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最近のアーセナルニュースまとめ(18/Nov/2024)ベンジャミンの手術、エミレーツ拡張、ワニエリ&MLS大活躍……

よっす。

IBもやっと半分が終わったところ。シーズン中の期間としては、一年でいちばん静かなんじゃないかというくらい話題も少なく、アーセナルライフはさすがに退屈っすな。

とはいえ、大きな話題にならないようなニュースはいくつかあるので、ここでそれをまとめておこう。

まずは、選手のケガ関連から。



ベンジャミン・ホワイトが手術を決断。新年に復帰か? 代表復帰も?

ニュースというにはすでに旬を過ぎてしまったが。

Ben White: Arsenal defender undergoes minor surgical procedure on joint issue

ベニー・ブランコことベン・ホワイトが、ヒザ関節(knee joint)の不快感を解消するために軽い手術を受けたという。なんと。

こうなれば、すでにバックラインに複数の離脱者が出ているアーセナルでさらなる打撃は免れないものの、ホワイトのケガは長らくつづいていたもので、なるべくスクワッドに負担のかからないタイミングを選んで手術に踏み切ったようだ。

云われてみれば、彼はずっとケガした状態でプレイをつづけていると、だいぶ前から云われていたので、いずれこうなることは避けられなかったのかもしれない。いわゆるヒザに爆弾を抱えている的な。だましだましな状況。最近もプレイしたりしなかったりを繰り返していた。

復帰までの期間は、6週間と伝えているメディアが多いようだ。あるいは6-8週間。11月中旬からその期間となれば、ちょうど年明けくらいの復帰が想定される。つまり年内の復帰は絶望的。OMG.

IB開けにはカラフィオーリ復帰のうわさもあるし、ファンのあいだではトミヤス待望論も根強い。今週彼らの明るいニュースが聞けるといんだが。このふたりのうちひとりでも戻れば、FBもなんとかレギュラーのクオリティは保てる。

ちなみに、アーセナルはPLのGW11までに、スターティングのバック4の組み合わせが7つもあったのだとか。レギュラーが誰もケガしていなければ、1種類だってありえただろうに。それだけDFに故障者が続出していた苦しい時期だった。

ベン・ホワイトといえば、先週はイングランドNTの招集についても話題になっていた。来年1月からイングランドNTのヘッドコーチに就任することが決まっているThomas Tuchelの下、彼も今度は招集を断らないのではないかという。

もともと彼は、Gareth SouthgateのアシスタントだったSteve Hollandと仲違いしたと云われ、それ以降イングランドNTとは「招集しないでほしい」と自ら距離を置いていた状況だが、Tuchelから声がかかればそれに応じるか。

彼ほどのクオリティの選手がナショナルチームでプレイしないのはクラブとしてはありがたいが、ふつう選手にとり国のためにプレイすることは名誉。行くなら行くで、ファンとしても誇らしくはある。

レオ・トロサールが代表試合で負傷

これは昨日のニュース。

ベルジャンNTのイスラエル戦でスタートしたトロサールだが、わずか37分で交代になった。いくつかのメディアの記事を観ても、何が起きたかについては詳細は書かれておらず不明。だが、交代前にはぎこちない動きをしていたというので、やはりケガの可能性が高いようだ。

あるファンによると、彼は足を踏まれたんじゃないかという。試合が始まって5分ですでにベンチをちらちら観ながら歩いてしまっていたし、交代のときはもう走れなくなっていたという。

いうまでもなく、トロサールは、WG、CF、AMでプレイできるヴァーサティリティゆえに、いないとかなり困る選手。間違いなくアルテタはかなり彼に助けられている。

今回ライスとともに代表を辞退したサカが週末までに復帰できないようなら、トロサールの離脱はチームにとってそうとうな打撃になる。軽傷であることを祈ろう。幸いにも週末までまだ時間はある。

先週は、アーセナルが契約延長を目指しているとニュースになっていたトロサール。彼との契約は2026年までなので、交渉のタイミングではある。先日のチェルシーでは、最後の最後でやらかしてしまったり(おれはあれは責められないと思うけど)、このところはあまり最高のパフォーマンスは見せてくれていないが、いずれ期待に応えてくれるはず。なぜなら、彼はそういう選手だから。来月にはもう30才になるものの、サウジリーグで余生を過ごすにはまだまだ早い。

シティのFFP違反が証明されれば、アーセナル含めPLのライバルたちがシティに損害賠償を請求へ

シティに4つのライバルクラブというのは、マンU、リヴァプール、アーセナル、ToT。

先週この4つのクラブは、いまだに結論が出ていないマンシティの訴訟に対して、彼らの重大なFFP違反が認められれば訴訟を起こすことを正式に表明したという。裁判が長引いて時効となる前に、いま法的な行動に移ったということ。

彼らは、不正をしていたシティのおかげで、クラブが国内リーグやヨーロッパのコンペティションで失った収入は補償されるべきと主張し、その額は、すくなくとも£100m以上になると見込まれているようだ。

シティの不正は過去9シーズンにもわたるということで、その間に彼らの影響を受けたクラブと考えれば、この4つのクラブだけでなく、今後PLのほかのクラブや、またPLから降格したクラブなどからも訴えられるかもしれないと考えると、事態は混迷を極めそうである。そして混迷を極めそうだから、シティをおとがめなしにします。そういう決断になったりして。

シティの裁判は、最後には「メガバンクは倒産させられない」みたいな結論になりそうで怖い。

アーセナルFCへの公開レター「性暴力に反対します」

先週、『BBC News』が以下のような記事を公開していたのはご存知だろうか。「PL選手がレイプ容疑に問われている」。

Premier League footballer questioned over rape claims

PLのあるフットボーラーが、女性3人を強姦し、4人めに性的暴行を加えた容疑で、現在警察が取り調べを行っているという(この4人めのケイスについては11月7日に本人が警察へ出頭したばかり。本人は不正行為を否定している)。そして、その選手はいまもPLでプレイをつづけている。被害者のひとりは自殺をはかり、またべつの女性は最初の告発で選手がプレイを停止させられていれば、自分は被害に会っていなかったはずと述べた。

この記事で衝撃的だったのは、2020から現在まで、PL20チーム中、7つのクラブの選手あるいはマネジャーが性的暴行で警察の捜査を受けているということ。

FAやPLは、性暴力を非常に重く受け止めているというが、これでは。

そんななか、アーセナルサポーター有志が、フットボール世界で性的暴行が容認されているに等しい現実を憂えて、AFCに向けオープンレターを送った。

Arsenal Supporters Against Sexual Violence

このなかで、サポーター有志がオーナーシップ、ボードメンバーに要求しているのは以下。

  • サポーター、プレミアリーグ、被害者に明確なコミュニケイションの提供(透明性)
  • 刑事犯罪の捜査を受けている個人をプレイ停止させるという誠実な約束
  • 被害者とその家族に具体的な支援の提供

これまでにこのオープンレターに対するクラブからの返答はないようだ。

エミレーツスタジアムを8万人収容に

アーセナルのニュースを珍しく経済誌『Bloomberg Business』がブレイキング。

まだ議論は始まったばかりの初期のステージながら、アーセナルでエミレーツ・スタジアムの現在6万人のキャパシティを33%増設して、8万人近く収容できる大型スタジアムに改修するプランがあるという。

現在イングランドで最大のフットボールスタジアムを持つクラブは、マンU(オールド・トラフォードで74,876人収容)というので、8万人規模のスタジアムを持てば、英国で最大のスタジアムを持つクラブになる。※ちなみにウェンブリーのキャパシティは9万人

これによって、AFCは大幅なマッチデイ収入の増加が見込める。Bloombergによれば、22/23シーズン実績の£79mから29%増の£103mにも達するという。もともとアーセナルは総収入におけるマッチデイ収入の割合が多かったクラブで(だからCovid時代はきつかった)、そろそろ竣工から20年というスタジアムの老朽化への対応にキャパシティ増が検討されるのは、理にかなっているといえる。

下のグラフィックは集客トップ50クラブで、アーセナルは13位。これを観るとわかるようにスタジアムの大きさと集客力はだいたい等しく、アーセナルの場合毎回のホーム試合が満員で60.3kというキャパシティが頭打ちになっているため、客席増で観客増は当然期待できる。80kのキャパなら、イングランドでトップというだけでなくほとんど世界一になれる。BVBは越えられないか。81.4kが満席ってどんだけ。

プリシーズンで観たアメリカのSo-fiステディアムみたいな近代的施設なども含めて、新しいエミレーツを楽しみにしておこう。

ワニエリ&MLS大活躍

イーサン・ワニエリが、ひきつづきイングランドユースで大活躍している。

彼の今年のナショナルチーム(U-19)でのスタッツを観てほしい。8試合でG6 A1。GAどちらもなかった試合はオランダU19の1試合しかない。それと、このうち3試合ではキャプテンを務めている。

クラブではもちろん、カラバオカップのボルトンとプレストンでG3。

AM(8/10)として、チャンスメイカーというより、自分でゴールを決めているというのが、彼の特長をあらわしているようだ。

こうした数字を観るに、イングランドU-19、カラバオカップスクワッド、どちらも彼のレベルはすでにもう一段階上なんじゃないかと思わずにいられない。

それと、おとといのワニエリがゴールしたブルガリア。この試合はMLSことマイルズ・ルイス・スケリーも大活躍。試合のMOTMは彼だったという。

ワニエリのゴールをアシストしたのもMLS。彼はNo.6でプレイしており、この短いハイライトでもフィジカリティやパスなど非凡なプレイが垣間見られる。

アーセナルのシニアチームではもっぱらLBとして起用されているMLSだが、ユースチームでは基本的にCM/DMでプレイしてきた選手ということで、アルテタの下で将来的にポジションの変更があるかどうか興味深い。

 

おわり



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