いつの間にやら、12月。
ミッドウィークにもPL試合が入ってきたりと、今年もまた英国フットボールに超多忙な季節がやってきた。
さて今回は、アーセナルがエミレーツにブレントフォードを迎えるPLのMD14。
昨日行われたいくつかのPL試合でシティが勝ったようで(フラムに5-4で競り勝つ。チッ)、現在2位の彼らは一時的にトップをキープするわれらと2ポインツ差に迫っている。
わたしたちは、この試合はもちろん勝たねばなりません。
ところで、アーセナルの12月のPL6試合は、すべての対戦相手がいわゆるミッドテーブルなチームである。ビッグな6つのチームはひとつも含まれていない。
ふつうに考えるとアーセナルのようなトップチームにとり、当然よい結果を得られるイージーな期間と思われているが、昨シーズンのわれらはミッドテーブルとの試合でポインツを落としまくった実績がある。つまり、タイトルを狙う今年の大きな課題のひとつが、この期間に試される。
シーズンを通して、どこをとってもタフなテストが待っている。毎試合がビッグマッチ。絶対に敗けられない戦いがそこにはある。
アルテタの試合前コメント「(ケガ人)われわれは過去から学んでいる」
昨日行われたミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。
(直近のチームニュース?……)
- このあとトレイニングセッションで(わかるので)あまりニュースのネタはない
- 何人かダウトの選手がいるが、そのときまでわからない
(サリバについて……)
- 彼にはちょっとしたniggleがあった
- 数日の問題だろうと思う。明日使えるかどうかみていく
(トロサールについて……)
- 彼も数日の問題
(ハヴァーツについて……)
- 彼は数週間の問題
- このあとの数週間でどうなるか
- 彼はとてもよくやっている。ピッチでもやっている
- だが、もうしばらくの時間が必要
(ガブリエル・マガリャエスについて……)
- ビッグガビもとてもよくやっているが、彼も数週間
(ブレントフォードとの対戦……)
- 明日の夜7:30キックオフ。エミレーツでファンには飛び跳ねてエナジーをもたらしてほしい
- まるで野獣のように、エミレーツで全員一丸となってブレントフォードを倒しに行く
(アーセナルにとってのモチヴェイション?……)
- それは準備からすでにある。毎試合でどう準備し、どう相手を上回るか
- 自分たちのリーグでの位置、自分たちがいまやっていること。それ以上のやる気が必要だとは思えない
(選手を休ませること……)
- われわれはどんな状況、個人もやりくりしようとしている。彼らが試合のコンテクストのなかでどう感じるか
- 相手を上回るためにベストオプションを持つために。それだけ
(ベン・ホワイトにもチャンスがある?……)
- 全員に機会がある
(フィジカルなチャレンジに直面したとき……)
- ピッチで起きることに関連してそのフィジカリティはいろいろなエリアにある
- しかし、わたしが自分たちがプレイする毎試合で思うのは、PLのインテンシティがどんな相手にもあり、その要求は凄まじいということ
- ブレントフォードにはまた違う脅威と挑戦があることは、われわれもわかっている
- 試合に勝つには支配する必要がある
(相手の時間稼ぎをよく見るようになっている?……)
- 試合が進化し、ルールも進化し、それは今後もコンスタントにあるだろう
- そしていまのPLを見れば、われわれがどれだけの長時間プレイしているかということ
- 実際のプレイ時間はどうか、日曜はどうだったか。そこにはたくさんの見るべき部分と進化がある
- (GKが座り込むのは)ひとつの例だが、その他のこともコンスタントに進化している。全員が有利を求めているのだから、試合とルールは進化をつづける必要がある
(そのフラストレイションは理解できる……)
- イエス。とくに相手チームにしてみれば
(ライスは加入以来、期待を上回っている?……)
- わたしが思うに、われわれが思っていたものに非常に近い
- 彼がチームとクラブにもたらせるもの、彼の成長、個性も
- 彼はそれ(FSA Men’s POTY)に完全にふさわしいと思う。彼はこの2年間素晴らしく安定していて、昨シーズンもそうだった
- ビッグマッチ、ビッグモウメントで彼はステップアップする。それがとても大きい
- 誰でもビッグクラブであの役割をかなえたい。わたしは彼が受賞したことがとてもうれしい
(メリーノがいまのようなストライカーになれると思っていた?……)
- ストライカーとしては、当然思っていない
- しかし、そういうことでもある。選手と契約すれば、選手についての学びがあるものだ
- わたしは、彼は彼が持っている以上のものをもたらせるとわかっていたし、とくに最初に会ってそう思った
- なぜなら、彼はとても好奇心旺盛な選手だったから。たくさんの質問をするし、どれほど彼が学びたがっているか
- 彼の自分の仕事やフットボールの愛しかた。それを制限することはかなり難しい
- 彼は毎日成長したがっていて、その覚悟があり、勝利への渇望と進化があり、なにかの一部になろうとしている。それは非常にパワフルで、ミケルには間違いなくそれがある
(クリスティアン・ノーガードとサインした理由について……)
- わたしがピッチで見たもの、彼について聞いていたことがあったから
- 彼はリーダーであり、その役割はここでもかなえられる
- わたしが電話で彼と話したとき、彼はわれわれに加入することに超興奮していた
- 彼はこのスクワッドのなかにないものをもたらせるし、わたしは彼がいてくれてとてもうれしいよ
(ラヤについて……)
- 素晴らしいGK
- (移籍は)それがいかにして起きたかは、とても素晴らしいストーリーがある
- われわれはダヴィドとはもっと早く契約しようとしていた。わたしがここに来てからすぐくらい
- そして彼はそこから2年待たねばならなかった
- そして彼がわれわれとともに始めた旅は、すごいものになっている
- わたしは彼がいてくれてハッピー
(彼はあなたのベストな契約?……)
- それに答えるのは難しいが、間違いなくそのひとりではある。チームをつぎのレベルに連れて行った
- 彼は、間違いなくわれわれのチームプレイに影響を与えている選手
(今後オープンプレイからのゴールが増える?……)
- PLのチームがセットピースからのゴールを好んでいないかは、わたしにはわからない
- われわれはチェルシーにセットピースからゴールを奪われた
- 彼らには7つのコーナーがあり、われわれには8あった
- われわれはすべてのチームがセットピースチームになるべきだと思う。なぜなら、われわれ全員がセットピースからゴールしたり、されたりするのだから。残念ながら
(サポーターはチームに対してもっとポジティヴになっていい?……)
- それはいつでもそう。とくにいろいろなタイプの試合をプレイしているときには
- そこでスタンダードを持ち上げねばならない
- チーム、ファン、われわれ自身も同じで、明日のプレイで全員を持ち上げ、同じエナジーと雰囲気を生み出し、この場所にポジティヴィティをもたらす
(今シーズンもケガがテーマになっている……)
- とくに選手の失いかたがある。レオもそう
- レオはとてもいい調子だったし、ガビ・マルティネリは戻ってきたばかりで、彼の時間はマネジせねばならない
- 彼は日曜にプレイしたほど、それまでプレイできていなかった
- ウィリーが違和感を感じたのは前日トレイニングだった
- だが、今回もそれに向けての姿勢がある。選手たちのパフォーミング、彼らの不在を埋めるために全力を尽くすこと。それがシーズンのカギになっている。なぜなら、それに対処せねばならないから
(昨シーズンが今シーズンに向けての準備になった……)
- イエス。今シーズンは特定のエリアで最悪なことになっている。とくにフロントライン。そして今度はバックライン
- だが、われわれは学んでおり、もっと頼れるスクワッドになっているし、多くのオプションがある
- われわれは過去から学んでいる。選手をいろいろなポジションや役割で使わねばならず、そしてこのレベルで競いたい
- おそらくはミケル(メリーノ)が最高の例
(ハヴァーツのセットバックの件……)
- 彼はすべてをやっていた。彼はつぎのレベルには行けていなかったが、いまはそれをアンロックできそうに見える
- われわれ全員が彼にどうしても戻ってもらいたい
- 個人的には、彼がチームにもたらすものが大好きだ。彼のキャラクター、パーソナリティ、わたしは彼がチームの外で苦しんでいることがわかる
- 彼のプレイ記録はすごい。彼はいつだって起用できた。わたしはいまのチームに彼が復帰することが待ち切れない。そうなればチームにはとても大きなブーストになる
(ライスが灯台になっている……)
- それがわたしの認識。彼は灯台のなかにいて、いまは彼が灯台になっている
- それはアーセナルのようなビッグクラブでは非常に難しいこと。しかし、彼は完全にそれに値する
- 彼はそれをどのステップにおいてもやってきた
- まずなにより、振る舞い、行動、そしてパフォーマンスと姿勢。それが最高レベル
- 彼こそが、何年にもわたりこのチームにいる選手。わたしもクラブも確信している
(先週のビッグウィークから学んだことは?……)
- それはスパーズから始まったが、同時にわたしがたくさん学んだのはIBとそこで起きたこと
- たとえばガビに起きたことがあり、どうやったらそれを正しくできるか、二度と起きないようにできるか
- われわれは学ぶ必要があり、彼らを観察し、つねにそこから学ぶ
- バイエルンは違うクオリティがあった。毎週見ることのない選手たち
- しかし、われわれに必要なのはその可能性。彼らの行っていたことを見てそこから学ぶ
- 先週末の試合、SBでの試合で起きたこと、それもすごく大きい。そこで実際に起きたことと、なぜそれが起きたのか。そこには非常に大きな学びがある
(今後アーセナルの対戦相手はチェルシーやサンダランドのアグレッションを模倣する?……)
- PLではどのチームも最初にやることはアグレッシヴになることだと思うし、そこを変えるとは思えない
- それが極限まで進んでも、うまく対応できることを望む
- しかし、われわれはそこから学ぶ必要があり、それをうまく使う。なぜならそうした時間でもそれを探っていかねばならないから
- (チェルシーでは)60分ではなく、33-39分。われわれはプレイしてなかったし、そのあとまた選手が倒れ、そのあとの4分間もプレイしなかった
(この忙しい期間をどう準備していく?……)
- そのためのバランスがある。3日後の試合もあれば、4日後もある。それに応じたシナリオがある
- われわれはそれに慣れている。フィジカルな部分では、多少準備を変えることもある
- だが、それよりも原則だ。まずは自分たちがなにをすべきか。そしてそのあとに相手の強みや弱みにあわせてすべきことを調整する
(試合をブロックのような固まりとして見ている?……)
- ときどきはイエス。ときどきはノー
- 相手がバック4でとてもダイレクトなチームで、リスタートやセットピースを好む相手もいれば、ほかのチームは完全にそれと違う
- われわれがそうした期間に対戦するのは、バック5とロウブロックばかり
- そしてこの3試合のブロックは違っていた
- だから、ときどきはラッキーなのだ。そしてこういう「Ok、この期間は、この準備がつぎの数試合で役立つだろう」。それを変えるだけでいい
(サリバのケガは偶然だった……)*random
- (以前の)足首のものはとても偶然だったし、とても不運なアクションからだった。それで数週間離脱になった
- 彼はアンフィールドではトライしたものの、うまくできなかった。そしてまた離脱。あれは奇妙だった
- だが、(今回は)数日の問題だといいのだが
会見の後半。
- Kayode’s long throw: A massive weapon.
- Best since Delap?: Yes, and especially with the wind. It’s something that’s increasing.
- How to defend it: I was usually outside the box! It’s a chaotic situation so difficult to predict.
- Rice long throw: everything has to evolve. I have no idea how good he was a year ago. I know how good Declan was at set pieces 3 years ago to now.
- Rice the Lighthouse: someone who brings a focal point for everyone to head. He has that aura and character to be that person.
- Players to have relatability: Something are to respect players, some are to be admired. Declan has both. It’s like Bukayo, to have a feeling like that even if you don’t support them.
- 2-0 to loss to Brentford: preparation was a nightmare, we lost 7-9 players with covid. I look back now and know we’ve learned a lot.
- Multi club model: I don’t know where we are. Exploring it’s always good to see if we can take some advantage. That’s up to the club.
- Advantage to have another club for youth players?: With the regulation we have in the premier league. Let’s see what can happen.
- Amorim on stealing set piece tricks: it’s doing that, not copying and pasting but I imagine every manager tries to do that. I’m sure we all do it.
- Corners: you see certain patterns where you think that looks familiar. It’s part of evolution.
- Keith Andrews: I think what he’s doing is special, in such a short period of time it’s remarkable what he’s done.
以上。
デクラン・ライスがFSA Awards 2025で年間最優秀選手(男子)に選出
最近絶好調のデックス。今回の会見は彼のオナーが発表されたすぐあとだったこともあり、彼に関するやりとりも多い。
Declan Rice wins Men’s Player of the Year award voted by fans at #FSAawards. Beat Semenyo, Haaland, Mateta, Caicedo and Gravenberch. Rice says he’s watched 2nd free-kick against Real Madrid “way more” than 50 times. #AFC pic.twitter.com/JX17uYoLyE
— Henry Winter (@henrywinter) December 1, 2025
その他の候補には、Semenyo、Haaland、Caicedo、Gravenberchらがいたということ。妥当。
そして女子部門では、やはりアーセナルWのAlessia Russoが選出。アーセナルのダブルとなったのだった。
Arseblogが今年もベストファンメディア
そして、Fan Media of The Year部門では、アーセナルファンにはおなじみArseblogが選ばれた。彼らは毎年のようにそれを受賞している印象。すごいぞArseblog。
アーセナルのファンメディアは、AFTVもあの手のYTチャンネルの先駆けだというし、アーセナルサポーターがライバルクラブの何歩も先を行っている。
それも彼らの神経を逆撫でしているんでしょうな。あいつらは、くやしいんですよ。











