エヴァトンについて
PLで16試合を消化して、24ポインツの9位。この時点でこのポジションは、彼らにしてみれば悪くない。
冒頭にも書いたように、彼らは今年からHill Dickinson Stadiumという新しいスタジアムにホームを移転している。Goodison Parkのあのニアサイドがほぼ真俯瞰になるカメラアングルは、いかにもPLという感じで好きだったんだけど。ハイバリーのときも、あの低いカメラアングルが独特でよかったんだが。そういう古き良きものが失われていくのを観るのは悲しい。
フォーム:新スタジアム効果?
PLの直近6試合で、WWLWWLと好調。
新スタジアムの効果についてはどうだろう。これはアルテタの会見にもあるように、ネガティヴとポジティヴの両面の効果がありそうに思う。
Goodison Parkは133年も前に建てられたスタジアムだそうで、そういう伝統が途絶えた寂しさもあるだろうし、新しいスタジアムがもたらす未来へのワクワク感もあることだろう。
そして、実際彼らの今シーズンのホームでの成績はどうかというと。PLではW4 D2 L2(14pts)。アウェイだと、W3 D1 L4(10pts)。ホームのほうがいいにしても、一般的なホームアドヴァンテッジの域を出ないという気はする。ホームでの連勝もまだない。
アーセナルは、Guddison Parkが非常に苦手だったので、新しい場所での試合はむしろアーセナルのほうにいい効果があるかもしれない。
チームニュース
モイーズの試合前会見によると、Jack Grealishはこの試合にフィットしているとのことだが、アーセナルなみにキープレイヤーを欠いているのがエヴァトン。その理由は、ケガとAFCON。アーセナルは今年AFCONで不在になる選手がゼロでそこは高みの見物。
Jarrad Branthwaite、Kiernan Dewsbury-Hall、Séamus Colemanがアウト。
Iliman Ndiaye、Idrissa GueyeがAfconでアウト。
Head to head
エヴァトンは、アーセナルとのPL直近6試合で、W1 D2 L3。彼らは直近5試合でアーセナルには勝っていない。
しかし、これを彼らのホーム直近6試合に限ると、W3 D1 L1とかなり彼らが優勢になる。
エヴァトンの戦術について by エイドリアン・クラーク
AFC公式サイトより。
AC:今シーズンのエヴァトンには感心させられている。より攻撃マインドでプレイしているのだ。ときどきは長いボールを放り込むこともあるが、Moyesのチームは、以前の彼のチームほどダイレクトではなくなっている。それがうまくいっているとき、彼らは4-2-3-1シェイプで中央からプレイしてくる。
彼らには大きくて屈強なターゲットマンがいる。BetoあるいはThierno Barry。だから、ボールが危険なゾーンに入ったときは空中での脅威がある。
彼らは、コーナーやフリーキックにおいて最初にボールに触ることも優れている。セットプレイから71のショッツがある。アーセナルの77ショッツを除けば彼らが最多。
エヴァトンはプレスも好む。ホームでの8試合のうち4試合でクリンシーツ。彼らよりハイターンオーヴァーからショッツがあるのは、ブライトンのみ。だから、アーセナルはバックからのプレイでは気をつける必要がある。
守備では、エヴァトンはややペイスを欠いているかもしれない。そこがアーセナルが利用すべきエリアになる。James TarkowskiとMichael Keaneは経験豊富なCBペアで、とくに空中では強い。だから、彼らを崩すにはシャープなパス、メリハリある動き、クイックなドリブルがチャンスをつくるには有用である。















