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【マッチレビュー】25/26 FAカップR3 ポーツマス vs アーセナル(11/Jan/2026)帰ってきたセットピースFC。渦中のマルティネリがハットトリック

マルティネリの初ハットトリック。事案をひきずる

ネリはこの試合のハットトリックで、今シーズン9ゴールめ(※すべてのコンペティション)。

これでいまチームのなかでは彼がトップスコアラーになっていて、彼がブレイクしたといっても過言でない15ゴールを決めた22/23シーズンを上回る勢いという。もっともその15ゴールはPLだけで決めたゴールなので価値はずっと高いが。今シーズンのPLではまだ1ゴールのみ。

ただ、今年のチームではLWはトロサールが優先される試合も多いため、22/23シーズンよりもだいぶプレイ時間を減らしているのだ(現時点でほぼ1/3。PLだけなら1/5にすぎない)。つまり、それだけ短い時間で高頻度でゴールを決めていることになる。

このひとは、ウィンガーじゃなくてストライカーのほうがいんじゃないかという意見も根強くある。こういう試合をみるとほんとにそうかもしれないと思う。

この試合でもナイスアシストをしてもらったように、彼とジェズースの相性がいいのは、彼らがお互いをよく知っているだけでなく、ジェズースが頻繁にワイドプレイヤーとポジションを入れ替えるからかもしれない。そのおかげでゴール前にいる時間が長くなるとか。

ところでこの試合、ポーツマスサポの皆さんは、例の先日のリヴァプールで起きた事案のことで、試合中ずっとネリにブーを送っていたそうで(ぼくは今回は小さな音量で試合を観ていてぜんぜん気が付かなかった)。

その後に判明した、Conor Bradleyが残りシーズンを棒に振る重症だったというニュースが周知されたこともある。気の毒なことだ。彼の早い回復を祈りたい。

でもさ、それを伝えるSky Sportsのニュースのこのグラフィックはなくない? こんなの、彼が重症なのはネリのせいみたいじゃん。さすがにこの写真を選ぶのはおかしいよね。印象操作。

先日のギャリー・ネヴィルの一線を越えた暴言といい、Sky Sportsはアーセナルファンからはアンチアーセナルのメディアとしてあらためて認定されている感があるが、さすがにこういうのを観るとひどい偏向だと思う。

ネリが最初のゴールを決めたとき、彼がセレブレイションを拒否していたように見えたのは、やっぱりこの事案のおかげなんだろう。彼の重症にゴールを祝う気にならなかった。でも、正直あれしきのことでそこまで気に病むことはないと思うのだ。

Conor Bradleyにはメッセージのひとつでも出してもらいたかったよね。ガビーは謝罪してきたし、彼を恨んでないと。あのとき彼は自分のケガをわからなかったし、そうでなければフットボーラーなら誰だってやりかねないことだと。実際そうでしょう。まあそこまでやったら、今度は彼がLIVサポに追求されそうだから期待もできないか。

そしてポーツマスにいたアーセナルファンたち。ウケる。

こういう即興のチャント文化はほんとおもしろい。もはやフリースタイル。

エゼとワネーリはどうだった?

アーセナルのスターティングラインナップのなかで、ぼくがとくに注目していたのは、エゼとワネーリ。いまのチームのなかで、プレイ機会のかなり少ないAMたち。

まずワネーリ。彼はよかったんじゃないか。

中央でボールを持ったときに奪われず。落ち着いて周囲を観ることができるし、ボールを持ったまま自分で動いてから展開できる。もちろん、いまの彼を往年のセスクやジャックと比較するのは憚られるが、正直、毎試合でベンチに置いておくとか、スクワッド外にしておくには惜しいクオリティだ。

彼に関心を示しているPLクラブが複数あるというのも納得。この試合も多くの関係者が彼に注目していたに違いない。彼のようなクオリティが、現状ほとんどチームでプレイできていないのだから。

そして、彼はひさしぶりのプレイでも、MLSのようにあからさまに錆びついた感じもしなかった。ふだんからのハードワークも察せられる(※MLSがそうじゃないとは云わない)。

エゼについては、正直いつもどおりの彼かなあ。ビルドアップでも、前でボールが来るのを待っていることが多いので、なかなかボールに触れない。

彼のタッチが90分で39。ワネーリが69分で34。うーむ。

ただ、エゼはワネーリがオーデガードと変わってから、だいぶよくなった印象がある。ということは、やはりそういうことなんだろう。パスをもらってなんぼ。彼のような、自分をみつけるパッサーがいて、初めてプレイしだす。みたいな。スタットは確認していないが、エゼのこの39タッチもオーデガードが入った68分以降に偏っているかもしれない。

で、残念なのはいまさらこんなことを云ってもしょうがないことなんだが、エゼもワネーリもオーデガードの代替にはならないのだよね。バックとフロントをつなぐひと。同時に攻撃のトリガーになれるひと。なんならハイプレスをリードするひと。

そして、オーデガードは絶対的にチームに必要な存在なので、PLなどふだんの試合で彼がいると、アルテタは3MFでもうひとり攻撃的な選手は使わないため、その結果、自ずとエゼとワネーリの機会が減ってしまう。

これは今年はオーデガードになにかない限りは、もうどうしようもないかもしれない。

でも、ワネーリはこの冬ローンには出せないかねえ。カラバオカップとFAカップではチャンスがあるだろうし。4つのコンペティションで同時に勝ちつづけねばならないシーズンでは、スクワッドも過剰くらいがちょうどよくなってしまう。

まだ我慢が必要になりそう。

マルリ・サーモン16才がFAカップデビュー

現在おもにAFC U-18でプレイする16才。CL(クラブ・ブリュージュ)につづき、FAカップでもデビュー。

15才でPLデビューのワネーリとか、MLSとか、マックス・ダウマンとか、最近のアーセナルでは少年たちの早熟ぶりが相次いでいるのでなんだかインパクトが薄れているが、よく考えたらすごいことだ。

ちなみにダウマンが2009年12月生まれ、サーモンが2009年8月生まれという同年代。

すでにPL、CL、リーグカップでプレイしているダウマンも、まだFAカップではデビューしていない。おめでとうマルリ! アーセナルではゼラレムのFAカップ最年少プレイ記録を更新した!

アーセナルでセットピースコーチのつぎはスローインコーチ

ここ数日、アーセナル界隈ではこの記事が話題だったのはご存知か。元リヴァプールのスロウインコーチ、Thomas Gronnemarkがアーセナルでの仕事を始めたという。

彼は30以上のクラブと仕事をしてきたベテランコーチだそうで、そのなかでもっとも有名なのがKloppとのリヴァプール時代という。

現在のアーセナルはもちろん、セットピースFCという蔑称異名のくらいセットプレイからのゴール脅威があるチームで、クラブにはそれをスローインにも拡張したいという考えがあるとか。ちなみに、アーセナルはもうしばらくロングスローをやるようになっているが、今シーズンでスローインからのゴールはまだない。

……という報道があって、この試合アーセナルのスローインはこれまで以上に注目をされていたのだけど。

あんまり効果が出ているように見えない。

このブログにも何度も書いてきたように、わしはアーセナルのスロウインには非常に不満を持っているファンで、あの遅くて、遅いばかりに成功率を下げているように見えるスロウイン戦術は、ほんとになんとかしてもらいたかった。

それが、この試合。ああ、なんというフラストレイション。あれ、もしリードしていたらtime wastingでカードが出たかもしれない場面が何度も何度もあったよね。とにかくボールを入れるのが遅い。いったい何秒かけるんだという。あんなにイライラさせられるフットボールのプレイもない。

あれを毎試合で観させられるのか。それともここからの進歩があるのか。

どうなるか観てみよう。

 

この試合については以上

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