アーセナルのMD19は、エミレーツでPLウェスト・ハム。ハム様におかれましては、デクラン・ライスの件でほんとうにお世話になりました。
この試合がシーズン前半最後の試合になる。
われらは、ウェスト・ハムにはすでに今年のリーグ・カップで敗けているため、雪辱を果たしたいところ。
現在暫定的にリヴァプールにトップを奪われているため、この試合には必ず勝つ必要がある。2ポインツ差あるので、ドロウではだめ。
年内の試合は、これと、このつぎの大晦日のPLフラム(A)。そして1月は、イングランドでは珍しくウィンターブレイクに入る(※われらはその間にFAカップのリヴァプールがある)。あと2試合、全力で行くしかない。
この試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「エミレーツを揺らしてほしい」
昨日のアルテタの試合前プレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(クリスマスの期間……)
アルテタ:一年のなかでも美しい時間だ。とくに子どもがいれば。われわれには、今年それを楽しむ機会があった。なぜなら、いくらかオフがあったから。そのときをいつもと違うふうに楽しめた。
(チームニュース?……)
まだ何も変わったことはない。カイのサスペンションがあるから、ちょっと人数が足りていないが、それでもまだ多くのプレイできる選手がいる。
(Asia Cupまでに観られる選手たちがいる?……)
チャンスはある。彼らがうまく回復してくれるといいのだが。いま、クラブと彼らのFAのほうで話もしている。
(テーブルのトップにいる気分……)
それと似たようなものだ。PLのトップに行けるチャンスがあるというのは、いつでもよいフィーリング。いかに競争があるかということ。
明日は、とても難しい相手が待っている。自分たちのベストを出す必要がある。
(1月のウィンドウについて……)
それはまたべつの問題。いまは明日の試合の重要性のほうに集中している。そして、フラムがあり、FAカップがある。
(ウェスト・ハムについて……)
とても難しい。彼らはとてもよいチーム。とてもよくコーチされている。彼らの去年の成功は素晴らしかった。彼らは今年も大いに一貫性を示している。彼らはスパーズとマンUを倒し、それが明日の試合の難しさを物語っている。こちらもかなりうまくやらねばならない。
(オーデガードの強み……)
ある選手にある要求するという、そういう試合がある。われわれは、マーティンをチームにある、ある振る舞いをしたりチャレンジしてくる相手に対するニーズとして、起用している。そこは、彼の大きなクオリティ。
彼の守備面はとても素晴らしく、それにはわたしも非常に満足している。それは試合の一部であり、われわれが変化し、進歩を継続していくことになる。
(マーティンにも成長の余地がある?……)
ハードワークし、試合のなかで直面する状況にできるだけ練習する。そして、彼にはそれを繰り返しやることを奨励していく。その点では、彼は世界でもベストのひとりだ。
(ロンドンダービーの3連戦を前にファンにメッセージ……)
まず第一に、今年一年もあなたたちがやってきてくれたすべてに感謝する。チームをサポートしインスパイヤしてくれた。
明日については、どうかステディアムに来てほしいし、揺らしてほしい。チームを応援し、あらためてチームをインスパイヤしてほしい。そして、チームはできるかぎりの全力を出す。
これは今年みなさんの目の前でプレイする最後の試合になるので、特別な時間になる。美しい時間をつくりましょう。
(昨シーズンもこのステイジでトップにいたことから学びがある?……)
そう願う! だが、われわれはそれを毎日証明する必要がある。今シーズンもコンペティションはすごいし、毎試合勝つのがいかに難しいか。
結果も観ているだろうし、appでスコアを観たときの驚きたるや。それがこのリーグの美しさ。
明日、われわれはウェスト・ハムを倒すためにまたかなりうまくやる必要がある。そのあとはフラムへ行く。それがいまのわれわれへの要求だ。
(デイヴィッド・モイーズについて……)
このリーグにいることや、こんなにも長いあいだマネジャーをやること、彼よりも成功すること、それはかんたんではない。彼がそれをやってきたチーム、いかに彼がそれをやってきたか。もちろん、わたしは彼を知っているし、彼のことは大好きだ。彼がわたしにしてくれたすべてにとても感謝している。ともに過ごした時間にも。彼は素晴らしいマネジャーだ。
わたしの意見では、彼はそれをとても特別なやりかたでやってきたのだ。彼は、あまり騒がしいひとではないが、彼がウェスト・ハムで成し遂げたことは際立っている。
(あなたはイングランドで7番めに長くマネジャーをつとめている……)
年を取ったと思う! それには驚いたけど、それはつまりこの仕事がいかに難しいかということなんだろう。数年前はその数字もかなり違っていたし、だが、それがわれわれがいるところのコンテキストだ。つづけてゆこう。
(なぜマルティネリはCLでのほうがゴールとアシストが多いので?……)
ときに意思決定であり、ときにチャンスがあってもポストに当ててしまったり、そういうディーテイルがあり、彼もとてもトライしている。
彼はチームで、とても大きな脅威になれるし、ボールを持っているときだけじゃなく、ボールを持っていないときも。彼が相手のバックラインに与えるプレッシャーもある。彼はチームにとってキープレイヤーだ。
(彼は自信の面で苦しんでいる?……)
ガビーには自信の問題はない!
効率とか、あるいは相手を負かすこと、顔を上げて決断することは、誰にとってももっとも難しいことだったりする。落ち着いたり、ボックスのなかでのタイミングだったり。
(スクワッドデプスについて……)
現時点では、とても難しい。なぜなら、とても足りていないから。この6週間はそれが非常に問題だった。できれば、選手たちには戻ってきてもらいたい。どんなコンディションか、それがいつになるかが問題だ。なぜなら、何人かは長期のケガであり、彼らこそが大いにヴァーサティリティを与えてくれていたものだから。そこが問題なんだ。
(1月の計画……)
われわれには、ターゲッツもいるし、考えもある。もしなにか起これば。スクワッドがどうなるかまだわからないし、それには備えていないと。
非常にトリッキーなマーケットだ。とても早くシフトするし、かなり予想できない。われわれは、準備をし、正しいことをするよう心がける。
(活発なウィンドウにしたい?……)
スクワッドを進歩させることができるなにかがあるなら、ここにいる選手たちだけでは叶えられないニーズがあるなら、そのときはわれわれもそれにオープンになる。だって、強くなりたいから。
(ウェスト・ハムのカウンターアタックをどう止める?……)
彼らは、あるエリアではスペイスをオープンにして、連携がとてもうまい。コントロールするにはとてもトリッキーな相手だ。ボールを失うエリアが非常に重要。
明日は、彼らの強みを無効化するようにして、こちらは自分たちの強みを出してプレイする。
オフィシャルサイトでは伝えられていない会見の後半部分。
(No.9にターゲットマンが必要では?……)
わたしも、ぜひとも毎週5ゴールしてもらいたいね!
わたしは、ゴールはシェアするほうがいい。なぜなら、それが一貫性を維持することになる可能性が高いから。
これが、われわれがやっていることだよ。スクワッドでシェアしているゴールの量はとてもポジティヴ。われわれはもとゴールがほしい。ストライカーからもっとゴールがほしい。それは、チームのなかにあると思う。
わたしはとても満足。ガビ、エディ、そしてレオに50ゴール取ってほしい? そりゃそうだよ。どんなマネジャーだって、毎シーズン50ゴール約束された選手がほしい。だが、それがいないなら、つまりほかのクオリティがあるということだ。となりの選手のクオリティをエンパワするクオリティが。それも非常に重要。
それを見つけるのも育てるのも難しいということもある。思うに、そこに選手はいるし、われわれにもゴールできる選手はいる。去年のチームは、このリーグでも多くのウィンガーやAMがやれないことをやった。彼らを進歩させることがわれわれの仕事だ。彼らからベストを引き出すことが。
もっと選手がほしいとか、もっといい施設がほしいときはある。しかし、われわれはすでにそれがあってラッキーだ。われわれがマネジしなきゃならないことのひとつは、理解だよ。いつもこんなふうに観えるわけじゃないが(望遠鏡をのぞく仕草)、ちょっとした視野で観て、自分たちのいる場所、自分たちがやること、そして実感するかもしれない。「Wow、わたしはなんてラッキーなんだ。われわれはよいぞ」。
われわれはもっとよくなれる。しかし、周囲を見れば、もっと悪くなることだってありえた。