とても奇妙な試合だったなと。
ホームのチェルシーは、SBの雰囲気も合わせてスタートから非常に敵対的で、アグレッシヴで、ラフで。チェルシーの“chaos mode”と云ってたひとがいて、それは言い得て妙。
そして、アウェイのアーセナルはなんというか、それに付き合ってしまった。とくに前半は、終始オープンな展開で、いつものように試合をコントロールできずに、らしくないミスを連発。アーセナルは、今シーズンのワーストパフォーマンスという評価も。相手に退場者も出たが、アーセナルもカードをもらいまくった。
しかし、それもしかたない部分はある。ガブリエルの離脱中になんとサリバまでケガで不在、急造のCBペアであり。復帰したアタッカーたちのマッチフィットネスはお察し。長い時間、10人 vs 11人とは思えないような内容で、最後は両者がドロウで満足しなければならないような試合だっただろう。
2ポインツ失ったのは痛いが、いまちょうど絶好調のチームとのアウェイ試合。この結果は受け入れるよりない。
Chelsea 1-1 Arsenal: Moises Caicedo sent off as 10-man Blues hold Gunners
アルテタの試合後コメント「今週はビッグウィークだった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:今週はとても重要で、今日の試合はとてもインテンスでエモウショナルだった。試合の最初から、このふたつのチームが賭けていたものを感じたはず。どのアクションにも全力だった。
とくに最初の数分はバトルという以上のものがあった。何度も中断があり、何度もレフリーが介入し、そのたび試合のコンテクストが変わった。われわれには4枚のイエローカードが出て、彼らにはCaicedoの退場があった。あそこでわれわれが試合を落ち着かせねばならなかった。
HTにそれをやろうと話していたのに、われわれはそれを使わなかった。なぜなら、後半に最初のアクションでただちに、ファウル、フリーキック、コーナー、ゴールを奪われたから。
今週やってきたすべてのこともあり、われわれは感情的にその状況を乗り越える必要があった。チームは全力を尽くした。そして素晴らしいゴールを決めた。
しかし、われわれはある部分の忍耐も欠いていた。ある時間帯で、あるクオリティで勢いを生み出せなかった。ボックス周辺で、彼らにはよりセカンドボール、よりケイオスになり。
だが、わたしは全体的には、今週われわれがやってきたすべてのこと、これはポジティヴなものだと思う。ここで3ポインツを得られなかったことは残念だが。
(今週のビッグマッチで消耗しサリバも故障)イエス。とくに彼らには試合の準備で一日余裕があった。われわれより一日多く、それが大きな違いにもなった。
われわれはその期間に何人かの選手を失い、バイエルンのあとにもそう。とても重要な選手たち。しかし、以前にプレイしたことのないパートナーシップでもチームはとてもよく競った。勝ちたかったので、満足はしていないが。
(水曜のPLブレントフォード)その試合までにどれほど回復できるか。いくつかのいいニュースは、ヴィクトルが戻り、マーティンも何分かプレイした。これから全員が必要になる。水曜の試合もホームでとてもタフなものになるだろう。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(アーセナルが3ポインツを取るべきだった?……)
- まずなにより、これはれっきとしたロンドンダービーだったと思う
- とても緊張感があり、試合のスタートからデュエル、アクション、どれも力がこもっていた
- 両チームがどうしても勝ちたくて、あまりフットボールではなかった
- たくさん止まり、フリーキック、イエローカード。流動性もなく
- しかし、Caicedoの退場後は、われわれは試合を落ち着かせたかったが、それをマネジできなかった
- われわれは4枚以上のカードをもらい、彼らは当然ターゲットになった
- HTには、ここからプッシュしていこうと云った。すべきことをしようと。最初のアクションから意図やどう支配するかをはっきりさせようと
- しかし、ロングボール、コーナーとセットピースを許した
- そこから勢いはシフトしていき、チームはそれへの反応を強いられた
- 勢いのない時間帯もわれわがなんとかうまくやれた時間もあったし、素晴らしいゴールも決めた。その後には2-3のビッグチャンスもあった
- だが、ある部分のディーテイルを欠いた。とくに攻撃のやりかた、とくにあるポジションで。そしてRobert [Sanchez]がボールを手に収めた
(バックの選手たちは試合から学んでいる……)
- これは大きな週だった。ダービーで始まり、勝つためにどれほど感情と意図があったか
- その3日後にバイエルン
- そうした試合でわれわれは選手を失い、今日のパートナーシップは難しい試合ではいっしょにプレイしたことがなかった
- キャプテンもいなかったし、No.9もいなかった。カイもいないし、ミドウィークにはレオも失った
- だが、チームはそれに反応せねばならなかった。だから、全体的にはとてもポジティヴな週だった。なにせかなり難しかったのだから
- だが、わたしは今日の後味を忘れない。われわれは試合に勝つべきだったが、そうならなかった。そこがわたしにとっての学び
(一週間の疲労のせい?……)
- われわれは2-2.5日ごとに試合をしている
- だから、チェルシーよりも準備が一日短い。そのうえ選手を失っていた
- だが、それがスケジュール。水曜にもプレイせねばならない
- 非常に賭けているものがあったし、ふたつのとてもインテンスな試合もあった。だが、それがその美しさでもある
- 今週われわれがプレイしたような試合は、だれもができるものではない
- わたしはチームを非常に誇りに思う
(アウェイの1ポインツからポジティヴを得る……)
- それがわれわれのフィーリング。自分たちにセットしているスタンダード
- おそらく、スピリット、ハンガー、どれだけ勝ちたいかということ。だから、すべてを乗り越えることが素晴らしい
- とても多くのことが起きるが、水曜にもいい準備をせねばならない。ブレントフォードよりもうまくやらなねばならない
(サリバとガブリエルを同時に失ったインパクト……)
- 頭が痛い
- なぜなら、そのおかげでわれわれはたくさんのオプションがなければならなかったし、この数ヶ月はいろいろな理由で変化を強いられた
- (サリバのことは)まったく予想していなかった。昨日起きたこと
- しかし、美しいのは、われわれにはとてもプレイしたがっている選手がいること。お互いにつながりたがっていて、それが彼らの関係性をよりよいものにする
- これはわれわれ全員に素晴らしい試合だった。これにより、われわれのチームは誰がプレイしようとも安心をもたらしてくれる
(SBではスクワッドデプスをどれほど試された?……)
- 実際、それはすでにプリシーズンから試されている。なぜなら、6-7人の選手がコンスタントにスクワッドから離脱していたから
- だが、わたしは自分たちのスクワッドになんの疑いもない。選手全員にメンタリティがある
(サリバとガブリエルの状態……)
- わからない。ウィロは明日また検査があるはずなので、そこでもっとわかるはず
- ガビはまだ数週間はかかる
「あまりフットボールじゃなかった」。どっかの誰かさんみたいなことを云う。
ミケル・メリーノの試合後コメント「あれはひどいチャレンジ」
またゴール。あれじゃあ、どんなに疲れていても替えられない。そしてレッドカードなチャレンジを受けたひと。問題なさそうでよかった。試合後のインタビュー。
MM:(レッドカードになったCaicedoのタックル)ぼくの足首が完全に伸びてしまったみたいだった。
幸運にも、ぼくの足首も身体もすごく柔らかいから、心配はしなかったけど、あれはひどいチャレンジだったから、あれはレッドカードだ。
いっぽうで、ぼくらが勝てなかったことには失望している。このシャツを着てプレイするなら、毎試合で勝ちたい。
でも長いシーズンだ。ここはとてもタフなステディアム。1ポイントをもらっておこう。
これでストライカーじゃないとか。
Mikel Merino has 28 goal contributions for club and country in 2025 🤯 pic.twitter.com/AzJQS4Kisd
— Football on TNT Sports (@footballontnt) November 30, 2025
マーティン・オーデガードの試合後コメント「自分たちが試合に勝つべきだった」
後半に登場のキャプテン。試合後のインタビュー。AFC公式サイトより。
MØ:インテンスな試合だった。いいバトルがあった。どちらのチームもとてもアグレッシヴにスタートし、力強く、たくさんのデュエルがあった。レッドカードも。
だから、ぼくたちは試合に勝つべきだったと感じている。試合のあるエリアでもうちょっとだけうまくやっているべきだった。
最後にはこれはタフなバトルで、1ポイント。ぼくらはそれを受け入れて前に進むよりない。そしてつぎの試合に勝つことだ。
これはとても大きな週だった。ビッグゲイムとビッグリザルト。今日もビッグテストだった。ぼくらはここで勝利で今週を締めくくりたかったが、さっきも云ったようにタフなバトルだった。
彼らはぼくらに対し、とてもハードにファイトしていて、ぼくらは試合に勝つために十分にやれていなかった。
(9月以来のPL復帰)戻れたことはとても素晴らしい。とても復帰したかった。今シーズンはずっと奇妙なシーズンだった。もうしばらく離脱している。でも、ぼくはとても集中していた。いまは戻ってこられてとても気分がいい。










