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【マッチプレビュー】25/26 EPL アーセナル vs ブレントフォード(3/Dec/2025)モダンセットピースの先駆者と完成者

12月のミッドテーブル6連戦の初戦。昨シーズンから大きな改善が必要

ここから12月いっぱいは、アーセナルはPLでミッドテーブルとの連戦になる。

ToT、バイエルン、チェルシーのあとで、ようやく一息つけるような気分もありつつ。じつはそんなことは全然ないという。なぜなら、昨シーズンのアーセナルはミッドテーブルチームとの試合結果こそが、大きな課題だったからである。

これは昨シーズンと今シーズンの結果をくらべた表で(©Nadir)、ブレントフォードからの6試合を観ていただきたいのだが、なんと昨シーズンはこの6つのフィクスチャで、たったの2つしか勝っていなかったのである(W2 D4)。ホーム4試合に限ると、W1 D3。

ポッシブル18ポインツ中、8ポインツを落とした。敗けこそないものの、1ポイントを競うような熾烈なタイトル争いでは、ドロウはほとんど敗けに等しい結果であり、致命傷になりうる。実際、去年はそうなった。

もちろん、アーセナルファンとしては今年は全勝を期待しているが、云うほど簡単ではない。ミッドテーブルにはミッドテーブルの難しさがあることは、アーセナル以外のPLのトップチームも証明している。

今年ミッドテーブルとの結果をどれだけ改善できるか。ここはかなり重要だ。

※ミッドテーブルミッドテーブルて書くんだけど、これけっこう失礼だよね(笑い)

試合結果予想

BBC Sport (Chris Sutton’s prediction)  3-0

Sky Sports (Jones Knows) 2-0

WhoScored.com  2-1

今回は、妥当な予想。フースコの失点予想は、おそらくCBのレギュラーふたりを欠いている理由だろう。

BBC Sport(Chris Sutton):チェルシーは土曜の試合では60分ものあいだ10人だったので、わたしはアーセナルがゴールを奪いに行かなかったことに驚いた。

彼らのボスであるアルテタには、あまりに消極的だったというまっとうな批判もあったし、わたしは彼らがSBで勝ちに行ったとは思えなかった。

もしそれが11 v 11なら、ドロウもまったく悪くない結果だろう。チェルシーはいいチームだから。だが、アーセナルがその優位を活かせたか? わたしにはわからないね。

しかし、それでもわたしは彼らがブレントフォード相手にバウンスバックすると思う。今回はいくつかのゴールを決めるだろう。

ブレントフォードは、深く守りカウンターでプレイするチームだ。カウンターではIgor Thiagoのためにボールを裏にいれる。だが、それがうまくいくようには思えない。

試合のみどころ

まず、われらのチームに目を向ければ、いくつかの注目ポインツがあると思う。

ひとつは、ヒンカピエとモスケラ。

彼らが今後どれほど隣同士でプレイする機会があるかはわからないが、ガブリエルとサリバというベストCBがいるかぎり彼らがレギュラーでプレイすることは難しく、ということはプレイ機会も限られるので、せっかくのこの機会を活かして経験値を積んでもらいたい。とくにヒンカピエはモスケラよりもプレイ機会が少ないので。

それとこの試合でスタートに復帰するであろう(しない?)オーデガード。エゼが入ったことやライスの好調で、キャプテンの存在感はやや薄れているが、彼にはほかの選手にはできないことがある。この試合は、ボールポゼッションの時間も長くなるだろうし、彼がチームのなかで調子を取り戻すにはうってつけの機会になるはず。

ほんとはエゼと彼の共存を観たいが、この試合でそれはやってくれるだろうか。試合展開によってはあるか。

それとヨクレスは、チェルシーでの短時間はあったものの、彼もまた離脱期間にケガする前までの勢いがリセットされてしまったように思える。それを取り戻していくべき試合。

今回アルテタはメリーノは休ませるように思えるが、お互い100%フィットネスなら、どっちを9に選ぶかは正直迷ってしまうような状況だろう。このチームにとって、9のメリーノが効果的すぎる。

あと、細かいところではMLS。彼がちょっと心配だ。後半からプレイしたチェルシーでも、彼はやや不安定に見えて、自信レベルがまだ戻っていないように見えた。この試合で自信を取り戻したい。

したがって、この試合ではこれまであまりプレイできていなかった選手たちにとって、有意義に使ってほしい試合となる。なんならジェズースも観たい。

ブレントフォード戦ということでは、やはりセットピースにもっとも注目が集まりそうだ。

彼らのロングスローは非常に脅威で、アルテタの会見にもあるように、彼らのLB、Michael Kayodeはロウリー・デラップの再来(笑い)と云われているとか。コーナーやフリーキックにくらべて、当然スローインの機会は多い。それが毎度ボックスに放り込まれるのだからイヤになる。アーセナルはCBコンビはとくに空中デュエルに勝つ必要がある。

Igor Thiagoのカウンターにも最大の警戒が必要で、ここもやはりバックラインの集中力が試される。

 

キックオフは、日本時間で12月4日(木)早朝4:30。

勝ちましょう。

COYG!



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