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最近のアーセナルニュース(2/Jul/2025)ケパの発表、Eze、Madueke、スーパードライその他……

7月に入って、昨日はそろそろ彼の発表があるかなあと頻繁にアーセナル公式TWをチェックしていた。

そして、今朝起きたらセカンドGKのほうが先に発表されていたでござる。めでたし。

それとここ数日もりあがっている話題もあったりするので、前回のニュースまとめからあまり時間はたっていないが、今回もアーセナルニュースのまとめをおとどけしよう!



アーセナルがGKケパ・アリザバラガの獲得を発表!

Kepa Arrizabalaga signs for Arsenal

しばらく前から移籍は決定的と云われていて、ついに発表となったKepa Arrizabalaga. わしは彼の名前は雑な記憶でなんとなく「ケパ・アスピリクエタ」だと思っていた。なんとアスピリクエタは別人だったという。アリザバラガでいいのか? トゲトゲした語感で、ちょっと氷系魔法みたいな名前である。

アーセナルにとっては待望のセカンドGK。しかも、ラヤにチャレンジできるクオリティと経験、実績あり。昨シーズンはボーンマスの好調を支えたひとりでもある。30才はまだまだいけるじゃないか。チェルシーはなぜに£5mみたいなRCを設定したのかと思うほど。

またしてもチェルシーからの獲得というのはあまりうれしくはないが、まあどうでもよし。われらのチームに貢献してくれれば最高だろう。

以下、AFC公式サイトより引用。

スペイン代表GKのケパ・アリザバラガがクラブに加入しました

この30才は、これまでさまざまなクラブとスペインでいくつものオナーズを勝ち取ってきた。そして、PLでの経験は140試合と経験も非常に豊富。

ケパはチェルシーからやってきて、われわれのGKユニットを補強するためにクラブに加入する。この直近2シーズンはレアル・マドリッド、ボーンマスでのローンで過ごした。

彼はスペイン北部のアスレチック・ビルバオでキャリアを始めた。10才のときにアカデミーに入りBasconiaとBilbao Athleticでの期間を経てファーストチームへ。彼はまたアスレチック・クラブでトップGKのひとりとしての評価を高める前には、PonferradinaとReal Valladolidでもローンでプレイした。

2018年8月、ケパは世界でもっとも高価なGKとしてチェルシーに加入。ウェストロンドンではUCL、UEL、UEFAスーパーカップ、CWCを勝った。

23/24シーズン、彼はレアル・マドリッドにローンで加わるためにスペインに戻ると、UCLとSpanish Super Cupの勝利に貢献。昨シーズンは、ボーンマスで35試合でプレイした。

ユースレヴェルでスペイン代表を経て、2017年11月には5-0勝利したコスタリカ戦でシニアデビュー。その後NTでは13試合でプレイしており、2023年にはUEFAネイションズリーグを勝っている。

AFCのえらいひとたちのコメンツ。

ベルタ:われわれは、ケパがアーセナルファミリーに加わったことにとても興奮している。彼は経験豊富な選手であり、すでにいくつものメジャートロフィを勝ち取った選手でもある。彼がグループに加わりクラブに貢献するのが待ち切れない。

ケパもアーセナルでワクワクする時間が訪れることがわかっている。そして、われわれも彼がウィニングメンタリティをチームにもたらす選手だとわかっている。われわれは、彼と彼の家族をクラブに歓迎する。彼が選手やスタッフと会うときのことが楽しみだ。

アルテタ:われわれはケパの加入をとてもうれしく思う。彼は最近のシーズンでも何度も対戦し、われわれがよく知る選手。彼は経験をもたらし、それはチームメイトたちも恩恵を受けるはず。そして、彼自身も勝利にとても飢えた漢。

ケパのハードワークは、われわれのレヴェルを上げるだろう。彼はすでにチームメイトの何人かを知っており、きっと完璧にチームにフィットする。われわれは、彼の今後に非常に興奮している。

発表と同時に彼のナンバー13も発表されている。ちなみに、「13」という数字についてはスペインではセカンドGKがつけるナンバーとしてふつうらしい。ファーストが1でサードが25。縁起の悪い数字みたいなことはあまり気にしないようである。

ケパのファーストインタビュー「ラヤとポジションを競う」

公式サイトの書き起こし部分だけ。

ケパ:ぼくらは勝つためにここにいる。ぼくらにはグレイトなチームがあるんじゃないかな。グレイトなスタッフもいるし、ベストな施設もある。だから、新シーズンに成功するために備えなければならない。

ミケルとイニャキ(カーナ ※GKコーチ)と話したとき、彼らはぼくに勝利へのこだわりを示してくれたんだ。野心、どれほど進歩したいか、どれほど成長したいか。そして、ぼくはそれを助けるためにここに来た。プッシュしてもっと勝てるように。

カイとも話したんだ。そのときマーティンもいっしょにいたから、いっしょに話した。いいおしゃべりだったよ。そこで彼らは、もうここでのものごとの動き方やいまの更衣室での雰囲気の良さなんかを説明しだした。だから、ぼくも加入が待ち切れなくなった。

(スペインNTでのチームメイトであるラヤ)彼は素晴らしいGKだ。彼とぼくにはとてもいい関係がある。ぼくらは競い、ともにトレインし、ともに長いときを過ごすはずだ。ほかのすべてのポジション同様、ぼくらにも競争がある。でも、目標は勝つことだけ。ベストなひとりになることだけだ。

(2012年にビルバオユースのひとりとしてアーセナルユースと対戦)サンティ・カソルラだね。彼がここにいたのを思い出す。ぼくはアスレチック・クラブの一員としてここに来たんだ。ぼくらはこのステディアムに来て、クラブのショップに彼のTシャツがあったのをおぼえてる。もうだいぶ昔の記憶だ。

(アーセナルとの対戦)ぼくは敵としてここに来ていたけど、雰囲気は美しかった。もちろん、大きなステディアムだし、トップステディアム。ファンもすごく多い。外側から見ても、彼らがどれほどクラブを愛しているかがわかる。どれだけクラブと選手を応援しているか。その応援がいまは自分の後ろにあると思うと素晴らしい。

移籍してきて最初のインタビューで、アーセナルのチームについてWeではなくついTheyと云ってしまう選手もなかにはいるが、このひとは最初からWe。さすがである。

ケパの驚きの移籍金、契約期間、給与

今回のもろもろの条件について。

まず移籍金が、彼の契約に設定されていたというRCの£5m。これは驚きのディスカウントプライス。今日日この金額で買えるまともな選手がいるだろうか。

この2年、CHEは彼を2年連続でローンに出していたことからも、クラブが彼に満足していなかったのは明白であるが、£5mのようなRC設定はさすがに彼らもやっちまったと思っているかもしれない。トップクラブなら2倍か3倍でも支払ったんじゃないか。とくに昨シーズンのボーンマスでのパフォーマンスのあとでは。これはこの夏ウィンドウで宿敵アーセナルをサポートしたようなもの。

今回よく取りざたされているのが、かつて彼のために支払われた移籍金。18/19シーズンにチェルシーが彼に投じた移籍金が、€80m(£72m)。この記録は7年たったいまもGKの移籍金として最高額という。それがこの金額に。仮にすでにトップGKのひとりではなかったとしても安すぎる。

ちなみに高額GKの2位はLIVのAlissonで£67m。3位がマンUのOnanaで£50mということ。アウトフィールド選手ではどんどんインフレして100m超えも珍しくない昨今ながら、このような金額で落ち着いているのは、いかにGKのマーケットが特殊かということなんだろう。

契約期間は、2028年までの3年。これも悪くない。アーセナルで彼がうまくいけば契約を延長すればよいし、そうでなければ短期のつきあいで終われる。低リスク。7年契約?して痛い目を観たCHEとは大違い。

給与については、具体的な金額は明かされていないが、FBRefによれば24/25のボーンマス(ローン)での給与が£75kpwとある。それと大差ない金額なら、アーセナルとしてはもちろん悪くない。

The Athleticの記事によると、彼は去年チェルシーと2026年までの契約を1年延長したときに、かなり給与削減を受け入れたという。だから、もともとはもっと高かったのだろう。

アーセナルにとっては、かなりコストパフォーマンスのいい条件の契約になった。

ケパのプロファイル

いちおうおさらいしておこう。以下TMより。もちろんすでにTMでは彼はアーセナルの選手になっている。あいかわらず仕事が早い。

  • Date of birth/Age: Oct 3, 1994 (30)
  • Place of birth: Ondarroa Spain
  • Height: 1,88 m
  • Citizenship: Spain
  • Position: Goalkeeper
  • Foot: right
  • Player agent: AC Talent

30才。ラヤが29才なので1才しか違わない。

身長は188cm。顔が小さいからかすごく長身に見えるが、GKとしてそこまで長身というわけでもなかった。しかしラヤが183cmしかないので、この5cmはけっこう大きいかもしれない。

国籍はスペイン。ZubimendiやMosqueraもスペイン人ということを考えると、アーセナルのスパニッシュ濃度がますます上がっている。かつてフレンチアーセナルであり、ジャーマンアーセナルになろうとしていた時期もあり。いまはスパニッシュアーセナルになってきた。

ケパがアーセナルにもたらすもの

いちばん大きなものはやはり経験。スペインとイングランドのトップリーグで10年以上プレイしており、その間にはメジャーなトロフィも取っている。若い選手が多いアーセナルのスクワッドのなかでは、当然貴重なパーソナリティ。

それと、アーセナルとしてはラヤに挑戦できるセカンドGKというのが大きい。去年のセカンドだったネトは、残念ながらアルテタもファーストのポジションを競えるGKとは見ていなかったんだろう。カップタイドでカラバオカップでもプレイできず、その他のカップ戦でも機会はほぼなかった。完全に万が一のときだけのバックアップだった。そういう意味では、今シーズンからのケパはもっと存在感がありそうに思える。

そのいっぽうで、もちろん懸念がないわけでもない。

かつての移籍金が示すとおり、彼の全盛期は世界最高のGKのひとり(として期待されたはず)で、それから時間がたっていまこうなっているのは、この間の彼のパフォーマンスがあったからだろう。それが、今後それが劇的に上向くと期待するのは楽観的すぎるかもしれない。

ただ、昨シーズンのボーンマスでのプレイを観ていたかぎりでは、あまり心配はしなくてもよさそうに思える。PLやUCLの重要な試合ではラヤがプレイするとして、セカンドGKとしては十分。

PL謹製、昨シーズンのケパのパフォーマンスまとめ。いいじゃない。

ラヤ
ケパ

まあ、全般的にラヤには劣るか。こうしてみるとラヤのクロスストップ(上位3%)はすげえな。

ケパには、CHEサポの皆さんがぐぬぬとなってしまったハヴァーツの再現を期待したいね。

ケパよ、Welcome to The Arsenalだっ!

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