アストン・ヴィラについて
PLで18試合を消化して、39ポインツの3位。
そして、UELを含むすべてのコンペティションで怒涛の11連勝中(※PLでは8連勝)。なんと。Oh my Unai.
彼らはシーズンを5試合で勝ちなしでスタートしたことを考えると(W0 D3 L2)、すごいバウンスバックになっている。PLの6試合め以降は、W12 L1。ボールがはずんで天井を突き抜けたみたいな。
Overperfoming FC?
ただし、このフォームに懐疑的な見方もある。彼らのパフォーマンスに対する結果が、あまりに極端すぎるのだ。
Biggest overperformers of expected points in Europe’s Top 5 Leagues:
Aston Villa: +17.3
Sunderland: +8.5
Barcelona: +8.2
Rennes: +7.5
Espanyol: +7.1Think it’s fair to say that Villa and Sunderland are pretty fortunate to be where they are on the basis of their performances!
— Dougie Critchley (@DougieCritchley) December 29, 2025
ヨーロッパのトップ5リーグにおけるxPTS(expected points)から実際のポインツが、アストン・ヴィラはプラス17.3でダントツのトップ。2位のサンダランドの倍以上。これは、突出したオーヴァパフォーミング状態。
ちなみに、Understat.comによれば、現時点での彼らのxPTSはリーグ20チーム中14位に過ぎない。それで3位がいかに不自然か。いっぽうアーセナルはここまでxPTSでもトップなので、パフォーマンス・結果ともにいまのポジションにふさわしいチームといえる。
ヴィラのこれを持続可能性がないと評価できるいっぽうで、こういうのがいわゆる「勢い」なのかとも思う。いまのアーセナルに足りないサムシング。
彼らはとにかくゴールを決めるし、とにかく勝つ。勝ちが勝ちを呼ぶ好循環。超自然的なふしぎなちからを呼び起こす。ウーナイはアーセナルでも22試合無敗をやったし、そういうチームを調子に乗らせる才能があるのかもしれない。
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— 𝑺 (@SZYComps) December 21, 2025
フォーム
PLの直近6試合で、WWWWWW。
直近2試合は、マンU(H)、チェルシー(A)で勝っている。ホームのマンUはともかく、SBのチェルシーにまで勝つとは驚いた。
ということで、彼らは11月にアンフィールドでリヴァプールに敗けて以降、8連勝中。ちなみにその前は4連勝をやっていた。間違いなくいまのPLでもっともインフォームなチーム。
これをアウェイに限ってもWLWWWW。
彼らの好調はゴールに裏付けされているところもある。PLの直近5試合ではすべて複数ゴール。この期間、ずっと相手にもゴールを許しているが、それでもゴールのおかげで競り勝っている。
チームニュース
Tyrone Mings、Ross Barkleyがアウト。
Matty Cash、Boubacar Kamaraがカード5枚によるサスペンション。
Evann GuessandがAfconでアウト。
Pau Torresがダウト。
Head to head
アーセナルは、ヴィラとのPL直近6試合で、W2 D1 L3。
アーセナルのホームに限ると、アーセナルのW3 D1 L2。
アーセナルはアストン・ヴィラが非常に苦手である。
ウナイ・エメリの試合前コメント「夢みることはタダ」
UE:(ヴィラファンは今シーズンのリーグタイトルを夢見てもいい?)夢はタダだよ。誰もが夢見なければいけない。わたしにも自分の夢があるし、夢を掴むためにわたしはここにいる。
わたしの大きな夢は、コーチとしてCLを勝つこと。それがわたしの全人生をかけた夢。
だが、わたしがコーチを始めたのはスペインのリーグワンで20年も前だ。そしていまは自分のコーチとしての進歩について語っている。わたしは、いまこのレベルでマネジャーをやれている特権を感じている。
わたしがやってきたすべてのことに誇りを感じている。だが、わたしにはこのクラブにとても大きな責任がある。サポーターと選手、オーナーたちにも。それでもわたしはCLを勝ちたい。
(CLへの参加)この機会がもう一度訪れるかどうかはわからない。去年われわれはQFまで行き、4年前はSFまで行った。近づいている!
いつでもわたしは現実的。わたしのいまの唯一の夢は明日の試合。もちろん、チームと目標については分析している。
われわれがたどり着きたい場所に行くには、たくさんの道がある。しかし、いまは明日しかない。そのあとどうなるか観てみよう。
(アーセナルに戻ることで感情的になる?)ノー。なぜなら、わたしは20年間いろいろなクラブでコーチをしてきたから。スペイン、イングランド、ロシアすらある。パリも。
わたしが以前にコーチしたチームと対戦するときでも、わたしにはひとつの試合に過ぎない。そのほかには何もないね。わたしは勝ちたい。なぜなら、責任があるし、わたしのすべてのエナジーはファンのためにベストをつくすことにあるから。
わたしのハートはサン・セバスティアンにある。レアル・ユニオンであり、ソシエダ。わたしがコーチしたほかのクラブにもハートの一部はある。
いまわたしのハートはアストン・ヴィラにある。ファンとオーナー、選手とコーチたちのためにベストを尽くす。
エメリのサン・セバスティアン出身は、アルテタと同じなのだけど、彼らがAlonsoやIraoraほど仲良しには見えないのは、やはり年齢がちょっと上だからか。あるいは性格?
前回の対戦について
まだ一ヶ月もたってない。あの劇的な敗けかたよ。思い出すだけで腹が立つ。













