PL is back!
われわれの前回のPLは、およそ10日ほど前のリヴァプール(H)。FAカップとカラバオカップをはさんだおかげもあり、だいぶ昔のことみたいだ。それにしてもあれはひどい試合だった。
そんなこんなで、アーセナルがPLでバウンスバックしたいMD22の相手は、現在ぎりぎり降格圏のうえにいるノッティンガム・フォレスト。タフなアウェイ4連戦の3試合め。
昨シーズンの躍進でクラブ史上初のヨーロッパまで得ながら、今シーズンの彼らはだいぶひどいことになっている。クラブとの確執や成績不振でNuno、Angeとつぎつぎとヘッドコーチが去り、Sean Dycheは今シーズン3人め。WHUに勝って、PLの残留請負人がチームを危機から救ったかと思えば、先日のFAのカップではチャンピオンシップのWrexham相手に敗退してしまった。
エドゥは、アーセナルから転職して大きな役職にもつき、新天地で成功するつもりだったろうがとんでもなかったな。最近のいくつかの報道によれば、彼のフォレストでの将来は疑問視されているという。
さあ、今日の試合はどんなものになるか。
アルテタの試合前コメント「ポジション争いはとてもポジティヴ。それがほしかった」
昨日のミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。
(あらたなケガ人?……)
- ノー
(ヒンカピエ、カラフィオーリ、モスケラ、ダウマン、復帰できるケガ人はいる?……)
- 可能性はあるかもしれないので、メディカルスタッフを話す必要がある
- 週末に誰がプレイできるかトレイニングセッションで確かめる
(それは誰になりそう……)
- 云えない。だって知らないから(笑い)
(ヨクレスの舞台裏の様子について。彼は自分を疑っていた……)
- 彼が自分を疑っているところなど観たことはない
- 彼はとても要求する人物であり、われわれに必要なレベルもわかっている。彼はわれわれの要求するすべてを叶えたいと願っている
- 彼はずっと努力しているし、ずっと安定している
- チェルシーは彼の素晴らしい試合だった。ゴールも決めてチームの勝利を助けた
(ヨクレスは精査されることにも慣れている……)
- 彼が直近数年でやったことから基準が設定され、誰からもそれを維持することを期待される
(その精査や批判はフェアだった?……)
- わからない。それも期待の一部
- しかし、それはヴィクトルだけではなく、このリーグのNo.9は誰もがそう。どのトップクラブでも、どのポジションでも
- われわれは、とても優秀であること、とても安定していて、コンスタントに勝つことを期待するもの
- そして、それこそわれわれがやる必要のあること
(4試合連続のアウェイ。選手起用の計画について……)
- あることではイエス。とくに相手を観て、トレインできること。再現できることについて
- 理想としては計画したいときもある。「Okay、この試合。この選手がいい。負荷も完璧」
- そしてべつのときには、それが不可能なときもある。だから、試合ごとにやっていくこと
- チームにはより選手が戻ってきた。いいオプションがあり、とても助かっている。ほとんどすべての選手にもプレイタイムを与えている
(かつてのAlex Fergusonのような「お前を使いたいのはこの試合なんだ」と選手を特定の試合のために休ませるアプローチ……)
- そのコンテクストの全体がわからない
- だが、なによりもまずチームとして試合に向けて準備し、そして試合に勝つ。そのときに選手を休ませていたり、負荷管理をしていたら、それは美しいこと。なぜなら勝ったのだから
- しかし、結果が違っていれば、それは悪い決断になる。それはやるべきじゃなかった、あまりに多い変更だと
- だから、それは最高レベルでパフォームできるかどうかに関わってくる。そうしたすべてがありながら、勝てるか
- それは理想的なシナリオだが、非常にトリッキー
(Sean Dycheの下でのフォレストの挑戦について……)
- 彼はトップコーチ。彼がやることに対しとてもうまい
- 彼のチームについた指紋をすぐに観ることができる。彼らのプレイのやりかた、ビッグチーム相手に得た結果もある。いつでも困難を強いられる
- 彼にはリーグの経験もとても豊富。だから、タフな試合になる
(明日はマンチェスターダービーが気になる……)
- われわれは、自分たちにできることは自分たちのやれることだけだとわかっている
- 早い時間の試合なら、それを観るチャンスはあるかもしれないし、遅いなら無理
- しかし、われわれの唯一の集中はとてもとてもタフな試合への準備。われわれにはあそこでの経験もあるので、勝つ必要がある
(特別なことを達成できるという信念がスクワッドのなかにある?……)
- われわれは、とてもよい勢いを築いていると思う。パフォーマンスから来る信念も
- 今シーズン、すでに32試合をプレイしてそこで見せている一貫性のレベル。先日のSBでわれわれがなにをやったか。あれができることで、確信を得なければならない
- だが、現実では毎試合でそれを示す必要があり、まだ多くのことが起きうる
- いまもわれわれが4つのコンペティションで生き残っていることについては、うれしい
(ズビメンディの攻撃の貢献……)
- わたしは彼のクラブへの馴染みかたにとても満足している
- 彼について、スタッフや選手の誰に訊いても、みんな満面の笑みになる。それはとてもポジティヴ
- 彼はここでみんなからのリスペクトをとてもとても早く得たと思う。このリーグは非常に難しいはずなのに
- 彼がそれをやれているのは、とても謙虚だから。とても集中して、素晴らしく安定している。そのうえボックスで攻撃する能力まで備えているのは驚き
(セットピースの好調がつづいている……)
- それは練習の賜物だと思う。秘訣はない
- 自分のやることをマスターすることは、ほかの多くの側面と変わらない
- このリーグの傾向ははっきり見えている。試合とゴールの量、それはあのプレイフェイズで決まる
- それはわれわれだけじゃない。ほかのチームでもより増えているし、このリーグの歴史上いつでもそう
- だから、それにコンスタントに合わせて、進化することだ
(City Groundはどれほど難しい?……)
- PLではアウェイで勝つことは極めて難しい
- 彼らは、ここ数年はわれわれが倒してきたチームだが、そのためにはたくさんの正しいことをした
- Seanで彼らは違うチームになっている。彼らがやることにおいてはとても効率的で、はっきりしたアイデンティティがある。それが彼らをとても危険にしている
(マンシティより前か後でプレイするときのプレッシャー……)
- 毎シーズン同じこと
- たいていは同じ時間にはプレイしない。唯一の例外はCLで、そちらはそういう試合がより多い
- しかし、だからこそ。自分たちのやるべきことに集中するだけ。目の前のタスクをこなすだけ
(リーグ残留がかかっているチームの難しさ……)
- わからない。それはその日の試合による
- しかし、当然そういう状況にいるチームはそこから抜け出したい。それがさらなるエッジにはなるかもしれない
- だが、勝ちたいとか勝利への渇望とか、それをやるためのやる気や意欲はすごい
- だから、どのチームもそういった感情面を自分たちなりに対処することになる
(アーセナルは2023年12月以降で2ゴール以上失点したことがない……)
- 組織の正しいレベルがあってこそ
- とくにプレイすることへの渇望が毎日示すこと。すべての義務をこなすコミットメントがチームには必要。とく難しい相手には
(Thomas Tuchelが話していたチームのなかのソーシャルスキルの重要性について……)
- Thomasに完全に同意する
- それは非常に必要なものでありながら、いつも過小評価されてきたと思う
- プレイ時間があまりなくてインパクトをもたらせていない選手もいるが、チームの周辺にいて、全員いっしょになってもたらすインパクトがある。雰囲気をつくり、チームをサポートし、違う役割を果たす。わたしの意見ではそれが非常に重要
(わたしもコーナーを蹴れなくてもいいソーシャルスキルがあればチームに入れる?……)
- 残念ながらある程度の限界と基準はある(笑い)
(チェルシーでのハヴァーツとジェズースのようにキャラの違うふたりの9をいっしょにプレイさせることは好き?……)
- チェルシー戦についてはとても要求が高く、スペイスは空いていたし、あのポジションに必要だったものは、ボックスに入っていける選手だった。もしあのときもっとアグレッシヴにプレイしはじめていたら、ダイレクトプレイがとても効果的だったはず
- われわれにはほかのポジションにも選手のコンビネイションがある。彼らのなかのケミストリであり、われわれのさらなる武器でもある
(そういった前進できるコンビネイションを今後もつづけていきたい?……)
- イエス。とくにこのあとの数週間である特定の試合では
- とくに特定の振る舞いをする相手との試合でそういうオプションがあることは、とても興味深いものになりうる
(このあと数試合ではワネーリもプレイする?……)
- 彼らは全員プレイする可能性がある。すべての試合を観ていく必要がある
- 残念ながらPLではスクワッドの人数に制限がある
- だが、全員が起用できなくてはいけない
(今シーズンのチームについてあなたがもっとも驚いていることは?……)
- わからない。予測不可能なことが起きたときへの対応かな。かつてプレイしたことがないポジションでプレイせねばならない選手がいたり。それに彼らがどう対応したか
- だが、それが驚きだったかどうかはわからない。なぜなら、彼らならリアクトするとわたしは思っていたから
- だが、実際に彼らがやったやりかたは、非常に誇らしいものだった
(あなたのチームのスクワッドサイズはかつてなかったほど。選手たちはよりポジション争いすることに……)
- とてもポジティヴなこと。それについて、われわれはシーズン開始当初から話していた
- やるチャンスがあるなら、それをせねばならない。わたしは彼らにほかのクラブの例を見せた。そしてわれわれとなにも変わらない
- チェルシーを観てみろと。あるいはマンシティ、リヴァプール。どんなチームも何年もそういうチャレンジがあった
- それが自然なのだ。われわれはそれがほしかった。われわれがそれを受け入れるのは、ほかにやりようがないからだ
- 彼らはそれを14人とか16人の選手でやってきたわけじゃない。この10年15年でそんなクラブはない
- それはわれわれがなりたかったもの。それをやるべきだし、それが自然であるべき
(現行のオフサイドルール、VARの解釈のしかたには満足している? ……)
- 状況によっては満足している
- 彼らは、できるだけそれを単純化し明確にするためにできるすべてのことをしようとしている。そしてときにそれは決断がとても難しい
- われわれは、それを理解しておく必要がある。そのうえ新しいルールがやってくる可能性すらある
- われわれが云うことは何もないだろうし、これから来ることに適応するだけ
(アーセン・ヴェンゲルの提案する新ルールには賛成?……)
- 彼らはつねにこのゲイムをもっとよくしようと努めている。できるだけ明解に、できるだけ安定させようと
- 彼らがオプションを得ようとしていて、決断をする。そして、われわれはそれに適応する
(賛成なので?……)
- わからない。もっと詳細を知る必要がある
(チェルシー戦でライスとコーチングスタッフのひとりがトンネルで論争をしていた件……)
- すべて解決している。問題なし
(それはグループのなかにある高いスタンダードを示している?……)
- イエス。わたしが気づいたときには、もう解決していた。だからとてもよかった
会見の後半
- Profile checks: the ideal scenario is we spend the time necessary to nail the process.
- Not picking a player:You put everything in balance. I don’t think he’d be a bad person, it’s about if he can deal with the role. It has to be balanced.
- Albert (assistant coach): Top person. Someone so open and experienced. Tactical level, top.
- Tactical level?:The way he’s been educated. He brings other ideas. A clear opinion on what he wants.
- What stands out?: At the end it’s the chemistry you feel with the person. Straight away we had good energy.
- Throw in coach:No comment.
- Area to improve?: We try to improve every area. We have many experts trying to help us.
- Increase in long throws: we cannot look at the game in that sense. The time teams spend in certain areas have consequences.
- Narrow scorelines, how many more levels?:We still have a lot of improvement. We are identifying constantly things that can improve us.
- Heavy victories coming?: It’s what we want. Ideally I want to sleep on touchline much more.
スロウインコーチについての質問には、今回も「ノーコメント」。なんでアルテタはいつも話したがらないのか。なにか後ろめたさがあるのかね。
さて、今回の会見でも出ているヴェンゲルさんの新オフサイドルール。アルテタはこれもなんだかはっきり答えない。もしほんとにあのルールを受け入れることになったら、自分の仕事にもどえらい影響があるはずなんだが。
その件にまつわるエントリを昨日書いたので、まだのひとは読んでください。
「ヴェンゲルは本当にフットボールを理解しているのか?」戦術エキスパート、マイケル・コックスの問い | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
それと、チェルシーでライスとStuivenbergがトンネルで言い争っていた件。試合後にはけっこう話題になっていたが、ライスは交代時も試合後もStuivenbergとハグしていたので、結局心配するようなことはなにもなかったのだった。
というか、会見でのやりとりでもあるように、それがこのチームのなかにいかに緊張感があって、厳しく意見をいい合っている現場なのかの証拠になっているという。素晴らしい。
それと、会見後半の訳さなかった部分で、選手のクオリティと性格の話が出ていて興味深い。いいクオリティだが性格が最悪みたいな選手について。
まあ、アーセナルはおそらくアルテタの時代になってから、その部分は間違いなくかなり気にして選手を選んでいるはず。














