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【マッチプレビュー】25/26 EPL アーセナル vs アストン・ヴィラ(30/Dec/2025)シーズン前半最後の試合は超重要な6ポインター

試合結果予想

BBC Sport (Chris Sutton’s prediction)  2-1

Sky Sports (Jones Knows) 2-2

WhoScored.com  2-1

失点は免れない予想かあ。

BBC Sport(Chris Sutton):わたしはヴィラがやっていることは大好きだ。彼らのウィニングランは持続できないと思われているし、だからわたしもチェルシーが彼らに勝つと思っていた。だが、またしても、それは間違っていたのだ。

ヴィラは今シーズンのPLで敗けポジションからもっとも多くポインツを稼いでいるチーム(18)。彼らは敗けを認めないチームなのだ。

チェルシーでもそれを観た。彼らはWatkinsが入るまで、1時間やりたいようにやられていた。それで11連勝。

アーセナルがWatkinsにオファーをしたのがちょうど一年前。彼はアーセナルファンでもある。だが、ヴィラに残り、もしここで脚本を書くなら、彼がウィナーになるとするだろう。

しかしたとえそうだとしても、わたしはアーセナルが今回も勝つ道をみつけると思う。ガナーズは、ここからさらなるギアをひとつかふたつすぐに上げてくると思っている。だが、この試合は彼らにとりバトルの様相を呈すかもしれない。それを乗り越えねばならない。

アーセナルがまたしても神経質になっているのは間違いない。しかし、わたしは彼らが勝利をもぎとると思う。

試合のみどころ

このところ、最低限の結果は出しつつも奇妙に苦しんでいるアーセナル。

あれだけのチャンスはつくってゴールが決まらず。あれだけチャンスをつくらせずにいていきなり失点。最少得点差で最後まで神経質に。どの試合でもなにかがおかしい。

しかし、多くの試合でアーセナルが苦しんでいるのはとにかくゴールが足りないからだ。たとえひとつやふたつ決められても、それを上回るゴールができるなら苦しまない。すっかりクリンシートが遠くなった守備も問題だが、より深刻な問題はゴール。チャンスをゴールにコンヴァートすることだろう。ブライトンでも観たように、2-0ではまだ足りない。

そういう意味で、ヨクレスがレギュラーとしてプレイをつづけるなら、当然これからも彼がカギになる。

ヨクレスについては、その後もいろいろな議論がある。そんななかで昨日のギャリー・リネカーの彼についてのコメントが興味深かった。『GOAL』より。

GL:わたしはこの数週間、彼(ヨクレス)のことをとてもじっくり観ていて、彼は多くのストライカーと同じだと思った。ことの成り行きを観るタイプ。ボールがどうなるか。クロスが来るまで待ち、そのあとスペイスに入っていく。

しかしそれはDFがやることだ。ストライカーとしては、ボールが来るかもしれないところに賭ける(gamble)必要がある。クロスが来る直前にそこへ入っていく。

そうすることでDFに勝ってもボールは来ないかもしれない。しかし、彼はそれをあまりやっていないように見える。リーズのDominic Calvert Lewinがその完璧な例で、彼はサンダランド戦のゴールでそれを完璧にやっていた。成り行きを見ようと待たなかった。

彼は正しかった。一度引いて、そのあとニアポストにスプリントし、ボールがそこに来ることを期待し、それが来た。それがいまのヨクレスにはあまり観られない。たくさんゴールを決める選手がやるような。たとえば、[Erling] Haaland、[Harry] Kane、[Robert] Lewandowski、彼らはそうしてスペイスに入っていく動きかたがわかっている。

それは学べるものなのか? わたしはつねにイエスと思っている。

しかし、それは考えてみれば確率の問題なので、じつは常識なのだ。

先日のブライトンのあと、議論になっていたヨクレスのボックスでの動きについては、わしもつらつらと考えていたのだが、彼はここでリネカーが指摘しているように「賭け」を躊躇してしまっているところがあるように感じる。チームメイト(おもにウィンガー)がどのタイミングでどの場所にクロスをいれるか、自分に合わせてくれるか、その確信が持てず、その結果中途半端なポジショニングになってしまっている。

トランジションから敵と並走しながらファイナルサードに入っても、すぐに危険なエリアにボールを入れず、一度うしろに戻すみたいなアーセナルの遅い攻撃に彼は慣れていないし、相手のあの極端なディープブロックにも慣れていない。

典型的な例が、いつぞやのティンバーのクロスで、素直にGKと自分のあいだにクロスボールが入ればヨクレスには絶好のチャンスになったはずが、ティンバーはややうしろにいたサカにカットバック。あれはあれで意表を突いたいい判断だったかもしれないが、ああいうのは、やっぱりストライカーとしてはフラストレイションだと思うのだよね。

そういうことが重なって、彼は自分が攻撃の主導権を握っている感覚がどんどん希薄になっていて、自信を失い、チャンスのときどこへ行けばいいのかわからなくなるみたいな。

今回もヴィラのキープレイヤーだろうWatkinsなんかは、DFの裏のスペイスを狙うの一点張りで迷いなんか全然ない。アーセナルの考えすぎで複雑なプレイに対して、彼らのそういう強さはあると思う。

しかし、このリネカーの指摘やちまたの議論なども含めて、アーセナルのコーチングチームが問題に気づいていないはずもない。だから、彼とチームには最適な助言をしているはずで、それをピッチで実行するのは選手次第。

アーセナルとヨクレスのこの停滞、ブレイクスルーするにはアストン・ヴィラはとてもいい相手だと思う。相手が強ければ強いほど、勝ったときの充実感もある。それを勢いにせねばならない。

ビッグガビがスターティングに戻って守備が安定、つぎつぎとゴールも決まって、ライバル相手にホームで大勝。そんな試合を夢見る。タダだし。

 

キックオフは、日本時間で12月31日(水)早朝5:15。

これが今年最後のアーセナルの試合。気持ちよく勝ちましょう。※ブログの更新も最後かも

COYG! & よいおとしを!



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