。ワネーリが半年ローンするならパレスがいいんじゃないかという声も。
OG:コンファレンスリーグの試合でラウンドを調整しようとするのは、コンファレンスリーグへのリスペクトの欠如を示していると思う。なぜなら、彼らはCLやELなら決してそうはしないはずだから。
そして、わたしはこれからプレイする試合について問題になるかもしれないと思う。なぜわれわれはまた3日で試合をプレイせねばならないのか。
だが、それが示すのはわれわれが4つのコンペティションにいるということでもある。われわれはそういう試合がしたかった。この量の試合がほしいし、そのことに不満を述べるつもりはない。われわれは、けっして試合の量に文句は云わない。
クリスタル・パレスの戦術について by エイドリアン・クラーク
AFC公式サイトより。
AC:パレスは、ポゼッションではPLでもワースト2位のチームであり、カウンターアタッキングチームのカテゴリーに入る。とくに、彼らの攻撃のスピード(毎秒2.16メーター)は、リーグの20チーム中でもっとも速い。
イーグルスが3-4-2-1シェイプを使うことがほとんどで、ボールを持っていないときそのフォーメイションはじつに屈強である。MFがボール保持者にプレッシャーをかけ、周囲の選手たちも相手のパスのオプションを限定することにハードワークする。中央のスペイスを消すことがパレスの強みであり、そこは10月のエミレーツでもかなりうまくやった。
ボールを持ったときには、パレスはタッチラインぎりぎりにいるウィングバックを使って攻撃することを好む。これによりピッチは間延びされ、インサイドにいる彼らのツインNo.10にスペイスを与える。また、彼らのセットピースからのxGは、アーセナルに次ぐ2位である。
Matetaには、徹底してマークをつける必要がある。合計xGで彼よりも優れているのはErling Haalandだけ。このフロントマンは、Adam WhartonやYeremy Pinoといったクリエイターのターゲットであり、彼らのスルーボールには警戒しなければならない。















