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【マッチプレビュー】24/25 EPL アーセナル vs ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(17/Aug/2024)タイトルに本気な新シーズンのスタート

PL is back!!!

こんにちは。昨日から、ついにPLが始まりましたね。

あれだけ長いオフシーズンもシーズンが再開されれば、あっという間だったみたいに毎年感じるんだけど、今年は夏にEURO、Copa America、オリンピックなどがあって、よけいに短く感じたのかもしれない。代表選手たちはさぞかし忙しかったでしょうな。

さて、24/25シーズンのアーセナルの大事な初戦は、今晩のエミレーツでのウォルヴズ。彼らは、いつの間にかPedro Netoのようなキープレイヤーがいなくなっていたりして、正直あまり苦戦する予感もないが油断はできない。もちろんわれらは勝って新シーズンにはずみをつけたいところである。必勝祈願。なむなむ。

この試合をプレビューしてゆこう。

われらアーセナルにとっては記念すべきシーズンになる予定なので、みんな試合は欠かさずチェックしよう。

今年も一年よろしく!



アルテタの試合前コメント「われわれはピークには程遠い」

昨日行われた試合前記者会見。AFC公式サイトより。

(ジュリアン・ティンバーはフィットしている?……)

アルテタ:ジュリアンは明日のスクワッドに入るだろう。もちろん彼はとてもタフな期間を過ごしてきたが、彼はそれを素晴らしいかたちで利用した。プレイをせずともたくさんのことをやりくりし、たくさんのエリアを進歩させた。彼もそれが自分の役に立ったと感じていると思うし、もう準備もできている。チャンスもある。

(ファビオ・ヴィエラは?……)

彼の状態はチェックするが、大丈夫そうに観えた。

(トミヤスとティアニー?……)

イエス。彼らは数週間かかる。

(ほかのケガ人……)

ノー。あとは大丈夫。

(シーズンのスタートに準備はできている?……)

とても興奮している。何週間もコンペティションから離れていたのは、われわれには長すぎる。チームはやる気まんまんであり、とても熱意も持っている。

とてもチャレンジングなプリシーズンもあった。しかし、それもやりくりし、全員が違うグループ、違うステディアム、違うコンディションに適応しようとしたのは、素晴らしい挑戦だった。われわれは、それらを機会やよき挑戦ととらえた。チームはとてもシャープにみえる。

(サリバが65試合で50勝利とクラブ記録に近づいている……)

イエス。だが、そのためにはウォルヴズという非常にいいチームを倒して権利を得る必要がある。それができるとよいと思う。

(あなたは50勝には77試合かかった……)

以前よりもいまのほうがもっとよくなっている!

(選手たちの気持ちをつねにシャープにしておくメソッドについて……)

それは、内部的に彼らに課している要求だ。どのポジションにおいてプレッシャーがあろうとも、彼らはそれ以上でいなければならない。それが、ここでは毎日到達せねばならないレヴェルなのだ。

チームがそれをやるなら、チームのレヴェルは上がっていくし、全員にその恩恵がある。

(移籍市場について。ミケルはMikelが好き? Merinoについての噂……)

ミケルがミケルって?(笑) わたしがほかの選手について話せないのは知っているはず。

(ミドフィールドを強化したい?……)

昨シーズンが終わったあと述べたように、われわれにはふたつの目標がある。メインでもっとも重要なひとつは、いまも自分たちの選手をとても愛しているということ。だから、彼らを成長させる道を探る。それがメインのことだ。

そして、仮に市場にスクワッドを進歩させる機会があったとしたら、そこは観ていく必要がある。それが、われわれがやろうとしていること。

(このウィンドウではさらに退団する選手がいる?……)

市場は開いているから、そういうこともありうる。可能性はつねにある。

(23/24でクラブ記録を破ったあと、リーグを勝つために必要なことは?……)

そうした記録をさらに更新していき、もっとポインツを重ねること。あれでも十分じゃなかったのだから。われわれが競っているレヴェルは年々高くなっている。われわれは、間違いなくさらに進歩する必要がある。

(リーグを勝つには完璧でいること……)

わたしは、完璧というものが何かはわからない。だが、ここ数年で観てきた数字にとても近いものでなければならない。

(改めてタイトルを争う……)

素晴らしい。先のことを見据えるならば、われわれの行うすべてのこと、全員が熱意にあふれ、成長への意志があり、もっとよくなろう、もっとお互いをプッシュしようとして、勢いを探っていく。

わたしが思うに、全員に必要なことはやる気であり、触発されることだ。毎日新しい発見があり、われわれにはその文化がある。それをつづけたい。

(自分自身のやる気を維持すること……)

周囲を見回して、毎日欠かさずいっしょに働いているひとたちを観る。彼らは準備万端で、仕事にも熱意があり、自分たちのヴィジョンについては無慈悲にもなれる。そして、それがわれわれの達成したいものだ。

そして、当然選手たちも。彼らの毎日のエナジー。何が起きようとも、つねにわたしに笑顔をもたらしてくれる彼らの能力、彼らがわたしの仕事を楽しくしてくれる。そこが最大のやる気。

(ウォルヴズとのテスト……)

とてもタフ。彼らを倒すことはつねに大きな挑戦になる。Gary [O’Neill] と彼のスタッフは、とてもいい仕事をしているし、とても競争力ある試合をする。彼らの攻撃はとてもトリッキーで、いろいろなやりかたでチャンスをつくれる。

われわれもベストである必要があるし、もしそうできるなら試合に勝ついいチャンスがある。

(選手たちのハンガー……)

昨シーズンの最終日、すべての選手たちと集まったとき、彼らがわたしにこう云った。「ぼくらは来年はやります。もっとよくなるし、もっとほしい」と。だから、彼らこそがその野心を駆動するものたちであり、そうなればつねに不可能はなくなる。

(選手とサポーターの絆……)

われわれはさらなる一歩を踏み出す必要があるし、今シーズンは昨シーズンよりもいいものにしなければならない。

初日からわれわれが(雰囲気を)つくりだすことができるなら、われわれは彼らに応援してもらうたくさんの理由を与えなければならない。このチームはきっとそれをすると思う。それに、サポーターもまた反応してくれるはず。

先日のリヨンでもすでに信じられないものがあった。だから、明日もまた大きなやつを期待している。

(新たにタイトルへの挑戦を前にしている気分は?……)

繰り返すように、とても興奮している! まるでいちばん高い山にこれから登ろうとしているようなもの。ここは世界でもっとも難しいリーグであり、毎日それを狙う同じ野心をもったたくさんのものたちに囲まれている。われわれも間違いなく狙っていく。

(選手たちが自分たち自身でフィットしようと心がけている……)

昨シーズンは、それはわれわれにとり大きな問題だった。人数がとても足りていなかった。ありがたいことに、ベン、ウィリアム、ガビみんながシーズン全体でほとんどフィットしていた。

しかし、それを2シーズン連続でつづけることはできない。要求は高くなるし、試合も多いから。

(タイトルを勝つためにあなたも自分にプレッシャーをかけている?……)

わたしには、それはもっとよくなろうという熱意だ。そしていつタスクが済むか。最後のそれは勝つこと! われわれは自分たちのやるべきことのプロセスに集中しており、それを達成するために全力を尽くしている。それが、われわれが自分たち自身に課している要求。

(去年よりさらによくなること……)

わたしに云わせれば、あれは完璧からは遠いし、チームはまだまだ到達すべきレヴェルがある。それを信じる理由が必要なのだ。なぜなら、わたしはすでに毎日のトレイニングや試合でも観ているから。まだ成長の余地がかなりある。

(ストライカーを買うために投資をせねばならない?……)

われわれには、すでにグレイトなストライカーたちがいるよ。グレイトな攻撃ラインがある。

(ベン・ホワイトはイングランドスクワッドに復帰する?……)

それはイングランドのマネジャーとベンへの質問だ。もしそれがベン・ホワイトの望みなら、わたしは彼が喜ぶ姿を観たいね。

(PGMOLがセットピースまわりのルールを変更している件……)

われわれは、つねにPLが決めているルールのなかでプレイしようとしているし、同時に効率的にやろうとしている。

(キーラン・ティアニーのケガについてと移籍の憶測……)

彼は回復に集中する必要がある。彼にはまたタフな時間になっているが。われわれは、彼を支援に努めねばならない。

(ほかのクラブと比べてEUROから早く戻った選手たち……)

みんなシーズンを通して異なる計画を持っていると思う。休暇を与えたり、トレイニングセッションは、われわれは自分たちが正しいことをしていると考えているし、それは選手と共有された意見だった。みなにとり正しいスケジュールにするために。

ウィリアムがちょっと違ったのは、彼のプレイした試合の量があるから。

(イーサン・ワニエリやマイルズ・ルイスケリーのような今シーズンのオプション……)

イエス。そうだね。それにジュリアン・ティンバーもいる。彼は11ヶ月離脱していたのだから、彼もそのひとり。マイルズはたくさん試合でプレイしているし、イーサンもエイデンもプリシーズンではよくプレイした。

そうしたことが、彼らにいかに自分たちが優秀かを理解させるプラットフォームになる。現在のスクワッドのなかのオプションになる。彼らは間違いなくわれわれとトレイニングしていくことになる。

(あのような若い選手たちがグループに入っていくのは何か変化があった?……)

わたしがもっとも気に入っているのは、彼らの姿勢。パーソナリティや彼らのトレイニングでの競いかた。われわれは、彼らをとても難しい状況に入れいているが、彼らはそれによく反応している。

それは彼らの居場所をみるための素晴らしいテストだった。彼らはとてもいい場所にいると思う。

(選手たちの良さを引き出す……)

わたしとコーチングスタッフたちがメインに集中しているのは、選手たちを進歩させ、わずかな差に集中すること。まだ彼らが夢にすら観ていないようなレヴェルをどうにかして見つけてもらう。

それがわれわれのやらねばならぬことであり、もしわれわれのチームやアカデミーにそれがないのなら、追加してやる必要がある。

リクルートはそのあとだ。

(最終日から今シーズンまで選手たちがいかに早く切り替えたか……)

同じ夜だ。みんな同じこと話していた。そこに立ち止まらず、もっと多くを求めていく。われわれは、自分たちのどこがもっとよくなれるかわかっている。

(苦痛をやる気に利用する……)

ほかの誰かが自分たちより優秀なことを認めねばならないときはある。それがスポーツ。われわれは、相手がいまたどり着いているところにたどり着きたいし、そこにとても触発される。

(新シーズンに向けてのサポート……)

USではステディアムでもすごい応援があり素晴らしかった。あれは、サポーターから選手に伝達することができるということを物語るものだ。われわれの直近2試合のホーム試合、レヴァークーゼンとリヨンも素晴らしかった。

だから、わたしはさらなるレヴェルを期待する。それはチームにとりとても大きなブーストになるはず。

(プリシーズンの結果から自信を得ている……)

ここからは試合ごとにやっていく必要がある。われわれは、もっとも難しいリーグでポインツを競っている。自分たちは去年よりもよくなっていると証明していく必要がある。

新シーズンだから、記者会見の書き起こしも長いなあと思ったら、なんとまだつづきがある。ボスは20分以上しゃべったようだ。おしゃべり好きだなあ。

昨シーズンの試合プレビュー同様、会見後半はサマリだけでお茶をにごさせていただこう。ごめんね。

  • Competitive animal: I do my best and try to learn from everything.
  • If you see no margins, maybe one day. I don’t see it that way.
  • What else do you need?: A lot. How I see certain things, I have to improve a lot.
  • What is perfection?: I don’t know, an infinite team. A team that has no roof.
  • The only thing we can ask of ourselves is maximising our potential. That’s what we can do.
  • Do you have to have a trophy this season?: I would love to.
  • Hard not to have one?: I can’t think about that today.
  • Consistent every month?: Yes. For sure there’s a moment we lose, then we have to analyse.
  • One game after 20 minutes it should’ve been 4-0 and we lost 2-0.
  • Havertz and Jesus: One of the biggest thing in that sport is mentality. Kai showed that. You see that person is so willing.
  • How close is Arsenal to their peak?: I don’t see that yet. We’re still far.
  • I think it’s going to be a really competitive league. New coaches, stronger teams and consistency.
  • Man City charge distractions: no distraction.
  • Promise to fans?: Try to be better and improve the players.

以上

ミケル顔やけた? 毎日外にいればそうなるか。

Mikel Merino最新情報

今回の会見では、しばらく話題になっているソシエダのMikel Merinoについて、ある記者から「Does Mikel like Mikel?」(ミケルはミケルが好きなんですか?)と謎かけのような質問。もちろんアルテタも彼の云いたいことはわかって、笑いを誘っていた。

昨日の時点では、ファブ・ロマーノやGary Jacobs(※GoodなほうのJacobsでおぼえよう)といった信頼できるジャーナリストたちが交渉の進捗をリポート。どうやらついにクラブ間でもほぼ合意した様子である。金額は€35m(約£30m)。

アーセナルの€30mという最初のオファーが断られたとき、ソシエダは残り契約1年の28才に過大な要求をしているとアーセナルファンは憤っていたが、結局着地した金額はそこからさほど遠くないものであり、交渉を無駄に長引かせるよりはよかったんじゃないだろうか。

夏ウィンドウはまだ開いている。さっそく、次が気になる。

新シーズンからセットピースやVARなどのルールが変更される

会見でも質問が出ているこの件。今シーズンも大小いろいろなルール調整があるなか、アーセナルとしてはセットピースのルール変更で大きな影響があるんじゃないかと云われている。攻撃側選手がGKの動きを妨げる行為は厳しく罰せられることになるという。

セットプレイでの妨害といえば、ベンジャミン・ホワイトが相手GKの前後をうろつき、動きをブロックしたり、ときにはグローブにちょっかいを出すようなdark arts的アプローチ(笑)が明らかにルーティーンに含まれていただろう。そして、実際それがかなり効果的だった。

実際始まってみないとわからないが、それができないとGKが自由に動くことができ、そうなればさすがにアーセナルのセットピースの成功率は下がるかもしれない。

そのほかのルール変更について、いくつか主要なものだけ。

まずVAR。去年の反省を踏まえて、事案についてスタジアムのスクリーンにすぐに写したり、あるいはTWなどのソーシャルメディアによるリアルタイムの情報発信などを行っていく。確認に時間がかかりすぎることで、ファンのUXを損ねないための施策。

またVARは、今後レフリーの主観的判断には介入せず、「clear and ovbious」なエラーにだけ介入するとしている。それが、これまでと何が違うのかよくわからないが、とにかくVARをより限定的に使用したいようだ。なんでも首をつっこまない。やぶ蛇回避。

そこで「referee’s call(レフリーズコール)」という新たな用語が使われる。これはピッチ上のレフリーが決めたこと(で絶対である)という宣言みたいな。これは、試合のなかで頻出しそうな予感がある。

つぎにEURO2024でも導入された「半自動オフサイド」。これはPLでは初。Semi-automated offside technologyから「SOAT」と呼ばれるようだ。しかしSOATはまだ試験段階ということもあり、シーズンスタートからの導入ではなく、どこかのブレイクのあとが予定されている。

つづいてハンドボールのルール。選手が倒れたとき身体を支えるための腕にボールが当たったときなどは、今後はハンドボールを取られないなど。去年ハンドボールによるペナルティが多すぎだったゆえの処置らしい。ボックス内で偶然ボールに手や腕が当たったくらいではペナルティを取られなくなる。

あとは、去年それまでと大きく変わった「ワールドカップ式」のかなり長い追加タイム。今年から、ゴールセレブレイションに30秒間が許可されるという。その時間は追加タイムとして追加されない。

あとあれだ。これまでキックオフの60分前に発表されてきたチームニュースが75分前の解禁になるので、知らないとおかしなタイミングであなたのTLにチームニュースが並ぶことになる。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

One Commnet on “【マッチプレビュー】24/25 EPL アーセナル vs ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(17/Aug/2024)タイトルに本気な新シーズンのスタート

  1. いよいよシーズン開幕ですね。今シーズンも色々なエントリー楽しみにしています。

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